QuantumBreak 2016-05-01 04-41-08-307
 ただし鬼重いので要注意



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Windows10のWindowsStore独占タイトルとして4月に発売された「Quantum Break」 PC版ですが、ゲーム自体は好評なものの画質やプレイ環境回りでいくつか不具合があり、昨日27GBの大型アップデートが配信されました。
(修正された不具合やPC版限定で報告されている不具合についてはこちらの記事で)

ちなみに修正パッチには動画は含まれず、既存のゲームファイルとの置き換え形式のようで、修正適用後のゲームサイズは67GB程度でした。

アプデでスタートメニューにも「ゲーム終了」ボタンが設置されました。
QuantumBreak 2016-05-01 04-57-53-920

またグラフィック設定における注目点としてはアップコンバート機能の無効化が実装されました。
アップデート前はレンダリング解像度については常にグラフィック設定で選択した解像度の2/3の解像度でレンダリングして、設定された解像度に拡大したものを4xMSAAのアンチエイリアスを適用して表示解像度としていたようで、フルHDなら720P、WQHDなら1706×960がレンダリング解像度になっていました。
今回のアップデートでこのアプコン昨日を無効化して表示解像度のネイティブな解像度でレンダリングできるようになりましたので、早速、フルHD・最高設定で画質比較をしてみました。(画像クリックで大きい画像を見れます。)

ネイティブ
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アプコン
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ネイティブ
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アプコン
QuantumBreak 2016-05-01 04-55-19-711

ご覧のようにアプコンを無効化してネイティブ解像度でレンダリングすることで細部がクッキリしてきます。しかしながらネイティブレンダリングは鬼のように重いです。フルHDの最高設定ですら、FuryX相当にOCしたR9 NANOと6700Kでかなりカクカクして、展開の早い時間操作バトルなどはプレイは無理でした。

マルチGPUにはゲームエンジンの都合で対応が不可能と報告されており、シングルGPUでなんとかしないといけません。Quantum Break PC版はAMDグラボのほうが高パフォーマンスであり、現行のフラッグシップであるFuryシリーズですらカクカクするのですが、2016年はAMDはワッパを改良したメインストリームやモバイル向けGPUのみを投入すると公表しており、事実上、2016年内にフルHD・最高設定のネイティブ解像度でプレイするのは無理そうです。

追記――
980tiならフルHD・最高設定のアプコンOFFでも普通に動くのだそうな。(FPSがどの程度出ているのかは不明)

グラボ別ベンチではFuryシリーズ>980tiとなっていたので、アプデでNVIDIAグラボへの最適化もされているのかもしれません。マイクロソフトが対応すればOSDモニタでFPSとかも取得できるようになるはずなので、早く対応されるのを期待したい。



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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