
Dxtoryを使えば4K・60FPSなど高解像度でも高画質で録画可能
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2016年に入ってDirectX12対応ゲームがリリースされており、大型タイトルは5月現在、「Geras of War:UE」、「Hitman2016」、「Rise of the Tomb Raider」、「Quantum Break」、「Forza Motorsport 6:Apex」などがあります。しかしながらDirectX12は既存のDX9やDX11との互換性に大きな問題があり、既存のソフトではプレイ動画の撮影ができず、OSDモニタが使えなかったり、V-Syncが強制だったりとユーザーにとって不便な点が多いです。
一応マイクロソフトも対応を表明していますが、ユーザーとしは悠長に待ってもいられないので現時点での対策をいくつか紹介していきます。
・吉報。Windows10で動作するDirectX12やXBOXのゲームは5月にはV-Syncの無効化に対応。将来的にOSDソフトやMODも利用可能に。
(最終更新日時:5月5日)
プレイ動画の録画方法ですが、DirectX12ゲームでは今のところ「XBOXアプリ」か「Dxtory」を使うことで録画が可能になっています。2つの方法にはそれぞれ良い所と悪い所があります。
【XBOXアプリ】
・Windows StoreのDirectX12ゲームのスクショ撮影とプレイ動画の録画をする方法
良い所
OSDで録画状態を確認できる。
XBOX ONEコンを使っている場合、XBOXボタンからも操作できる。
録画が安定している。
悪い所
フルHD・30FPSが上限になっていて、画質もあまり良くない。
【Dxtory】
・DxtoryはWindowsStoreのDirectX12対応ゲームを録画可能
・4KやWQHDの高解像度プレイ動画を「Dxtory」と「x264vfw」で録画する方法
・HDMI音声出力分離機「アイシル HDMI-AEX」を購入。
Windows10のXBOXアプリで録画しながら高音質の音声を聞いてプレイが可能に
良い所
4KやWQHD、60FPSにも対応している。
OSDモニタで録画状況だけでなく、FPSも確認できる。(DX12では現在唯一可能)
x264コーデックのリアルタイムエンコで圧縮しながら保存できる。
悪い所
高画質なだけあってCPUリソースをかなり使う。i7かi7-ExのCPU推奨
音ズレ防止のために一手間必要
注意点
無料版ではロゴが入るので、録画目的の場合は有料版(4000円くらい)の購入が必要
ライセンスはインスト辺りではなく利用者あたりなので1つ買っておけば複数PCで使える。

手軽にやるなら【XBOXアプリ】、画質を求めるなら【Dxtory】で良いと思います。
以下ではDxtoryを使った場合デフォルトの音源取得では3分以上の動画では音ズレが発生するため、対策方法を紹介します。
まず音ズレについてですが根本的な原因はわかっていないのですがどういう現象で音がズレるのかは検証でわかりました。外部のストップウォッチで測って実際の時間で7分間ほどの録画を行ったところ、動画部分は7分間ちょうどだったのですが、音源部分は録画した動画に該当する部分が6分55秒ほどに圧縮されていました。足りない5秒はどうなったかというと、録画のストップボタンを押した後5秒間程度の音源をそのまま継ぎ足していたようです。
このズレ方については管理人の技術では直接修正は不可能だったので、Dxtoryでは動画のみを録画して、その部分の音源については別のソフトを使い、動画と音源を後からミックスするという手法をとりました。
音源の取得に使ったのはショートカットキーで録音のオンオフが可能でフリーな「Moo0 ボイス録音器」です。
DL先:http://jpn.moo0.com/?top=http://jpn.moo0.com/software/VoiceRecorder/
日本語にも対応していてインストールなどは簡単なので省略します。
起動したら、保存形式を「wav」に変更します。また保存先もお好みの場所(動画の保存先と一緒にすると後々楽になります。)に変更します。

「Moo0 ボイス録音器」の録音開始・停止のショートカットキーは「Ctrl+Space」になっているので、「Dxtory」の録画開始・停止のショートカットキーを「Ctrl+Space」に変更してください。
またDxtoryのサウンド設定タブから「サウンドを記録」のチェックボックスを外してください。
あとはゲームを希望して録画開始・停止したい時に「Ctrl+Space」を押せば、「Dxtory」の動画撮影と「Moo0 ボイス録音器」の音声録音を同期して動作させることが可能になります。
ちなみに管理人はx264コーデックを次のように設定しています。6700Kなら特に問題なく動作しました。

録画・録音が完了したら、Dxtoryに付属している「AVIMux」というソフトを起動します。ウィンドウ右上の追加から動画ファイルと音源ファイルを登録して、右下のビルドボタンを押せば動画の結合完了です。

出力された動画はAviutlなどを使えば自由に編集可能な形になっています。
Dxtoryは音ズレも対策できたので、FPSもOSD表示できますしDirectX12ゲームでは現状最有力だと思います。
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インテル(2015-08-07)(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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