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5月17日解禁の先行レビューの陰に隠れていまいち目立っていませんが、同時に開催された「Pascalアーキテクチャ解説イベント」で発表されたPascalの新機能の詳細情報がかなり面白いです。
こちらで日本語で詳しく解説されています。
ソース:http://www.4gamer.net/games/251/G025177/20160516073/

中でも管理人が興味を持ったのは、DX12の本格始動に伴う新たな”マルチGPU”機能のサポートです。

従来のマルチGPU(NVIDIAではSLI、AMDではCrossFire)では複数枚のGPUをドライバレベルで1枚のGPUと見なして使っていたので2枚のGPUを使用していてもVRAMは倍に増えませんでした。この従来のマルチGPU機能「LDA INPLICIT」に加えて、「LDA EXPLICIT」というDX12対応ゲームで使用可能な新たなマルチGPUモードがPascalではサポートされます。
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ただ残念なことに、「もっとも,実体GPUごとに分散してしまったデータを,もう片方側のGPUから直接的にアクセスすることはできず,データのコピーが発生してしまう。その ため,グラフィックス描画でLDA EXPLICITモードを活用するのは難度が高い。おそらくLDA EXPLICITモードは,主にGPGPU(≒DirectCompute)向けと思われる。」とも書かれており、実際にDX12ゲームでこの機能が採用されるかというと微妙みたいです。
非同期演算と同じでパフォーマンスは上がるけど採用が困難というパターンか……。

新SLIブリッジについても説明されており、従来SLIブリッジが400MHzの帯域幅であるのに対して、新SLIブリッジについては650MHzに増加しているそうです。
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ちなみにPascalであっても従来のSLIブリッジや3way、4waySLIも可能になっています。ただし帯域幅の関係で新SLIブリッジによる2WaySLIが推奨だそうな。
従来のSLIブリッジも使えるということなので、専用の新SLIブリッジでなくてもフラットケーブルのSLIブリッジを2つ購入して繋げれば、新SLIブリッジ同様に動作すると思います。
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この他にも高速なV-SyncであるFastSyncや、非同期演算ネイティブ対応の代わりに採用されたピクセルレベルや命令レベルで細分化された発展型プリエンプションなど面白そうな機能が目白押しとなっています。先行レビューのベンチだけではわからないPascalの凄いところを再発見できるので、買い替え意欲がかなり高まりました。
GTX1080が早く発売してほしい。








(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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