DARK SOULS III PC版にFPS視点化MODがあったので、OculusRift CV1を使ってVRにして遊んでみました。（正しくはFirst Person化MODなのですが、FPS化のほうがわかりやすいと思うのでそのように表記します）


最初に結論だけ言っておくと、ヘッドトラッキングとゲーム内カメラの同期がいまいちスムーズでないため、VRネイティブ対応のような快適プレイは無理でした。残念。ただカメラとトラッキングを分離して大画面シアターモードでFPS化したDARK SOULS III PC版をプレイするだけであれば大迫力で楽しめると思います。

FPS化MODの使い方

FPS化MODですが、CheatEngineという明らかに名前が怪しいソフトを使います。（ソフト自体はチート界隈ではよく知られたものです）　名前のとおりチート向けのソフトなのでオフラインモードでダクソ3を起動するのをおすすめします。
とりあえず以下のURLから必要なファイルをそれぞれDLします。CheatEngineについては当記事の執筆時点では最新版はver6.5(6.5.1)です。
CheatEngine本体：http://www.cheatengine.org/
MODファイル：http://www.nexusmods.com/darksouls3/mods/20/?

まずはCheatEngineをインストールするので「CheatEngine651.exe」を起動してインストしてください。途中アドウェアのインストチェックがあるのでチェックを外すのを忘れないように。

欲しい人は日本語化ファイルもあるのでこちらからDLしてください。
日本語化ファイル（ver6.5）：http://www1.axfc.net/u/3643259.zip
使い方はCheatEngineのインストフォルダに上書きコピーするだけなので省略します。

CheatEngineのインストが終わったらMODファイルを解凍して「DaS3FirstPerson 1.04.2.CT」というCheatEngine用の設定ショートカットみたいなものをダブルクリックします。
こんな感じのウィンドウが開いたらOKです。別の作業があるのでいったん閉じます。



実はこのままだとこのMODファイルは使えません。管理人が検証したところ、DARK SOULS III PC版の実行ファイルである「DarkSoulsIII.exe」は英語版と日本語版で若干違うらしく、このMODファイルで弄れるのは英語版の「DarkSoulsIII.exe」だけみたいです。
なので、
1．Steamを起動してDARK SOULS III PC版の右クリックメニューから言語設定を英語に変える
２．英語版のファイルDLが完了したら「DarkSoulsIII.exe」だけをバックアップ
３．Steamから１．同様に日本語へ戻す
４．バックアップしておいた英語版の「DarkSoulsIII.exe」を上書きコピーする
以上の手順をとります。
英語版の「DarkSoulsIII.exe」でも管理人が試した限りではUIも日本語で特に問題なく動作しました。

以上で下ごしらえは完了です。
あとはDARK SOULS III PC版を起動してから、「DaS3FirstPerson 1.04.2.CT」からCheatEngineを起動します。CheatEngineが起動したらまずは緑で囲ったPCマークをクリックして表示されるメニューから「DarkSoulsIII.exe」を選択してください。次は赤で囲った「First Person Cam」をクリックしてからSpaceキーを押します。「Foerst Person Cam」が有効になると画像のようにドロップダウンでいろいろな項目が表示されます。


続いて下の画像のようにチェックを入れて下さい。


これでFPS視点化されます。


ただしこのままだと上の画像のように鎧や兜が表示されたままになってしまうので、ゲーム内のメニュー画面から各装備を外してから装備しなおしてください。装備しなおすと鎧や兜は表示されなくなります。


以上でFPS化が完了です。

VR HMDで遊ぶ方法

OculusRiftやHTC Viveで遊ぶ方法ですが、仮想大画面のシアターモードで遊ぶだけであれば、Steamで販売されている「Virtual Desktop」というソフトでも可能です。ただ管理人が試したところVirtual Desktop内でDARK SOULS III PC版を起動すると60FPSに張り付く環境でも50FPS程度に下がってしまいました。

今回はゲーム内カメラとヘッドトラッキングの同期に興味があったので「vorpX」というVR HMD向けのシェアウェア（4000円ほど）を使ってみました
公式ページ：http://www.vorpx.com/
購入方法は簡単です。上のホームページから「Buy Now」を選んでカートに入れて支払い方法でPaypalを使ってサクッと購入できます。支払いが完了すると、インストーラーのDLリンクが表示されるのでDLします。（インストーラーのDL用リンクは支払いから3週間で無効になるのでインストーラーは失くさないようにバックアップが必要です）　
インストーラーから「vorpX」をインストするとライセンス認証手順に移ります。購入時に登録したメルアドにライセンス認証に関するメールが届きます。
「vorpX」を起動して表示されるライセンス認証ようウィンドウに記載されたキーコードと自分のメルアドを先のメールに記載されているライセンス認証用のメルアド宛に送信するとライセンスキーが返信されてくるのでそのキーを使って「vorpX」を有効化させれば完了です。

「vorpX」の初期設定を行います。
まずは一般設定から使用するHMDの種類を選択してください。


続いてDarksoul3用のプロファイルを作成します。
左タブの「LocalSetting」を開いたらゲームリストから「Darksouls2」を選択し、「Create a new profile based on this one」を選択し、「Keep game specific options」をチェックしてDarkSouls3用のプロファイルを作成します。


作成したDarkSouls3用のプロファイルを選択したら、右側のAddを選択して、ダクソ3の実行ファイル「DarkSoulsIII.exe」をリストに追加してください。


設定画面から「Apply」を選んで設定の適用をしたら完了です。

「vorpX」→「DARK SOULS III PC版」→「FPS化MOD」の順に起動すれば、VR HMD上でFPS化されたDARK SOULS III PC版がプレイ可能になります。

キーボードの「delete」を押すとVR HMDのモニタ上で「vorpX」のVR関連の詳細設定ができるので、お好みのVR設定を適当に選んでください。英語ですが大体わかるはずです。

冒頭でも書いたように、ゲーム内カメラとヘッドトラッキングの同期がいまいちスムーズでないのでその設定は切ったほうがいいかもしれません。またヘッドトラッキングが使えないので、ステレオ3Dモードを選ぶ意味もあまりなくなってしまいちょっと残念でした。
とはいえFPS化してシアターモードでプレイするとかなりの大迫力なので、OculusかVive持ちの方は試してみると面白いと思います。