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「The Witcher 3(ウィッチャー3) Blood and Wine PC版」が快適にプレイ可能なおすすめのグラフィックボード(グラボ、ビデオカード)やCPUを紹介します。
2015年で最も評価の高かったPCゲーム「The Witcher 3」の最後の大型DLC「血塗られた美酒(Blood & Wine)」が5月31日配信開始となり、同時に更新されたver1.21(1.20)へMOD各種もほぼ対応済みなので、購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
ver1.21へのアプデでは公式による高画質化なども加えられているという前情報があったので、発売当初よりも軽くなっているor重くなっているのを確認する上で非常に有益な「The Witcher 3 Blood and Wine PC版」のベンチマークが公開されています。
ソース:http://gamegpu.com/rpg/%D1%80%D0%BE%D0%BB%D0%BB%D0%B5%D0%B2%D1%8B%D0%B5/witcher-3-wild-hunt-blood-and-wine-test-gpu
ベンチマーク結果をチェックしつつおすすめグラボやCPUなどを紹介していこうと思います。またベンチマークではNVIDIA最新GPU Pascal GTX1080やAMDの現行フラッグシップであるFuryシリーズのベンチ結果がないので、測定環境は違ってしまいますが管理人の環境でこれらのグラボを使ってベンチも行います。
グラフィックボードの一般的な選び方についてはこちらの記事でも紹介しています。
・2016年後半のおすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
グラボの換装についてはこちらの記事を参考にしてください。グラフィックボードの寸法に関する注意事項や補助電源などについても説明しています。
・【できる!グラボ交換】 グラフィックボード・ビデオカードの増設・換装の方法
The Witcher 3 Blood and Wine 推奨動作環境
The Witcher 3 Blood and Wine PC版の公式推奨動作環境は次のようになっています。
システム要件 | ||
最小動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7,8.1,10 64bit | Windows 7,8.1,10 64bit |
CPU | Intel Core i5-2500K 3.3GHz AMD Phenom II X4 940 |
Intel Core i7 3770 3.4 GHz AMD FX-8350 4 GHz |
メモリ |
6 GB RAM | 8 GB RAM |
グラボ | Nvidia GeForce GTX 660 AMD GPU Radeon HD 7870 |
Nvidia GeForce GTX 770 AMD GPU Radeon R9 290 |
ストレージ | ファイルサイズ55GB以上 | ファイルサイズ55GB以上 |
ストレージは公式では35GBとなっていますが、全DLCをインストした状態のサイズは55GBほどとなっているので注意してください。
The Witcher 3では敵モンスターの体毛がフサフサになるNVIDIA HairWorksという高画質設定が導入されています。The Witcher 3がクソ重いと発売当初から話題だったのですが、この高画質設定は次の動画を見てもわかるように外見の変化が一目瞭然で、The Witcher 3をPC版でプレイする以上、NVIDIA HairWorksは是非とも有効化したい設定になっています。その分快適動作の要求水準は上がっています。管理人もその点を念頭に置いておすすめグラボを紹介する予定です。
The Witcher 3 グラボ別ベンチマーク比較
The Witcher 3 Blood and Wine PC版のグラボ別ベンチマーク結果をチェックしていきます。グラボ別ベンチマークは次の動画シーンにおける平均FPSと最小FPSを測定しています。いずれも各解像度においてグラフィック設定は最高設定でベンチマークを行っているとのことです。
注:今回のベンチマークはいずれも町中で行っているため、敵の多い戦闘中や森の中など負荷の重い場面もゲーム中にはあるので、そのようなシーンではベンチマーク結果よりも若干FPSが下がるかと思います。
まずはフルHD解像度です。
シングルGPUではGTX980ti(16年後半以降ならGTX 1070かGTX 1080)が辛うじて平均60FPSを達成しています。その他は次点のGTX980(16年後半以降ならGTX 1060やRX 480)ですら平均50FPSを切っているので流石の激重っぷりですね。とはいえ若干設定を下げた高画質設定ならGTX 1060やRX 480などのミドル帯グラフィックボードでも対応可能です。
続いてWQHD解像度です。
平均60FPSと最低60FPSを確実に超えてくるのはGTX980ti(16年後半以降ならGTX 1070かGTX 1080)のSLIのみとなっています。2016年以降であればGTX 1080のシングルなら平均60FPS越えをマークできます。
最後に4K解像度になります。
4K解像度については16年後半以降であればGTX 1080 SLIが必要になります。
そして5月27日に発売されたばかりのGTX1080のベンチマークも管理人の環境で行いました。環境はWin10 64bit、6950X(4.2GHz)、メモリ32GBとなっています。ベンチマークの測定は次の動画の内容で行っています。
まずはGTX1080シングルのフルHD、WQHD、UWQHDのベンチマーク結果です。GTX1080ならシングルGPUでもフルHDにおける最低60FPSオーバー、WQHDにおける平均60FPSオーバーを達成しています。
GTX1070シングルのフルHD、WQHDのベンチマーク結果です。(測定環境の都合で若干低い数字になっているかもしれません) GTX1080ならシングルGPUでもフルHDにおける最低60FPSオーバー、WQHDはGTX1070のシングルでも多少設定を下げないと平均60FPSを維持するのは難しいですね。
続いてGTX1080のDual-Link SLIによるベンチマーク結果です。GTX1080のSLIであればフルHD、WQHD、UWQHDいずれの解像度においても最低60FPSオーバーを達成できます。
続いてサブ機(6700K定格)のR9 NANOでも同様のベンチマークを実行しました。
VRAMについてはそこまで大きい量を消費しないので(GPU性能の要求に比較して)、上記ベンチマークで相応の性能のGPUを選択すればVRAM容量がボトルネックになることはないと思います。
The Witcher 3 CPU別ベンチマーク比較
The Witcher 3 PC版のCPU別のベンチマーク比較は次のようになっています。Intel CPUにおいては多コア多スレッドであるほどコアクロックは多少低くても性能が上がり、コア数・スレッド数が同じであればコアクロックやCPUの世代が上がるほど性能が上がる傾向にあるようです。6950Xを購入した管理人的には非常に有難い仕様ですし、CPUの購入を検討する側も高いCPUを買えばその分ヌルヌルプレイできるというのはわかりやすくていいですね。シングルGPU環境であるなら現行のメインストリームであるi7 6700かi5 6600辺りを購入しておけば問題ないと思います。
ただしGTX 1080のシングルやSLIで高リフレッシュレートを狙う場合はi7 6700KでもCPUボトルネックが発生する可能性があるので注意してください。「i5 6400とGTX 1080」、「6700KとGTX 1080」、「6700KとGTX 1080 SLI」、「i7 6950XとGTX 1080 SLI」以上の4種の平均FPS比較は次のようになっています。
フルHDのFPS比較を見るとi5 6400、i7 6700K、i7 6950XのCPUボトルネックが綺麗に見えると思います。GTX1080のシングルならCPUは6700KでCPUボトルネックは発生せず問題ないと思いますが、SLI構成にすると高FPSではCPUがボトルネックになる可能性が高まります。
システムメモリの使用量はソースのベンチマークでは次のようになるみたいです。管理人がGTX1080を使って測定した時はフルHDでもメモリ使用量は8GBを超えていたので、16GBを推奨しておきます。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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