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第2世代「Ryzen+」ことRyzen 2000シリーズの販売ページは正式発表に先駆けて米尼に一時掲載され、発売予定日が4月19日とリークしました。Ryzen 2000シリーズでは8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 7 2700」、6コア12スレッドの「Ryzen 5 2600X」と「Ryzen 5 2600」が投入され、北米販売価格は329ドル、299ドル、229ドル、199ドルでとなるようです。
なお国内でも一時的に予約受付があったようでそれぞれ4.1万円、3.9万円、2.8万円、2.5万円だったようです。1800Xが発売当時5,6万円したので2700Xの4.1万円はかなり魅力的に感じます。
第2世代「Ryzen+」ことRyzen 2000シリーズの初期投入ラインナップは8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 7 2700」、6コア12スレッドの「Ryzen 5 2600X」と「Ryzen 5 2600」の4モデルとなっています。最上位モデルの「Ryzen 7 2700X」は最大動作クロック4.35GHz、ベースクロック3.7GHzなので前世代最上位のRyzen 7 1800Xよりも高速なコアクロックが実現しています。第1世代同様に全モデルアンロックCPUなので手動OCに対応しています。
第1世代では定格メモリ周波数は2666MHzでしたが、Ryzen 2000シリーズでは2月に発売したRyzen APU同様に定格メモリ周波数が2933MHzに引き上げられています。
販売価格は「Ryzen 7 2700X」が369ドル(329ドル?)、「Ryzen 7 2700」が299ドル、「Ryzen 5 2600X」が249ドル(229ドル?)、「Ryzen 5 2600」が199ドルなのでほぼ第1世代の同ナンバーを置き換える形になっています。下位には4コアモデルとしてRyzen APUの2400G/2200GがあるのでRyzen 2000シリーズは計6モデルが基本ラインナップとなりそうです。今回も299ドルのRyzen 7 2700が大人気の予感。
・CPUのラインナップと価格・スペック一覧


最上位8コア16スレッド「Ryzen 7 2700X」にはアドレッサブルLEDイルミネーションを搭載するTDP105W対応の高性能CPUクーラー「Wraith Prism」が標準で付属しましす。一方「Ryzen 7 2700」は、Ryzen 7 1700ではRGB LED搭載のWraith Spireが付属しましたが、白色LED搭載のWraith Spireとのことなので微妙にスペックダウンなのが少し残念です。
TDP内でコアクロックを上昇させてパフォーマンス向上を図る「Precision Boost」や冷却性能に応じて(TDPを超えて)追加の自動OCが行われる「XFR (Extended Frequency Range)」はいずれも改良が加えられたver2.0の「Precision Boost 2.0」および「XFR 2.0 (Extended Frequency Range 2.0)」として刷新されています。「Smart Prefech」等の機能にも改良が加えられているとのことです。
また末尾に”X”が付く「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 2600X」については、「Precision Boost 2.0」や「XFR 2.0 (Extended Frequency Range 2.0)」よりもさらに高速なコアクロックを実現する「Precision Boost Overdirive」に対応しています。
・第2世代「Ryzen+」の特徴



Ryzen 2000シリーズにネイティブ対応となるマザーボード用に新たにX470チップセットとB450チップセットが投入されます。X470とX370およびB450とB350を世代別に比較するとPCI-Eレーン数等のインターフェース周りの仕様は一致しており、400シリーズと300シリーズの違いは、Ryzen 2000シリーズで新たに対応となる「XFR2 Enhaced」や「Precision Boost Overdirive」など最新の高速化・自動OC機能の対応の有無のみとなっているようです。
違いが自動OC関連だけであれば製品によってはVRM電源回路やVRM電源クーラーの強化などが盛り込まれている可能性は十分にあるものの、手動OCをするつもりならX370/B350マザーボードのままでも良さそうです。とはいえ400シリーズチップセット搭載AM4マザーボードはVRM電源の強化や高速メモリへの最適化もアピールポイントとして挙げられているので新製品への期待もあります。
300シリーズチップセット搭載AM4マザーボードについてはベンダーによって配布時期は異なるものの3月中旬ごろからRyzen 2000シリーズ対応BIOSの配布が始まるようです。
あと400シリーズチップセットと300シリーズチップセットの共通の注目ポイントの1つとして、Ryzen Threadripper対応X399マザーボードではすでにサポートされている「ブータブルNVMe RAID」がX470/B450/X370/B350マザーボードのRyzen環境も対応となります。TR4環境と違ってAM4環境ではPCI-Eレーン数が限られているので需要は未知数ですが。
・X470&B450チップセットの仕様と300シリーズマザーボード用Ryzen+対応BIOS配布予定


最上位8コア16スレッド「Ryzen 7 2700X」は第1世代で最上位のRyzen 7 1800Xを実ゲームにおいてほぼ完全に上回っています。競合となるIntel CPUからメインストリーム向けCPUの最上位Core i7 8700Kと比較するとハイフレームレートではCPUボトルネックが先に現れ、60FPSターゲットでは大きな差は出ないという傾向なので、Intel CPUとの比較では第1世代とほぼ同じような結果になるようです。
・Ryzen 7 2700XとRyzen 7 1800X、Core i7 8700Kの性能比較


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・3200MHzのRyzen用OCメモリ「G.Skill F4-3200C14D-16GFX」をレビュー

(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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