Fractal Design Define 7 XL (2)北欧PCパーツメーカーFractal Designから、Define XL R2発売より7年越しに待望の後継モデルとして、ミドルタワーDefine 7の特長はそのままにE-ATXやSSI-EEBに対応したフルタワーPCケース「Fractal Design Define 7 XL」が2月28日発売



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北欧PCパーツメーカーFractal DesignのロングセラーPCケース Defineシリーズから、標準モデルDefine 7の特長はそのままにE-ATXやSSI-EEBに対応したフルタワーPCケース「Fractal Design Define 7 XL」が登場しました。Define XL R2の発売から7年越しに、待望のフルタワーPCケースの後継モデルとなります。2月28日発売より国内で発売されます。


Fractal Design Define 7 XL
Fractal Design Define 7 XL Solid
Fractal Design Define 7 XL TG
Fractal Design Define 7 XL Dark TG
Fractal Design
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「Fractal Design Define 7 XL」の寸法は、標準ミドルタワーDefine 7が奥行547mmm×幅240mm×高さ475mmに対して、奥行604mmm×幅240mm×高さ566mmと大幅に巨大です。7年前とかなり昔の製品になりますが同社からリリースyされた前フルタワーPCケースのDefine XL R2は奥行571mmm×幅232mm×高さ559mmだったので僅かながら大きくなっています。
Fractal Design Define 7 XL_size
「Fractal Design Define 7 XL」は一般的なATXサイズよりも30mm程度横幅の長いE-ATXでもマザーボード右隣のケーブルホールに右端が被らない余裕のあるレイアウトです。右側ケーブルホールは覆われてしまいますが最大でSSI-EEBサイズにも対応します。
Fractal Design Define 7 XL_MB
「Fractal Design Define 7 XL」にはマザーボード側サイドパネルがスチール製ソリッドパネルのSold版に加えて、最近流行りの強化ガラスパネルを採用したTG版がラインナップされています。
カラーバリエーションはブラックの1色です。従来機種のブラックは内装の一部にホワイトがありましたが、Define 7のブラックは内装も全てブラックなので従来機種で言うところのブラックアウトカラーです。強化ガラスサイドパネルについては無色透明なTGと、スモーク処理が施されたDark TGの2種類があります。
Fractal Design Define 7 XL_Color
「Fractal Design Define 7 XL」のサイドパネルについては、下端の溝(ヒンジ)と上端3か所のボールキャッチによって固定され、上端後方のノブによって片手で開閉が可能というアクセサビリティーの高い構造です。
Fractal Design Define 7 XL_side-panel
従来機種でModuVentと呼ばれたトップパネル構造は、「Fractal Design Define 7 XL」では特別な呼称はなくなりましたがさらに改良が加えられています。「Fractal Design Define 7 XL」のトップパネルは、外装パネル、ダストフィルター、ファン・ラジエーターマウントブラケットの3層構造で全てPCケースシャーシから着脱が可能です。外装パネルは質感高いスチール製フラットパネルに加えて、通気エアスリットパネルの2種類が標準で付属してユーザーが自由に選択できます。
Fractal Design Define 7 XL_panel-Filter
「Fractal Design Define 7 XL」はフロントI/Oが、パワースイッチ、リセットスイッチ、HD Audio(3.5mmステレオ出力&3.5mmマイク入力)、2×USB2.0 Type-A端子、2×USB2.0 Type-A端子、さらに最新規格のUSB3.1 Gen2 Type-C端子と非常に豊富です。
Fractal Design Define 7 XL_Front-IO
「Fractal Design Define 7 XL」は内部構造にも特長があり、標準ミドルタワーのDefine 7と同様にPCケースフロントに配置された着脱可能なモジュール式ストレージプレートによって、ストレージレイアウトとオープンレイアウトの2種類のレイアウトを選択できます。
Fractal Design Define 7 XL_dual-layout
ストレージレイアウトはDefine R5以前によく見られたPCケースフロントに3.5インチストレージを多数設置可能なクラシカルな内部構造になっていて、オプションの追加アクセサリを購入すれば、最大で18基(標準は8基)の3.5インチストレージと、最大5基(標準は2基)の2.5インチストレージを設置できます。
Fractal Design Define 7 XL_strage-layout
一方でオープンレイアウトはその名の通りPCケース前方がマザーボード側の空間と直結して解放された近年流行りの内部構造になっています。360サイズや420サイズと言った大型の水冷ラジエーターに対応し、DIY水冷環境に最適なレイアウトです。
Fractal Design Define 7 XL_open-layout
「Fractal Design Define 7 XL」の水冷ラジエーター積載可能数を見ると、トップに最大480or420mm、フロントに480or420mm、ボトムに最大240or280mmのラジエーターを配置できるので、1000Wクラスの放熱を要求するハイエンド環境でもDIY水冷用PCケースとして十分対応可能です。
Fractal Design Define 7 XL_radiator
「Fractal Design Define 7 XL」はケーブルマネジメントの面でも優秀で、ケース内部の見た目をスッキリさせるPSUシュラウドを搭載し、裏配線側のPSUカバーはシャーシから着脱が可能、裏配線スペースにはプラスチック製ケーブルガイドやマジックテープ式ケーブルタイが標準で搭載されています。電源ユニットの奥行スペースもゆとりのある300mmが確保されています。またバラけると面倒なフロントI/Oケーブルは先端までがスリーブ化によって1本にまとめられています。
Fractal Design Define 7 XL_cable-management
「Fractal Design Define 7 XL」には「Nexus+2 PWM Fan Hub」と呼ばれるファンハブが標準で搭載されています。6基の3PINファンと3基のPWM対応4PINファンを追加することが可能で、30W(12V, 2.6A)の出力に対応します。Nexus+2 PWM Fan Hubに接続されたファンは、マザーボードなどのPWM対応ファンコントローラーによって一括してファン速度の制御が可能です。
Fractal Design Define 7 XL_Nexus+ PWM Fan Hub
「Fractal Design Define 7 XL」には3スロット分の垂直PCIEブラケットがあるので、Define R6向けに発売済みの別売りアクセサリ「Fractal Design Flex VRC-25 PCIE x16」を使用することでサイドパネルに平行なグラフィックカードの配置にも対応しています。
Fractal Design Flex VRC-25 PCIE x16


国内代理店ページ:
https://www.ask-corp.jp/products/fractal-design/fulltower-pccase/define-7-xl-solid.html
https://www.ask-corp.jp/products/fractal-design/fulltower-pccase/define-7-xl-tg.html
製品公式ページ:https://www.fractal-design.com/ja/products/cases/define/define-7-xl/black/

Fractal Design Define 7 XL (6)



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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