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ドスパラ「GALLERIA Dシリーズ」や「GALLERIA Mシリーズ」などに採用されるマイクロATXフォームファクタのマザーボードに対応したミニタワーPCケース「GALLERIA(ガレリア)専用 KTMケース」について紹介します。
KTMケース採用PCの外観
「KTMケース採用PC」のPCケース外観をチェックしていきます。トップとサイドはスチールで、フロントはプラスチック製でした。カラーはご覧のとおり黒一色です。サイドパネルには120サイズのファンを2個ずつ搭載できます。KTMケース採用PCはミニタワーのKTMケースを採用しており寸法は「185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mm」でGALLERIA Xシリーズなどスタンダードモデルに採用されるミドルタワーPCケースよりも奥行と高さが100mmも小さくなっています。


ミドルタワーPCケースと比較するとサイズの違いが分かりやすと思います。

マザーボード側サイドパネルのファン固定位置はそれぞれCPUとグラボの直上になっているのでケースファンを増設すれば冷却補助になると思います。マザーボード裏となる右側パネルはスチール1枚板です。


フロントにはUSB3.0やヘッドホン端子など各種I/Oポートがあります。フロントパネルと5インチベイパネルはツールレスで取り外し可能です。


フロントにはデフォルトでDVDドライブが設置されており、フロントパネルを外すと下にも空きの5インチベイがあるので増設可能です。


またフロントパネルメッシュ裏には120サイズと80サイズの冷却ファンを設置可能になっています。


電源ユニットをPCケース上部に設置するという00年代に主流だったスタイルになっています。リアには120mmファンが搭載可能です。PCIスロットは5スロット分とMicro-ATXケースとしては1段多めになっています。左右のサイドパネルはそれぞれリアのハンドスクリュー2本で固定されていました。



KTMケース採用PCの内部構造
続いて「KTMケース採用PC」のPCケースの内側をチェックしていきます。電源ユニットを上部に配置し裏配線が利用されていないなど、設計がかなり古いPCケースということもあり、ケース内の配線についてはとりあえず動けばOKという感じになっています。

グラフィックボードの設置スペースは300mm以上確保されているので、大型のハイエンドグラフィックボードも楽々設置可能です。

CPUクーラーの設置スペースとして高さ方向には170~180mmが確保されています。

PCケースのリアにはCPUクーラーの冷却を補助する120mmケースファンを設置可能です。

電源ユニットの設置スペースは奥行200mmほど確保されていますが、電源ケーブルのマネジメントを考えると160~170mmの電源ユニットが設置可能な上限サイズだと思います。

3.5インチシャドウベイトレイが3基搭載されておりデフォルト構成ではシステム用の2.5インチSSDとデータ用の3.5インチHDDの2基が搭載されているので、追加で1基のストレージを拡張可能です。

3.5インチストレージベイは2か所のネジ止めを外すことで簡単に着脱できます。


マザーボードにはブザーも付いており起動時にビープ音が鳴ります。ブザーは基本的にPOSTエラーのチェックくらいでしか使わないので起動時のビープ音が煩わしければ外しても大丈夫です。

マザーボード裏側は次のようになっています。

CPU裏にはCPUクーラー固定用のホールがあるのでPCケースにマザーボードを設置したままバックプレートタイプのCPUクーラーの着脱が可能です。マザーボード裏面については裏配線スペースもなく、CPUクーラー固定用ホール以外には特に何もないのでアクセスする必要はなさそうです。

「GALLERIA(ガレリア)専用 KTMケース」を採用したモデルの多くではフロントファンが4PINペリフェラルから変換ケーブルで電源をとっておりケースファンが定格で回っている場合があります。

ガレリア専用KTMケースでファンノイズが煩かったらこれを抜くのが手っ取り早いです。抜くだけだとファンが止まるので、ストレージの冷却が気になるなら3PINファンの分岐ケーブルを購入してリアかトップファンと同じマザボ上のコネクタから電源を取るのがおすすめです。これならマザボのファンコンで操作も可能になります。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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