FF7 リバース PC版で使用できる、アンリアルエンジンのカスタム設定の適用、FOV変更やウルトラワイド対応、ティファやエアリスの衣装切り替えなど、オススメMODや使い方を紹介します。
FF7リメイクシリーズ第2弾、「FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)」のPC版で使用できる、動的解像度スケーリングの無効化、アンリアルエンジンのカスタム設定の適用、ティファやエアリスの衣装切り替えなど、オススメMODや使い方を紹介します。
PCゲームのMODはNexus Modsというサイトで配布されているものが大半です。Nexus Modsで配布中のFF7リバース関連のMOD一覧はこちらです。
Nexus modsからMODをダウンロードするにはは無料アカウントの作成が必要なので、初めて使用する人はアカウントを作成してください。
前作 FF7リメイク PC版のMOD情報についてはこちらを参照してください。
アンリアルエンジンのカスタム設定適用
通常、アンリアルエンジンを使用したゲームでは画質関連の設定をまとめた設定ファイル、Engine.ini等があるのですが(テイルズオブアライズでも遠距離描画改善などに使用していました)、FF7リバース PC版では設定iniが.pakというファイルにアーカイブ化されておりユーザーがそのまま編集することができません。
「FFVIIHook – INI and dev console unlocker」というMODを使用することで、アンリアルエンジンのiniファイルによる設定を直接適用できます。
「FFVIIHook」の導入方法は”xinput1_3.dll”というファイルをゲームフォルダの実行ファイルと同じ階層にコピペするだけです。
”~\ steamapps \ common \ FINAL FANTASY VII REBIRTH \ End \ Binaries \ Win64”というちょっと深い階層にゲームの実行ファイルがあるのでそこさえ分かっていれば簡単です。
FFVIIHookの導入後に編集するコンフィルファイル Engine.iniは、”C:\ Users \ ユーザー名 \ Documents \ My Games \ FINAL FANTASY VII REBIRTH \ Saved \ Config \ WindowsNoEditor”に配置されています。
ゲーム内設定では変更できないFFVIIHookによるカスタム設定の代表的なものをいくつか紹介しておきます。
モーションブラーの無効化
[ConsoleVariables]
r.DefaultFeature.MotionBlur=0
r.MotionBlur.Max=0
r.MotionBlurQuality=0
草木や影の描画距離・品質の向上 (参考)
[ConsoleVariables]
r.Shadow.MaxCSMResolution=4096 ;safe value is 4096, up to 8192, be warned it can cause shadow flicker
r.Shadow.CSM.TransitionScale=2 ;reduces shadow pop in where possible
;LOD/DrawDistance
r.MassiveEnvironment.SimpleInstanceLODScale=4
FOVの変更
[ConsoleVariables]
r.DefaultFeature.MotionBlur=0
r.MotionBlur.Max=0
r.MotionBlurQuality=0
[ConsoleVariables]
r.Shadow.MaxCSMResolution=4096 ;safe value is 4096, up to 8192, be warned it can cause shadow flicker
r.Shadow.CSM.TransitionScale=2 ;reduces shadow pop in where possible;LOD/DrawDistance
r.MassiveEnvironment.SimpleInstanceLODScale=4
FOVの変更
FOVの変更については後述の「FF7RebirthFix」を使った方がいいかもしれませんが、一応、下記コマンドでも変更できます。
[ConsoleVariables]
Fov=80
VRAM容量の小さい環境に最適化
FF7リバース PC版は前作リメイクよりもPCゲーム内のグラフィック設定が細かいので、そちらで調整すればFFVIIHookによるカスタム設定は必要ないかもしれません。一応、前作の軽量化設定も使えると思うので掲載しておきます。
FOV変更やウルトラワイド解像度対応MOD
FF7リバース PC版は16:9解像度にしか対応していませんが、「FF7RebirthFix」というMODを導入することで3440×1440など21:9ウルトラワイド解像度に対応したり、FOVを任意に変更することが可能です。
「FF7RebirthFix」の導入方法は”dsound.dll”などMODファイルをゲームフォルダの実行ファイルと同じ階層にコピペするだけです。
”~\ steamapps \ common \ FINAL FANTASYVII REBIRTH \ End \ Binaries \ Win64”というちょっと深い階層にゲームの実行ファイルがあるのでそこさえ分かっていれば簡単です。
FF7RebirthFix.iniをメモ帳などテキストエディタで開くとFOVなどMODの動作について変更できます。
FF7RebirthFixはVignette(実写カメラレンズのように四隅を少し暗くするエフェクト)も無効化できます。標準では有効のままなので無効化したい時は”Disabled = ”の引数をFalseからTrueに変更してください。
FF7RebirthFixには最大フレームレートの制限を任意に変更する機能があります。
FFVIIHook導入後に編集可能になるEngine.ini内で”t.MaxFPS=”のコマンドを使用している場合、干渉して両方のフレームレート制限が効かなくなるようです。Engine.ini内で”t.MaxFPS=”を記載している場合は、頭に # か ; を付けてコメントアウトしてコマンドを無効化しておいてください。
遠景のオブジェクト・影の表示改善MOD
FF7リバース PC版は遠い距離にある岩や草などのオブジェクトの表示を省略したり、影の描画を簡略化することでグラフィック負荷を下げるように調整されていますが、ダッシュ移動でカメラ位置が動くとオブジェクトや影がポップアップします。
グラフィック負荷が上がる代わりに、遠景のオブジェクトや影を最初から表示してポップアップする違和感を緩和するのが「LOD Fix – Optimized Clarity」というMODです。
「LOD Fix – Optimized Clarity」のダウンロードページでは、メインMODファイルの「1 – Scalability」と、上で紹介したFFVIIHook導入後に編集可能になるEngine.iniの設定例が入った「2 – Engine.ini」の2つのファイルが配布されています。
「1 – Scalability」の方はダウンロード後に解凍して、FF7リバース PC版のインストールフォルダを開いて”FINAL FANTASY VII REBIRTH\End\Content\Pak”に、「~mods」というフォルダを作成し、MODファイル(~.pak)をコピーするだけです。
Engine.iniの設定例が入った「2 – Engine.ini」については、FFVIIHookを導入して、すでに何かしらカスタム設定を適用しているのであれば、下記をコピペで追加すればOKです。
[ConsoleVariables]
r.Shadow.MaxCSMResolution=4096 ; [default: 2048, max: 8192]
r.Shadow.CSM.TransitionScale=2 ; [default: 1];以下、必要に応じて、r.~の行頭のコメントアウト”;”を外して設定を有効に
; r.Shadow.OcclusionCullCascadedShadowMaps=1
; r.Shadow.StaticShadow=0 ; [default: 1]; r.MassiveEnvironment.MainPassRenderMode=0 ; [default: 3]
;The normal render mode is OBSCENELY expensive, but it does allow > 1 LODScale values without the flickering.; r.MassiveEnvironment.LODFixedViewHeight=360
; This value is entirely dependent upon your screen’s vertical resolution. The visual differences aren’t very noticeable until we reach 1/8th of it (180p for 1440p). Surprisingly, this setting is controlled by the Background Model Detail setting. For all resolutions <= 1080p, this value will be equal to your vertical resolution. For some reason though at resolutions >= 1440p, only Best sets this value to equal to your vertical resolution, while High to Low sets this value to 1080.
衣装切り替えMOD
Nexus Modsで配布中のFF7リバース関連のMOD一覧はこちらです。
導入方法は、FF7リバース PC版のインストールフォルダを開いて”FINAL FANTASY VII REBIRTH\End\Content\Pak”に、「~mods」というフォルダを作成し、MODファイル(~.pak)をコピーします。
標準衣装を水着に切り替えるMOD
ティファとエアリスの標準衣装を水着に切り替えるMOD「Tifa And Aerith Beach Outfit Replaces Their Standard and Soldier Outfits」が登場しました。
動的解像度スケーリングの無効化
動的解像度スケーリングについて前作リメイクではリリース当時話題になりましたが(後日アップデートで最初から無効に)、FF7リバース PC版では動的解像度スケーリングをゲーム内設定で調整できます。
動的解像度の上限と下限を両方とも100%にすれば無効化されるので、MODによる修正は不要です。
念には念を入れて、ということであれば、上で紹介したFFVIIHook導入後に編集可能になるEngine.iniの設定で下記をコピペすればOKです。
ゲーム内設定では100%の次は66%のようにかなり粗くしか動的解像度を設定できないので、80%など任意の値にしたい場合にこちらで設定するという使い方もできます。
[ConsoleVariables]
r.DynamicRes.OperationMode=0
r.DynamicRes.MinScreenPercentage=100#動的解像度を指定したい場合に追加で使う
#r.DynamicRes.MaxScreenPercentage=100
あと、FF7リバース PC版はボーダレスフルスクリーンにか対応しておらず、デスクトップ解像度が4Kの環境でゲームを起動してもレンダリング解像度をフルHDやWQHDに下げることができません。
下のコマンドを使用すると3Dレンダリング部分だけレンダリング解像度を一定値に下げることができ、UI等はクッキリさせたままでGPU負荷を下げ、フレームレートを上げることができます。
目視でボケ感が気にならない程度までレンダリング解像度を下げて、フレームレートを引き上げるのもアリです。
r.ScreenPercentage=80.0 ; 50~100で
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— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) January 31, 2025
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