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一晩は嘘です。ジョバンニさんをパロりたいだけでした。
とはいえ、4月3日到着予定だったところが、3月29日に早まって、23日には出荷されてUPSさんが頑張ってくれたおかげで、予定よりも3日も早い26日夕方に着弾となりました。
今月中ごろにCorsairのSF600とSF450が米尼で販売開始したよー、国内直送可能だよーとか記事を書きつつ、その影でしれっと米尼から個人輸入していた管理人です。いや実は国内直送不可能だった時に転送サービス使おうとポチっていたのですが、転送いらなくなってるのに気づいてポチり直した次第です。納期予定は少し遅れるほうへズレましたが結果的には直送のほうが早く届いたと思います。
ともあれCorsair SF600も無事着弾したので、SFXサイズでGOLD認証の電源容量が600Wと同スペックなSilverStone SST-SX600-Gと比較しつつレビューをしていこうと思います。
まずは開封も兼ねて箱を比較しようと思います。
SF600とSX600-Gの箱のサイズはSF600のほうが一回り大きいです。
開封の前に米尼の納品書は小さいので失くさないように要注意。
外側の箱の中にはダンボール箱が入ってました。マトリョーシカ。
箱を開けると最初に5mmくらいの結構厚めのマニュアルが入っていました。
なぜこんなに厚いのかとあけて見たら多言語マニュアルでした。ちなみに日本語のページもあったので近々、国内でも発売開始されると思います。
マニュアルの下には、電源とモジュラーケーブルとACケーブルが入っていて、電源本体とモジュラーケーブルは専用のベロアっぽい材質の袋に入っていました。
SF600とSX600-Gの箱の中の梱包を比較すると、専用の袋で包装されていたSF600のほうが圧倒的に高級感がありますね。希望小売価格がほぼ同額なので開けたときの満足感を考えるとこの差は大きい。
内用品はこんな感じになっています。
注意点として、ACケーブルが北米のアース付き3PIN仕様のが同梱されているので別途ACケーブルを国内で購入する必要があります。このケーブルは細いので取り回しもよくておすすめです。
続いて電源ユニット本体を見ていきます。
ベロア調な袋から出すとさらにビニール袋に包まれていました。満足感を煽るのが上手いなCORSAIR!
中からコンパクトながらオシャレな佇まいの電源ユニットさんが登場です。
ケースファンの部分にはセミファンレスだからファンが回らないことがあるよ、と注意書きが。
セミファンレスと知らずに問い合わせする人がいるんだろうなあ。国内でもグラボの某掲示板にいた気がするし。
さて本題のSF600とSST-SX600-Gの比較をしていこうと思います。
まずはモジュラーケーブル部分です。上側がCorsair SF600で下側がSST-SX600-Gになっています。モジュラーコネクタの配置はご覧のようになっています。
注目点としてはSF600がPCI-Eコネクタが2個付いているのに対して、SST-SX600-Gでは1つだけになっているところでしょうか。SST-SX600-Gのモジュラーケーブルには「8PIN*1」か「8PIN*1+6PIN*1」の2種類しかないので8PIN*2を要求するようなハイエンドグラボを使う場合は、4PINモレックスやSATA電源からの変換を使って8PINをもう1つ余分に用意する必要がありますが、Corsair SF600の場合は電源側にすでにPCI用電源コネクタが2つ存在するので8PIN*2を要求するグラボにも余裕で対応できます。
SFXの主戦場であるITXファームファクタのターゲット的に8PIN*2を要求し長さ30cmに達するようなグラボははじめから対象外なのかもしれませんが、NCASE M1のようにmini-ITXでありながらハイエンドグラボを搭載できるマイクロでハイエンド志向なケースのユーザーも最近は少なくないので、8PIN*2に対応できる点はSF600を選ぶ理由になると思います。
ケーブルについてですが、長さはSST-SX600-Gのオプションとして購入できるショートケーブルと同じような長さのものが同梱されています。
しかしながらケーブルの細さや柔らかさなどの取り回しのし易さはSST-SX600-G(のオプションケーブル)の圧勝です。SF600も長さは同等なので小型ケースにも対応できますが、ケーブルが若干太いのとケーブルの固さが一般的な平ケーブルの固さなのでケース内で曲げるのが結構大変でした。
モジュラ電源側コネクタが規格統一されていないのがこんなにも恨めしく思えたのは初めてです。
次の比較項目として製品サンプル画像を見た時から気になっていたファン径の比較をしようと思います。
やっぱり実物を見てもファンの径は明らかに違いますね。
ということで実際に定規を使って計ってみました。
まずはSST-SX600-Gです。ファンの径は75mm程度になっています。
一方でCorsair SF600は85mm程度とSST-SX600-Gに比べて10mmも大きいです。
SF600とSST-SX600-Gは共に軸部分が30mm程度で差分の45~55mmが実際のファンブレード部分であり、10mm大きいといってもより外周側に大きいので送風面積で見ればSF600のほうが30%以上大きいことになり、冷却性はSF600に軍配が上がると見ていいと思います。
AC電源側はこんな感じです。ここでも注意点として下の画像では両電源共に上側にファンがあるのですがAC3PINの三角の向きが逆向きになっています。そのためNCASE M1をはじめとしてケース内部でAC延長ケーブルを使うPCケースにはケーブルとケースの干渉に注意が必要になります。
あとSF600には物理電源スイッチがあるのが個人的に気に入っています。
水 冷していると物理スイッチで即電源を遮断する必要に迫られることがあるんだよね。水漏れとか。ちょっと余談ですが、去年、メイン機でCPU上のチューブが 水路の内圧が上がったせいかジュボっと外れてグラボ(TitanX)のバックプレートの上に降り注いだことがありました。あの時はヤバイ!と思って物理ス イッチで即電源落したおかげでパーツがお釈迦になる憂き目に合わずに済みました。というトラウマがあるので物理スイッチのない電源を使うのは怖い管理人で す。とはいえサブ機のNCASE M1では物理スイッチはトップパネルの下に隠れちゃうんですが。
話を戻してAC電源の3PINの向きについてですが、NCASE M1のデフォルトのコネクタの場合はこんな感じで曲げてやると問題なく装着可能でした。
ちなみにSST-SX600-Gの場合はこんな感じになります。
SF600とSST-SX600-Gの比較はこの辺りにして早速サブ機へ組み込んでみました。
角度が違うのでちょっと微妙なんですがやはりSF600のほうがケーブルが固くて太いのでケーブルの取り回しはオプションケーブルありのSST-SX600-Gのほうが良かったですね。
とはいえSF600でもしっかり電源ケーブルをケース内に収納できました。よかった。
組み終わったところで早速電源を起動しました。この通りセミファンレスなので電源が入っても電源ファンは低負荷のため停止したままです。
運がよかったのか、管理人の購入したSF600はコイル鳴きとは無縁っぽいです。SST-SX600-Gがリンリンと鈴虫みたいに鳴いたり、ファンの停止や始動にあわせてジーと鳴いたりするので若干不安もあったのですが、そういった現象に見舞われることもなくいまのところ正常動作しています。
セミファンレスの停止と動作をFF14ベンチを回しながらムービーを取りました。なおベンチを眺めていてファンが動き出す決定的瞬間を見逃すというポカをやらかしてしまった管理人。べつにいいよね。
(追記:GWで暇だったのでファンの回転開始を撮影しました。)
なお動画中でジージー鳴いてらっしゃるのはR9 NANOさんです。
電源ファンが回りだしても1000RPMほどで回っていまる12cmラジエーターファン2機のほうが音が大きいのでほぼ気にならないと思います。
PCをシャットダウンして電源が落ちる際にブレーカーを落すような「パチンッ」という音が鳴るのがちょっと気になりました。これはたぶん電源の仕様だと思います。動作上は特に問題ないのでまあいいのですが。
換装後レビュー記事を書きながら数時間様子を見ていますが特に問題もないので非常に満足しています。
以上、Corsair SF600のレビューでした。
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CORSAIR(2016-05-14)Corsair SF-450 80PLUS GOLD認証取得 CP-9020104-JPAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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