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Oculus Rift CV1の発売から遅れること半年以上、遂にOculus Rift CV1専用コントローラー「Oculus Touch」が発売され管理人の手元にも届いたので、早速「Oculus Touch」をレビューします。タイトルでも書いたようにゲームパッドでプレイするVRとは一線を画する没入感で、Oculus Touchを使ったVR体験はガチで”VR空間に触れる感覚”でした。

最初にざっくりと「Oculus Touch」の使用感を紹介しておきます。
下の動画を見てもらうとわかりますが、Oculus Touchはコントローラーの埋め込まれたセンサーやボタンの押下やスティックの操作状況をトレースして画面に映る手の動きに反映されたり、手のひらを使ったジェスチャーなどが可能になっています。
現実でコントローラーを握りこむとVR空間の手はげんこつになりますし、人差し指のトリガーだけ離すと指を指すジェスチャーが可能です。またトラッキングも良好でVR HMDの鼻の隙間から見える腕とVR HMDに映る手の平が綺麗に繋がっていました。バイブレーションによるVR空間からのフィードバックもあるのでVR空間に触れる感覚が見事に再現されています。
Oculus Touchの外観・付属品
まずはOculus Touchの外観や付属品をチェックしていきます。
パッケージを開けると蓋側に小さい箱が付いていました。

箱の中にはOculus Touch用の乾電池2本とマニュアル、そして銃型マウンタなどにOculus Touchを固定するためのマウンタ「RockBand VR」が入っていました。


メインの内容品としてOculus Touch本体となる左右1セットとTouch使用時に必要になる追加のセンサーが入っています。センサーはRift CV1に付属しているものと全く同じです。

Oculus TouchのボタンについてはXBOXコントローラーに準拠したABXYボタンが左右にそれぞれ分けて配置されており、左右のコントローラーにはスティックと人差し指と中指用のトリガーが付いています。


ボタンやスティックなどが配置されているトップ部分は光沢のある磨き上げ加工がされていました。指紋が気になるので本体と同じ艶消しのままのほうが良かったというのが正直な感想です。

Oculus Touchを実際に握ってみるとサイズは小さめでした。欧米向けで日本人の手にはちょっと大きいサイズかな?と予想していたので意外でした。手の小さい子供や女性でも問題なく使用できると思います。手の大きい人はちょっと違和感があるかも。


Oculu Rift同梱のリモコンのバッテリーの蓋が物凄く開けにくかったのでTouchのバッテリー蓋についても身構えていたのですが、蓋の固定はマグネットを利用しており、開けやすく外れにくいという良い塩梅でした。

コントローラーは電池を入れても左右合わせて300gちょっとなので長時間使用しても重さを感じない程度の重量だと思います。

Oculus Touchのセットアップ
外観や付属品についてはこの辺りにして早速、Oculus Touchをセットアップしてみます。なお今回はOculus Rift CV1自体はすでにセットアップが完了している状態でTouchのみ個別にセットアップしています。最初から一緒にセットアップする場合は手順が異なるかもしれません。Rift単体のセットアップ手順についてはこちらを参考にしてください。
・VR HMD「Oculus Rift CV1」をレビュー ~セットアップ方法紹介編~
では早速、Oculus Touchのセットアップを開始します。
まずはPCのUSB3.0に追加のセンサーを接続してください。合計3つのUSB3.0を使用するのでポートがそろそろ厳しくなってきますね。

続いてRiftのセットアップでインストール済みのOculusHomeを起動します。追加のセンサーが接続された状態でOculusHomeを開くとTouchのセットアップを行うか尋ねられるので「Set Up Touch」を選択します。

ここからはRift CV1のセットアップと似た手順になっています。基本的にガイドに従ってセットアップを行います。まずは各種ケーブル(計4本)が全て正常に認識できるかチェックされます。ここで躓く場合は各ケーブルを挿抜し直す等確認してください。

続いて左右のコントローラーを登録します。まずはガイドに従って左側のコントローラーのYボタンとメニューボタンを同時に2秒間押下します。

上から順に3つの項目にチェックが入ったらコントローラーの登録完了です。左が終わったら右側のコントローラーについても同じ手順で登録を行います。

左右のコントローラーの登録が完了するとコントローラーのキーアサインについて紹介が入ります。

続いてセンサーのセットアップを行います。
Oculus Touchを使用する場合は2つのセンサーの間隔を1~2mほどあける必要があるようです。ウルトラワイドモニタ含むマルチモニタ環境なのでデスクのモニタ横にはセンサーを設置できないため設置場所には微妙に困りました。

センサーの照射範囲の設定を行います。
センサーをセットしたらTouchを片方持ってトリガーを引きます。画面上にセンサーの位置が表示されたら画面内の自分(Touch)とモニタに対するセンサーの位置が大体一致するようにTouchを動かします。一致したら下の画面のようにセンサーの方向を調整するように指示が出るので、白い線の方向にセンサーが向くように現実でセンサーの向きを調整してください。

センサーの向きを調整すると次のように表示されます。

続いてVR操作可能範囲指定「Guardian System」の設定を行います。コントローラ―のトリガーを引きながらコントローラーを振り回して、障害物がなくプレイ可能な範囲をマッピングします。

コンピューター上での設定はこれで完了です。
あとはOculus Riftを被ってチュートリアル的なものを実践したら、自動でOculus First Contactが起動するのでプレイします。チュートリアルは英語で指示されますが、HMD上の手の平で操作すべき箇所が光っているので英語が読めなくてもなんとなわかると思います。人差し指のジェスチャーだけは微妙にわかり難いかも。

(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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PSVRにしろ、Oculusにしろもう少し、手が届きそうな価格になるといいんですけどね。まあ、PSVRは転売価格になってるだけなんですけどね。
しかし、トランプ円安になってても、まだまだ米アマゾンの輸入は国内で買うよりは安いものが多いですな。