汐見板金 AX2 v1_1


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有限会社 汐見板金から純国産アルミ製の完全受注生産PCケース「AX2 ver1.1」のレビュー用サンプルをお貸りできたのでレビューします。完全受注生産のためデフォルト価格で5万円と高級品のPCケースですがユーザーのフィードバックをもとにver1.0から改良が加えられてさらに使いやすくなり、ほぼ死角のなくなった純国産PCケースを余すことなく細部まで徹底的にチェックしていきます。
なお完全受注生産かつ日本国内生産なので多少のわがままも聞いてもらえるのでは?という期待のもと重箱の隅をつつくような改善希望案も盛り込んでレビューしていきます。

公式販売ページ:http://www.shop-siomi.com/shopdetail/000000000043/
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レビュー目次


1.AX2の外観
2.AX2の内部構造の概要
3.AX2のマザーボードトレイや内部スペースについて
4.AX2の5インチベイの拡張について
5.AX2のサイド・トップの拡張スペースについて
6.AX2の電源ユニットと裏配線について
7.AX2の水冷ラジエーターの設置について
8.AX2で自作PCを組む(ギャラリー)
9.AX2のレビューまとめ

注:変更がない部分は一部ver1.0レビュー時の写真を使用しています。


AX2の外観

早速AX2を開封して、AX2の外観からチェックしていきます。
AX2はピッタリサイズの段ボール箱に入って送られてきました。PCケース本体はエアクッションでしっかり保護されています。
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前回、提供いただいたAX2サンプル機のカラーはガンメタルでしたが、今回は17年春限定の桜色を提供いただきました。一般販売品は光沢塗装となっていますが、サンプル品は写真撮影時の映り込み防止のため艶消し塗装になっています。左サイドパネルには開口型スペース搭載のオプションが採用されています。
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一般販売される製品の外装カラーバリエーションについてはガンメタリック、パールホワイト、ダークレッド、スカイブルー、ミリタリーグリーン、ブラウン、オレンジの7色が用意されています。別料金で個別に細かく色指定も可能とのことです。
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17年春限定カラーとして「桜色」「若葉色」「菜の花色」の3色が期間限定で追加されています。受注期間は2017年5月22日~6月30日までとなっており、上記期間中でも塗料が無くなり次第終了となるそうです。どちらかというと女性向けのカラバリな気がします。
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AX2の外観は次のようになっています。
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右側サイドパネルにはオプションとして開口窓のついたサイドパネルが選択可能です。
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従来モデルAX1ではソリッドパネルとパンチング加工によるエアスリット入りパネルの2種類のみでしたが、新型AX2では同社フルタワーPCケースZX1同様にソリッドパネルに加えて開口パネルのオプションが追加され、この構造はトップパネルにも採用されています。
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外装パネルはスチールよりも軽量ながら強度の低いアルミニウム製ですが周辺部に折り曲げ加工が施されており、安価なPCケースのスチールパネルと違ってたわむこともなく共振も発生しにくい構造になっています。
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パネル交換可能な開口オプション対応のサイドパネルでは開口部分のパネルは裏側の手回し可能なナットによって固定されておりツールレスで交換可能です。
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開口部分に装着可能なパネルはソリッドパネル、エアスリットパネル、アクリルパネルの3種類です。ソリッドパネルとエアスリットパネルについてはサイドパネルの上下、トップパネルのフロントとリア(前後)の5か所に関して独立に交換可能になっています。ただしアクリルパネルはサイドパネル上下とトップリア前後のパネルは一体となっています。
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またver1.1ではエアスリットパネル使用時に防塵ダストフィルターのオプションが追加されています。自作PCパーツ向けによく販売されている網目のメッシュフィルターではなくエアコンや換気扇に使用されるような目の細かいフィルターが採用されています。
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ダストフィルターは2枚のエアスリットパネルで挟む構造になっています。
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開口部分のパネルについては場所ごとに好きなものを組み合わせて使用することが可能です。トップリアをエアスリット、サイドをアクリルに換装すると下の写真のようになります。
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開口窓パネルの開口部分がツールレスで自由にカスタマイズ可能というのも魅力的ですが、エアスリットパネルについては従来のパンチング穴形式のほうが管理人的には好みなので同社にお尋ねしたところ、
特注になってしまいますが、従来のパンチングも可能です。価格は穴無し価格+4,000円で、開口位置の指定やパンチング形状(○の大きさ指定や□穴やハニカム形状等)もカスタマイズ承ります。
とご回答いただけました。完全受注生産なのでこういった柔軟さは非常に魅力的です。

PCケースのフロントとリアは次のようになっています。
PCケースフロントにはパワースイッチ等が設置されたI/Oパネルを含めて10基の5インチベイが備え付けられています。I/Oパネルもその他の5インチベイパネル同様に移動可能です。リアには7基のPCI-Eスロットが設けられています。リアI/Oの横には120mmのケースファンを設置可能です。
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フロントパネルの外周部分は着脱可能になっており、固定方法はジェラコンキャッチなのでツールレスで容易に着脱できます。ジェラコンキャッチのカラーはサンプル機ではブラックですが、レッドやブルーなどお好みのカラーを選択可能で、耐久性に優れたスチール製ボールキャッチもオプションとして存在します。
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ケースボトム側にシャーシとフロントパネルの間でシャーシ側に板金部分に切り抜きの溝があるのでそこに指を入れてフロントパネルを外します。
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フロントパネルの5インチベイカバーには新しいオプションとして開閉機構付きのエアフィルターが追加されました。5インチベイに搭載されたストレージ類を冷やすためフロントパネル裏に吸気ファンを設置してもPCケース内への埃の流入を防止でき、開閉扉でフィルターの洗浄・交換も容易な構造です。
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トップパネルと両サイドパネルはフロントパネル裏のハンドスクリューで固定されています。それぞれ2か所のハンドスクリューを外した後はフロント側へスライドさせて各パネルを取り外します。
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リア側はネジが減ってスッキリするので好みの問題かもしれませんが、管理人的にはサイドパネルやトップパネルを外す度にツールレスとはいえフロントパネルを外すのは手間なので一般的なPCケースのようにリア側ネジでリア方向へ引き抜きの形でもいいかなと思いました。

ケースボトムにはフロント側に120mmファン*3 or 140mmファン*2に対応したファンホールと電源ユニットの吸気ファン用のファンホールがあります。ファンを搭載しない場合はアルミ製ソリッドパネルを使用してファン用のエアスリットを塞ぐことも可能です。
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前回レビューしたAX2のver1.0dでは電源ユニット用のファンホールの奥行が大型のハイエンド電源に対してはズレており、また120mmサイズ冷却ファンを搭載した電源ユニット合わせたエアスリットになっていましたが、ver1.1ではエアスリットが拡張されて奥行の長いハイエンド電源ユニットや最近のトレンドである140mmサイズ冷却ファンを搭載した電源ユニットにも対応しています。
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後ほど詳しく紹介しますが、電源ユニットやボトム設置吸気ファン用の底面設置防塵ダストフィルター「AX2 ボトムフィルターユニット」が別売りオプションパーツとして用意されています。
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ケースボトムにはキャスター+アジャスターのオプションが存在し、キャスターで各種パーツを組み込んだ状態でも容易に移動可能にしつつ、PC使用時はアジャスターで固定できます。
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ケース足にはキャスター足やアジャスタ付きキャスター足だけでなく、通常のインシュレーターも使用可能です。通常オプションのインシュレーターはスポンジが底に付いたプラスチック製になっています。
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AX2の内部構造の概要

ここからはAX2の内部構造の概要をチェックしていきます。
マザーボード側のサイドパネルを外すと内部の俯瞰図は次のようになっています。PCケースシャーシのリベットはサンプル機では単純な黒塗装のため写真の中で一部塗装が剥げているものもありますが、製品版ではリベットメーカーに特注依頼でハード塗装を行ってもらっているので塗装強度は高く塗装剥げの心配はないようです。
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シャーシのリベットについてですが加工精度の高さが裏目に出たのか、トップパネルとシャーシの隙間がギリギリなので、トップパネルの着脱時にシャーシからリベットの浮いた部分がパネルに引っかかることがありました。トップパネル部分のリベットのみシャーシに埋まるようにするなど改善を期待したいです。
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PCケース内部や増設パーツの各種固定ネジのネジ穴はステンレス製ネジ穴プレートをシャーシにリベット止めする構造になっているのでアルミPCケースにありがちなネジ穴が潰れるという心配はありません。
またAX2に使用される固定ネジの規格は基本的にミリネジのM3に統一されています。国内ホームセンターで簡単に入手できる規格のネジが採用されているのは便利です。デフォルトでは通常の+ネジですが、オプション価格+2100円ではツールレス固定が可能なハンドスクリュー(手回しローレットネジ)も選択可能になっており、今回のサンプル機ではPCケース内の固定ネジの大半がハンドスクリュー形式だったので各種パーツの着脱が非常に楽でした。
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なおトップパネルとサイドパネルの固定ネジはデフォルトでハンドスクリューとなっており、オプションによってハンドスクリューに変わるのはマザーボードトレイの固定ネジ(リアパネル)、PCIスロット固定ネジ、5インチベイ固定ネジの3か所となります。


AX2のマザーボードトレイや内部スペースについて

AX2ではマザーボードトレイはPCケースシャーシから着脱可能な構造になっています。
マザーボードトレイはリア側のハンドスクリューを外すことでリア側に引き抜くことができます。マザーボードトレイはシャーシ上下に設置されたレールを滑らせる構造になっているので、重量級のグラフィックボードやハイエンドCPUクーラーを搭載してもマザーボードトレイがグラつくことはありません。
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マザーボード固定用のスペーサーは単純なナットネジを取り付けるだけの形式ではなく、ベース部分はアルミ、ネジ山部分はスチールの専用2点止めスペーサーが採用されています。マザーボード、ハイエンドCPUクーラー、グラフィックボードなどで4~5Kg近い重量になるシステムを支えることを考えると1点で固定されているスペーサーよりも安心感があります。
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スペーサーは使用するマザーボードに合わせてトレイにネジ止めします。一般的なATXマザーボードからサーバー向けのSSI-CEB規格などにも対応可能です。
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ATXマザーボードのASUS ROG CROSSHAIR VI HEROを設置すると次のようになります。
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マザーボードトレイ背面にはバックプレートを使用するCPUクーラー用にメンテナンスホールが開けられています。現在主流のIntel LGA115X用のネジ穴にとってはマザーボード毎のレイアウトの違いを考慮しても十分な広さがあるのですが、17年3月に発売されてからシェアを伸ばしつつあるAMD Ryzen CPUに対応したAM4マウントのネジ穴は縦長なので現在のメンテナンスホールでは干渉するかもしれません。AM4マザーボードを想定して下側にメンテナンスホールを拡張してもらえればと思います。
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マザーボードトレイにはATXマザーボードのネジ穴のすぐ右にケーブルホールが開いています。ver1.0ではケーブルホールの幅は17mmほどでやや狭いと感じましたが、ver1.1ではケーブルホールの幅が25mm程度に拡張されており、24PIN ATX電源ケーブルでも余裕を持って簡単に通せるスペースが確保されていました。
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マザーボードトレイのサイズ的にはE-ATXのマザーボードも使用可能ですが、マザーボードトレイに備え付けられたケーブルホールは基板に覆われてしまうので使用できなくなります。シャーシ側にも裏配線用のケーブルホールはあるのでマザーボードトレイのケーブルホールを排他利用と考えればE-ATXサイズのマザーボードも使用可能です。
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PCケースのシャーシにはマザーボードトレイ用のレールが設置されているので、トレイにシステムを組み込んで重量が増しても簡単に装着できます。
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マザーボードトレイにCPUクーラーを搭載したままPCケースへトレイを戻す場合についてですが、ハイエンド空冷CPUクーラーの「Noctua NH-D15」で試したところ背の高いヒートシンク付きメモリを組み合わせると冷却ファンがPCシャーシと干渉してそのままではマザーボードトレイの着脱が不可能でした。
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「Noctua NH-D15」のヒートシンク単体(仕様値の全高は160mm)であれば数mmのマージンがあるので、高さが160~165mm程度のCPUクーラーであれば設置したままでマザーボードトレイの着脱が可能です。空冷大型ハイエンドCPUクーラーの高さがだいたい160~170mmなので余裕を見て+10mmほどスペースが確保できていればよかったとも思います。とはいえ殆ど全ての空冷クーラーでは設置したままマザーボードトレイの着脱が可能なはずです。
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なおマザーボードトレイをPCケースに固定後のCPUクーラーのクリアランスについては、高さ方向に190mm以上、マザーボード上側にも80mm以上のスペースがあるので既存の大型ハイエンド空冷クーラーにも余裕で対応可能で、簡易水冷クーラーのラジエーターもPCケーストップに配置可能です。
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前モデルのAX1ではグラフィックボードの設置スペースは260mm(5インチベイ裏も含めると350mm)でしたが、新型のAX2では320mmと大幅に拡張されています。下の写真では以前レビューした「GIGABYTE AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreme Edition 11G」を設置していますが、3スロット占有するような超大型のハイエンドグラフィックボードでも余裕をもって設置できます。
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グラフィックボードについては下位4スロットを占有する形で背の高いグラフィックボードを設置するとマザーボードの挿入・取出の際にシャーシとグラフィックボードが干渉する問題が旧バージョンではありましたが、ver1.1ではシャーシとマザーボードトレイの境界レイアウトが修正されて4スロット目以降でも干渉しなくなりました。
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PCIスロットの固定ネジ直上部分のシャーシに切り抜きが入っており、ドライバーでネジ止めを行う際にシャーシとドライバーが干渉しないようにver1.1では改良が加えられました。
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グラフィックボード関連では欲を言えば重量級のハイエンドグラフィックボードの垂れ下がりを防止する補強ホルダーが欲しいと思いました。「Cooler Master MASTERCASE MAKER 5t」や「In Win 303」のようにシャーシに備え付けで上下可動なホルダーがあれば完璧だと思います。「In Win 303」タイプのホルダーであれば奥側の5インチベイフレームに簡単に実装できるように思います。
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AX2の5インチベイの拡張について

最近の自作PC用ケースではフラットなフロントパネルが流行っているため5インチベイ絶滅が危惧されていますが、AX2にはI/Oパネルの搭載スペース含めて10基の5インチベイが設置されています。
5インチベイもケースパネルやPCIスロットで使用されるのと同じハンドスクリューで固定する構造になっています。
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I/Oパネルを搭載する最上段の5インチベイはデッドスペースになるかというとそんなことはなく、ケーブルを適切に配線すれば背後のスペースは自由に使用できるのでストレージマウンタとして使用可能です。
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光学ドライブ用などの一般的な5インチベイ用のパーツについてはPCケースシャーシにはネジ穴がありませんが、固定穴の5インチベイ用アダプタとスリット穴の5インチベイ用アダプタの2種類がオプションとして販売されています。
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固定穴だけでなくスリット穴のアダプタもあるので様々な5インチベイモジュールが設置可能です。
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5インチベイアダプタはフレームのスリットとフロントのハンドスクリューで固定しています。
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またAX2専用の5インチベイ設置アイテムとして新型の「亀の子ストレージトレイ」が開発されました。亀の子トレイは重ねる段数を増やしても重量に耐えられるようスチール製になっています。剛性も高く安定しているので高速回転のHDDを設置してもビビり音が気になることはなさそうです。
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亀の子ストレージトレイはその名の通り大本のベース部分のトレイに3.5インチ用、2.5インチ用のストレージトレイを積み重ねていく形のストレージトレイになっています。ストレージトレイの内部にはストレージを挟むバネ仕掛けプレート入っており、トレイ横中央のハンドスクリューで締め付ける力を調整できます。
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旧バージョンではストレージマウンタをトレイに固定するネジとストレージの固定ネジが干渉してマウンタが少々固定し辛いレイアウトでしたがネジ位置が改善されました。
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3.5インチストレージトレイ2段の高さは80mm、2.5インチストレージ2段の高さは50mmとなっています。目安として3.5インチストレージ2段で5インチベイ2段占有、2.5インチストレージ3段で5インチベイ2段占有です。
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亀の子ストレージトレイも5インチベイ部分のシャーシがレールになっており、簡単かつしっかりと固定可能です。AX2をレビューしていてPCケースの工作精度高さを一番感じた部分でした。
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また5インチベイのフロントにはソリッドパネルだけでなく、オプションパーツとして120mmファンと140mmファンのマウンタも存在します。120mmファンは5インチベイ3つ、140mmファンが5インチベイ4つのフロントパネルを占有します。フロントのファンマウンタと亀の子ストレージトレイは併用可能な構造になっています。
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フロントのファンマウンタはエアスリット付きのパネルとケースファンアダプタのセットとなっています。
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単純なエアスリットパネルだけでなくダストフィルター付き開閉パネルのオプションも存在します。
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240サイズや280サイズのラジエーターに対応した縦スリットのネジ穴付きアダプタのオプションパーツがあると嬉しい気もしますが、豊富な5インチベイというAX2の長所を潰すことになるので要らないような気もします。



AX2のサイド・トップの拡張スペースについて

AX2のPCケースサイド(マザーボード直上)とPCケーストップには共通規格の拡張スペースがあります。
増設モジュール設置位置はPCケーストップのフロントとリア、PCケースサイドの上と下、5インチベイフレーム右裏の5か所です。拡張可能なモジュールとして120mmファンマウンタ、140mmファンマウンタ、2.5インチストレージ*2用シャドウベイ、3.5インチストレージ*1用シャドウベイの4種類が用意されています。
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冷却ファンマウンタについては専用のブラケットとベースプレートで挟み込んでネジ止めする構造です。
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1.PCケーストップのフロント:1つ設置可能
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2.PCケーストップのリア:2つ設置可能
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PCケーストップリアについては120mmファンマウンタ、140mmファンマウンタ、2.5インチストレージ*2用シャドウベイの3種類のいずれの組み合わせでも2種類が設置可能です。ver1.1ではリア側にネジ穴スリットが拡張されており、140mmファンマウンタ2つで280サイズラジエーターも設置可能です。
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ケーストップの増設モジュールの設置方法について個人的な希望ですが、下から設置してネジでシャーシと挟む構造よりも、シャーシの上から増設モジュールを乗せる構造にして欲しかったです。固定する際にしたから支えずにネジ止めができて楽なので。あと開口パネル使用時は開口パネルの固定ネジと増設モジュールのネジが干渉する都合でハンドスクリューを使用できないのも少し残念でした。
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干渉するのは開口パネルの固定ネジなので、ソリッドパネルや特注で作成依頼するパンチング加工のエアスリットのトップパネルであればケーストップの増設モジュール固定もハンドスクリューを使用できます。


3.PCケースサイドの上下:2つ設置可能(140mmファンは1つのみ)
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PCケースサイドの上下については下写真のようなブラケットに増設モジュールを装着します。140mmファンを含む場合は1つしか設置できませんが、それ以外は2つの増設モジュールを設置可能です。
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ブラケットはジェラコンキャッチでPCケースシャーシに着脱する構造になっており、専用の固定金具をPCケースシャーシに設置します。固定金具の設置位置はPCケース上側と下側の2か所になっておりブラケットと固定金具が2セットあれば上下とも同時に使用可能です。下側はちょうどグラフィックボードの真横になるのでハイエンドグラフィックボードを使用する場合は吸排気ファンを設置するのがおすすめです。ジェラコンキャッチの色はサンプル機では黒色ですが、製品版ではフロントパネル同様にカラーや材質を選択できます。
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検証機材に使用しているGIGABYTE AORUS GeForce GTX 1080 Ti Xtreme Edition 11Gはかなり背の高いグラフィックボードですが、グラフィックボード側面や補助電源ケーブルとの接触もないので、側面の増設モジュールとグラフィックボードの干渉については心配ないと思います。
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4.5インチベイフレーム右裏:2つ設置可能
5インチベイフレーム右裏にも増設モジュール設置用のスリット型ネジ穴が用意されています。エアスリット付きサイドパネルを特注すれば吸気ファンの設置スペースとしても使用できますが、通常は2.5インチor3.5インチのストレージ設置に使用するスペースだと思います。
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AX2の電源ユニットと裏配線について

AX2の電源ユニットの設置と裏配線スペースについてチェックしていきます。
まずは電源ユニットの設置ですが、検証にはCorsair RM650iを使用しました。手で支えなくてもPCケースリアのネジ穴と電源ユニットのネジ穴の位置が一致するので電源ユニットの固定は簡単でした。
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奥行160mmのCorsair RM650iなら電源ユニットを設置しても5インチベイのエリアまでまだ150mm以上のスペースがありモジュラーケーブルの抜き差しを行うのにも十分です。
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右写真のようにver1.0では電源ユニット用のエアスリットが120mmサイズファンを搭載した奥行きが標準的な電源ユニットのみが想定されたレイアウトでしたが、ver1.1ではエアスリットの範囲が拡張されて、140mmの冷却ファンを搭載する最近の電源ユニットや電源容量1000W以上で奥行の大きいハイエンド電源にも最適なレイアウトへ改良されています。
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またAX2 Ver1.0ではエアスリットレイアウトのほかに電源ユニット防塵ダストフィルターがないところをマイナスポにととして挙げていましたが、ver1.1向けにオプションパーツとして待望の防塵ダストフィルター「AX2 ボトムフィルターユニット」が追加されました。
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「AX2 ボトムフィルターユニット」は、フィルター部分はスライド固定なので簡単に着脱可能、ベースとパネルによるマグネット挟み込みなのでフィルターの交換にも対応、スリム設計なのでキャスターだけでなく低床インシュレーターにも対応など文句なしの設計となっています。
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PCケースのマザーボード裏は次のようになっています。
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裏配線スペースの厚さについてはマザーボードトレイからシャーシの端までが約20mmとなっています。電源ユニットからケーブルを通すのに必ず通過するマザーボードトレイのレール部分は裏サイドパネル側へ出っ張っているのでこの部分の幅は15mmほどしかありません。
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ただしサイドパネルの裏側にも8mmほどの厚さのスペースが確保されています。合計の裏配線スペースの幅は23~28mmほどなので広いとは言えませんが、裏配線スペースでサイドパネルとケーブルの干渉を気にするほど狭いわけではないので問題ないと思います。
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マザーボードトレイとトレイ側の5インチベイフレームにはver1.1で25mm幅に拡張されたケーブルホールが設置されているので電源ユニットからの裏配線はもとより5インチベイに設置されたストレージから伸びるケーブルもスマートにマネジメントすることができます。
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ケーブルをマザーボードトレイの裏を通した後はマザーボードトレイ横側のケーブルホールだけでなくマザーボードトレイの上側からもレールをまたぐ形で表側にケーブルを出せるのでATXマザーボード上部に配置されることの多いEPS 8PIN電源ケーブルも問題なく配線可能です。
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またマザーボードトレイの各所にはケーブルタイ用の穴も開いているので、各種ケーブルの固定にも困ることはないと思います。
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AX2は裏配線スペースも確保されておりケーブルマネジメントで困ることはないと思います。
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AX2の水冷ラジエーターの設置について

AX2で簡易水冷クーラーを使用する場合や本格水冷PCを組む際にどの程度ラジエーターを設置できるかチェックしてみました。これまでのレビュー内容でなんとなく予想はつくと思いますが、PCケース内の各スペースについて確認していきます。

まずはPCケーストップについてですが、スペース的には最大で280サイズのラジエーターが設置可能です。シャーシトップのネジ穴スリットは280mmサイズラジエーターを想定してver1.1では拡張されており、140mmサイズファン用マウンタを2つ使用することで280mmサイズラジエーターの簡易水冷CPUクーラーである「Corsair H110i」も問題なく設置できました。
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280mmラジエーターを使用する場合、従来のトップパネルでは折り返し補強部とリア側のネジ頭が干渉してしまいましたが、この点もトップパネルに切り込みを追加することで解消されています。(サンプル機では未修正ですがver1.1の製品版では修正されています)
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ただしオプションパーツのトップパネル開口部分の長さは240mmしかないのでPCケーストップについてはデフォルトでは最大240mmラジエーターの設置が上限と考えた方がよいと思います。
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上でも紹介したように、外装パネルは『特注になってしまいますが、従来のパンチングも可能です。価格は穴無し価格+4,000円で、開口位置の指定やパンチング形状(○の大きさ指定や□穴やハニカム形状等)もカスタマイズ承ります。』とのことなので、特注で280mmサイズ用エアスリットのカスタマイズを依頼すれば280mmサイズのラジエーターをトップに設置して使用することも可能です。とはいえスペース的には余裕がある以上、280mmラジエーターを設置したいユーザーもいると思うのでオプションパーツのトップパネルの開口部分は最初から広くしておいて欲しいです。

PCケーストップに水冷ラジエーターを設置する場合の厚さのクリアランスについては、マザーボードとの干渉するのでスペースは60mm程度でした。Corsair H110iはファン含めて50mm厚なので下写真では10mmほど余裕があります。一般的な簡易水冷クーラーのラジエーターであれば片面ファンで設置可能なはずです。本格水冷用のラジエーターについても当サイト推奨ラジエーターの「Alphacool NexXxoS Full Copperシリーズ(特集記事)」の30mm厚のモデルなら25mm厚の一般的な冷却ファンと組み合わせて問題なく使用できます。
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PCケースボトムには120mm*3もしくは140mm*2に対応したスリットが開いています。ケースボトムのスリットについては使用しない場合はブランクパネルで塞いでおくことも可能です。
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電源ユニットの項目で紹介したように奥行160mmの電源ユニットであっても最もリア寄りの120mmファンスペースは電源ユニットと干渉するため、ケースボトムに設置可能な最大のラジエーターは実質280mmサイズになると思います。また注意点として5インチベイの幅が150mmほどしかないのでラジエーターグリルが幅をとるような280サイズラジエーターは設置できない可能性があります。
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当サイト推奨ラジエーターの「Alphacool NexXxoS Full Copperシリーズ(特集記事)」であれば280mmサイズでも問題なく設置できました。ただし「Alphacool NexXxoS Full Copper」の280mmを使用する場合は最長でも奥行180mmの電源ユニットしか使用できないので注意してください。
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AX2の魅力のストレージ用5インチベイをつぶすことになるので実践するユーザーはいないかもしれませんが、ファンマウントを流用すればフロントにも280mmラジエーターも設置可能です。
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AX2には豊富な5インチベイスペースがあるので5インチベイに設置可能なD5かDDCコンボリザーバーを使用して、トップかボトムに240or280サイズの大型ラジエーターを設置すればi7 7700KとGTX 1080 Tiのようなハイエンド水冷PCも簡単に組むことができます。


AX2 ver1.1で自作PCを組む(ギャラリー)

AX2の特徴や管理人の改善希望案などは一通り紹介し終えたので、AX2 ver1.1を使用して簡単に自作PCを組んでみました。
使用したパーツは記事冒頭に記載した通りです。なおサンプル機のトップパネルは開口やエアスリットなしのソリッドパネルなので変な感じになってしまいますがPCケーストップに簡易水冷CPUクーラーの280サイズラジエーターを配置しています。エアスリットがある体で組みました。
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AX2のレビューまとめ

最後に汐見板金の純日本製フルアルミPCケース「AX2 ver1.1」の実機サンプルを検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • 縦横500mm越えのタワーケースながらフルアルミ製で軽量かつ高い剛性
  • 国産の高品質アルミと国内完全受注生産で高精度の設計と組み立て
  • 10基の5インチベイ搭載でストレージ拡張性に優れる
  • 着脱可能なマザーボードトレイでメンテナンス性も高い
  • トップとボトムには最大280mmの水冷ラジエーターを設置可能
  • PCケース足にアジャスター付きキャスターで移動が楽 【オプション】
  • ボトムにスライド式で着脱簡単な防塵ダストフィルタ―を設置可能 【オプション】
  • 自由にカスタム可能な開口窓 【オプション】
  • 固定ネジの大半がツールレスなハンドスクリュー【オプション】
  • 【オプション】
  • パネルのパンチング加工エアスリットなど特注依頼によって不満が解消できる可能性がある!
悪いところor注意点
  • 完全受注生産なので納期は14日
  • デフォルト5.0万円からと高級品


ver1.2に期待すること

  • 重量級グラフィックボード用のGPUホルダーの追加
  • PCケーストップの開口パネルを280mmサイズ対応に拡張
  • 電源ユニットの差し込み設置構造(参考


ver1.0では縁の埃を指でツツーっとすくうような細かいところまで目を光らせてチェックするという注文の多いレビューを行いましたが、それから半年でトップの280mmサイズラジエーター対応、140mmファン搭載電源ユニットに合わせたエアスリットレイアウトの拡張、ボトムの防塵ダストフィルターユニットのオプション追加など、大幅な改良を遂げたAX2 ver1.1は"新生"と言っても過言ではありません。

実際に自作PCを組んでみても汐見板金の純日本製フルアルミPCケース「AX2」は材質も高品質かつ、加工精度も非常に高いPCケースであることは間違いないと感じました。


ネジの種類も少なくジェラコンキャッチやハンドスクリューを使用することで組み立ても容易ですし、着脱可能なマザーボードトレイはメンテナンス性を上げており、ユーザービリティーに非常に優れたPCケースです。

最近では"魅せる"に特化したPCケースが増えつつあり、搭載数の減っている5インチベイですが、光学ドライブや5インチベイに設置するタイプのストレージラックを使用するユーザーは依然として少なくないはずで、そういったユーザーの要望を満たして余りあるストレージ拡張性も備えています。


ハイエンド環境ほど重量の大きくなるデスクトップPCにおいてはPCケースにキャスターが付いている便利さは1度体験したら離れられないこと間違いありません。特に水冷PCだと水の分だけさらに重くなりますし。トップとボトムには最大280mmサイズの簡易水冷だけでなく本格水冷ラジエーターも搭載可能なスペースも設けられているのでハイエンドCPU&GPU環境を冷やすことのできる水冷環境の構築も難しくありません。


完全受注生産のため納期に2週間ほどかかりデフォルトで5万円と高級品のPCケースですが、一生もののPCケースを購入すると考えればむしろお得な買い物だと思います。裏返せば完全受注生産なので依頼料は別途必要になりますが「あとちょっとこうだったら最高なのに!」という些細な不満点を特注によって解消できる可能性があるというのも同PCケースの魅力かもしれません。

AX2 ver1.1は品質に疑いはなくメンテナンス性にも優れ機能的にも不足するということがほぼ考えられないPCケースなので、予算に収まって外見が気に入ったのであれば購入しても間違いのないPCケースだと思います。


以上、汐見板金の純日本製フルアルミPCケース「AX2 ver1.1」のレビューでした。

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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