In Win A1


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独創的なPCケースの先駆者的メーカーIn Winから新たにリリースされた、PCケース天面にスマートフォンなどのワイヤレス充電が可能なQi充電ポートを搭載し、全長300mmの高性能グラフィックボードにも対応したハイパフォーマンスなMini-ITX対応コンパクトキューブ型PCケース「In Win A1(型番:A1Black-RGB)」のレビュー用サンプルを正規国内代理店アユート様よりお借りできたのでレビューしていきます。同PCケースと合わせてデイジーチェーン接続対応RGB LEDイルミネーション搭載ファン「In Win Polaris RGB」も一緒にお借りできたので、LEDイルミネーションで鮮やかにライトアップするハイパフォーマンスなコンパクトPCを組んでみます。
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代理店公式ページ:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_2191.php
製品公式ページ:https://www.in-win.com/ja/gaming-chassis/a1
マニュアル:https://www.in-win.com/media/gaming-chassis/a1/20180427012716_70683.pdf
In Win A1







In Win A1の自作PC レビュー目次


1.In Win A1について
2.In Win A1の梱包・付属品
3.
In Win A1の外観
4.In Win A1の内部構造の概要
5.In Win A1のグラフィックボード設置スペース
6.In Win A1のストレージ設置スペース
7.In Win A1のファン・ラジエーター設置スペース
8.In Win A1の電源ユニットとQi充電ポート
9.In Win A1のLEDイルミネーションについて
10.In Win A1のビルドギャラリー
11.In Win A1のレビューまとめ



In Win A1について

Mini-ITX対応PCケース「In Win A1」シリーズの概要について最初に紹介します。
In Win A1のカラーリングはブラックとホワイトの2色が展開されており、外観も人を選びにくいシンプルなデザインです。外装やシャーシはスチール製で正面から見て左側のサイドパネルは強化ガラス製ウィンドウパネルが採用されています。
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「In Win A1」はMini-ITXマザーボードに対応したコンパクトPCケースで、寸法は幅210mm x 高さ273mm x 奥行355.5mmとなっています。
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「In Win A1」はフラットな外見ですが、フロントサイドに1基、リアに1基(水冷ラジエーター対応)、ボトムに2基の120mmケースファンが搭載できるのでエアフローも良好です。全高160mmのCPUクーラーや全長300mmのグラフィックボードに対応しているのでハイパフォーマンスな小型PCが構築できます。
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「In Win A1」にはPCケース前方上部に80PLUS Bronze認証を取得した電源容量600Wの電源ユニットが標準で設置されています。グラフィックボード用補助電源として8PIN(6+2PIN)が2基用意されているので、GTX 1080 TiやRadeon RX Vega 64などハイエンドグラフィックボードにも対応します。またPCケース天面にはスマートフォン等のワイヤレス充電に対応したQi充電ポートが設置されています。
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PCケーススタンド部分は透明なプラスチックになっていますが、LEDイルミネーションが内蔵されています。LEDイルミネーションはRGB対応汎用4PINケーブルで電源供給と制御を行う構造になっており、RGB対応汎用4PINヘッダーを搭載したASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic Lightに対応するマザーボードでライティング制御が可能です。
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In Win A1の梱包・付属品

まずはIn Win A1の梱包と付属品を簡単にチェックしておきます。
PCケース本体は茶色の専用段ボール箱に発泡スチロールのスペーサーで固定されて、黒色の不織布に入った状態で付属品と一緒に収められていました。
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ネジ類等の組み立てに関する付属品はジップロック式ビニール袋に収められていました。
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付属品はインチネジセット、ミリネジセット、ゴム足シール、プレート型GPUホルダー、ケーブルタイ、RGB対応汎用4PIN LED電源用SATAケーブル、RGB対応汎用4PIN LEDアダプタとなっています。マニュアルが冊子ではなくQRコードの書かれたシートに簡略化されているところが目新しいです。
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「In Win A1」は電源ユニットを標準搭載したPCケースなので、電源ユニットをコンセントに接続するためのACケーブルも付属します。ACケーブルは一般的な3PINタイプです。
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In Win A1の外観

続いて「In Win A1」のPCケース本体の外観についてチェックしていきます。
「In Win A1」はQi充電に対応した強化ガラス製の天板、PCケース内部を一望できるブラックスモークの強化ガラス製ウィンドウパネル、PCケースフロントを始めとした高い質感の塗装が施されたスチール製パネル、LEDイルミネーションを内蔵した透明プラスチック製ケーススタンドなど、近年流行りのフラットスタイルに独自のアクセントを加えたスマートな佇まいです。
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「In Win A1」はMini-ITXマザーボードに対応し、外形寸法は幅210mm x 高さ273mm x 奥行355.5mmとなっており、コンパクトキューブ型に分類されるタイプのPCケースです。
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「In Win A1」のフロントはスチールパネルですが、まるでサンドブラスト処理のアルマイトのような塗装で質感が非常に高く、ブラックカラーモデルは重厚感と高級感を兼ね備えた趣です。
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PCケース天面の正面から見て右側には、ヘアライン仕上げのアルミニウム製プレートで縁取られたフロントI/Oが配置されています。フロントI/Oの構成は前方から順にパワースイッチ、パワー/ストレージLED、USB3.0端子*2、マイク・ヘッドホン用3.5mmジャックとなっています。
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フロントI/Oと繋がっている内部ケーブルとしてはUSB3.0内部ヘッダーケーブル、パワーボタン、パワー/ストレージアクセスLED、ヘッドホン・マイク用HDオーディオケーブルがあります。パワーボタンやパワー/ストレージアクセスLEDのケーブルが1本にまとまっているのはケーブルマネジメントが容易になって好印象です。
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Mini-ITXマザーボードのあるあるネタとしてCRYORIG C1などの大型トップフロークーラーと組み合わせた場合に内部USB3.0ヘッダーケーブルが干渉することがありますが、「In Win A1」のコネクタは背が低く、きしめん状のフラットケーブルなので干渉の心配がありません。Mini ITX対応PCケースならぜひ採用して欲しい構造です。
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フロントI/部分のアルミニウム製プレートを除くと、天面の大部分は光沢のある強化ガラス製プレートが採用されています。天面中央にはスマートフォンなどの充電に対応した無接点充電規格Qiに対応した充電ポートは設置されています。
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In Win A1に搭載されている強化ガラス製ウィンドウパネルはブラックスモークのものが採用されており、PCの電源がOFFになっているときは内部を隠しつつ、電源が入ってPCケース内部のイルミネーションが点灯してライトアップされると内部が一望できるちょっとしたギミックになっています。
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In Winは強化ガラスサイドパネルをいち早くPCケースに導入した先駆者的なメーカーだけあって、「In Win A1」の強化ガラスサイドパネルの固定方法も一工夫されており、一般的なハンドスクリューによるネジ止め方式ではなく、タブを使ってツールレスで簡単に着脱できる方式が採用されています。
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ネジ固定ではないのでタブを引っ張ってロックを外すだけで簡単にサイドパネルを開閉でき、内部へのアクセスが容易です。
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裏配線側のサイドパネルはフロントパネル同様にスチール製パネルが採用されており、前方には電源ユニットやケースファンの排気口として、Y字を組み合わせた六角ラインのエアスリットが設けられています。
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裏配線側サイドパネルは上側左右に配置されたハンドスクリューで固定されており、強化ガラスウィンドウパネルとは異なる方式ですが、こちらもツールレスで開閉可能です。サイドパネルにはハンドスクリューの脱落防止機構が備わっています。
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底面にはPCケースの足として透明なプラスチック製のスタンドが装着されています。RGB対応汎用4PINヘッダーで給電・制御が可能なLEDイルミネーションが内蔵されており、付属のSATA電源ケーブルで単色のライトアップをするだけでなく、 ASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic Lightなどのマザーボードのライティング制御機能による操作にも対応しています。
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またプラスチック製スタンド部分は「In Win A1」の吸気口として2基の120mmケースファンを搭載可能なファンマウントスペースが確保されており、防塵ダストフィルターも設置されています。防塵ダストフィルターは着脱できませんが、「In Win A1」はコンパクトPCでひっくり返して掃除するのも難しくないためこういった着脱非対応の構造を選択したのだと思います。
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In Win A1の内部構造の概要

In Win A1の内部構造をチェックしていきます。
In Win A1の内部をPCケース右側面から見ると次のようになっています。後方にあたる左側にはMini-ITXサイズのマザーボードが設置可能なスペースがあり、前方にあたる右側の上部には電源ユニットが配置され、その下の左サイドパネル寄りには排気用のケースファン設置スペースがあります。PCケース下方には2スロット占有の長尺グラフィックボードも設置可能なスペースがあります。
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マザーボードトレイには予めマザーボード固定用のスペーサーが設置されています。スペーサーはネジ式ではなく溶接でトレイに固定されているので、ネジを緩めるときにスペーサーごと外れる心配はありません。
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マザーボードを設置すると下のようになります。
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マザーボードトレイの上下右には裏配線スペースに通じるケーブルホールがあるので、内部USBケーブルやフロントI/OケーブルやSATAケーブルなどをスムーズに配線できます。
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CPUクーラーの設置スペースとしては仕様値通り全高160mm程度までが確保されてます。天面との距離も近いので120mm径ファン採用サイドフロー型CPUクーラーなら問題なさそうですが、140mmオーバーの大型径ファン採用サイドフロー型CPUクーラーは難しそうです。
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マザーボード裏面からPCケース内部をチェックしてみると次のようになっています。
コンパクトPCケースなので裏配線のスペースも最小限ですが、マザーボードトレイの上下左にはケーブルホールもあるので裏配線で綺麗なケーブルマネジメントも可能です。マザーボードトレイの中央上下には2基の2.5インチストレージトレイがあります。
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ストレージトレイを外すとCPUクーラーメンテナンスホールが現れるのですが、AMD Ryzenに対応するAM4マウントでは上側のネジ穴にマザーボードトレイがかぶりました。AM4の純正バックプレートであれば位置は被りますが干渉して設置できないという問題は発生しません。Intel LGA115X系についてはネジ穴こそ被らないものの、CPUクーラーの専用バックプレートが縦に長い場合、マザーボードトレイと干渉する可能性があるので注意が必要です。
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裏配線スペースは凹凸によって若干変化しますが、20~25mm程度の厚さで空間が確保されています。「In Win A1」の構造上、ケーブルマネジメントでATX 24PINケーブルを裏配線に通すことはないので、裏配線スペースとしては十分な厚さです。
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In Win A1のグラフィックボード設置スペース

「In Win A1」のグラフィックボード設置スペースについてチェックしていきます。
内部構造の概要でも紹介したように、In Win A1ではグラフィックボードの設置スペースとして、製品スペックでは長さ方向には300mmと記載されています。フレームの最短距離が300mmなのでスペック上は最長300mmとなっていますが、内部スペースには若干余裕があるので斜め向けに上手くケース内に入れることができれば300mm超のグラフィックボードも搭載できそうです。また厚さ方向について仕様では対応サイズが公開されていませんが、PCIブラケットが2スロットに対してさらに余裕があり2.5スロットサイズのグラフィックボードなら対応可能なものもあると思います。
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今回は検証機材として「ASUS GeForce GTX 1080 Ti ROG STRIX」を設置してみました。「ASUS GeForce GTX 1080 Ti ROG STRIX」は全長298mmで公式仕様値ギリギリの長さかつ、53mm厚でGPUクーラーが2スロットをオーバーする2.5スロット占有なグラフィックボードですが問題なく設置できました。
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長さや厚みについては「ASUS GeForce GTX 1080 Ti ROG STRIX」でもまだ若干の余裕があります。
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GeForce GTX 1080 TiやRadeon RX Vega 64などハイエンドGPUを搭載するグラフィックボードは長尺かつ1Kg以上の大重量なので垂れ下がりによる基板の反りやマザーボードPCIスロットへの負荷が気になるところですが、「In Win A1」にはそんな重量級グラボを保持するための金属プレート型グラフィックボードホルダーが付属します。
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PCケース備え付けのグラフィックボードホルダーについてはグラフィックボード右端を支えるものが多いですが、「In Win A1」のグラフィックボードホルダーはPCIEスロットロックピン前後を支えます。「In Win A1」に2スロット占有グラフィックボードを設置するとGPUクーラー側の様子を確認するのが難しくなりますが、グラフィックボードホルダーがGPUクーラーのファンと接触していないかについては十分に注意してください。
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「In Win A1」のグラフィックボードホルダーは裏配線スペース側から2か所のネジ止めで固定されており、シャーシ側の穴は縦長スリットなので、上下に位置を調節できます。
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PCI-Eブラケットの固定ネジ部分にはハンドスクリューで固定されたカバーが設置されており、隙間から埃が混入するのを防止し、外見もスマートになるなどの効果を発揮します。この種のカバーの採用自体は最近では珍しくありませんが、カバーは”開閉式”でヒンジによってシャーシに固定されており、脱落しないのが特徴的で、細かいところですがこだわりを感じます。
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In Win A1のストレージ設置スペース

「In Win A1」のストレージ設置についてチェックしていきます。
「In Win A1」のストレージ設置スペースについてはマザーボードトレイ裏面の裏配線スペースに2基の2.5インチストレージが設置可能です。
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ストレージトレイは右端のハンドスクリューを外すことでツールレスに着脱できます。
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「In Win A1」のストレージ設置スペースはこの1か所のみなので、コンパクトPCケースとはいえ本当に最小限です。とはいえ最近のMini-ITXマザーボードは1~2基のM.2スロットもあり、マザーボードのM.2スロットを含めれば計3,4基のストレージが設置できるので、一般的な用途では不足することはないと思います。
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In Win A1のファン&ラジエーター設置スペース

「In Win A1」のケースファン&水冷ラジエーターの設置スペースについてチェックしていきます。
「In Win A1」にはフロントサイドに1基、リアに1基(水冷ラジエーター対応)、ボトムに2基の120mmケースファンが搭載できるファンマウントスペースが配置されています。
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「In Win A1」のファンマウントスペースを実機で確認する前に、今回は「In Win A1」のレビューに当たって、In Win からリリースされているデイジーチェーン接続対応RGB LEDイルミネーション搭載ファン「In Win Polaris RGB(型番:POLARISFAN-2PK-RGB)」も一緒にお借りできたのでこちらについて紹介&チェックしていきます。
In Win Polaris RGB

代理店公式ページ:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_2144.php
製品公式ページ:https://www.in-win.com/ja/fans/polaris_rgb_1-pack/

In Win Polaris RGB

「In Win Polaris RGB」についてはお借りする際に数量については特に打ち合わせもしていなかったのですが、2個入りパックが2つで計4個分がありました。「In Win A1」もちょうど4基のファンマウントスペースがあるのでPolaris RGBで全部埋めてみようという意味だと思います。
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「In Win Polaris RGB」の2個入りパックの付属品は、テーパーネジ4個2セット、RGB対応汎用4PINアダプタ、デイジーチェーン用独自8PINケーブル 100mm、デイジーチェーン用独自8PINケーブル 800mm、独自8PIN to PWM対応4PINファン端子&RGB対応汎用4PIN LED端子のY字分岐ケーブル(長いので以下M/B接続ケーブル)となっています。
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なお「In Win Polaris RGB」には1個入りパックもありますが、1個入りパックはデイジーチェーン増設用で、M/B接続ケーブルが付属せず単独では使用できないので注意してください。

「In Win Polaris RGB」の接続端子は独自規格の8PINコネクタです。「In Win Polaris RGB」はデイジーチェーン(ファンを介して次のファンを連結させる)に対応しており、1つのファンには隣接したファン固定フレームに向かい合う方向で2基の独自8PIN端子が実装されています。
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「In Win Polaris RGB」をデイジーチェーン接続するためのケーブルとして、隣接するファンマウントスペースで使用するための長さ100mmの短いケーブルと、フロントとトップのように離れた場所のファン同士を接続するための長さ800mmの長いケーブルの2本が付属します。
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基本セットとなる「In Win Polaris RGB」の2個入りパックにはマザーボードに接続するためのM/B接続ケーブルが付属します。M/B接続ケーブルはデイジーチェーン接続にも使用する独自8PINから、PWM対応4PINファン端子ケーブルとRGB対応汎用4PIN LED端子ケーブルがY字分岐したケーブルになっています。
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M/B接続ケーブルのRGB対応汎用4PIN LED端子はさらに二股に分かれているので「In Win Polaris RGB」をマザーボードに接続しても追加で別の汎用4PIN LED機器を接続できます。コネクタは汎用4PINなのでASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic Lightなどマザーボードの機能によるライティング制御が可能です。
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「In Win Polaris RGB」を100mmケーブルとM/B接続ケーブルで繋いでみるとこんな感じになります。末端のファンにはもう1基の独自8PIN端子があるのでさらに1つ、2つ……とファンをデイジーチェーン接続で増設できます。
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ファン2基だけで一般的なケースファンをY字分岐ケーブルでまとめた場合と比較しても、デイジーチェーン接続で一つながりのケーブルとして扱うことができる「In Win Polaris RGB」のほうがケーブルがスマートになっているのがわかると思います。これでファンの数が3個、4個と増えていくとデイジーチェーン接続の効果はさらに増していきます。
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「In Win Polaris RGB」は定格1280RPMのPWM速度調整対応4PIN冷却ファンです。PWM速度調整によって500RPM~1280RPMの範囲内で速度調整が可能です。軸部分にLEDイルミネーションが内蔵されているので光を綺麗に拡散するためファンブレードはスリガラス状の透明なプラスチックになっています。
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「In Win Polaris RGB」の軸受けフレームはファンブレード回転方向と直交する向きに4本の軸受けフレームが伸びているシンプルな構造が採用されています。「In Win Polaris RGB」の軸受けにはスリーブベアリングで、仕様上の耐久性は3万時間です。
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「In Win Polaris RGB」のファンフレーム四隅のネジ穴部分には防振ラバーパッドが装着されており冷却ファンの振動による共振の発生を抑制します。
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「In Win Polaris RGB」の円筒形フレームは透明なプラスチックになっており、軸に内蔵されたLEDイルミネーションの光をそのまま透過させるので、単に軸にLEDを搭載したケースファンより明るく、そして独特のライティングを演出できます。透明フレームの素材には耐熱性の高いPBT素材が採用されているので長期間の運用に足る耐久性も備わっています。
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In Win Polaris RGBシリーズには今回紹介した「In Win Polaris RGB」の無印版に加えて、デイジーチェーン接続などの基本仕様はそのままで、さらに洗練された印象を与えるアルミニウムフレームと2倍の耐久性を実現する流体軸受けを採用した高級モデル「In Win Polaris RGB Aluminium」もラインナップされています。単価は2倍ほどと高価ですが、In Winのアルミニウム製ハイパフォーマンスPCケースにマッチするデザインなので、こちらも検討してみたいところです。
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「In Win Polaris RGB」については一通り紹介も済んだので、話を「In Win A1」のケースファン&水冷ラジエーターの設置スペースに戻します。
「In Win A1」のフロントサイドについてはマザーボードトレイ側にファンを設置して、裏配線スペース側からネジ止めする構造になっています。
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「In Win A1」のフロントサイドにケースファンを設置するとこんな感じになります。
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「In Win A1」のリアについては120mmサイズのケースファンに加えて120mmサイズラジエーターの設置にも対応しており、ネジ穴は上下にオフセットできるように縦長スリットになっています。
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リアのファンマウントスペースには簡易水冷CPUクーラーだけでなく、簡易水冷グラフィックボードのラジエーターも設置可能ですが、CPUクーラーの設置スペースがラジエーターの厚さ分だけ狭くなるので、CPUクーラーの選択肢はかなり狭まると思います。基本的に簡易水冷CPUクーラーのラジエーター設置用と考えた方がよさそうです。
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「In Win A1」のリアにケースファンを設置するとこんな感じになります。
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「In Win A1」のボトムには2基の120mmサイズケースファンが設置可能です。PCケースのシャーシ側には1つ1つのサイズがそこそこ大きいヘックス型のエアスリットが設けられています。
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PCケースボトムの透明プラスチック製スタンドについては四隅のネジで固定されていますが、取り外すことができ、その中に2基の120mmサイズケースファンを搭載できます。
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ボトムのケースファン設置手順としては、PCケース底面を上に向けた状態で、まず透明プラスチック製スタンドを取り外して、LEDテープが内蔵された枠の中央に2基のケースファンを置きます。
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ケースファンから伸びるケーブルが枠の内側に収まるように注意して左下の隅の少し上にある穴からPCケース内へケーブルを通します。
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あとは透明プラスチック製スタンドを被せ直してネジ止めすれば設置完了です。
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「In Win A1」のボトムのファンマウントスペースについては透明プラスチック製スタンド側にネジ止めする構造になっているのですが、一度ふたをしてしまう形になるのでいざネジを装着しようとするとネジ穴が合わず、予めスタンド側にファンを固定しておくと、LEDテープが内蔵されたフレームにケーブルが挟まるというジレンマに陥るのがマイナスポイントだと感じました。水冷ラジエーターにファンを固定する感じで、長ネジを使ってPCケースのシャーシ側にケースファンを固定する形を採用して欲しかったです。
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PCケースボトムには着脱はできませんが防塵ダストフィルターが設置されているので吸気レイアウトで使用するのが推奨です。Mini ITX対応PCケースなので全部組み込んでも重さはせいぜい5kg前後になるくらいなので、掃除をしたいときはひっくり返して掃除機をかければいいと思います。
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In Win A1の電源ユニットとQi充電ポートについて

In Win A1に標準で付属する電源ユニットについてチェックしていきます。
In Win A1には変換効率80PLUS Bronze認証取得で電源容量600Wの電源ユニットが標準で搭載されています。電源容量が600WあればCore i7 8700KやRyzen 7 2700Xなどメインストリーム向け最上位CPUに、GeForce GTX 1080 TiやRadeon RX Vega 64などハイエンドグラフィックボードを組み合わせても対応が可能です。
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In Win A1付属電源ユニットからは、ATX24PINケーブル、EPS8PIN(4+4PINに分離可能)ケーブル、PCIE 8PIN(6+2PINに分離可能)*2ケーブル、SATA電源*3ケーブルの計4本のケーブルが伸びています。
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PCIE 8PIN*2ケーブルについてはPCIE 8PIN(6+2PIN)ケーブルに2分岐延長ケーブルが接続されています。
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「In Win A1」のPCケース天面中央にはスマートフォンのワイヤレス充電が可能なQi規格に対応した充電ポートが設置されています。iPhone XやiPhone 8などQi充電に対応した主要なスマートフォンの多くに対応しており、マニュアルに掲載されている対応製品の公式リストだけでも50種以上あります。
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Qi充電デバイスについてPCケース内部から確認してみたところ、標準搭載の電源ユニットから直接伸びている電源ケーブルによって給電される構造になっていました。SATAや4PINペリフェラルからの電力供給ではないので標準搭載の電源ユニット以外を使用するとQi充電デバイスはほぼ使用できません。
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Qi充電デバイスは「IWC000A1」という型番で、5V/2Aの入力に対してワイヤレスで5V/1Aの送電が可能な仕様でした。またQi充電デバイスと電源ケーブルの接続端子はMicroUSB端子でした。SATAか4PINペリフェラルかマザーボードのUSBを経由して5V/2AのMicroUSBケーブルを伸ばせれば、Qi充電デバイスを生かしたまま別の電源ユニットを使用することができるかもしれません。
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Qi充電に対応したスマートフォンを所有していないので、終売となっていますが、エネループをQiで充電できる充電ボックスを使用して動作確認をしてみました。特に問題なく充電中を示すLEDが点灯しました。なおマニュアルでは充電開始でビープ音が鳴るとの表記がありましたが鳴りませんでした。
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「In Win A1」に搭載されたQi充電ポートについては、電源ユニットの元電源スイッチがONになっていれば、システムが電源OFFやスリープの状態でも充電される仕様になっていました。SATAや4PINペリフェラルなどから電源を取得すると電源OFFやスリープでは充電できなくなるので専用電源を採用したという事情もありそうです。
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「In Win A1」に標準で搭載されている電源ユニットについては取り外すと保証対象外になる恐れがありますが、今回は検証のためPCケースから取り出してみました。分解作業は保証対象外になる可能性があるので、詳しい手順は省きますが、非破壊で割と簡単に取り出すことができます。
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「In Win A1」に標準で搭載されている電源ユニットはPOWER MANというメーカーの「IP-P600KQ3-2」という電源ユニットでした。「In Win A1」の仕様通り変換効率80PLUS Bronze認証取得で電源容量600Wとなっています。EPS(CPU)やPCIE補助電源の電力供給で重要な+12Vについては最大出力50.0A(おそらく瞬間最大出力)と表記されています。
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「In Win A1」標準搭載の電源ユニットは規格的には一般的なATXサイズで奥行きは140mmでした。電源ケーブルについては冷却ファンを上向きにしてケーブルを正面に見て左から直出しとなっています。
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続いて「In Win A1」標準搭載の電源ユニットの電力負荷とファンノイズの関係について検証してみました。検証方法としてはCPUにCore i7 7700Kを搭載したベンチ機でグラフィックボードをGTX 1050 Ti、GTX 1060、GTX 1070、GTX 1080、GTX 1080 Tiに変えることで消費電力を変え、その時のファンノイズを測定しました。測定時の負荷にはFireStrike Extremeグラフィックテスト1を15分以上ループさせています。
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消費電力の測定にはBluetooth接続でスマホから消費電力を見れるワットチェッカーを使用して、電源ユニットの変換損を含めたシステム全体の消費電力をチェックしています。なお同ワットチェッカーでは消費電力は1秒ごとにW単位で表示されますが、平均的な数値になっており実際の瞬間最大値はさらに高い値を取っている場合があります。記事中では表示値からおおよその平均を取って表記しますが、実際には+100~200Wの瞬間的な負荷が発生することがあるので注意してください。
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サウンドレベルメーターを利用してゲーム負荷時のノイズレベルを測定・比較しています。ノイズレベルの測定には「サンワダイレクト 400-TST901A」を使用しています。電源OFF時の騒音値は33~35dBです。目安として40dBを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになり、45dB前後で煩く感じます。50dBを超えてくるとヘッドホンをしていても煩く感じます。同じ騒音値でも不快に感じたり感じなかったりとファンノイズが不快に感じるかどうかは音の性質にもよるので注意してください。
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またベンチ機のCPUクーラーやグラフィックボードから出るファンノイズについては吸音材の板を使用して電源ユニット本体のファンノイズ測定への影響を下げています。非負荷時にグラフィックボードのファン回転数を負荷時の最大値に固定してもサウンドレベルメーターが35~36dBしか示さないのでこれらの影響は基本的に無視して問題ありません。

消費電力とファンノイズの測定結果は次のようになりました。
「In Win A1」に標準で搭載されている電源ユニットはTDP100W前後のメインストリーム向け最上位CPUとGTX 1080 TiのようなハイエンドGPUを組み合わせて400W前後の負荷においてファンノイズは40dB程度なのでCPUクーラーやGPUクーラーよりも煩くなることはないと思います。
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消費電力(W) ファンノイズ(dB)
アイドル 70 34.2
GTX 1050 Ti 140 34.9
GTX 1060 230 35.4
GTX 1070 260 36.6
GTX 1080 290 36.8
GTX 1080 Ti 380 45

ただし「In Win A1」に標準で搭載されている電源ユニットは電源負荷が250Wを超えると徐々にコイル鳴きが発生し、GTX 1080やGTX 1080 Tiではそこそこ耳障りでした。下の動画は「In Win A1」から取り出してバラック状態で確認した様子なので、PCケースに入っている状態ならある程度軽減されます。今回搭載されている電源が80PLUS Bronze認証の電源ユニットのためコイル鳴きを全くさせないというのは難しいのかもしれません。高くてもコイル鳴きが発生しにくい、より高変換効率な80PLUS Gold認証クラスの電源を搭載したモデルもあるとよかったです。




In Win A1のLEDイルミネーションについて

「In Win A1」のPCケースボトムに搭載されたLEDイルミネーションについてチェックしていきます。
「In Win A1」の透明プラスチック製スタンドの内側にはLEDテープが内蔵されたフレームが設置されています。
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LEDテープはボトムのファンと同じ経路で給電・制御用のRGB対応汎用4PIN LED端子ケーブルがPCケース内に伸びています。ケーブルはメス端子の二股になっており、一方をマザーボードなどに接続して給電に使用した場合、もう一方には別のRGB対応汎用4PIN LED機器を接続できます。
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コネクタは汎用4PINなのでASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic Lightなどマザーボードの機能によるライティング制御が可能ですが、非対応マザーボードユーザー向けにSATA電源から給電できるケーブルが付属します。標準ではR(赤)に結線されているのでこの電源ケーブルを使用した場合、接続されている機器の発光カラーは赤色になります。RのピンをG(緑)やB(青)に差し替えると緑や赤で発光させることもできます。汎用4PINの両オスアダプタはLEDテープの分岐に別のLED機器を接続する時に使用します。
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「In Win Polaris RGB」などPCケース内に組み込んだLEDイルミネーションも点灯していますが、「In Win A1」に備え付けのLEDイルミネーションとしてはPCケースボトムの透明スタンドに内蔵されたLEDイルミネーションが点灯しています。RGB対応汎用4PIN LED端子の分岐を使用してIn Win A1のスタンドとIn Win Polaris RGBの発光カラーは同期させています。
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「In Win A1」の機能ではありませんが、「In Win A1」のPCケース内ボトムスペースの手前はちょうど300mmのLEDテープを貼るのにぴったりなので、アドレッサブルLEDテープを装着してみました。使用しているアドレッサブルLEDテープは「BitFenix Alchemy 3.0 Addressable RGB LED Strip 30cm(型番:BFA-ADD-30MK15N-RP)」です。
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BitFenix Alchemy 3.0 アドレッサブルLEDテープ 30cm
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「In Win A1」の強化ガラス製ウィンドウパネルは無色透明なガラスではなくブラックスモークガラスなので、電源OFFやスリープ時などPCケース内のイルミネーションが消灯しているときはPCケース内部を隠しつつ、LEDイルミネーションを点灯してケース内をライトアップした時にはケース内が一望できるといったシャッター的なギミックも再現できます。
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In Win A1のビルドギャラリー

今回組んだ「In Win A1」を使用した自作PCのギャラリーです。
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In Win A1のレビューまとめ

最後に「In Win A1」の実機サンプルを検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • スチール・アルミニウム・プラスチック・強化ガラスなど素材の魅力を生かしたデザイン
  • ツールレスで簡単に開閉できるブラックスモークの強化ガラスウィンドウパネルを搭載
  • 透明スタンドにはRGB対応汎用4PINのLEDイルミネーションを搭載
  • 全高160mmの空冷CPUクーラーに対応
  • リアに120mmサイズラジエーターを設置可能
  • 最長300mmのハイエンドグラフィックボードに対応
  • グラフィックボードホルダーを標準で搭載
  • 変換効率80PLUS Bronze認証取得で電源容量600Wの電源ユニットを標準搭載
  • スマホのワイヤレス充電が可能なQi充電ポートを搭載
悪いところor注意点
  • ボトムのファンマウントスペースはファンが設置しにくい(詳しくは記事本文で)
  • ストレージ設置スペースは2基の2.5インチストレージのみ
  • 負荷が250Wを超えたあたりから電源ユニットでコイル鳴きが発生

In Win A1は独創的なPCケースを多数輩出してきた先駆者的メーカーIn Winらしく、PCケースでは珍しいQi充電ポートを搭載したり、デザイン面でも挑戦をしつつ、コンパクトなハイパフォーマンスPCを組みたいという一定の支持層として存在するユーザーの希望を叶える優秀なPCケースです。スチール、アルミニウム、強化ガラス、透明プラスチックなど複数の素材が使用されていますが、「In Win A1」を構成する上で各所に最適な素材が使用されて各々の魅力を活かしつつ、調和がとれているところは流石、素材を知るIn Winだと感じました。

In Win A1には変換効率80PLUS Bronze認証取得で電源容量600Wの電源ユニットが標準で搭載されています。PCケースに電源ユニットが標準で搭載されるのは好みの分かれるところですが、PCケースに合わせたケーブル長およびコネクタ数の電源ケーブル構成になるところは1つ明確なメリットです。特にMini-ITX対応PCケースでは長すぎるケーブルがスペースを圧迫したり、中途半端に余る長さで見栄えが悪くなることも多いですが、「In Win A1」ならケーブルが最初からPCケースに最適化されているので、初心者自作erでも比較的簡単にコンパクトなMini-ITX機を組むことができると思います。

ただ個人的には多少コストアップしたとしても変換効率80PLUS Gold認証クラスの電源ユニットを採用して欲しかったかなと思います。電源OFFやスリープ中にQi充電が可能という仕様を満たすためには、SATAや4PINペリフェラルからQi充電ポートの電源を取得するわけにはいかないので専用電源を採用したのだと思いますが、それならなおさらもっとハイグレードな電源ユニットの選択肢があるとよかったです。

コンパクトなMini-ITX機を組むうえで電源ユニットの選択は1つ大きな壁なので、そこが最初からクリアできているという点で、「In Win A1」は自作PC初心者にも優しいPCケースです。シンプルかつオシャレな外見やスマホのワイヤレス充電が可能なQi充電ポートを搭載していることからも、普段自作PCとは縁遠い層にも訴求した製品なのだと思いますし、実際に組んでみた感想としてそういう層にお勧めできるPCケースだと思いました。

以上、「In Win A1」のレビューでした。
In Win A1






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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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