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新時代高画質機能レイトレーシングに対応し、お手頃な価格で普及しつつあるWQHD/144HzのIPS液晶ゲーミングモニタと組み合わせた高画質かつハイフレームレートなPCゲーミングの入門に最適なミドルハイクラスGPU「NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。
目次
1.はじめに - GeForce RTX 2070 SUPERについて
2.簡易水冷RTX 2070 SUPER搭載のBTO PCがおすすめ
3.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
4.RTX 2070 SUPER搭載のBTO PCの簡易紹介
5.RTX 2070 SUPER搭載BTO PCのカスタマイズ指南
・CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事
6.パーツを揃えてRTX 2070 SUPER搭載BTO PCを価格比較
7.おすすめRTX 2070 SUPER搭載BTO PCのまとめ
付録.その他のGPU搭載BTO PCのまとめ記事
【執筆:2019年10月13日、最終更新:2020年3月12日】
はじめに - GeForce RTX 2070 SUPERについて
2019年7月9日より販売が解禁された「GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載したBTO PCが早くも各社からリリースされています。GeForce RTX 2070 SUPERは、シェーダー数の増加や動作クロック(TDP)の引き上げによってRTX 2070無印版よりも15%の高速化を果たしたマイナーアップグレード版です。RTX 20 SUPERシリーズの登場に伴ってモデルが乱立しており分かり難いのですが、単純に言うと「GeForce RTX 2080無印版が若干性能が下がった代わりに200ドルも安価になってリブランドされたGPUがGeForce RTX 2070 SUPER」、前世代で言うところのGeForce GTX 1070 Tiに位置するモデルです。
GeForce RTX 2070と同じ希望小売価格のままなので、「GeForce RTX 2070搭載BTO PCを買おうと思っていた人は価格そのままで15%程度性能がアップしてラッキー」、「GeForce RTX 2080搭載BTO PCを買おうと思っていた人は性能そのままで1万円以上安価になってラッキー」、というのがGeForce RTX 2070 SUPER搭載BTO PCです。
当サイトで行った検証結果においても、GeForce RTX 2070 SUPERは、シェーダー数の増加や動作クロック(TDP)の引き上げによってRTX 2070無印版よりも10%程度の高速化を果たし、前世代最上位モデルであるGTX 1080 Tiと同等のグラフィック性能を実現しています。
・「GeForce RTX 2070 SUPER」をレビュー。GTX 1080 Tiと同性能!
・GeForce RTX 2070 & RTX 2070 SUPERのレビュー記事一覧へ
GeForce RTX 2070 SUPERの性能は前述の通り無印版上位モデルのGeForce RTX 2080を若干下回りますが、前世代で2つ上のナンバリングに位置するGTX 1080 Tiとそん色ない性能を発揮するので、2019年現在、手ごろな価格で普及しつつあるWQHD/144HzのIPS液晶ゲーミングモニタと組み合わせて高画質・ハイフレームレートなPCゲーミング入門に最適なモデルです。
WQHD/144HzのIPS液晶ゲーミングモニタは色々と販売されていますが、リモコン操作&USB Type-C対応でマルチメディアに最適な「BenQ EX2780Q」、OSDクロスヘアやMBRなどゲーミング機能が豊富な「AORUS AD27QD」、同スペック製品の中でも特に高発色・高応答速度な「LG 27GL850-B」は当サイトでもレビューを公開していてオススメなモデルです。
またGeForce RTX 2070 SUPERがサポートする高画質機能レイトレーシングでは、照明(エリアライト)や太陽光(グローバルイルミネーション)の影響を厳密に再現し、光の反射や透過も現実に即して忠実に描写されます。「Raytracing(レイトレーシング)」を採用したわかりやすい例としては鏡に映る反射など、視覚(視点から見た)の外にある物体もリアルに描画することができます。
RTX 20XXシリーズのロンチイベントではレイトレーシング(NVIDIA RTX)をサポートするゲームとして、すでに発売済みのFinal Fantasy XV PC版やPUBG、今後発売予定のShadow of the Tomb Raiderやバトルフィールド5を含めて21タイトルが発表されており、今後も対応タイトルは増えていく予定です。
そんな高性能GPUであるRTX2070 SUPER搭載ゲーミングBTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、RTX 2070 SUPER搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。
簡易水冷RTX 2070 SUPER搭載のBTO PCがおすすめ
サイコムから発売されている、同社が独自に簡易水冷化したGeForce RTX 2070 SUPERグラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも非常におすすめです。下のグラフはGeForce GTX 1080 Tiの例ですが簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるもののコア温度は50度前後で運用が可能になります。(詳細はこちらの記事で) グラフィックボードの場合、空冷と比較して簡易水冷の冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
簡易水冷化GeForce RTX 2070 SUPERを選択可能なG-Master Hydroシリーズの主だった製品としてはIntel第10世代Core-S CPU採用、PCケースのサイズ別で、高い拡張性と最新トレンドが組み合わさった新定番PCケース「Fractal Design Define 7」を採用しているミドルタワーBTO PC「G-Master Hydro Z490」、360サイズラジエーターの大型簡易水冷CPUクーラーを採用する上位モデル「G-Master Hydro Z490 Extreme」、同じくFractal Design製でコンパクトな「Fractal Design Define Mini C」を採用するマイクロタワーBTO PC「G-Master Hydro Z490-Mini」、Mini-ITX対応でウルトラコンパクトな「Phanteks Enthoo Evolv ITX」を採用する「G-Master Hydro Z490-ITX」などがラインナップされています。
その他にもマルチスレッド性能とコストパフォーマンスでIntel製CPUを上回るAMD第3世代Ryzen CPUを搭載する「G-Master Hydro X570A II」、24コアや32コアの圧倒的マルチスレッド性能を実現し、なおかつIntel Core-Xよりもコストパフォーマンスが優秀なAMD第3世代Ryzen Threadripperを搭載した「G-Master Hydro TRX40 Extreme」などもラインナップされています。
当サイトでは簡易水冷グラフィックボード搭載したG-Master Hydroシリーズから、Core i9 10900Kと簡易水冷GeForce RTX 2080 Tiを搭載した2020年最速ゲーミングBTO PC「G-Master Hydro Z490」のレビュー記事を公開中です。G-Master Hydroシリーズの購入を検討する際には参考になると思います。
・Core i9 10900K&簡易水冷RTX 2080 Ti搭載「G-Master Hydro Z490」をレビュー
・Intel第10世代CPU&簡易水冷グラボ搭載「G-Master Hydro Z490」
BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。BTO PCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
サイコム | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
TSUKUMO | 固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS製) |
|
ドスパラ | 固定 | 自社オリジナル |
固定 |
◎: 最短当日 |
PCショップアーク | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
パソコン工房 | 固定 | △:自作向ベースのオリジナル |
固定 | |
マウスコンピューター |
固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 |
・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
RTX 2070 SUPER搭載のBTO PCの簡易紹介
1.PCショップアーク
PCショップアークではRTX 2070 SUPERグラフィックボードを選択可能なBTO PCとして、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースを使用したコンセプトモデルが展開されており、カスタマイズ自由度も高いので、基本的にPCケースの好みで選択していけばOKです。最新PCケースが採用されたおすすめモデルをいくつか紹介すると、NZXT H510をベースにした「CROYDON NZXT H510」、NZXT H710をベースにした「CROYDON NZXT H710」、Fractal Design Meshifyをベースにした「CROYDON Fractal Design Meshify」などがあります。CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 2070 SUPERグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。
2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer
ツクモeX.computerからはRTX 2070 SUPER搭載BTO PCとして、CPUにCore i5 9400Fを選択できる「G-GEAR GA5J-B194/T」やCPUにRyzen 5 3600を選択できる「G-GEAR GA5A-D194/T」がラインナップされています。自作PCでも定番のマザーボードである「ASUS PRIME H370-A」や「ASUS PRIME B450-PLUS」が採用されているところも魅力的です。RTX 2070 SUPERグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもBTO PCが複数ラインナップされており、同社販売ページのトップではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
3.パソコン工房
パソコン工房のゲーミングBTO PCは主に5つのシリーズが展開されています。5シリーズの中で最も一般的なモデルはミニタワーPCケース採用のLEVEL∞ M-Class、ミドルタワーPCケース採用のLEVEL∞ R-Classの2つです。さらにコンパクトサイズなLEVEL∞ C-Class、フルタワーPCケース最上でハイスペックなLEVEL∞ G-Class、メニーコアなエンスージアスト向けCPUを搭載したハイエンドモデルLEVEL∞ F-Classがあります。パソコン工房のBTO PCでは各モデルでCPUやGPUの組み合わせが固定されていることが多いです。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。RTX 2070 SUPER グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
今回はGeForce RTX 2070 SUPERに最適なCPUであるCore i5 9600Kを選択可能なミニタワーPC「LEVEL∞ R-Class LEVEL-R040-i5K-TWS」をチェックしていきます。なおパソコン工房のゲーミングBTO PCではラインナップの移り変わりが激しく、新製品や終売になるモデルも多いため、RTX 2070 SUPER搭載BTO PC一覧ページも確認してみて下さい。
4.サイコム
サイコムではスタンダードなミドルタワーPC「G-Master Mace H370」や、Z390マザーボード採用でやや高級な「G-Master Hydro Z390 III」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からRTX 2070 SUPERを選択可能になっています。他社と違ってRTX2070 SUPER搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 2070 SUPERグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。サイコムのRTX 2070 SUPER搭載BTO PCについては拡張性やメンテナンス性に優れたPCケースと安価なH370マザーボードを採用している「G-Master Mace H370」に的を絞って紹介します。このBTO PCではFractal Designというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。
5.ドスパラ
ドスパラからはRTX 2070 SUPER搭載BTO PCがいくつかリリースされていますが、ミドルタワーPCでCPUにCore i7 9700を採用する「GALLERIA XV」、もしくはCPUにRyzen 5 3600を採用する「GALLERIA RF5」がオススメのモデルです。ドスパラBTO PCは”当日出荷可能、カスタマイズしても翌日”という驚愕の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。RTX 2070 SUPERグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
6.マウスコンピューター
マウスコンピューターについてはRTX 2070 SUPERを搭載するBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本4ブランドから各モデルがラインナップされています。マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成、コンパクトキューブ「LITTLEGEAR」(PCケース詳細)の4バリエーションとなっています。
GPUとCPUの組み合わせが固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。RTX 2070 SUPERグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
マウスコンピューターからは4シリーズを基本ラインアップとして、CPU&GPUセット別で細かく分類されたBTO PCが販売されています。詳しくは『マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
RTX 2070 SUPER搭載BTO PCのカスタマイズ指南
一口にGeForce RTX 2070 SUPER搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
GeForce RTX 2070 SUPER搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきGeForce RTX 2070 SUPERを搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。
GeForce RTX 2070 SUPER搭載BTO PCのカスタマイズについては、「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。
- CPUについてはIntel製CPU(Core i5 9400Fなど)とAMD製CPU(Ryzen 5 3600など)の2種類があります。AMD製CPUもコスパに優れた良いCPUですが、PCに詳しくない初心者は長年主流な製品ということもあって基本的に安定しているのでIntel製CPUを選ぶのが無難だと思います。
6コア6スレッドのCore i5(9400Fや9600K)は6コア12スレッド/8コア8スレッドのCore i7(8700や8700Kや9700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。ミドルハイクラスGPUのRTX 2070 SUPERと組み合わせるのであればCore i5でいいと思います。予算に合わせてでいいと思います。予算に余裕があるのであれば、Core i7 9700KやCore i9 9900Kを選択するよりは、その予算をRTX 2080 SUPERなど上位GPUに回すのがおすすめです。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率は予算が許すならGold以上を選ぶと電源ユニットの静音性の面で有利かもしれません。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。システムストレージ同様にHDDではなくSSD推奨。ゲーム用ストレージの容量は可能なら1TB(1000GB)、少なくても500GBが望ましいです。500GB以上のSSDは1.2万円程度からでパーツのみを購入できるので各自でBTO PC購入後に増設してもかまいません。
- マザーボードは「Z390」や「H370」などチップセット名だけでなく「ASUS Prime H370-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事
グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。・BTO PCにオススメなCPUを用途&予算別で5種厳選
・【できる!自作PC】最新CPUの選び方とオススメCPUを徹底解説
・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
・【SATA SSD vs NVMe SSD vs HDD】 ゲームロード時間を比較
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
・おすすめの自作PCマザーボードを徹底解説
パーツを揃えてRTX 2070 SUPER搭載BTO PCを価格比較
上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のRTX 2070 SUPER搭載BTO PCの価格を比較します。価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows10 Home |
CPU | Core i5 9400F |
メモリ | 16GB (8GB*2) |
グラボ | RTX 2070 SUPER |
システムストレージ | SSD 240GB |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 480GB以上のSSDが推奨) |
電源 | 600W~700W、Gold |
その他付属品 | なし |
比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・PCショップアークのBTOはシステムドライブにNVMe M.2 SSDを使うのがデフォルト構成で変更できないため価格が高くなっています。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。
BTOメーカー | 型番 | 電源 | マザボ | 価格 |
PCショップアーク | CROYDON Fractal Design Meshify | Antec NeoECO 650W Gold |
ASRock B365 Phantom Gaming 4 ATX | 17.3万円 |
TSUKUMO | G-GEAR GA5J-B194/T |
Seasonic SSR-650FM 650W Gold |
ASUS PRIME H370-A ATX |
16.0万円 |
パソコン工房 | LEVEL-R040-i5K-TWS |
700W Gold |
Z390 ATX (詳細不明) |
17.0万円 |
サイコム |
G-Master Mace H370 |
Antec NeoECO 650W Gold |
ASRock H370 Pro4 ATX |
17.8万円 |
G-Master Hydro Z390 III |
SilverStone SST-ST75F-GS V2 750W Gold |
ASRock Z390 Extreme4 ATX |
21.4万円 | |
ドスパラ CPUがRyzen 5 3600 |
GALLERIA RF5 |
オウルテック AS-700 700W Gold |
Micro-ATX (詳細不明) |
16.7万円 |
マウス コンピューター CPUがCore i7 9700K |
NEXTGEAR-MICRO im620GA4 |
700W Gold |
Z390 Micro-ATX (詳細不明) |
20.5万円 |
おすすめRTX 2070 SUPER搭載BTO PCのまとめ
構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて、RTX 2070 SUPERを搭載したBTO PCの価格と特徴を簡単にまとめます。- PCショップアークについてはマザーボードや電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なものになっていて、PCケースも2019年最新のものが選択できて拡張性が高く、品質・カスタマイズ性いずれも優れたBTO PCになっており、価格も安価でなのでおすすめです。
- TSUKUMOはパーツの品質は良いですし、価格も最安値クラスです。自社製のよくわからないPCケースを採用している点がネックですが、それ以外の品質は高いので、RTX 2070 SUPER搭載BTO PCとしては特にオススメです。
- パソコン工房については、マザーボードや電源ユニットが不明ですが非常に安価なモデルとなっており、価格重視ならオススメだと思います。
- サイコムについてはPCショップアークと似た傾向です。一般的なRTX 2070 SUPER搭載モデルよりは価格が上がりますが、簡易水冷化されたG-Master Hydroシリーズがオススメ。
- ドスパラはIntel製CPUの場合Core i7しか選択できずやや割高になるので、AMD製CPUのRyzen 5 3600/3600Xを搭載したモデルは安価なのでオススメです。「当日で出荷可能、カスタマイズしても翌日」という納期に関する面では頭一つ飛び抜けています。早く欲しいということであればかなり有力な候補でしょう。
- マウスコンピューターについてはCPUの選択肢が狭い(GPUとCPUの組み合わせが基本的に固定されている)ため、RTX 2070 SUPREに最適なCore i5 9400Fのようなコスパの高いCPUが選べず、割高に感じる傾向があります。
当サイトの結論としてはRTX 2070 SUPER搭載PCの中でも、安価かつ構成パーツも高品質なのでTSUKUMOのCore i5 9400Fを搭載した「G-GEAR GA5J-B194/T」やRyzen 5 3600を搭載した「G-GEAR GA5A-D194/T」ががおすすめです。自社オリジナルのPCケースは自作er目線では微妙ですが、マザーボードが「ASUS PRIME H370-A」であったり素性が明るく品質のいいものが選ばれており、安価なモデルになっています。
納期速度を重視するのであれば「当日で出荷可能、カスタマイズしても翌日」と高速なドスパラの「GALLERIA RF5」も検討してみても良いと思います。
一般的なRTX 2070 SUPER搭載BTO PCよりも数万円ほど割高になってしまうものの、CPUとGPUに簡易水冷クーラーを搭載するデュアル水冷採用の「G-Master Hydro Z390 III」もオススメです。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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