Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual


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GeForce RTX 3060 TiグラフィックボードとしてPalitからリリースされた、2スロット占有2連ファンGPUクーラー搭載モデル「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual(型番:NE6306T019P2-190AD)」をレビューします。
GeForce RTX 3060 Ti搭載GALLERIA(ガレリア) ゲーミングBTO PCの中身、「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の冷却性能と静音性について徹底検証していきます。

Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual


製品公式ページ:https://www.palit.com/palit/vgapro.php?id=3875&lang=jp


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Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual レビュー目次


1.Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの外観
2.Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの温度・ファンノイズ
3.Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualのレビューまとめ



【機材協力:サードウェーブ】



Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの外観

まずは「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のグラフィックボード本体を見ていきます。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の外装は全て」黒色プラスチック製で、高級感はないというか、むしろ見た目は安っぽいというのが正直な感想です。
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グラフィックボード側面のGeForce RTXロゴと、右端にあるフロースルー構造のハニカム形状エアベントにはLEDイルミネーションが内蔵されており、標準では緑色に発光します。
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安価モデルながら「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のLEDイルミネーションは結構豪華です。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の全長は247mmとなっており、270mm超の一般に言うところのフルサイズでも200mm前半のショートサイズでもない中間的な長さです。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」はグラフィックボードの背の高さもPCIEブラケットとほぼ同じなので、PCケース側面と干渉する心配もないと思います。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のGPUクーラーには90mm径の冷却ファンが2基設置されています。3基のファンは左右独立に専用アプリケーションで速度制御が可能です。なお標準動作では共通のファンカーブで動作するのでGPU温度に対するファン速度は同じです。
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RTX 3060 Tiのオリファンモデルの中には3スロット占有の大型製品もありますが、「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」は一般的な2スロット占有モデルです。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の補助電源数はRTX 3060 Tiとしては一般的なPCIE 8PIN×1となっています。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のビデオ出力はHDMI2.1×1、DisplayPort1.4×3の4基が実装されています。
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「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」にはオリジナルイラストのプリントされたプラスチック製バックプレートが装着されています。基板の反りや破損を防止する保護プレートとしての役割を果たします。
バックプレート右端にはヘックス型エアスリットが設けられており、ファンからヒートシンクを通って背面に直接風が抜けるフロースルー構造が採用されています。
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なおグラフィックボードの重量はPalit GeForce RTX 3070 GamingPro OCが1182gに対して、Palit GeForce RTX 3080 GamingProが1182gに対して、Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualは610gでした。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual review_07733_DxO-horz

GeForce RTX 3060 Ti搭載するゲーミングPCはドスパラ BTO PCガレリアの中ではミドルクラスに位置し、PCケースには安価なバリエーションの「ガレリア専用 SKMケース (MicroATX)」が採用されています。
通常モデルSKケースとの大きな違いとしてSKMケースは独自GPUホルダーに非対応なのですが、「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」は重量600g程度と軽量なので、独自GPUホルダー非対応なPCケースでも問題はなさそうです。
「ガレリア専用 SKMケース (MicroATX)」をレビュー。SKケースと比較解説
ガレリア専用 SKMケース (MicroATX)



Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの温度・消費電力・ファンノイズ

「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の負荷時のGPU温度やファンノイズや消費電力についてチェックしていきます。

最初に、Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualに搭載されているGPU「GeForce RTX 3060 Ti」のスペックについて簡単に確認しておきます。
「GeForce RTX 3060 Ti」はGA104-200コアが使用されておりCUDAコア数は4864、GPUコアクロックはベース1410MHz、ブースト1665MHzです。VRAMには14.0GbpsのGDDR6メモリを8GB容量搭載しています。
典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは200Wに設定されており、PCIE補助電源として8PIN×1以上を要求します。
GeForce RTX 3060 Ti_spec

「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」については、リファレンス仕様の通りブーストクロックは1750MHz、パワーリミット(TGP)もまたリファレンス通り200Wに設定されています。電力制限は+5%で最大210Wまで解除が可能です。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_GPU-Z (1)Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_GPU-Z (3)


NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 詳細スペック比較
GPU名 RTX 3060 Ti
RTX 3070 RTX 2080
SUPER
RTX 2080 Ti
GPUダイ GA104-200 GA104-300 TU104-450 TU102-300
製造プロセス Samsung 8nm
Samsung 8nm 12nm FinFET 12nm FinFET
CUDAコア数 4864 5888 3072 4352
TMU/ROP -/- -/- 192/64 272/88
ベースクロック 1410MHz 1500MHz 1650MHz 1350MHz
ブーストクロック
(FE)
1665MHz 1725MHz 1815MHz 1545MHz
(1635MHz)
メモリ 8GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB GDDR6 11GB GDDR6
バス幅 256-bit 256-bit 256-bit 352-bit
メモリクロック 3500 MHz 3500 MHz 3825 MHz 3500 MHz
有効メモリクロック 14000 MHz 14000 MHz 15500 MHz 14000 MHz
メモリ帯域 448 GB/s 448 GB/s 496 GB/s 616 GB/s
PCIEレーン PCIE4.0x16 PCIE4.0x16 PCIE3.0x16 PCIE3.0x16
TGP(TDP) 200W
220W 250W 250W
(FE:260W)
補助電源
8PIN×1~ 8PIN×1~ 8PIN+6PIN~ 8PIN×2~
対応ビデオ出力
DP1.4
HDMI2.1
DP1.4
HDMI2.1
DP1.4
HDMI2.0
USB Type-C
DP1.4
HDMI2.0
USB Type-C
登場時期
20年12月2日
20年10月29日 19年9月 18年9月
価格 399ドル~ 499ドル~ 699ドル~ 999ドル~
FE:1199ドル


「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のGPU温度とファンノイズの検証負荷としては約20分間に渡たり連続してGPUに100%近い負荷をかける3DMark TimeSpy Stress Testを使用しています。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_TimeSpy Stress Test

Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualのテスト終盤におけるGPU温度は最大69度と低いのに対して、ファン回転数は最大1800~1900RPM程度に達してやや高めです。TGP200WのGPUを冷やしていることを考えればファン速度は高いものの、GPU温度が70度以下に収まっているので、十分に及第点を与えられるレベルだと思います。
GPU温度が70~75度の間に収まってファン速度が1500RPM未満くらいのファン速度チューニングだと静音性が高いのですが、Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualは冷却性能を重視したチューニングになっているようです。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_temp
「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」はアイドル時にファンが停止するセミファンレス機能に対応し、ファンの始動閾値は50度前後、停止閾値は40度前後でヒステリシスループになっています。また製品によっては回転数が上下してふらつくことの多い始動直前や停止直前も、閾値を下回った瞬間にピタッと切り替わっています。

GPUコアクロックについては「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」の仕様値ではブースト1750MHzとなっていましたが、負荷テスト中の実動平均は1846MHzとなりました。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_clock


また実用条件に近い冷却性能の検証として、実際にPCケースへ「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」を組み込み、Time Spy Extreme グラフィックテスト1を1時間に渡ってループさせてGPU温度やファン回転数がどうなるかを確認してみました。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual review_00065_DxO
検証機材のPCケースには「Cooler Master MASTERCASE MAKER 5t」を使用しています。CPUクーラーは120サイズ簡易水冷でラジエーターを天面前方に設置、またPCケースのフロントに吸気ファンとして3基とリアに排気ファンとして1基の140mm角ケースファンをそれぞれ設置し、ファン回転数は1000RPMに固定しています。
GPU-CaseIn-Test_2021
PCケースのエアフローファンには空冷ヒートシンク、水冷ラジエーター、PCケースエアフローの全ての用途で一般的な140mmサイズファンを上回る性能を発揮する「Thermaltake TOUGHFAN 14」を使用しています。140mmサイズファン選びに迷ったらこれを買っておけば問題ない、高性能かつ高静音性なファンです。
「Thermaltake TOUGHFAN 14」をレビュー。最強140mmファンの登場か!?
Thermaltake TOUGHFAN 14

PCケースに入れた状態で長時間負荷をかけると「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のGPUの最大温度は67度に、ファン回転数も1800RPM程度に達し、ベンチ板上での測定と変わらない結果になりました。ファン回転数は1800RPM程度なのでPCケース内に設置していてもファンノイズをはっきりと知覚はできますが、このままでも煩いと感じることはない程度の大きさです。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_stress

「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」はファン制御のチューニングが冷却性能重視なので、ベンチ板測定同様にPCケースに組み込んだ状態でもGPU温度が比較的に低い値に収まっています。 そこで、「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のファン速度を1400RPMに固定した状態で上の1時間ストレステストと連続して10分程度負荷を掛けましたがGPU温度が73度以下、これでも十分低い温度に収まりました。(使い慣れているのでMSI Afterburnerを使用していますが、純正アプリFireStormからもファン制御は可能です)
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_stress_1400RPM

GALLERIAの新型PCケースは自作PCユーザーの目線から見ても非常に拡張性が高く、ユーザビリティーに優れた設計です。標準でも2~3台のPCケースエアフローファンを搭載していますがさらに増設も可能となっています。詳細レビューも公開しているので是非、参考にして下さい。
「ガレリア専用 SKMケース (MicroATX)」をレビュー。SKケースと比較解説
ガレリア専用 SKMケース (MicroATX)


加えて1時間のストレステスト終盤にスマホで使用できるサーモグラフィカメラ「FLIR ONE Pro」(レビュー)を使用してゲーム負荷時のグラフィックボード上の各所の温度をチェックしました。
「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」では、バックプレート表面や、背面や側面の隙間から確認できるPCB基板上のVRM電源回路やPCIE補助電源コネクタ付近の温度が、ホットスポットの最大値で80度に達している箇所もあるものの運用上、心配になるレベルで高温な部分はありません。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_FLIR (1)
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_FLIR (4)


Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualを含めていくつかのグラフィックボードについてサウンドレベルメーターを利用してゲーム負荷時のノイズレベルを測定・比較しました。
検証機材はベンチ台の上に平置きにしているので、サウンドレベルメーターをスタンドで垂直上方向に50cm程度離して騒音値を測定しています。
GPU-Noise-Test
この測定方法において電源OFF時の騒音値は30dB未満です。目安として騒音値が35Bを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになりますが、35~38dB以下であればPCケースに入れてしまえばファンノイズが気になることはそうそうないと思います。40dB前後になるとベンチ台上で煩く感じ始め、45dBを超えるとヘッドホンをしていてもはっきり聞き取れるくらいになります。
A特性で測定しているのである程度は騒音値にも反映されていますが、同じ騒音値でも周波数(ファン回転数)が高いほど体感としては大きな音に感じやすく、また不快に感じたり感じなかったりは音の性質(細かい乱高下の有無や軸ブレ)にもよるので注意してください。

ノイズレベルの測定結果は次のようになっています。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualのファンノイズは1800~1900RPMという高めなファン回転数の通り、騒音値も36~37dBと高めです。とはいえ38dB未満であればまだPCケースに入れてしまえば煩く感じることはないレベルに収まります。

ただしこれについては上の検証結果の通り、ファン制御のチューニングが冷却性能重視でファンを高速に動作させていることが原因であり、手動設定で1400RPM程度まで下げても十分な冷却性能は得られるので(環境にも影響されますが)、静音性重視で運用したい人は純正アプリのFireStormや、GPUチューニングでは定番のMSI Afterburner等からファン制御設定を各自で調整してみるのがオススメです。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_noise


Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの消費電力と瞬間的な最大電源負荷を測定しました。
測定負荷には上で行った温度検証と同様に3DMark TimeSpy ストレステストを使用しています。テスト全体から1秒間隔でモニタリングを行い、平均値を”消費電力”、最大値を”瞬間的な最大電源負荷”とします。なお電源ユニットに対する実際の最大瞬間負荷は測定値より50~100W上回る場合があるので、電源ユニットの電源容量選択の参考にする場合は注意してください。
消費電力の測定は電源ユニット「Corsair HX1200i」のCorsair Linkによる電力ログ機能を用いてコンセントからの入力ではなく変換ロスを差し引いたシステムへの出力電力をチェックしています。また電力測定の際は上記の主電源ユニットに加えて、CPUへの電力供給を行うEPS端子へ接続するために別の副電源ユニットを使用しています。
この方法であれば、CPU(後述のiGPUも)に負荷をかけても、CPUによる消費電力の変動はメイン電源ユニットCorsair HX 1200iの測定値には影響しません。しかしながら、測定値にはまだATX24PIN経由で供給されるマザーボードやDDR4メモリの電力が含まれるので、iGPUを使用した時の3DMark TimeSpy ストレステスト中の消費電力と最大電源負荷を同様に測定し、各種グラフィックボード使用時と差分を取る形でグラフィックボード単体の消費電力と最大電源負荷を算出します。
GPU-Power-Test

Palit GeForce RTX 3060 Ti Dualの消費電力は204W、最大瞬間負荷は261Wでした。Palit GeForce RTX 3060 Ti DualのTDP(パワーターゲット)は200Wに設定されているので、概ね仕様値通りの消費電力になっていると思います。
Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual_power
過去の60番台が120~150W、せいぜいが180W程度のTDPであったのと比較すると、GeForce RTX 3060 Tiは性能の伸びも大きいですが、同時にグラフィックボードの消費電力も増大しています。一方でGeForce RTX 3060 Tiが同等の性能を発揮するGeForce RTX 2080 SUPERよりも30W程度消費電力は低下しているので、世代間ワットパフォーマンス自体は悪くありません。
またGPU消費電力が高くでも、大きくて高性能なGPUクーラーさえ積んでいれば、しっかり冷やせて、なおかつ静かであるということも上の検証で見た通りです。



Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual レビューまとめ

最後に「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • フルHD/240HzからWQHD/144Hz+、さらに4K/60FPSまで幅広いPCゲーミングにマッチ
  • 前世代同クラスRTX 2060を実ゲームで60%も上回るグラフィック性能
  • RTX 2080 SUPERと実ゲームで同等のグラフィック性能
  • 399ドルからとRTX 30シリーズの中では手を伸ばしやすい価格
  • TGP200Wの発熱を騒音値32~37dB以下で冷やしきる静音性
  • グラボ単体は税込み5.5万円ほどでRTX3060Tiの中では最安値クラス(20年12月)
悪いところor注意点
  • ファン制御は冷却性能重視なので、標準ではファン速度が高め(ファンノイズが大きめ)

GeForce RTX 3060 Tiは、前世代同クラスとGeForce RTX 2060と比較して平均で60%程度、マイナーアップデートのRTX 2060 SUPERと比較しても40%程度という大幅な性能向上を果たしています。前世代で2ランク上のハイエンドモデルRTX 2080 SUPERと比較しても同等以上のグラフィック性能を実現しており、前世代から圧倒的な飛躍を遂げています。
次世代スタンダードなWQHD/144Hz+がRTX 3060 Tiには特にオススメですが、他にもフルHD/240FPSのスーパーハイフレームレート、比較的軽いゲームなら4K/60FPSのラグジュアリーな超高画質など幅広いPGゲーマー層にマッチし、399ドルからという手ごろな価格も相まって新定番なミドルクラスGPUです。
GeForce RTX 3060 Ti_pefsum
GeForce RTX 3060 Ti_performance
GeForce RTX 3060 Ti搭載BTO PCは上述のように前世代最上位RTX 2080 SUPERとほぼ同等のグラフィック性能ながら、RTX 2080 SUPER搭載BTO PC(2019年11月時点)と当サイト推奨構成で比較して、7~8万円も安価に購入できるようになっています。
GeForce RTX 3060 Ti BTO_price-vs-rtx2080super

RTX 3060 Tiは2020年現在、手ごろな価格で普及しつつあるWQHD/144Hz+のIPS液晶ゲーミングモニタと組み合わせて高画質・ハイフレームレートなPCゲーミング入門に最適なグラフィックボードです。
WQHD/144HzのIPS液晶ゲーミングモニタは色々と販売されていますが、リモコン操作&USB Type-C対応でマルチメディアに最適な「BenQ EX2780Q」、ELMB Syncやスナイパーなど独自のゲーミング機能が豊富な「ASUS TUF Gaming VG27AQ」、同スペック製品の中でも特に高発色・高応答速度な「LG 27GL850-B」は当サイトでもレビューを公開していてオススメなモデルです。
WQHD解像度/144Hz+ゲーミングモニタのレビュー記事一覧へ
WQHD_144Hz_IPS

その他にもバトルロイヤル系ゲームに最適な240Hzオーバーの超高速ゲーミングモニタと組み合わせてガチで勝利を狙うゲーマーにもフルHDで高FPSを稼げるRTX 3060 Tiはオススメです。
240Hz+の超ハイリフレッシュレートなゲーミングモニタのレビュー記事一覧へ
240Hz+_GamingMonitor_2021


「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」についてはは2020年12月末現在、税込み5.5万円とRTX 3060 Tiグラフィックボードの中で最安値クラスの製品です。グラフィックボードのサイズも全長247mmかつ2スロット占有で標準的なので、既存PCをアップグレードする時にPCケースとの互換性と価格の両面で強い候補だと思います。

またオリジナルGPUクーラーの品質も十分に及第点には達しており、TGP200Wの発熱に対して同測定環境においてノイズレベル36~37dB以下という静音性を発揮しました。PCケースに入れてしまえばファンノイズに気付いても煩いと感じることはない程度のレベルです。

ファンノイズがやや大きい点については検証結果の通り、ファン制御チューニングが冷却性能重視であることが原因なので、静音性を重視して運用したいユーザーはチューニングソフトから手動設定するのがオススメです。

以上、「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual」のレビューでした。
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