はたして純正「High Bandwidth SLI Bridge」と市販品に差はあるのか!?
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GTX1080、GTX1070の先行レビューを公開中で、管理人もよく参考にさせてもらっているGuru3DでNVIDIA純正の「High Bandwidth SLI Bridge」(略称:SLI HB)を利用したGTX1080のSLIレビューが公開されました。
ソース:https://www.guru3d.com/articles-pages/geforce-gtx-1080-2-way-sli-review,1.html
NVIDIA純正の「High Bandwidth SLI Bridge」
「High Bandwidth SLI Bridge」では従来のものとは異なりSLI端子を2重に使用する構造になっています。純正というだけあってNVIDIAリファレンスクーラーと調和していますね。
外観についてはこのあたりにして本題に入りますが、ソースのレビュー冒頭で「GTX1080用のドライバはSLIプロファイルが不完全なのでドライバがアップデートされたら記事を更新する予定」と注意書きがされています。
Before we start please read this a HUGE note; this will be article is revision one. The early 368.25 driver does not seem to support SLI for the majority of games, hence we'll look at a handful of games in this preliminary revision of the article first, once a proper final SLI supporting driver is out, we'll add the rest okay ? So this is us jumping the gun to push some results out, not blaming Nvidia.
そのため個別のゲームを使用したベンチマーク比較は現時点で5タイトルと少なくなっています。
ただし実のところ当記事では個別のゲーム別ベンチマークにはあまり興味がないので取り上げる予定はありません。ご興味のある方はソースの方をご確認ください。
今回管理人が気になったのは、”NVIDIA純正の「High Bandwidth SLI Bridge」ってSLI端子を2重にしただけのLED Bridgeじゃね?”の1点のみです。
ちなみに管理人はすでに市販の(従来の)フラットケーブル型SLI Bridgeを利用してGTX1080の新型SLI「dual-link SLI mode」のレビューを行っています。
なので後は簡単ですね。グラボ性能について比較的信憑性の高いFireStrikeのグラフィックスコアを比べて、その差を見て結論を出せばOKです。ちなみに管理人もGuru3DもGTX1080はリファレンス定格を使用しています。
まずは管理人が検証したFireStrike Ultraのスコアがこちらになっています。
市販のSLIブリッジを2重にした場合のグラフィックスコアは9500程です。
続いてGuru3Dによる検証結果がこちら。
NVIDIA純正の「High Bandwidth SLI Bridge」ではグラフィックスコアが9300ほどとなっています。
(ソースのテスト環境はCPUが5960Xとなっていますが、Physicsスコアが低いのでおそらく5960Xを使用したベンチマークではありません。X99系ではなくZ170などメインストリーム系の4コア8スレッドCPUを使っていると思います。またグラフィックスコアが低いのはSLI環境でレーン数の少ないZ170系マザボ&CPUを使っているからではないかと。)
若干Guru3Dの検証結果が低いのは気になりますが、結論がでましたね。
”NVIDIA純正の「SLI HB」はSLI端子を2重にしただけのLED Bridge”でした。
各社の「High Bandwidth SLI Bridge」
まずはMSIです。9XXシリーズ向けとはデザインを大きく変えてきました。続いてGIGABYTEです。若干おとなしめのデザインですね。こちらのSLIブリッジは「GTX1080 Xtreme Gaming Premium Pack」を購入すると付属してきます。
EVGA製のものは9XXシリーズ向けのもののカラーリングを黒っぽくしただけみたいです。
最後にGALAX製ですが、極冷OC向けのHOFに合わせたデザインになっています。GALAXのグラボ(おそらくHOF)を2枚購入するとプレゼントされるそうな。
そのほか水冷パーツメーカーとして有名なEKWBも自社の水枕とお揃いのSLI HBを作るそうな。
上でも書いたように「High Bandwidth SLI Bridge」は従来のSLIブリッジを2重化しただけのLEDブリッジなので性能的な差はなく、お好みで電飾的なアイテムとして購入すればOKのようです。
<できる!個人輸入 ② アメリカ Amazon(通称:米尼)の使い方>
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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5960Xじゃなくて5690Xになってる箇所がある。