AquaComputerから発売されたNVMe M.2 SSD用大型ヒートシンク付きM.2-PCIE変換ボード「kryoM.2 PCIe 3.0 x4 adapter for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with passive heatsink」(名前が長いので以下、Kryo M.2)を国内発売に先駆けて、Aquatuningという水冷パーツ通販を試すのもあわせて購入してみたのでレビューしていきます。
Aquacomputer kryoM.2の組み立て
とりあえず「Aquacomputer kryoM.2」を組み立てていきます。
変換ボードはM.2 SSDを縦に配置するタイプなのでロープロファイルには非対応です。代わりに横幅は2,3センチ短くなっています。
サーマルパッドは1.8mmの厚いものと1.0mmの薄いものの2種類が入っていて、厚いほうは変換ボードとSSDの間に、薄いほうはSSDとヒートシンクの間に挟みます。
まずは厚いほうのサーマルパッドを変換ボードに貼り付けます。
SSDと変換ボードの間はしっかり埋まっています。
ヒートシンクはアルミ製で重厚です。
あとはSSDの上に薄いほうのサーマルパッドを載せてヒートシンクを固定すれば完成です。
暗くてちょっと見えにくいですが、マザボに固定するとこんな感じになります。
Aquacomputer kryoM.2の冷え具合は?
16年1月末にSSD各種で負荷時温度の比較を行ったのですが、Samsung 950 PROの温度推移があまりにも悲惨でした。検証にはCrystalDiskMarkを数回連続で回したのですが、ご覧の通り、途端に温度が70度を上回り3週目からは950PROの売りであるリード速度に陰りが……。人はこれをサーマルスロットリングと呼ぶ。
そこで米尼から輸入した格安のヒートシンク付き変換アダプタで若干改善されました。
そして今回購入したKryoM2はというと下のグラフのように米尼で購入した格安ヒートシンク付き変換ボードよりもさらに高い冷却性で激冷えとなりました。KryoM2では負荷を同じ負荷を掛け続けても50度以下で動作しています。格安のほうよりさらに安定したリード・ライト性能を発揮していますね。
以上ヒートシンク付きM.2 SSDのPCI-E変換ボード「Aquacomputer kryoM.2」のレビューでした。
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