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先日発売したばかりの高速NVMe SSD「PLEXTOR M8PeG / M8PeY」シリーズから、剥き出しのM.2 SSD「PX-256M8PeG-06」(便宜上M8Pe)、M.2SSDサイズのヒートシンク付き「PX-256M8PeG-08」(M8PeG)、大型ヒートシンク付きPCI-Eアダプタ版「PX-256M8PeY」(M8PeY)の3種を使って各冷却方法別でSSDの冷え具合を比較レビューします。
まずは256GB版各種のCrystalDiscMarkのスコアになります。左からM8Pe、M8PeG、M8PeYになっています。SSD自体は同じものなので速度の差については誤差だと思います。256GB版は製品仕様では連続リード2000MB/sとなっていましたが、空の状態の新品だと2200~2300MB/sくらい出ますね。
リード・ライトやランダム性能とかについてはGuru3Dがかなり詳細なレビューを上げているのでそれを見るほうが参考になると思います。
ソース:https://www.guru3d.com/articles-pages/plextor-m8pe-512gb-m2-nvme-ssd-review,1.html
冷え具合の比較方法についてはCrystalDiscMark(5回、8GiB)を3回連続で回して温度と読み書き速度のログを取りました。
まずはM8Pe、M.2 SSDのヒートシンクなし版を玄人志向のPCI-Eアダプタにつけたものです。
無印M8Peはパッケージも簡素なものでした。
続いてM8PeG、M.2 SSD ヒートシンク付き版を玄人志向のPCI-Eアダプタにつけたものです。
M8PeGは無印とは違って紙製の外箱に入っています。アルミ製ヒートシンクの見た目は良い感じなのですがぶっちゃけ冷えませんね。
さらにM8PeY、大型ヒートシンク付きPCI-Eアダプタのものになります。
M8PeYでは無印やM8PeGよりも箱のサイズがかなり大きく、梱包にも力が入っています。
M8PeYには変換ボードにSATA電源コネクタが付いていますが繋ぐ必要はありません。厚さも1スロットで綺麗に収まるようになっています。
あとロープロファイル用のブラケットが付いています。長さは16cmほど。
最後にM8PeにAquaComputer製のM.2 SSDのヒートシンクを使ってみました。
AquaComputer製のアダプタはロープロファイルには非対応ですが長さはかなり短いです。
上のデータから温度だけ抜粋して4種で比較したグラフがこちら。
剥き身のM8Peは当然のように終盤はサーマルスロットリングで性能に制限がかかっており、加えてM.2 SSDサイズの小型ヒートシンク付きモデルM8PeGについてもサーマルスロットリングが発生しました。M.2 SSDのヒートシンクについては誤差と言ってもいいレベルですね、残念。
大型ヒートシンク付きのM8PeYやサードパーティ製のヒートシンク付きPCI-Eアダプタを使った場合は概ね40度前後で安定動作しました。しかしM8PeYとAquaComputer製ヒートシンク付きアダプタ使用の比較を見るとAquaComputer製ヒートシンク付きアダプタのほうが冷却性能が高いようです。重量はM8PeYのほうが重いのに……。
M8PeYについてはアクセスLEDの発光が非常に鬱陶しいので、性能や使いやすさを考えると、無印M8PeとAquaComputer製ヒートシンク付きアダプタの組み合わせが一番良さそうです。
ちなみにM8PeGとM8PeYはヒートシンクを外すと5年のメーカー保証がなくなるのでその点も注意。無印と保証期間には差がないのにヒートシンクやアダプタを外すと保証が利かなくなるのは少々腑に落ちないところです。
AquaComputer製ヒートシンク付きアダプタはPPCSやAquatuningで簡単に個人輸入可能です。
・できる!個人輸入 ⑤本格水冷パーツの個人輸入 performance-pcs (PPCS) の使い方
KryoM.2販売ページ:
http://www.performance-pcs.com/catalogsearch/result/?q=kryoM.2
http://www.aquatuning.jp/search?sSearch=kryoM.2
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Aquacomputer()(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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流石にこれを剥がすと保証切れますよね