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EVGA製GTX 10XXシリーズのACX3.0クーラー搭載モデルのVRM電源発熱問題に関連して、GTX 1060のショート基板モデルである「EVGA GTX 1060 3/6GB SC ACX2.0」についても発熱を確認してみました。

サーモグラフィで確認したところ、GTX 1060のショート基板(リファレンス基板)でもVRM電源部分の発熱は大きく90度を超えていました。(注:90度を超えているからといって必ずしも壊れるわけではありません。個人的には90度くらいであればまあ壊れないかなと思っています。)
ちなみにZOTAC GTX 1050 Ti OCでも同様に測定を行いましたがこちらはVRM部分はせいぜい60度程度だったのでGTX 1050 TiやGTX 1050については発熱による問題の心配はないと思います。
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ただしGTX 1050シリーズでも補助電源ありでVRM電源を盛っているモデルは注意が必要かも。

【追記】――――――
コメント欄から教えていただいた検証記事を確認したところ、GTX 1060のVRM電源についてはミドルプレートでも十分冷やせるようなので、クーラーの小さいショート基板のもののみ注意すれば大丈夫だと思います。
http://www.tomshardware.de/nvidia-geforce-gtx-1060-pascal-gp106-grafikkarten-roundup,testberichte-242152-6.html
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EVGA GTX 1060 SCはVRM電源の発熱が大きかったので、ヒートシンクとVRMA電源部分をサーマルパッドで接触させてみました。貼り付け箇所は下画像の2箇所でサーマルパッドの厚さは2.5mmです。たぶん売っていない厚さなので1.5mm+1.0mmや2.0mm+0.5mmのように複数枚の厚さを重ねてください。
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サーマルパッドを貼ったらGPUコアに熱伝導グリスを塗り直し、GPUクーラーを取り付けます。熱伝導グリスには毎度おなじみ管理人愛用のクマさんグリス(Thermal Grizzly Kryonaut)を塗りました。熱伝導効率も高く、柔らかいグリスで塗布しやすいのでおすすめです。
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GPUクーラーの設置後に横から確認しましたがVRM電源部分とヒートシンクはサーマルパッド経由でちゃんと接触していました。
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サーマルパッド貼り付け後のサーモグラフィが次のようになっています。最大温度も80度になっているので、貼り付け前よりも安心できる温度です。
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上でも書いたように90度を超えているから壊れるというわけでは決してありませんが、GTX 1060のリファレンス・ショート基板でもVRM電源部分の発熱が大きいのは事実なので、心配な方はサーマルパッドを貼ってみてもいいかと思います。







(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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