スポンサードリンク
Titanium認証で大容量1200Wの高級電源「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」について簡単にレビューしていきます。
メイン機の電源ユニットは品質面での信仰からSeasonic製品「SS-1200XP3」を使っていましたが、同社の新シリーズ「PRIME」では1000W以上のモデルでTitanium認証電源がリリースされないようなので、Titanium認証で電源容量が1200Wの「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」を米尼個人輸入で購入しました。
製品公式ページ:http://www.coolermaster.com/powersupply/masterwatt-series/masterwatt-maker-1200/
MasterWatt Maker 1200の開封・付属品
早速、CoolerMaster MasterWatt Maker 1200のパッケージを開封していきます。パッケージにはTitanium認証のロゴがあります。パッケージ裏には日本語の売り文句も記載してありました。しかしながら最後の「向上ment」とはいったい。
パッケージを開封すると仕様書や簡易マニュアルが入っていました。公式には未発表の製品ですが仕様書によると1500Wのバリエーションもあるようです。まあコンセントの仕様上、1200W以上は使えませんが。
電源ユニット本体はスポンジ製のスペーサーに、各種ケーブルは厚紙製のボックスに入っていました。
各種ケーブルを入れておくための布製の袋も付属しています。
ケーブルの上側にはBluetoothモジュールがありました。電源使用中にモジュールを取り外さないでね、と黄色で注意書きがされています。
その他の付属品はケーブルタイと電源ユニット固定用のネジだけです。
電源ケーブルはいずれも「きしめん型」のケーブルで柔らかくしなやかで取り回しの良いケーブルでした。ケーブルの種類についてはこちらをご覧ください。
24PINのマザーボード側のコネクタは供給電圧安定のための素子が埋め込まれているのでかなりサイズが大きいです。普通よりも3倍くらい背が高いと思います。
MasterWatt Maker 1200の外観
電源ユニット本体は布製の袋に入っています。他社製だとベロアっぽい布が多いですが、MasterWatt Maker 1200のものはジャージみたいな生地の袋でした。MasterWatt Maker 1200はヘアライン入りアルミの非常に高級感のある外装になっています。
PCI補助電源やCPU電源用のプラグインケーブルの端子は角が丸まった四角という独特な形状になっています。一番左にある4PIN端子はマザーボードと接続するためのUSBケーブルを接続します。
12V電源は下のように2レーンに分割されています。
電源のハードウェアスイッチは一般的なロッカースイッチではなく、押し込み式スイッチになっています。またACケーブル端子も一般的な台形の3PINタイプではなく長方形の3PINという特殊な形状です。
付属のケーブルもアース付きの3PINタイプなので、国内で使用する場合は3PIN→2PIN変換コンセントアダプタを購入する必要があります。
Bluetoothモジュールは背面に端子があり、ここに接続します。
MasterWatt Maker 1200の保証・ソフトウェア
英語でしかサポートを受けられませんが、米尼個人輸入でもCoolerMasterの公式サイトから製品登録をすることでサポートを受けることができるっぽいです。製品保証は7年となっています。300ドル以上の電源ユニットは10年保証が多いのでそれらに比べると短いですね。(たぶん2年もしたら買い替えてると思うので問題ない気もしますが……)http://account.coolermaster.com/
CoolerMaster MasterWatt Maker 1200専用の操作アプリは公式サイトからDL可能になっています。まだ機能が少なく開発途上のソフトになっています。一番右側タブの履歴機能とか使えませんし。
電源ユニットの冷却ファンのコントロールモードもこのソフトウェアから設定可能になっています。
また電源にBluetoothユニットを接続することでスマホと直に通信してモニタリングや冷却ファンの動作モードを変更できます。
ファンコントロール機能について管理人として非常に不本意な仕様がありました。ソフトウェアからサイレントモードやカスタムモードを選択してもPCをシャットダウンするとファンコン設定はリセットされてデフォルトモードに戻ってしまいます。
この件について上記の製品登録を行いサポートチケットを発行して問い合わせたところ、問い合わせから1週間ほどして次のような回答でした。
Thank you for your feedback, so to answer your mode reset question: this is normal, as the PSU is unable to predict if you have made any modifications after shut down. So in order to prevent you from overheating it will auto reset.
『シャットダウンしている間のシステム変更を知ることができないので、電源がオーバーヒートするのを防ぐために電源の冷却モードはシャットダウン後にリセットする仕様です』とのことでした。
言い分はわからなくないのですが、「普通に不便」とも思います。
せっかくPCやスマホアプリがあるのでアラート付きにして、そこは各自で設定させて欲しかったです。
メイン機に組み込む!
CoolerMaster MasterWatt Maker 1200をメイン機に組み込みます。メイン機の電源ユニットはSeasonic SS-1200XP3を使用していたのですが、TITAN X Pascal SLI&6950Xで負荷をかけると(消費電力700Wくらい)、マザーボードのアンチサージ機能が発動して電源が強制的に落ちる現象が発生しました。強制再起動後に「電源ユニットの電力供給が不安定やねん」とマザボに叱られます。
高品質な紫蘇電源のはずがまさか購入から1年半ほどで動作不安定になるとは……。まあ新品交換保証期間内なので換装が面倒という点を除けば特に問題ないのですが。
実は「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」自体は10月末に届いていたものの電源ユニットの換装はメイン機のオーバーホールに近い作業になるので面倒くさくて、Gears of War4とかSLI非対応ゲームばかりプレイしていたこともあって、換装を棚上げしていました。しかしながらWatch Dogs2を快適にプレイしたかったので急遽「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」に換装することにしました。
あとついでに外付けラジエーターのMO-RA3さんもお掃除しました。
3月にお掃除したのに8か月ほどで酷い有様に……。
エアダスターとハンドクリーナーを使って徹底的に洗浄した結果、見事に生まれ変わりました。
余談はこの辺りにして早速メイン機に「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」をぶち込みます。
MasterWatt Maker 1200はSS-1200XP3よりも20mmほど奥行きが長いのでPCケースの底に置いているポンプ周りの水路を調整する必要があり、水路はほぼ完全に分解しました。KoolanceのQD使っているので若干、作業は楽でした。
ポンプ周りの水路完成。
Aqueroさんを電源ユニットの上に置くという大雑把な構成です。ストレージとかの各種ケーブルも繋ぎなおしました。
電源ユニットの交換と水路の再構築が完了。この後、Watch Dogs2をTXPのSLIでプレイしましたがアンチサージも発生せずに安定してプレイできました。
MasterWatt Maker 1200はデザインがとにかく良い!
のだけど、ファンコンのモードがシャットダウン後に固定できないという仕様が痛かったです。当初の予定だと50度以下は強制ファンレスにして負荷時だけファンが回るように使う予定だったのでこの点は本当に残念でした。
以上、「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」のレビューでした。
関連記事
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方・「Thermaltake Toughpower iRGB PLUS 1250W Titanium」をレビュー
・1200W&Platinum認証電源「Corsair HX1200i」をレビュー
・「Seasonic PRIME Ultra 850 Titanium SSR-850TR」をレビュー
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
スポンサードリンク
配線くちゃくちゃやんww