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汎用品のRGB LEDテープやその他の純正・サードパーティの自作PCパーツとも互換性のある、ASUS製のライティング制御機能「AURA Sync」の使い方を紹介します。
AURA Sync対応製品:https://www.asus.com/campaign/aura/global/Sync.html
対応マザーボードとLEDテープを組み合わせるだけでもこんな感じでライトアップできます。
ブラックスモークのガラスパネルと組み合わせると内部のLEDイルミのON/OFFでシャッターみたいになります。
「AURA Sync」の基本的な使い方
「AURA Sync」は専用アプリ「AURA」からスタティック、カラーサイクル、ブレシングなどの発光パターンやカラーを自由自在に選択でき、接続されている全ての対応機器で同期させることのできる便利な機能です。専用アプリ「AURA Sync」については使用している対応マザーボードのサポートページから各自で最新版をダウンロードしてください。発光カラーやパターンの調整については静的な発光カラー指定やChromaカラーサイクルといった一般的なものから、CPU温度に対応した発光パターンや音楽に対応したイルミネーションなども設定できます。
少し分かりにくいのですが「Independent」タブのマザーボードの項目がスリープやシャットダウン時のLEDイルミネーションの設定になっています。(17年7月以降のバージョンでは「Power Off」の表記に修正されているようです) Windows上でAURA Syncをインストールするとシャットダウン・スリープ時の点灯・消灯設定はBIOS上の設定よりもこちらが優先されるので注意してください。
実用例1: 4PIN LEDヘッダーの使い方
Phanteksの「Enthoo EVOLV ATX TEMPERED GLASS」と「GTX 1080/1070用 水冷ブロックGlacier」はともにASUSのLEDイルミネーション機能「AURA Sync」に対応しているので、以前、同製品をレビュー用サンプルとしてお借りした際に「AURA Sync」対応マザーボードのASUS ROG MAXIMUS HERO ALPHAと組み合わせて「AURA Sync」の動作を試してみました。「AURA Sync」による接続方法はグラフィックボードやUSB周辺機器以外にも、ROG STRIXやROG MAXIMUSに属する最新のマザーボードに実装された「Aura RGB Strip Header」による有線接続があります。
LEDの接続規格について、ASUSとPhanteksはともにRGBの4PIN LEDを採用しているのですが、ケーブルの接続コネクタの形状は異なっていました。右側がPhanteksのPCケースや水冷ブロックに搭載されているコネクタで、左側がASUSのマザーボードに採用されるコネクタになっています。ASUSのコネクタがピンを挿すだけで固定可能になっている一方、PhanteksのコネクタはPCI-E補助電源のように固定用のツメを使う形式になっており、両者で接続を行うとPINは刺さるのですすぐに外れてしまいます。
この問題を解決できる変換アダプタが「GTX 1080/1070用 水冷ブロックGlacier」には同梱されており、米尼ではオプションとして単体でも販売されています。Enthoo EVOLV ATX TEMPERED GLASSには同梱されていないので注意してください。(同PCケースはASUS ROG AURA対応とは記載されていません。アダプタ経由でつなぐことでPCケースのLEDも操作可能です。)
とりあえずROG AURA端子と「GTX 1080/1070用 水冷ブロックGlacier」を繋いで光らせてみました。
「GTX 1080/1070用 水冷ブロックGlacier」についてはASUS ROG AURA経由のLEDイルミネーションで綺麗にライトアップすることができました。
RGBのLEDイルミネーションテープはレッド(R)、ブルー(B)、グリーン(G)、DC12V(V)の4端子で構成されており、ASUSとPhanteksはどちらも[VGRB]の順番で並んでいます。そのためASUSのROGロゴとPhantecks製品のLEDは綺麗に同期させることが可能でした。
PCケースのLEDと同期させて変化させることも可能です。
汎用品のLEDテープについてはメーカーによってはRGBの3つのPIN配置が異なる場合があります。
マグネット付きでPCケースへの固定に便利そうだと思って購入したCableMods製のLEDテープは公式ページにてROG AURA対応と書かれていますがLEDテープ自体のPIN配置はASUSの[VGRB]と異なる[VBRG]になっており、付属の互換アダプタを噛ませることで「AURA Sync」対応機器として正常に動作します。
ASUS側もPIN配置がメーカーごとに異なる点については理解しているようで、コントロールアプリからRGBピンアサインの再配置機能が付いており、ASUS指定のピンサインでない製品と繋いでも、これを利用することでソフト側の設定カラーとLEDの発光カラーを一致させることができます。
注意点として発光パターンでカラーサイクルを選択した場合、ピンアサインを考慮せずにカラーが順繰りに変化するため[VGRB]と[VBRG]の2種類のピンアサインの製品が混ざっている場合、前者が「G→R→B→G」と変化するのに、後者は「B→R→G→B」と変化してしまいカラーサイクルが同期しません。カラーサイクルで変化を同期させたい場合は物理的にピンアサインを一致させる必要があります。
ASUS ROG AURA対応のLEDイルミネーション用端子に使用できるケーブルとして、国内の通販で「延長ケーブル」「オス型アダプタ」「2分岐ケーブル」「3分岐ケーブル」なども普通に販売されているので、これらを使用することでLEDテープの延長や分岐のレイアウトも自由に行えます。
Phanteksの「Enthoo EVOLV ATX TEMPERED GLASS」と「GTX 1080/1070用 水冷ブロックGlacier」を使ってASUSのLEDイルミネーション機能「AURA Sync」でPCをカッコよくライトアップできました。
カラーサイクル時のLEDイルミネーションを動画は次のようになっています。
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