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有線LANポートを8基も搭載するASUS製のゲーマー向け無線LANルーター「ASUS RT-AC88U」を簡単にレビューします。ROG認証は付いていませんがほぼROGなデザインの無線ルーターです。

製品公式ページ:https://www.asus.com/jp/Networking/RT-AC88U/
同じくASUS製のRT-AC87Uを使っていたのですが、ここ最近デジカメ(SONY DSC-RX100 IV)のWiFi同期が正常に動作しなくなってしまいました。ルーターにPCとデジカメが繋がっているのにデジカメからPCが見つけられないというトラブルです。ルーターの初期化やメイン機のOS初期化など色々試したものの問題解消できずお手上げでした。
対処療法としてなぜかPC側の有線LANをハード的に抜き差しした直後やアダプタをコンパネから無効→有効に再起動させた直後はデジカメから正常にPCを発見出来て写真の同期ができたので騙し騙し使っていました。しかしながら同期後にインターネット接続の回線速度が1MB/s以下に落ち込む現象まで発生していることが確認でき(ルーターの再起動で回復)、流石にあかん、と思い16年発売の最新機種である「ASUS RT-AC88U」に買い換えることにしました。
買い替えルーターの候補は特にASUS縛りというわけではありませんでした。国内だとバッファロー、I-O DATA、NECが無線ルーター御三家ですね。過去にはNEC「Aterm WR9500N」を使っていたこともあります。
そんな中で「ASUS RT-AC88U」への買い替えを決めたのは次の2つが大きな理由でした。
まず1つ目は今まで使っていたRT-AC87Uが「1GHzデュアルコアプロセッサーと256MBメモリ」に対して、RT-AC88Uは「1.4GHzデュアルコアプロセッサーと512MBメモリ」へアップグレードされており、安定性やパフォーマンスの向上が期待できそうでした。他メーカーは無線規格の速度とかは前面に押し出してくるものの、プロセッサやメモリについては言及されていないので買い換えてダウングレードになる心配がぬぐえませんでした。

加えて最近ではメイン機、ベンチ機、PS4を有線LANで繋いでいるため、無線ルーターで一般的な有線LANポート4基だと検証機材を有線接続する余裕が1基分しかなく不便な思いをすることもあったので、有線LANポートが8基も搭載されているのが非常に魅力的でした。

というわけで買えることにした「ASUS RT-AC88U」についてサクッとレビューします。
まずはパッケージを開いていきます。蓋を外すと紙製のスペーサーにビニール包装されたルーター本体が置かれていました。

ルーターの置かれたスペーサーを取り出すと、下にはスティック型のWiFiアンテナ4本とACアダプタ類が収納されていました。

ルーター本体を上から見下ろした俯瞰がこちら。エッジの効いたデザインで外装はマットブラックのプラスチックですが、背面寄りのエアスリットからは赤色が覗けてゲーミング機器らしい配色です。

上から見ると通気性が悪そうですが底面にはほぼ全体を覆うエアスリットが備わっていました。

フロントには傾斜が付いて下を向いていますが、右側には接続インジケーターLEDの発光をON/OFFできるLEDボタンとWiFi電波の送信をON/OFFできるWiFiボタンが設置されています。どちらも便利なボタンなのですが、LEDを消そうと思ってWiFiボタンを誤って押してしまい無線が繋がらない!と困った件……。

フロント左側にはプラスチックカバーで覆われていますが、USBメモリなどをNASストレージ化できるUSB3.0端子が設置されています。USB3.0規格対応なのでUSB NASでも高速動作が期待できます


本体背面には「ASUS RT-AC88U」の最大の魅力と言っても過言ではない有線LANポートががっつり8基も実装されています。またプリンタなどを接続するのに使用できるUSB端子も搭載されています。ただ最近のプリンタはWiFi対応なので活躍の場面はなさそうです。

ASUS RT-AC88Uと旧機種のASUS RT-AC87Uを比較してみました。並べてみるとよくわかりますが、サイズは結構大きくなっています。


ASUS RT-AC88Uにアンテナを取り付けるとこんな感じになります。ASUS RT-AC87Uではスティック型アンテナは背面に4本設置でしたがRT-AC88Uでは背面2本、側面2本に変わっているので占有スペースがかなり大きくなってしまっており、この点はデメリットですね。国内の御三家製品はアンテナ内臓型が主流になっているのでこの厳つい外見は好みが分かれそうです。


外観のチェックはこの辺りにしてASUS RT-AC88Uを設置してみました。

写真だと似たような感じに見えますが、前機種のRT-AC87Uの接続インジケータLEDは青色でかなり眩しいギラギラしたLEDでしたが、では上面前方に位置が変わって発光色も白色になって輝度は控えめになっています。

前機種同様にRT-AC88UもLEDボタンを使用することでインジケータLEDを消灯できます。

RT-AC88UのUIはRT-AC87Uからほぼ変わりないデザインです。日本語にも完全に対応していますし、グラフィカルなUIなので使い勝手が悪いということはないと思います。あとプロセッサとメモリがアップグレードしているからか各設定項目の移動のレスポンスが高速になった気がしました。
管理人のネット回線はフレッツ光&OCNプロバイダですが、左上のクイックインターネットセットアップを使用すれば簡単3ステップでインターネット接続から無線のセットアップまで完了しました。

あと件のデジカメ(SONY DSC-RX100 IV)のWiFi同期ですが、ルーターをRT-AC88Uに交換することで無事に正常動作するようになりました。RT-AC87Uの時も別のPCからは正常に同期できていたので、メイン機マザボのX99-E WSの無線アダプタと相性が悪かったのかもしれません。
ともあれRT-AC88Uに買い換えてデジカメのWiFi同期も正常なり、有線LANポートも増えて今後の検証にも便利ですし、レビュー記事の執筆がますます捗りそうです。
以上、有線LANポート8基搭載「ASUS RT-AC88U」のレビューでした。

(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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