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先日Palitから公式発表されたばかりの初のファンレスGTX 1050 Tiとなる「Palit GTX 1050 Ti KalmX」が早くもドスパラから国内での発売が決定しました。海外レビューも公開されており、大型のパッシブヒートシンク搭載なのでPCケース内のエアフローがまともならヘタなアクティブGPUクーラーよりも冷えておりファンレスグラボを探しているなら買いな一品です。
製品公式ページ:https://www.palit.com/palit/vgapro.php?id=2823&lang=jp
レビュー記事ソース:http://www.kitguru.net/components/graphic-cards/luke-hill/palit-gtx-1050-ti-kalmx-passive-hands-on/

PCB基板とGPUクーラーの分解写真がこちら。基板はGTX 1050 Tiで各社が使用しているショート基板と同じものが採用されているようです。パッシブヒートシンクは銅製ベース&ヒートパイプ2本ですね。VRM電源部分も冷やせるようにヒートシンクとサーマルパッド経由で接触しています。


3DMark FireStrikeではコアクロックが同じなので当然ですが、GTX 1050 Tiのリファレンス仕様のものと同じスコアでした。

負荷時のコアクロックの平均は1600MHz程度になるようです。

続いて肝心の温度テストですが、
ソースではNZXT Phantom 630というPCケースを使用して180か200mmの大型フロントファンと140mmのリアファンをPCケース備え付けのファンコンの中速に設定しています・CPUクーラーにはCorsair H110i GT(排気で設置)を使用して、こちらもPCケースのファンコンで中速に設定しています。
上の検証環境で5分程度の軽いベンチはもちろん、4時間のゲーム負荷でしばき倒してもGPUコアの最大温度は64度だったようです。いい感じで冷えてますね。

へたなヒートシンクにファンで風を当てるよりもデカいパッシブヒートシンクでケース内エアフローにお任せのほうが冷えるようです。昔似たような検証をしていたので懐かしくなりました。
サーモグラフィによるとVRM電源周りが70度ほどでGPUコアよりも高温になっていますが、壊れるほどの温度でもないので特に問題ないと思います。


初のファンレスGTX 1050 Tiとなる「Palit GTX 1050 Ti KalmX」は余裕で実用レベルのファンレスグラボのようです。
あと1050 Tiのワンスロ化もたまに思い出してあげてくださいな……。
ZOTAC GTX 1050 Ti OCをシングルスロットクーラーに換装してみた

(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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1050でも1080でもなんでもいいからシングルスロット発売はよ(´・ω・`)