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昨年発売した「Razer Core」に続いて17年に入ってからは「Powercolor Devil Box」「AKiTiO Node」、「ASUS ROG XG Station 2」など発売の相次いでいる、モバイルPCやNUCをハイエンドデスクトップゲーミング環境に変える外付けグラフィックボードユニットはどれが買いなのか比較してみました。
外付けグラボユニットの接続規格
外付けグラフィックボードユニットの標準接続規格は搭載PCはやや限られるもののUSB3.1 Type-Cと同コネクタでPC向けの一般規格で汎用性のある「Thunderbolt3」が採用されています。Thunderbolt3対応→USB3.1対応
上のようにThunderbolt3が接続帯域の広い上位になっているので間違えないように注意してください。

外付けグラボユニットの性能と消費電力
外付けグラボユニットで使用するGPUの性能は概ね使用しているGPUの1つ下のモデルをデスクトップPCで使っているのと同じかそれを少し超える程度の性能になると考えてください。外付けグラフィックボードユニットを使用した場合のグラフィックボードの性能については、グラフィックボードを通常のデスクトップPCで使用した場合の70~90%程度のパフォーマンスを発揮できます。GTX 1070を外付けグラボユニットで使用すると1つ下の下位モデルとなるGTX 1060を少し超える程度の性能を発揮できています。

また外付けグラボユニットの消費電力については製品自体やUSBなど接続機器にもよりますが、基本的にグラフィックボード単体の消費電力とほぼ同じです。GTX 1070を使用すると150~160W程度になります。

外付けグラボユニットの比較表
外付けグラボユニットの基本について簡単に紹介も終わったので本題の比較に入ります。17年2月現在、発売or仕様の発表されている外付けグラボユニットについて比較表にまとめました。
外付けグラボユニット比較表 (17年2月) |
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ASUS ROG XG Station 2 ![]() (紹介記事) |
PowerColor Devil Box ![]() (レビュー予定) |
Razer Core![]() (レビュー) |
AKiTiO Node![]() (紹介記事) |
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筐体寸法 | 長さ | 45 cm | 40 cm | 34 cm | 43 cm |
高さ | 28 cm | 24 cm | 22 cm | 23 cm | |
幅 | 16 cm | 17 cm | 11 cm | 15 cm | |
グラボ 寸法 |
長さ | 31.2 cm | 31.2 cm | 31.2 cm | 31.2 cm |
高さ |
14 cm以上 STRIX 搭載可能 |
14 cm PCIブラケット と同じ高さまで |
15.2 cm PCIブラケット と同じ高さまで |
17 cm | |
幅 | 2スロット | 3スロット | 2スロット | 2スロット | |
電源ユニット | COMPWARE CPS-6811-2A1 (ソース) |
SeaSonic SS-500L1U 250W以下は ファンレス |
Enhance ENH-2350 |
SFX電源 | |
電源容量 | 600 W | 500 W | 500 W | 400 W | |
グラボへの出力 | 500 W | 375 W | 375 W | 300 W | |
モバイルへの 給電能力 |
100 W | 60 W | 60 W | - |
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ケース搭載 冷却ファン (〇:外せる) |
80mm ×3 (〇) | 120mm ×1 (〇) 92mm ×1 (〇) |
80mm ×2 (〇) 92mm ×1 (〇) |
120mm ×1 |
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接続 | TB3 |
1 | 1 | 1 | 1 |
有線LAN |
1 | 1 | 1 | - | |
USB | USB3.0 TypeA×4 (USB2.0 TypeB) |
USB3.0 TypeA リア×3, フロント×1 USB3.0 TypeC×1 |
USB3.0 TypeA×4 | - | |
SATA | - | SATA3.0 ×1 ストレージ対応 |
- | - | |
DP | - | - | - | - | |
価格 | 7.2万円 | 5.9万円 | 6.6万円 | 4.9万円 |
後日詳細なレビュー予定ですが、今のところ管理人的には、「SATA3.0によるストレージ拡張に対応」、「電源ユニットがSeaSonic製で250W以下ファンレス動作」、「5.9万円で比較的安価」な「PowerColor DEVIL BOX」が一番おすすめです。ただしデザインは一番安っぽいかも。
外付けグラボと組み合わせるのがおすすめなグラボ
外付けグラボユニットでは前述のとおりデスクトップ環境よりも1モデル下がる性能になるのでGPUの選択としてはGTX 1070以上がおすすめです。また外付けグラボユニットユニットに搭載するグラフィックボードでは長さ方向のクリアランスは問題ないのですが、高さ方向に干渉する場合が多いです。


(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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という所に残念な感じを受けます
最近、外付けは結構気になっていて、
旧Windows機 + Windows10機の2台持ちなどでGPUを融通するのに使えないかなあ、と考えています
(互換性が足りないゲームを遊ぶ為に旧Windowsを残しているヒトは結構居ると思います)