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オシャレ&高性能なCPUクーラーメーカーCryorigのコンパクトトップフロー空冷クーラーである「Cryorig C7」をAMD Ryzenに対応したAM4マザーボードに装着するためのアップグレードキット「AM4 UPGRADE KIT TYPE C」が届いたので、4月28日本日発売となった世界初のRyzen対応Mini-ITXマザーボード「X370GTN」に設置してみました。Cryorig C7のAM4マザーボードへの設置手順をご紹介します。
Cryorig製CPUクーラーのAM4マウント用アップグレードキットは国内代理店のdiracから配布してもらえます。送料等は一切かかりませんが、Cryorig製CPUクーラーとRyzen CPUの購入証明(レシートや納品書)の写真添付が必須になるので注意してください。
配布についての案内:http://www.dirac.co.jp/support_cpu_cooler/
アップグレードキットの中身は、バックプレート、マウンティングバー&ネジ付きボルト4個1セット、マニュアルの3点のみでした。
Cryorig C7のAM4マウント対応についてはマザーボード側だけでなくCPUクーラー側についても固定パーツの換装が必要になります。
まず最初にヒートシンク底面に装着されているマウンティングバーをAM4マウント対応アップグレードキットに付属する最新のものに交換します。
デフォルトで装着されているマウンティングバー&ボルト付きネジを取り外します。
新型のマウンティングバーにはAM4マウントに対応するためにネジ穴が1つ追加されていました。
新しいマウンティングバーを下のようにヒートシンクへ装着します。
ボルト付きネジについてもアップグレードキットに付属する新しいものを使用してください。マウンティングバー側のネジの長さが変わっており、旧型を使用するとヒートシンクと干渉してしまいます。
ネジ付きボルトを外側のAM4マウント用のネジ穴に固定します。これでCPUクーラー側のAM4マウントの準備が完了です。
続いてマザーボード側の準備をしていきます。
なにはともあれCPUをCPUソケットに装着します。Ryzen 7 1800Xはさすがに発熱的に無理そうだったのですが、やはり8コア16スレッドを使いたかったのでRyzen 7 1700を使用しました。
まずはデフォルトで設置されているAM4マウントのプラスチック製固定器具とバックプレートを外します。
CPUクーラー本体を設置する前に熱伝導グリスを塗布しますが、CPUとCPUクーラー間の熱伝導グリスには当サイト推奨で管理人も愛用しているお馴染みのクマさんグリス(Thermal Grizzly Kryonaut)を塗りました。熱伝導効率も高く、柔らかいグリスで塗布しやすいのでおすすめです。
グリスを塗る量はてきとうでOKです。管理人はヘラとかも使わず中央山盛りで対角線だけ若干伸ばして塗っています。特にThermal Grizzly Kryonautは柔らかいグリスでCPUクーラー固定時の圧着で伸びるので塗り方を気にする必要もありません。
あとは通常通りCPUクーラーを上から載せてグリスが伸びるようにグリグリします。
なお銅製ベースには保護フィルムが貼られています。剥がし忘れのないように注意してください。
CPUクーラー本体を載せたら後はマザーボード裏面からネジ止めしますが、Mini-ITXマザーボードでCryorig C7を使用する場合は、マザーボード裏面の素子とCryorig C7バックプレートが干渉する可能性があるので基本的にMini-ITXマザーボードではバックプレートを使用してはいけません。
代わりにプラスチックの円筒型スペーサーがCPUクーラー本体に付属しているのでこれを使用します。
スペーサーの上からナットで固定するだけです。
以上でCryorig C7の設置完了です。
Cryorig C7の冷却性能チェックについては「X370GTN」のレビュー記事で掲載しています。
世界初のRyzen対応Mini-ITXマザボ「BIOSTAR X370GTN」をレビュー
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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