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1920×1200のフルHD+な解像度、8000mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵し4.5時間の独立起動が可能な8.9インチサイズのモバイル液晶モニター「Diginnos DG-NP09D」をレビューします。
先日レビューを公開した「NZXT Hue+&Aer RGB」や「CRYORIG H7 QUAD LUMI」のようなWindows上で操作可能なイルミネーション機器の写真撮影で背景布や照明のある撮影場所でも設定を行いたかったのでHDMIケーブル1本あれば使用できる「Diginnos DG-NP09D」を購入してみました。
Diginnos DG-NP09Dの本体と付属品
なにはともあれまずはパッケージを開封していきます。スリーブを外してパッケージの蓋を開くとマニュアルの下に袋に入った液晶モニタ本体が収められており、二重底で下段には付属品が収められていました。マニュアルは日本語なので使用方法については特に迷うことはないと思います。
マニュアル以外の付属品は、USB ACアダプタ、充電用microUSBケーブル、mini-HDMI変換アダプタの3つです。
Diginnos DG-NP09Dのビデオ入力端子はmini-HDMIという特殊なHDMI端子を使用しますが、変換ケーブルが付属するので普通のHDMIケーブルがあれば使用上は特に問題ありません。変換不要なminiHDMI-HDMIケーブルも普通に市販されているので別途、購入がおすすめです。miniHDMI以外にもmicroHDMIという端子のケーブルも存在するので間違えないように注意してください。
エレコムのminiHDMIケーブルはケーブル径が3.2mmで取り回しの良いスーパースリムケーブルも販売されているのでお勧めです。
続いてモバイル液晶モニタ「Diginnos DG-NP09D」の本体をチェックしていきます。
本体外観はシンプルなブラックカラーです。液晶パネルは素の状態では光沢のあるグレアタイプです(管理人は別売りのアングレアな保護フィルムを貼っています。)
液晶モニタ全体のサイズは長辺が237mm、短辺が145mm、厚さ12mm程でした。B5サイズのプリント用紙よりも少し小さいくらいの寸法です。
重量は500gとなっており8.9インチでバッテリー内蔵の液晶モニタと考えると特別軽いわけではありませんが、用途的には十分な軽さです。
表面の左右の下側にはスピーカーが設置されています。
背面はマットブラックなラバー表面処理がされており指紋が目立たず滑りにくくなっています。
左側面には右から、miniHDMIビデオ入力、充電用microUSB端子、ボリューム+/-ボタン、電源スイッチが設置されています。電源スイッチを3秒間長押しすると電源のON/OFFができます。
右側面には右から、Menuボタン、Exitボタン、ヘッドホン出力端子が設置されています。USB端子についてはメンテナンス端子となっておりユーザーは利用できません。
電源LEDは状態に応じて、赤色と青色のLEDが点灯します。表示中は青点灯、入力なしは赤と青が交互に点滅、充電中は赤点滅、充電完了で赤点灯となります。
上でも少し書きましたが、管理人は映り込み防止や個人的な嗜好からアングレアタイプの液晶保護フィルムを貼っています。液晶保護フィルムについてはサードパーティ製のものですが液晶パネルにピッタリサイズのものがAmazonでも販売されており簡単に購入できます。<販売ページへ>
Diginnos DG-NP09Dを使ってみる
早速、Diginnos DG-NP09Dを検証機材へ接続してみました。Diginnos DG-NP09Dは付属のminiHDMI変換ケーブルか別売りのminiHDMIケーブルを接続するだけなので簡単に使用できます。バッテリー内蔵なので別途電源ケーブルが必要ありません。バッテリーが内蔵されていることを除けば普通の液晶モニタなのでBIOSメニューも表示できたりと非常に便利です。
「ASUS MB168B+」や「ASUS MB169C」のようにUSBからビデオ入力と電源供給を行うモバイルモニターも存在しますが、こちらはWindows上で別途ドライバのインストールが必要になっており、メインモニタとして使用できなくはないものの色々と厄介、あくまでサブディスプレイ用といった感じだったので、管理人の用途的に候補から外れていました。
Menuボタンを押すと表示されるOSDメニューから輝度やコントラストなどの表示設定が可能です。コントラストについてはその通りなのですが、輝度についてはLEDバックライトの明るさ調整ではなく、ホワイトバランスの調整っぽい気がします。
画面右上に表示されるバッテリー残量のアイコンの表示もOSDメニューから設定できます。
製品販売ページでは特に液晶パネルの種類については記載がないものの、所謂IPS型な発色&視野角でした。特別発色が良いというわけでもありませんが、IPS型なので上下左右から覗いた時の視野角は良好です。ぶっちゃけ8.9インチタブレットから液晶モニタとバッテリーを抜粋して作成された感じな製品なので液晶パネルのクオリティについては特に心配はありませんでした。
当初の目的通り撮影機材の傍でLEDイルミネーションの設定も問題なく行えて大満足です。今後のイルミネーション関連機器のレビュー素材撮影が捗ります。
Diginnos DG-NP09Dのレビューまとめ
最後にバッテリー内蔵モバイル液晶モニター「Diginnos DG-NP09D」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。良いところ
- 8000mAhのバッテリー内蔵で4.5時間の連続運用可能
- 所謂IPS型っぽい液晶パネルで視野角が良好 (発色は普通)
- 動作は普通の液晶モニタなのでドライバレスかつBIOSも表示可能
- 1920*1200の高解像度
- 8.9インチ、500gでコンパクトかつ軽量
- 充電端子がmicroUSBなので充電も容易
- 1.4万円と比較的安価な価格
- 【おまけ】サードパーティ製の液晶保護フィルムがある
- ビデオ入力がminiHDMIなので少し使いにくい(変換ケーブルは付属)
- 無段階キックスタンドが欲しかった
「Diginnos DG-NP09D」はモバイル液晶モニタの中でも数少ないバッテリー内蔵でスタンドアローン動作可能な液晶モニタです。8.9インチのコンパクトサイズながら1920*1200の高解像度で、重量も500gと比較的軽量なので持ち運びも容易です。バッテリー駆動という特徴を除けば、電源がコンセントな液晶モニタとほぼ同じ動作・構造なのでドライバレスで運用でき、BIOSメニューも表示可能です。
ぶっちゃけタブレットから液晶パネルとバッテリーを残して中身をモニタコンに取り換えただけ(管理人の予想)という仕様なので、液晶パネル自体も視野角が広くそこそこ優秀なものが採用されているところもポイントです。液晶モニタにバッテリー内蔵となると2万円は超えてきそうな製品ですが、そんな事情もあって1.4万円という手の伸ばしやすい価格帯に収まっているところも憎い。
バッテリーを内蔵するモバイル液晶モニタという存在自体がとにかく希少なので、そういう製品を探していたという人にとっては「Diginnos DG-NP09D」はお勧めできる製品だと思います。
以上、「Diginnos DG-NP09D」のレビューでした
Diginnos DG-NP09D 8.9インチ バッテリー内蔵モバイルモニターAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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ケースに液晶を入れるのアリですね