AMD最新ハイエンドGPU「Radeon RX Vega」が正式発表。「RX Vega 64」は499ドル、「RX Vega 56」は399ドルから

2017年7月31日2025年5月30日

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AMDの最新ハイエンドGPUのゲーマー向けモデル「Radeon RX Vega」がCapsaicin Siggraph 2017で正式発表されました。

AMDの最新ハイエンドGPUのゲーマー向けモデル「Radeon RX Vega」がCapsaicin Siggraph 2017で正式発表されました。リーク情報通り4096コアのフルスペック版「Radeon RX Vega 64」以外にも3584コアのカット版「Radeon RX Vega 56」の2種類がラインナップされ、それぞれ499ドルと399ドルからとなるようです。発売日は8月14日と報じられています。

公式ページ：https://gaming.radeon.com/en-us/product/vega/
Vega 64：https://gaming.radeon.com/en-us/product/vega/radeon-rx-vega-64/
Vega 56：https://gaming.radeon.com/en-us/product/vega/radeon-rx-vega-56/

単精度性能ではFuryXの47％以上の性能なのにゲーム性能では20～30％程度に留まっているのは少々もやっとしてしまうところ。動作クロックについてはリーク情報通りで、Frontier Editionのベース1382MHz / ピーク1600MHzに対して、RX Vega 64はモデル別で次のような動作クロックになるようです。空冷版はFrontier Editionより低めの設定です。

AMD Radeon RX Vega 64 Liquid: base 1406 MHz / Peak 1677 MHz
AMD Radeon RX Vega 64 Limited: base 1247 MHz / Peak 1546 MHz
AMD Radeon RX Vega 64: base 1247 MHz / Peak 1546 MHz

あと地味にメモリ帯域はVega 64が484GB/ｓに対してFuryXは512GB/sとなっており、容量こそ4GBから8GBへ増えているもののメモリ帯域は減っています。

廉価版で399ドルのVega56も競合のGTX 1070よりも50ドル程度高くなるようなので競合製品として通用するかどうかはなかなか厳しくなりそうです。
TDPもVega 64 Airが295W、Vega 56が210WなのでTDPが180WのGTX 1080や150WのGTX 1070と比較すると冷却が難しくなりGPUクーラーのサイズを大きくせざるを得ません。

単純な絶対性能では1080Ti越えはやはり難しいようなので、個人的には別記事にしたNANOさんが気になります。

あと銀色外装でカッコいいLimited Editionはバンドルパック限定で単品では販売されないとの情報もありましたが、GIGABYTEのリテール品サンプルイメージが出てきたので、Limited Editionも単独販売がありそうです。
ソース：https://videocardz.com/newz/gigabyte-radeon-rx-64-series-pictured

RadeonRX Vega ラインナップ一覧
	Radeon RX Vega 64 Liquid	Radeon RX Vega 64 Air	Radeon RX Vega 56	Radeon R9 Fury X
GPU	Vega 10	Vega 10	Vega 10	Fiji XT
シェーダー数	4096	4096	3584	4096
コアクロック	1406 MHz	1247 MHz	1156 MHz	1000 MHz
ピーククロック	1677 MHz	1546 MHz	1471 MHz	1050 MHz
単精度性能	13.7 TFLOPs	12.6 TFLOPs	10.5 TFLOPs	8.6 TFLOPs
VRAM	8GB HBM2	8GB HBM2	8GB HBM2	4GB HBM
バス幅	2048-bit	2048-bit	2048-bit	4096-bit
メモリ帯域	484GB/s	484GB/s	410GB/s	512GB/s
TDP	345W	295W	210W	275W
予想価格	599ドル? (ref) 649ドル? (LE)	499ドル (ref) 549ドル? (LE)	399ドル	649ドル
発売予定日	17年8月14日	17年8月14日	17年8月14日	15年