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Intelが送る17年最新のエンスー向け化け物CPU、18コア36スレッド「Core i9 7980XE」のOCレビュー本番の前に、Skylake-Xの殻割りに特化した専用殻割りツール「Rockit99」のレビュー用サンプルを国内公式通販のROCKIT COOL JAPANからご提供いただいたので同ツールを使用した殻割りについてCore i9 7980XEの殻割り実演でご紹介していきます。
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Skylake-Xの殻割りに特化した専用殻割りツール「Rockit99」はROCKIT COOLの国内公式通販「ROCKIT COOL JAPAN」から5800円程で購入可能です。
公式通販ページ:https://rockitcool.thebase.in/items/8399891
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「Core i9 7980XE」などSkylake-X用の殻割りツールとしては当サイトと汐見板金で共同開発した国産殻割りツール「Delid Master」やROCKIT COOL JAPANから発売されている「Rockit99」があります。
今回は殻割りの手順についてはざっくりと流して紹介していますが、「Delid Master」のレビュー記事では殻割り後の処置や必要なものについても詳しく紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
【一家に1台】汐見板金の国産殻割りツール「Delid Master」をレビュー!
Delid Master

ただ「Delid Master」は速報レビュー用の機材としての側面が強く、CPUの寸法が変わっても専用ツールを待たずに割れるという汎用性を重視したので、単純に”Core i9 7980XEを割る”というだけであれば、Rockit99などSkylake-Xの殻割りに特化した専用殻割りツールの方が殻割りは簡単に行えて安価に済みます。
管理人も今回は「Delid Master」を使用せずROCKIT COOL JAPANからレビュー用にサンプル提供していただいた「Rockit99」を使用しました。
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Rockit99の内容品は次のようになっています。殻割りツールの他にヒートスプレッダを綺麗に再装着するためのRelidツールや日本語翻訳済みのマニュアルやロゴシールが付属します。
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「Rockit99」はもともとは海外製品ですが翻訳版のマニュアルも付属するので安心してください。
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ベロアっぽい布地の巾着袋が付属するのでネジ類を含めてツールをまとめて保管できます。
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実際にRockit99を使用した殻割りの様子を動画で撮影しました。ドライヤーで加熱する部分をカットしていますが、概ね3分程の所要時間でCore i9 7980XEを殻割り可能です。


Rockit99でSkylake-Xの殻割りを行う際はCPUの向きが決まっているので、PCB基板と殻割りツールの△マークの位置が揃うように注意してください。
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御覧の通り「Core i9 7980XE」のCPUダイとヒートスプレッダ間の熱伝導にはグリスが使用されています。エクストリームCPUはソルダリングにして欲しい。
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殻を割ったら標準で塗られているグリスとヒートスプレッダを固定していたゴム系接着剤を除去します。グリスはアルコール系ウェットティッシュで拭いて、シール材は爪で擦れば取り除くことができます。
CPUダイ周辺に素子の実装があるので液体金属グリスによるショートを防ぐため絶縁耐熱接着剤で養生します。接着剤を上塗りしていくので高さがダイよりも高くならいように注意してください。シール材跡のギリギリの位置にある実装については難しければ接着剤での養生をせずに、ヒートスプレッダ再装着時にシール材でまとめて覆ってしまえばOKです。
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これでCPUダイとヒートスプレッダを間に液体金属系グリスを塗るための下準備は完了です。殻割り後に塗布する液体金属グリスとしてはリキプロこと「Liquid PRO」が定番のグリスでしたが、比較レビュー記事以来、管理人はさらに冷えるクマメタルさんにあっさり宗旨替えしました。
リキプロ越え!「Thermal Grizzly Conductonaut」を殻割りi7 7700Kでレビュー
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今回も液体金属グリスにはクマメタルさんこと「Thermal Grizzly Conductonaut」を使用しています。クマメタルを塗る前に付属のアルコールティッシュでCPUダイとヒートスプレッダをしっかりと脱脂してください。脱脂が不十分だとクマメタルさんが綺麗に伸びません。
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「Thermal Grizzly Conductonaut」は導電性があるのでマザーボードに零れる可能性を考えるとCPUクーラーとヒートスプレッダの間には怖くて使えませんが、ヒートスプレッダでほぼ密封してしまう殻割り後の熱伝導グリスとしては抜群に冷えるのでおすすめです。ヒートスプレッダ内にほぼ密封してしまうので管理人は多めにクマメタルを塗っています。
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CPUダイ本体とヒートスプレッダのダイに接触する部分にクマメタルを塗ったら、ゴム系シール材をもともとシール材が塗られていたところに再度塗ります。
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ヒートスプレッダ再装着用のフレームを設置してこのフレームに合わせてヒートスプレッダを乗せます。
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あとはヒートスプレッダを専用のネジで上から押さえつけてシール材が固まるまで半日ほど放置すれば殻割りクマメタル化完了です。
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以上で「Core i9 7980XE」の殻割りクマメタル化は完了です。
次回は殻割りしたCore i9 7980XEの冷え具合やOC耐性についてレビュー予定なのでお楽しみに。

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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