GALLERIA Mini 1060


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デスクトップ向けCPUとモバイル向けMXM型グラフィックボードを搭載可能なMicroSTXベアボーン「ASRock DeskMini GTX 1060」をベースに組み上げられた、4コア4スレッドCPU「Intel Core i5 7500」と最新高画質PCゲームやVRゲームにも対応可能なミドルクラスGPUのGeForce GTX 1060を搭載する容積2.7LのスーパーコンパクトゲーミングBTO PC「GALLERIA Mini 1060」のサンプル機をお借りできたのでレビューしていきます。
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GALLERIA Mini 1060 - Core i5 7500搭載
GALLERIA Mini 1060 - Core i7 7700搭載





GALLERIA Mini 1060 レビュー目次


1.GALLERIA Mini 1060の概要
2.GALLERIA Mini 1060のBIOSについて
3.GALLERIA Mini 1060のCPU・ストレージ性能
4.
GALLERIA Mini 1060のグラフィック性能
5.GALLERIA Mini 1060のレビューまとめ



GALLERIA Mini 1060の概要

まずは「GALLERIA Mini 1060」の概要について簡単に解説しておきます。
「GALLERIA Mini 1060」は冒頭でも触れたようにデスクトップ向けCPUとMXM(Mobile PCI-Express Module)規格のグラフィックボードに対応したベアボーンPCである「ASRock DeskMini GTX 1060」をベースにして組み立てられたBTO PCとなっています。
製品公式ページ:https://www.asrock.com/nettop/intel/DeskMini GTXRX/index.asp
マニュアル:http://asrock.pc.cdn.bitgravity.com/Manual/QIG/DeskMini%20GTXRX_multiQIG.pdf
マニュアル(M/B):http://asrock.pc.cdn.bitgravity.com/Manual/DeskMini%20GTXRX.pdf
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「GALLERIA Mini 1060」は外パッケージのGALLERIAロゴや内パッケージの茶箱仕様を除けばDeskmini GTXベアボーンとほぼ同じパッケージで梱包されています。また「GALLERIA Mini 1060」には標準でフルサイズキーボードとUSBマウスが付属します。
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中身を取り出すと「GALLERIA Mini 1060」本体、ACアダプタ&ACコンセントケーブル、付属品の入った小分けパッケージが出てきます。小分けのパッケージには組み立てに関する付属品としてマニュアル&ドライバCDやゴム製ケース足が入っています
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カスタマイズ構成によっては未使用となる専用SATAケーブルも組み込み済み含めて2本付属します。SATAストレージ接続ケーブルはSATA3.0通信とSATA電源の両方を兼ねており、特殊なミニ端子でマザーボードと接続する専用ケーブルです。
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ACアダプタには電源容量220W(19V、11.57A)のFSP製「FSP220-ABAN2」が付属します。
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「GALLERIA Mini 1060」に付属するACアダプタは非常に大型です。「GALLERIA Mini 1060」は本体こそコンパクトですが、ACアダプタはハイエンドグラフィックボードのリファレンスモデルと同じくらいの大きさになっています。重量も1kg超とかなり重いです。
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続いて「GALLERIA Mini 1060」の外観をチェックしていきます。
「GALLERIA Mini 1060」は高さ(幅)213mm x 奥行154.5mm x 幅(高さ)81.9mmで容積2.7Lと非常にコンパクトです。上面と左右側面の3面パネルはいずれも円形エアスリットの通気口が広く取られています。側面パネルや底面パネルの窪みにラバーフットを貼る構造で縦置きと横置きの両方に対応しています。
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ゲーミンググラフィックボードを搭載可能な最小クラスのMini-ITX対応PCケース「DAN-Cases A4-SFX」と比較しても「GALLERIA Mini 1060」の小ささが際立ちます。「GALLERIA Mini 1060」は本体重量も2000g未満で持ち運びも難しくない重さに収まっています。
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側面はブラック塗装のスチールパネルですが、フロントはヘアライン処理が施された高級感のあるアルミニウム製パネルになっています。「GALLERIA Mini 1060」にはGALLERIAのブランドロゴも装飾されています。
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フロントI/OとしてType-AおよびType-CのUSB3.1端子とヘッドホン・マイク用3.5mmジャックが設置されています。写真の右下にはパワースイッチもあります。横置き時のサイドパネルで正面から見て右側前方にはUSB2.0端子が2基設置されています。
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リアI/Oにはマザーボード側に有線LAN、iGPU用のHDMI1.4端子、DC端子、USB3.1端子2基が設置されています。dGPU側にはビデオ出力としてHDMI2.0とDisplayPortとMiniDisplayPortがあります。HDMI入力モニタとVR HMDの併用を考えるとMiniDIsplayPortよりもHDMI端子が2基あった方が使いやすい気がします。
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「GALLERIA Mini 1060」の内部構造の概要をチェックしていきます。
「GALLERIA Mini 1060」のPCケース内部へアクセスするにはCPUソケットやGPUクーラーが見える面のサイドパネルを取り外します。サイドパネルはリアのネジ2つで固定されているのでネジを外してから、サイドパネルをリア方向にスライドさせると取り外すことができます。さたにフロントパネル裏とリアのネジを取り外すと、マザーボードトレイをPCケースの外装フレームから抜き出すことができます。
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マザーボードトレイを取り出すと、右上にはCPUソケット、右下にはS.O.DIMMメモリスロット、左側にはMXM型グラフィックボードが配置されていてそれぞれにアクセスすることができます。CPUクーラーには92ファンを搭載する「Deepcool THETA 9 PWM」らしきクーラーが搭載されていました。
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マザーボードトレイを裏返すとストレージおよび無線LAN用のM.2スロットやSATAストレージマウンタにアクセスすることができます。
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今回のサンプル機ではシステムストレージとして、SATA接続で容量256GBのM.2 SSDである「SKhynix HFS256G39TND-N210A」が装着されていました。
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今回のサンプル機にはSATA接続のM.2 SSDが1枚とWiFiカードしか装着されていませんが、さらに高速なNVMe(PCI-E3.0x4)接続のM.2 SSDや2.5インチSATA SSDを増設可能です。
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「GALLERIA Mini 1060」のベースとなっているベアボーン「ASRock Deskmini GTXシリーズ」の詳細な内部構造については下の記事で詳しく解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
「ASRock DeskMini GTX 1080」をレビュー【組み立て編】
「ASRock DeskMini GTX 1080」をレビュー



GALLERIA Mini 1060のBIOSについて

「GALLERIA Mini 1060」のCPUやGPUの性能をチェックする前に、同PCに組み込まれているマザーボード「B250M-STX MXM」のBIOSについて簡単にチェックしておきます。

BIOSメニューに最初にアクセスするとイージーモードというグラフィカルな画面が表示されます。パッと見の見栄えは良いのですが詳細モードのほうが結局のところ使いやすいので「F6」キーを押してサクッと詳細モード移るのがおすすめです。右上アイコンから言語設定が変更可能で日本語表示にも対応しています。
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次回起動時のトップメニューについては「アドバンスド-UEFI設定スタイル」の項目で起動時モードを指定できるので「詳細モード」を選択してください。
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「B250M-STX MXM」のBIOSについては多言語に対応しており、「Save Changes and Exit」が「変更がそして退出することを保存します」のように翻訳が怪しい部分はあるものの日本語にも対応しているので初心者ユーザーにも優しいBIOSだと思います。
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「B250M-STX MXM」のBIOSにおいて設定の保存とBIOSからの退出はトップメニュータブ最右端の「出口」から行えます。特定のブートデバイスを指定してBIOSから退出するBoot Override機能についてはBIOS:1.40では用意されていませんでした。
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ブートとOSインストール周りについて紹介します。とはいっても「B250M-STX MXM」のブート回りは下画像のように非常に簡潔にまとめられており初心者でも迷うことはないと思います。OSのインストールも「起動順序 #1」に「UEFI 〇〇」というOSインストールメディアを設定して保存&退出でOKです。「UEFI 〇〇」をブートオーバーライドで指定しても同様にOSのインストールデバイスから起動可能です。
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CPU冷却ファンやGPU冷却ファンのファンコントロールについてはトップメニュータブ「H/Wモニター」から行うことができます。GALLERIA Mini 1060では専用BIOSが使用されており標準のファン制御プロファイルはいずれもサイレントモードが適用されています。後ほど詳しく紹介しますが、GALLERIA Mini 1060(Core i5 7500搭載)では標準のファン制御で十分な冷却性能と静音性が確保されています。
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ファン制御プロファイルをカスタマイズモードに変更する頂点を4つ指定して温度-ファン速度デューティ比のファンカーブを任意に設定することも可能です。CPUファン1/2はCPU温度、GPUファンはGPU温度がファン制御のソースになっています。
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「B250M-STX MXM」はアンロックCPUの倍率変更に非対応なB250チップセット搭載マザーボードなのでオーバークロックには基本的に対応していませんが、自作PC向けASRockマザーボード同様にトップメニュータブ「OCツール」が用意されています。「OCツール」ではCPU設定、DRAM設定、電圧設定の3項目から設定を行うことができます。
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CPU設定については倍率変更ができないことは当然として設定項目はさほど多くありませんが、「短時間電力制限」「長時間電力制限」という2つの電力制限機能があり、電力制限がかかる閾値(単位はW)と電力制限がかかるまでの時間を設定できます。定格の動作周波数とTDPが高いCPUで低負荷時は高クロック動作を維持しつつ、高負荷時の発熱(消費電力)を一定以下に制限したい時に役立つ設定項目です。
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DRAM設定については自作PC向けマザーボードのBIOSとほぼ同じレイアウトでDRAM周波数とDRAMタイミングの設定が可能になっています。
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ただし「B250M-STX MXM」は設定可能なメモリ周波数はKabyLake-Sの定格メモリ周波数となる2400MHzまでしか対応していません。
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電圧設定ではDRAM電源などを変更できます。
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「GALLERIA Mini 1060」に組み込まれている「B250M-STX MXM」は基本的にOCに対応していないB250チップセット搭載マザーボードなのでOC周りの設定項目は必要最低限なので自作er的には少し物足りない感じはあるものの、日本語UIにも対応しており自作PC向けのASRockマザーボードと同じBIOSデザインなので、BTO PC組み込みマザーボードのBIOSとして非常に使いやすいと思います。



GALLERIA Mini 1060のCPU・ストレージ性能

「GALLERIA Mini 1060」のCPUとストレージの性能をチェックしていきます。
GALLERIA Mini 1060には搭載するCPUが4コア4スレッドのCore i5 7500のモデルと4コア8スレッドのCore i7 7700のモデルに2機種がリリースされていますが、今回のレビュー用サンプル機はCore i5 7500搭載モデルとなっており、システムメモリには容量8GBが搭載されています。
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Core i5 7500のCinebenchスコアは606程度です。動画編集など重い作業をするにはやや非力ですが、一般利用やPCゲーム用途であれば十分な性能があります。
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Core i5 7500はTDP65WのCPUですが、Cinebenchや動画のエンコードなど実用的な範囲におけるCPU最大負荷時の消費電力はシステム全体で60W程度でした。またアイドル時の消費電力は20W前後です。GTX 1060を搭載するPCとしてはアイドル時の消費電力の小ささはかなり優秀です。
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CPUに高負荷をかけた時のCPU温度やファンノイズを検証するため、ストレステストとして再生時間8分でWQHD解像度、60FPSの容量4.7GBの動画でAviutl+x264を使ってエンコードを行いました。ストレステスト中のCPU温度、CPU使用率、CPU冷却ファン回転数の推移は次のようになっています。
30分以上にわたってほぼ100%近いCPU負荷をかけ続けましたが、CPU温度65度、最大ファン回転数は1200RPM未満で良好な結果でした。
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「GALLERIA Mini 1060」についてサウンドレベルメーターを利用してノイズレベルを測定しました。ノイズレベルの測定には「サンワダイレクト 400-TST901A」を使用しています。
電源OFF時の騒音値は33~35dBです。目安として40dBを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになり、45dB前後で煩く感じます。50dBを超えてくるとヘッドホンをしていても煩く感じます。同じ騒音値でも不快に感じたり感じなかったりと音の性質にもよるので注意してください。
「GALLERIA Mini 1060」についてはアイドル時のファンノイズは34.6dBでした。
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動画のエンコードによるCPUへのストレステスト中のファンノイズは35.3dBなのでアイドル時とほぼ変わらない騒音値で静音動作が可能です。
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「GALLERIA Mini 1060」のシステムストレージにはSATA接続で容量256GBのM.2 SSDである「SKhynix HFS256G39TND-N210A」が搭載されています。連続リードは約560MB/sとなっておりSATA3.0規格としては理想的な性能ですが、連続リードは270MB/s程度なので若干遅めになっています。
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「SKhynix HFS256G39TND-N210A」でも実用上は十分な性能がありますが、GB単位の大型ファイルを多数取り扱うのであれば、アップグレード項目として用意されている高速NVMe接続のM.2 SSDである「Samsung SM961」を選択してもいいと思います。
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あと「GALLERIA Mini 1060」のカスタマイズ項目には2.5インチストレージのアップグレードとしてHDDしか用意されていません。ゲームのインストール先としては500~1000GBのSSDが推奨なので「GALLERIA Mini 1060」をゲーム用PCとして使用するのであれば各自で増設をお勧めします。増設するストレージとしては17年後半に発売されたばかりで当サイトでもレビュー記事を公開している「SanDisk SSD Ultra 3D」がおすすめです。
大容量の書込でも遅くならない「SanDisk SSD Ultra 3D 2TB」をレビュー
SanDisk SSD Ultra 3D 2TB



GALLERIA Mini 1060のゲーム性能

「GALLERIA Mini 1060」に搭載されたモバイル版GTX 1060のゲーム性能をチェックしていきます。
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まずFFXIV 紅蓮のリベレーター ベンチマークのフルHD・最高品質のスコアは「GALLERIA Mini 1060」では10500程度となりました。「非常に快適」の評価水準を大きく上回っているので「GALLERIA Mini 1060」であればFFXIV 紅蓮のリベレーターをフルHD・最高品質を余裕でプレイ可能です。
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またPCグラフィック系ベンチマークの定番である3DMark FireStrikeのグラフィックテストスコアは11675でした。デスクトップ版GTX 1060と比較して概ね85%程度の性能になっています。
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VR性能を測定するベンチマークであるVRMark Orange RoomのスコアはHTC ViveやOculus Riftなど現行のVR HMDを使用可能なVR Readyとなる5000を大きく上回って6450をマークしました。「GALLERIA Mini 1060」であれば通常のPCゲームだけでなくVR HMDを使用したVRゲームにも対応可能です。
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続いて実ゲームを用いたベンチマークになります。フルHD解像度について同一のグラフィック設定で同一のシーンについて平均FPSを比較しました。 

ベンチマーク測定を行ったタイトルは、Assassin's Creed Origins(中設定プリセット)、Battlefield 1(最高設定プリセット)、Destiny2(最高設定プリセット)、The Division(高設定プリセット)、For Honor(超高設定プリセット)、Ghost Recon Wildlands(高設定プリセット)、Mirrors Edge Catalyst(最高設定プリセット)、Rise of the Tomb Raider(高設定プリセット、DX12)、Middle-Earth: Shadow of War(高設定プリセット)、Titanfall 2グラフィック設定)、WatchDogs_2(高設定プリセット)、The Witcher3(高設定プリセット)以上の12タイトルです。

比較対象として次のテーブルに記載されているPCでも同様に各種ベンチマーク測定を行いました。
テストベンチ機の構成
CPU Intel Core i7 7700K
殻割り&クマメタル化(レビュー
Core:5.0GHz, Cache:4.8GHz
CPUクーラー Intel TS15A
メインメモリ Corsair Dominator Platinum
Special Edition
DDR4 8GB*4=32GB (レビュー
3200MHz, 14-16-16-36-CR2
マザーボード
ASRock Z270 SuperCarrier
レビュー
ビデオカード ・ZOTAC GeForce GTX 1050 Ti
OC Edition (レビュー
・EVGA GeForce GTX 1060 6GB
SC GAMING ACX 2.0 (レビュー
システムストレージ
Crucial MX300 SATA M.2 SSD 1TBCT1050MX300SSD4
データストレージ
SanDisk SSD Ultra 3D SATA SSD
SDSSDH3-2T00-J25 (レビュー
OS Windows10 64bit Home
電源ユニット Corsair HX1200i (レビュー

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Assassin's Creed Origins(中設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Battlefield 1(最高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Destiny2(最高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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The Division(高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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For Honor(超高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Ghost Recon Wildlands(高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Mirrors Edge Catalyst(最高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Rise of the Tomb Raider(高設定プリセット、DX12)のベンチマーク結果です。
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Middle-Earth: Shadow of War(高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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Titanfall 2グラフィック設定)のベンチマーク結果です。
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WatchDogs_2(高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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The Witcher3(高設定プリセット)のベンチマーク結果です。
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GALLERIA Mini 1060、GTX 1060 6GB OC、GTX 1050 Ti OCの3種類について実ゲーム性能の比率の平均を出したところ、GALLERIA Mini 1060はデスクトップ版GTX 1060 6GBの85%のパフォーマンスを発揮していました。デスクトップ版と比べると若干見劣りしますが、「GALLERIA Mini 1060」に搭載されているモバイル版GTX 1060でも最新PCゲームをフルHD解像度の高画質設定で快適にプレイできるグラフィック性能は期待できると思います。
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モバイル版GTX 1060は消費電力も小さいのでFireStriekグラフィックテスト1のループ再生を使用した長時間の負荷でもGPU温度は70度以下、GPUファン回転数は1800RPM前後で運用することができます。
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負荷テスト中の消費電力は100W前後でした。ファンノイズの騒音値も40dBを下回っているのでファンノイズ自体は聞こえますが、スピーカーでゲームをプレイしても邪魔にならない程度の騒音に収まっています。
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GALLERIA Mini 1060 レビューまとめ

最後にデスクトップ向けCPUとGeForce GTX 1060を搭載する容積2.7LのスーパーコンパクトゲーミングBTO PC「GALLERIA Mini 1060」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • 高さ(幅)213mm x 奥行154.5mm x 幅(高さ)81.9mmで容積2.7Lのコンパクトサイズ
  • デスクトップ向けCPUのCore i5 7500やCore i7 7700を選択可能
    コスパ優先ならCore i5 7500、動画編集などもするならCore i7 7700がおすすめ
  • モバイル向けMXM規格のGeForce GTX 1060 6GBを搭載
  • 最新高画質PCゲームをフルHD解像度の高画質設定でプレイ可能なグラフィック性能
  • ストレージは最大でM.2 SSDを3枚、2.5インチを2基で計5つまで搭載可能
  • Core i5 7500やGTX 1060の長時間フル負荷でも静音動作が可能
  • BIOSメニューは日本語対応で使いやすい
悪いところor注意点
  • システムメモリは標準で8GBなので16GBにアップグレード推奨
  • 2.5インチストレージのアップグレード項目にSSDがない

デスクトップ向けCPUとMXMタイプのGeForce GTX 1060グラフィックボードを搭載するMicroSTXベアボーン「ASRock DeskMini GTX 1060」を使用したBTO PC「GALLERIA Mini 1060」は一般的な自作PCでは実現が困難な容積2.7Lのスーパーコンパクトサイズながら、デスクトップ版GTX 1060搭載PCと比較して85%程度のグラフィック性能があるので、18年最新の高画質PCゲームをフルHD解像度・高画質グラフィック設定で快適にプレイすることが可能です。
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この手のコンパクトPCは静音性を犠牲にしてグラフィック性能を確保しているケースも少なくありませんが、「GALLERIA Mini 1060」についてはCore i5 7500に長時間のフル負荷をかけてもアイドル時とほぼ同等の騒音値35dB程度、長時間のゲーム負荷時も騒音値40dB程度となっており、ファンノイズは多少聞こえてもスピーカー環境でのゲームプレイには全く支障がない程度の静音動作が実現できています。
ストレージについても標準搭載のM.2 SSDに加えて、さらに2枚のM.2 SSDと2.5インチのSATAストレージを増設することができるので、ゲームのインストール先や動画ファイルの保管場所にも困りません。

最新PCゲームがフルHD解像度で快適にプレイできて、最近流行りのVR HMDを使用したVRゲームもプレイ可能なグラフィック性能があり、ストレージもたくさん積めて、静音性も十分なうえ、コンパクトなゲーミングPCが欲しいという欲張りな要求に完全に応えることができる「GALLERIA Mini 1060」はおすすめの1台です。

以上、「GALLERIA Mini 1060」のレビューでした。
GALLERIA Mini 1060


GALLERIA Mini 1060 - Core i5 7500搭載
GALLERIA Mini 1060 - Core i7 7700搭載





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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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