SilverStone LSB02


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アドレッサブルLEDイルミネーションのライティング制御機能に加えてファン制御機能やPC電源リモートスイッチ機能も備えたマルチコントローラー「SilverStone LSB02(型番:SST-LSB02)」と、LSB02の対応機器となるアドレッサブルLEDイルミネーションPCパーツ各種のサンプル機をメーカーよりご提供いただけたのでレビューしていきます。LSB02をベースにアドレッサブルLEDテープLS03やアドレッサブルLEDファンフレームFG122/FG142を組み合わせて自作PCのライトアップを実演してみます。
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LSB02製品公式ページ:https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=804&area=jp
対応機器
LS03:https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=805&area=jp
FG122:http://www.silverstonetek.com/product.php?pid=787&area=jp
FG142:http://www.silverstonetek.com/product.php?pid=788&area=jp
AP124-ARGB:https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=799&area=jp
AP142-ARGB:https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=800&area=jp

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SilverStone SST-FG122 120mmファン用アドレッサブルLEDファンフレーム
SilverStone SST-FG142 140mmファン用アドレッサブルLEDファンフレーム
SilverStone
Amazon.co.jpで詳細情報を見る
<PCショップアーク:FG122/FG142



レビュー目次


1.SilverStone LSB02について
2.SilverStone LS03について
3.SilverStone FG122/FG142について
4.SilverStone AP124/AP142-ARGBについて
5.アドレッサブルLEDで自作PCをライトアップ
6.SilverStone LSB02 レビューまとめ


SilverStone LSB02について

まずはSilverStone製アドレッサブルLED機器における最重要パーツ「SilverStone LSB02」についてチェックしていきます。「SilverStone LSB02」は電波式リモートコントローラーによって、同社製アドレッサブルLEDテープやアドレッサブルLEDファンフレームのライティング制御、およびPWM対応4PINファン制御が可能なマルチコントローラーです。
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パッケージを開くとSilverStone LSB02本体、リモートコントローラー、各種ケーブルが透明なプラスチック製スペーサーに収められていました。
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SilverStone LSB02にはコントローラー本体と専用リモコン以外に、アドレッサブルLED機器接続ケーブル*6本、4PINペリフェラル電源ケーブル、電源スイッチケーブル、温度センサーケーブルが付属します。
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「SilverStone LSB02」は黒色のプラスチック製外装な箱型で、寸法は縦65mm×横109mm×厚さ23mmとなっています。天面はXで区切るようなどことなくコンソールゲーム機Xbox感のあるデザインで、光沢面になっている右側の中央にはSilverStoneロゴが刻印されています。
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「SilverStone LSB02」の内部にはマグネットは内蔵されておらず、PCケース内への固定には付属のマジックテープシートを使用する形になっています。スチール製PCケースへの設置のしやすさを考えるとマグネット内蔵にして欲しかったです。
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短辺でロゴと逆側の側面には左から順に、温度センサーケーブル用2PINヘッダー、4PINペリフェラル電源ケーブル接続用4PIN端子、電源ボタンケーブル用4PIN端子が設置されています。
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「SilverStone LSB02」に接続されたファンやLEDイルミネーション機器への給電は4PINペリフェラル電源から取得します。欲を言えばSATA電源から電源を取得できるケーブルも付属して欲しかったです。「SilverStone LSB02」の温度センサーコネクタに付属の温度センサーケーブルを接続するとケーブル先端の温度センサーの温度に従って、ファン速度やLEDイルミネーションの発光カラーが制御できます。
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電源スイッチケーブルはマザーボードのパワースイッチヘッダーに接続することで、リモートコントローラーからシステムの電源がON/OFFできるようになります。
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4PINペリフェラル電源はシステムがOFFの状態では出力されないため、電源ON/OFF機能用の電力は内部USB2.0ヘッダーから取得されます。そのためSilverStone LSB02のリモートコントローラーで使用してシステムの電源をONにする場合は、電源スイッチケーブルのUSBコネクタを接続するUSB2.0端子が電源OFFやスリープ時に給電を行うサスペンドに対応している必要があります。
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「SilverStone LSB02」の電源スイッチケーブルをマザーボードの電源スイッチヘッダーとサスペンド動作の内部USB2.0ヘッダーに接続しておくと、リモートコントローラーの電源ボタンを押下することによって、システムの電源をONにすることができます。



「SilverStone LSB02」には計6ポートのアドレッサブルLEDポートが実装されており、各ポートには最大72球(5V/5A)のLEDイルミネーション機器をデイジーチェーン接続が可能です。発光パターンの制御モードには、規定プリセットで制御される「自動モード」、全体が同一発光カラーになる「RGBモード」、全てのポートが同一のアドレッサブル発光パターンになる「アドレッサブルモード1」、各ポートに対して個別にアドレッサブル発光パターンを指定できる「アドレッサブルモード2」の4種類があります。
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「SilverStone LSB02」は、12球アドレッサブル型LEDテープ「LS03」、お気に入りの冷却ファンに装着して24球アドレッサブル型LEDイルミネーションを追加できるLEDリング搭載ファンフレーム「FG122」と「FG142」、および24球アドレッサブル型LEDイルミネーションを搭載する120mmサイズ冷却ファン「AP124-ARGB」と140mmサイズ冷却ファン「AP142-ARGB」のライティング制御に対応しています。
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アドレッサブルLEDイルミネーション機器のヘッダー/コネクタについては、ASRock/ASUS/GIGABYTE/MSIの主要4社のマザーボード上に実装されているVD-G型汎用3PINヘッダーと、ASUS AURA Syncを中心にして共通規格として普及しつつあるロック付き3PINコネクタの2種類が大別して存在します。この2種類が自作PC向けアドレッサブルLEDイルミネーション機器のコネクタとしてはほぼデファクトスタンダードです。加えて今回はSilverStone LSB02本体に実装されたSilverStone独自規格の3PINコネクタがあります。
アドレッサブルLEDヘッダー/コネクタ
VD-G汎用3PIN ロック付き3PIN SilverStone
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ARGB_3 (2)
ARGB_1 (2)
ARGB_2 (1)
ARGB_3 (1)

SilverStone LSB02は本体に実装されたSilverStone独自規格ARGB対応3PINコネクタをロック付きARGB対応3PINコネクタ オス型に変換するためのケーブル(100mm)が6本付属します。
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「SilverStone SST-LSB02」にはアドレッサブルLEDポートの逆側面に、4基のPWM対応4PINファン端子(3PINファンも接続可能)が実装されており、4つのポートに接続された冷却ファンは電源出力が40%から100%まで間の6段階で一括して制御されます。ファン電源出力の制御方式には、6段階から指定して固定出力を行う固定モードと、温度センサーから検出された温度に従って自動制御を行う自動制御モードが選択できます。
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6段階から指定して固定出力を行う固定モードでは、リモコンのファン回転数制御ボタンを押下するとLSB02に接続されたLEDイルミネーションが一時的に緑色で静的発光し、LEDイルミネーションの輝度がファン電源出力のインジケーターになります。
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温度制御モードでは付属の温度センサーケーブルによって検出された温度に従って、下のテーブルのようにファン回転速度(電源出力)とLEDイルミネーションの発光カラーが自動的に制御されます。
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接続されたLEDイルミネーションのライティング制御と冷却ファンの速度制御は、付属のRFワイレスリモートコントローラーで操作できます。RFはradio frequencyの略で日本語ではラジオ波や高周波と呼ばれる周波数が30MHzから300MHzの電波です。赤外線ではなく電波を使ったリモコンなので「SilverStone LSB02」がスチールや強化ガラスのパネルで覆われたPCケース内に密閉されていてもケース外から操作が可能です。
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RFワイレスリモートコントローラー上にはファンやLEDを制御するために全部で24個のボタンが設置されており、各ボタンの機能割り当ては次のようになっています。
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(1) 電源スイッチ : コンピューターのパワーボタン(マザーボードのパワースイッチヘッダーに接続)
(2) ファンスイッチ : 接続されたファン電源のオン/オフ
(3) LED スイッチ : 接続されたLEDイルミネーションのオン/オフ
(4) 温度制御モード : 温度センサーケーブルで検出された温度に従ってファンとLEDを自動制御
(5) ファン回転数制御 : このボタンを押してから加速/減速ボタンを押してファン回転数を制御
(6) 自動 : LEDをプリセットされた既定の発光パターンで調節
(7) アドレッサブルモード1 : LEDのグラフィックスを全てのLEDが同一パターンになるよう調節
(8) アドレッサブルモード2 : LEDのグラフィックスをポート毎に個別に調節
(9) RGBモード : LEDをRGBカラーモードに調節
(10~12) プロファイル1~3 : 3秒間長押しすると現在の設定がプロファイルに保存され、短く押すとロード
(13) モードアップ : LEDイルミネーションの発光パターンを変更
(14) モードダウン : LEDイルミネーションの発光パターンを変更
(15) 輝度増加 : RGBモードでのLED輝度を増加させます
(16) 輝度減少 : RGBモードでのLED輝度を減少させます
(17) 加速 : LEDイルミネーションの発光パターンの速度、またはファン回転数を増加させます
(18) 減速 : LEDイルミネーションの発光パターンの速度、またはファン回転数を減少させます
(19~24) アドレッサブルポート 1~6 : アドレッサブルモード2において調節するLEDポートを選択します



SilverStone LS03について

続いてアドレッサブルLEDテープ「SilverStone LS03」についてチェックしていきます。
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「SilverStone LS03」のLEDテープ本体は両端のケーブル部分を含めて300mm、LEDテープ部分は200mmでした。「SilverStone LS03」のLED素子は200mmの区間で12球が実装され、表面は無色透明なビニール被膜で覆われています。RGB LEDテープSilverStone LS02と違ってビニール被膜は半透明なディフューザーではありませんでした。
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「SilverStone LS03」の両端にはARGB対応ロック付き3PINコネクタのオス/メスが実装されています。LEDテープ部分からコネクタまで遊びのケーブルが両端に50mm程度あるのは人によっては邪魔に感じるかもしれません。個人的にはLEDテープの両端はすぐにコネクタでもいいと思います。
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「SilverStone LS03」のPCケースの固定方法は両面テープとマグネットの2種類が採用されています。両面テープはLEDテープ部分の裏面全体に貼られており、マグネットはLED素子と一緒にビニール皮膜の中で等間隔に4つ内蔵されています。
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「SilverStone LS03」にはロック付き3PINのメスコネクタから2基のロック付き3PINのオスコネクタ(各300mm)が分岐するケーブルが付属します。LEDテープ間のデイジーチェーン(直列)接続だけでなく、分岐ケーブルを使用した並列接続も可能です。
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またVD-G型汎用3PINのメスコネクタからロック付き3PINのオスコネクタ(300mm)とロック付き3PINのメスコネクタ(100mm)の2つに分岐するケーブルが付属します。全長300mmのロック付き3PINコネクタ延長ケーブルとして使用できます。
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加えてVD-G型汎用3PINのメスコネクタを使用すれば、アドレッサブルLEDヘッダーを搭載するマザーボードと接続して、ASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic LightなどマザーボードのLEDイルミネーション制御機能によるライティング制御が可能です。
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こんな感じで「SilverStone LS03」はイルミネーションを点灯させることができます。
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SilverStone FG122/FG142について

続いてアドレッサブルLED搭載ファンフレーム「SilverStone FG122」と「SilverStone FG142」についてチェックしていきます。
SilverStoneのアドレッサブルLED搭載ファンフレームには120mmサイズファンに対応した「SilverStone FG122」と140mmサイズファンに対応した「SilverStone FG142」の2種類がラインナップされています。
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「SilverStone FG122/FG142」の内容品はファンフレーム本体と固定用のテーパーネジセットです。
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「SilverStone FG122/FG142」のファンフレーム本体から伸びたケーブルには、ARGB対応VD-G型汎用3PINのメスコネクタ(500mm)、そこからさらに分岐してSilverStone独自規格ARGB対応3PINのメスコネクタ(100mm)があります。個人的にはファンフレーム本体から伸びるケーブルはロック付き3PINのメスコネクタにして他製品と規格を統一し、その他のコネクタにはストレート変換ケーブルで対応する形が好ましいと思います。
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「SilverStone FG122/FG142」には対応する分岐や連結が可能なケーブルがないため、「SilverStone LSB02」のアドレッサブルLEDポートに接続するか、マザーボードのARGB対応VD-G型汎用3PIN LEDヘッダーに接続するかファンフレーム1つだけでLEDポートを1つ占有してしまうため少々扱い難い仕様です。
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「SilverStone FG122/FG142」は付属のテーパーネジを使用することで120mmサイズと140mmサイズの汎用ファンに簡単に装着することができます。
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こんな感じで「SilverStone FG122/FG142」はイルミネーションを点灯させることができます。
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SilverStone AP124/AP142-ARGBについて

最後に今回のレビュー機材ではありませんが、アドレッサブルLED搭載冷却ファン「SilverStone AP124-ARGB」と「SilverStone AP142-ARGB」についても紹介しておきます。
アドレッサブルLED搭載冷却ファン「SilverStone AP124-ARGB」と「SilverStone AP142-ARGB」はアドレッサブルLEDイルミネーションに関する基本的な仕様は共通で、それぞれ120mmサイズと140mmサイズのファンになっています。それぞれファンフレームに24球のアドレッサブルLEDイルミネーションを搭載しています。ファン回転数は定格1800RPMと定格1500RPMでいずれもPWM速度調整に対応します。
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「SilverStone AP124/AP142-ARGB」のファンブレードは無色透明でファンフレームも黒色の半透明、LEDリング部分は光を均一に拡散する白色ディフューザーとなっており、光拡散素材コーティングも施されています。
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「SilverStone AP124/AP142-ARGB」の排気側のファンブレード回転方向と逆に渦を巻く形のAir Penetratorフレーム設計によってファンから放出されるエアフローの直進性が増し、ケース内の冷却性能を格段に向上させます。軸受けには低騒音かつ高耐久性・高寿命なダブルボールベアリングが採用されています。
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「SilverStone AP124/AP142-ARGB」のアドレッサブルLEDイルミネーションの電源ケーブルとしてARGB対応ロック付き3PINのメスコネクタが伸びています。
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「SilverStone AP124/AP142-ARGB」にはロック付き3PINのメスコネクタから2基のロック付き3PINのオスコネクタ(100mm)が分岐するケーブルが付属します。LEDテープ間のデイジーチェーン(直列)接続だけでなく、分岐ケーブルを使用した並列接続も可能です。
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またVD-G型汎用3PINのメスコネクタからロック付き3PINのオスコネクタ(200mm)とロック付き3PINのメスコネクタ(50mm)の2つに分岐するケーブルが付属します。全長300mmのロック付き3PINコネクタ延長ケーブルとして使用できます。
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加えてVD-G型汎用3PINのメスコネクタを使用すれば、アドレッサブルLEDヘッダーを搭載するマザーボードと接続して、ASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic LightなどマザーボードのLEDイルミネーション制御機能によるライティング制御が可能です。
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SilverStone製アドレッサブルLEDイルミネーション機器で自作PCをライトアップ

各種機材の基本的な情報については紹介し終えたので、LSB02をベースにアドレッサブルLEDテープLS03やアドレッサブルLEDファンフレームFG122/FG142を組み合わせて自作PCのライトアップを実演してみます。
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SilverStone製アドレッサブルLEDイルミネーション機器でライトアップする自作PCには先日レビューした同社製のMicroATX対応ミニタワーPCケース「SilverStone LD01」で組んだPCを使用しています。「SilverStone LD01」はフロントと両サイドにステンレスフレーム搭載のブラックスモーク強化ガラスパネルを採用しており、LEDイルミネーションのON/OFFでシャッター効果も演出できるので、LEDイルミネーションによるライトアップにもおすすめなPCケースとなっています。
洗練されたMicroATX対応ミニタワーPCケース「SilverStone LD01」をレビュー
SilverStone LD01


「SilverStone LSB02」のリモートコントローラーは赤外線ではなく高周波の電波(RF)式なので、PCケースのスチールパネルや強化ガラスパネルに多少遮断されても操作信号はLSB02本体に届くので、LSB02本体は裏配線側で40mm厚のスペースがあるフロントに設置しました。
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LEDイルミネーション機器についてはPCケース「SilverStone LD01」のフロントとボトムにアドレッサブルLEDテープ「SilverStone LS03」を1本ずつ装着し、また天面のファンスペースには140mmサイズケースファンと一緒に2基のアドレッサブルLEDファンフレーム「SilverStone FG142」を設置しました、
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「SilverStone LSB02」に収録されているアドレッサブルLEDイルミネーション発光パターンは軽く20種類以上は超えていて非常に豊富です。Demoボタンを使ったプリセットモードで全ての発光パターンを流した様子を動画にしました。これ1台あればお気に入りの発光パターンはきっと見つかりますし、リモコンで簡単に操作できるのでその日その時の気分に合わせて発光パターンを選択できます。


以下、「SilverStone LSB02」をベースに「LS03/FG122/FG142」を組み合わせてアドレッサブルLEDイルミネーションで自作PCをライトアップしてみたギャラリーです。
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SilverStone LSB02 レビューまとめ

最後にマルチコントローラー「SilverStone LSB02(型番:SST-LSB02)」と、LSB02の対応機器となるアドレッサブルLEDイルミネーションPCパーツ各種を検証してみた感想を簡単にまとめておきます。

まず基幹部品となるマルチコントローラー「SilverStone LSB02」については、アドレッサブルLEDイルミネーションのライティング制御機能に加えてファン制御機能やPC電源リモートスイッチ機能も備え、各種操作も電波式リモートコントローラーで簡単に行えるなど、自作PC用のハードウェアコントローラーとしてはほぼ満点に近い完成度でした。
専用アプリケーションによる操作を必要とするソフトウェアコントローラーなCorsair iCUEやNZXT CAMの対応製品と違って、「SilverStone LSB02」は適切に配線さえしてしまえばあとは付属のリモコンで簡単に操作できてしまう導入のし易さがあり、国内未発売ですが参考までに北米販売価格は44ドルとなっており、国内でも6000円程度で購入できる安価さなど魅力に尽きない製品です。唯一欠点を上げるとすればPCケースへの設置を考えるとマグネットを内蔵して欲しかったです。

LSB02に対応するアドレッサブルLEDイルミネーション機器の「SilverStone LS03」および「SilverStone FG122/FG142」については同メーカーの純正品ということでライティング自体は非常に綺麗です。アドレッサブルLEDイルミネーション自体が17年中頃からマザーボードで採用されて自作PC向けに導入され始めたという時期的な問題もあって情状酌量の余地は十分にあるのですがコネクタの統一に若干の難を感じました。先行して発売されていた「SilverStone FG122/FG142」で特に。
アドレッサブルLEDイルミネーション機器についてはロック付き3PINコネクタに統一すれば、延長・分岐ケーブルのバリエーションが増えればもっと配線の自由度も上がって組みやすくなると思います。SilverStoneからはロック付き3PINコネクタを使用した延長・分岐ケーブルもアクセサリパーツとして発売して欲しいです。
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以上、アドレッサブルLED対応マルチコントローラー「SilverStone LSB02」のレビューでした。

SilverStone LSB02




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SilverStone SST-FG142 140mmファン用アドレッサブルLEDファンフレーム
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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