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PC向け二大VR HMDのOculus Riftから、外部センサー不要のインサイドアウト式トラッキングを採用し、かつディスプレイ解像度を片目1280×1440ドットに上げた後継モデル「Oculus Rift S」が登場、2019年春に発売が発表されました。販売価格は5万円程(北米399ドル)となるようです。
また先行して発表はされたいた、PC不要なVR HMDでポジショントラッキングに対応する「Oculus Quest」も同時期に発売されます。

「Oculus Rift S」のディスプレイ解像度は、無印版の片目1080×1200ドットから、片目1280×1440ドットへと垂直解像度で20%増加しており、レンズの構造にもよりますが、精細感の向上とスクリーンドアの抑制が期待できます。1枚パネルとのことなのでWQHD(2560×1440)のディスプレイパネルを採用することで価格を抑えているようです。
ただしパネルタイプは自発光型の有機EL(OLED)から、液晶(Fast-switch LCD)に変わって、リフレッシュレートも90Hzから80Hzへと減少しているので、コントラストや残増感がどうなるかは気になるとことです。同じくLCD採用のPimax 8K/5K+が綺麗だったので大きな問題にはならないと思いますが。
「Oculus Rift S」のディスプレイ解像度については大きな特徴の1つではあるもののマイナーアップデート感のあるスペックなので、「Oculus Rift S」で最大の特徴と言えるのは従来機では必要とされた外部センサーが不要となったインサイドアウト式のポジショントラッキングを採用したところだと思います。
「Oculus Rift S」ではVR HMD本体の重量は無印版よりも増えているとのことですが、ヘッドストラップの構造がマジックテープ式から、HTC VIVEのデラックスオーディオストラップやPRO標準搭載にも採用されるダイヤル式に改良されているので装着感の向上も期待できます。
製品公式ページ:https://www.oculus.com/rift-s/




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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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