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240サイズラジエーター採用で水冷ヘッドにRGB LEDイルミネーションを搭載するCorsair製のハイパフォーマンス簡易水冷CPUクーラー「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB(型番:CW-9060033-WW)」のサンプル機をメーカーよりご提供いただけたのでレビューしていきます。話題沸騰の第3世代Ryzenの12コアモデルRyzen 9 3900Xを使用して「Corsair H100i PRO RGB」の冷却性能を徹底検証します。
代理店公式ページ:https://www.links.co.jp/item/h100i-pro-rgb/
製品公式ページ:https://www.corsair.com/ja/ja/~/Hydro-Series%E2%84%A2-H100i-PRO-RGB-Liquid-CPU-Cooler/p/CW-9060033-WW
マニュアル:https://www.corsair.com/corsairmedia/sys_master/productcontent/WW_H100i_PRO_QSG_WEB.pdf
レビュー目次
1.Corsair H100i PRO RGBの梱包・付属品
2.Corsair H100i PRO RGBの水冷ヘッドとチューブ
3.Corsair H100i PRO RGBのラジエーターと冷却ファン
4.Corsair H100i PRO RGBの検証機材・セットアップ
5.専用アプリ「iCUE」:セットアップと基本的な使い方
6.Corsair H100i PRO RGBのファン・ポンプ制御について
7.Corsair H100i PRO RGBのLEDイルミネーションについて
8.Corsair H100i PRO RGBのファンノイズと冷却性能
9.Corsair H100i PRO RGBのレビューまとめ
Corsair H100i PRO RGBの梱包・付属品
まずはCorsair Hydro Series H100i PRO RGBの外観や付属品をチェックしていきます。簡易水冷CPUクーラーは機械駆動する部分としてポンプがあるので空冷クーラーに比べて製品寿命が気になるところですが、製品パッケージに「Corsair Guarantee 5 years」とロゴが描かれているように、「Corsair H100i PRO RGB」には5年間のメーカー製品保証があり、国内でも正規代理店経由で同期間の保証を受けることができます。なお保証の申請にはシュリンクに貼られた各代理店のシールが必要になることもあるので間違って破棄しないように注意してください。
製品パッケージはスリーブ箱から中箱を取り出すタイプではなく、N式箱で蓋を開くタイプになっていました。簡易水冷クーラーのパッケージは大きいのでスリーブ箱の場合中身の取り出しが面倒だったりするため、この構造は好印象です。ただ開封時にスペースを取るので長辺ではなく短辺方向(写真で言うと横ではなく奥向き)に開く構造にして欲しかったです。
パッケージを開いて一番上にはマニュアルや保証ガイドの冊子が入っていました。付属のマニュアルは日本語に非対応ですが、詳細な図解もついているので迷うことはないと思います。
製品や各種付属品を安置するためのスペーサーにはパルプモールドが使用されていました。240サイズ簡易水冷CPUクーラーに最適化されたピッタリサイズの梱包です。
小分けのビニール袋に収められた付属品を詳しく見ていくと、ファン固定やラジエーター固定用の各種ネジ類が左上の小分け袋に入っています。もう一つの左下の袋にはスタンドオフやハンドスクリューなど水冷ヘッド固定用のネジ類が収められています。さらにIntel LGA115X用のバックプレート、AMD環境用ブラケット、Corsair Linkのための内部USBケーブルが付属します。
ラジエーターに使用するための固定ネジとしては、ラジエーターにファンを固定するための30mmネジが4本×4セット=16本付属します。ネジの規格はUNC #6-32という規格の国内では一般に入手しにくいネジです。「Corsair H100i PRO RGB」は標準で120mmファンを片面に2基装着する240サイズラジエーター搭載簡易水冷CPUクーラーですが、ネジは6セット分付属するので、ファンだけ追加で購入すればプッシュプルのファンサンド構成にアップグレード可能です。
UNC No.6-32は水冷ラジエーター用のネジとしては主流な規格のため水冷パーツを取り扱っているオリオスペックでは互換性のあるネジを購入可能です。少し長めのネジが欲しい時などは水冷ラジエーター向けのネジで探すとちょうどいいネジを見つけやすいです。
ワッシャーも4セット16個付属します。ラジエーターを直接PCケースのマウントスペースに固定するための6mm程度の短ネジはラジエーターサイズに合わせて2セット8本付属します。
水冷ヘッドに装着するCPUクーラー固定用ブラケットとして、水冷ヘッドに標準で装着されているIntelプラットフォーム用のX字ブラケットに加えて、AMDプラットフォームで使用するI字ブラケットが付属します。
LGA115X用のバックプレートはネジ穴部分がスライドするようになっており、旧CPUソケットのLGA1366などを搭載するマザーボードにも対応しています。
その他にCPUクーラー固定用パーツとしてはLGA115X環境用スタンドオフ、LAG2066/2011用スタンドオフ、AMDプラットフォーム用フック、ハンドスクリューナットが付属します。
専用アプリ「Corsair Link」で操作するためにPCと接続する内部USBケーブについては、PC接続用内部USBケーブルの水冷ヘッド側はmicro-USB端子になっています。
マザーボード上の内部USB2.0が不足している場合は内部USB端子を2基備えたCorsair Link用新型ハブ「Corsair Commander PRO」や内部USB増設ハブ「NZXT INTERNAL USB HUB」がおすすめです。
・Corsair Link用の新型ハブ「Corsair Commander PRO」をレビュー
簡易水冷CPUクーラー本体は水冷ヘッドとラジエーター共にビニール袋に包まれています。
今回のサンプル品ではラジエーターの放熱フィンの一部に凹みがありませんでしたが、ラジエーターの放熱フィンの一部に凹みがあると冷却性能に問題が出るほどではないものの几帳面な人にとっては気になる部分なので、他社製品の梱包ですが、こんな感じに厚紙などでラジエーターは個別に保護しておいて欲しいところ。
Corsair H100i PRO RGBの水冷ヘッドと水冷チューブ
続いて「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB」の水冷ヘッド本体をチェックしていきます。Corsair H100i PRO RGBの水冷ヘッドはコンパクトサイズで、上面にはCorsairのメーカーネームとロゴの入ったアクリルプレートが装着され、周囲の枠はシルバーカラーになっています。
水冷ヘッドのアクリルプレートのCorsairロゴとシルバーフレームの下にある半透明なリング部分にはLEDイルミネーションが内蔵されています。
水冷ヘッドからは直出し構造で水冷ポンプおよび冷却ファンの電源取得のためのSATA電源ケーブル、2基の冷却ファンを接続可能なPWM対応4PINファンケーブル、ポンプ回転数を出力するための3PINファン端子が伸びています。
水冷ヘッドの左側面にはCorsair Link接続用のMicroUSB端子が設置されています。
水冷ヘッドの右側面からは90度エルボー経由でIN/OUT両方の水冷チューブが伸びています。水冷ヘッド自体の横幅がコンパクトなので近接するメモリスロットと干渉する心配はほぼないと思います。
チューブが接続されている90度エルボーの根元はロータリー式になっているので、両側ともにチューブ同士が干渉しない範囲で180度自由に動かすことができます。
水冷チューブの長さは400mmです。十分な長さがあるのでミドルタワー程度のPCケースであればトップやリアだけでなく、フロントのファンマウントスペースにもラジエーターを設置できます。
水冷チューブは外径は10mm、内径は5mm程度で、ゴム製チューブにナイロンスリーブが巻かれています。細くて丈夫なチューブなので曲げやすく取り回しにも優れています。かなり強く曲げてもチューブが折れて潰れなかったので安心してPCへ組み込むことができます。
Corsair H100i PRO RGBのCPUと接触するベース部分は銅製になっており保護フィルムではなくプラスチックのカバーで保護されていました。デフォルトで熱伝導グリスが均等に塗られているのでこだわりがなければ初回使用時は個別にグリス購入の必要はありません。
CPUヒートスプレッダと接する水冷ブロックのベースプレートは銅製です。鏡面磨き上げにはなっていませんが表面は滑らかです。
銅製ベースプレートのサイズはメインストリーム向けCPUのIntel第9世代CoreなどInlte LGA115X系CPUやAMD第3世代RyzenなどAMD AM4系CPUであれば十分なサイズですが、ヒートスプレッダが大きいエンスー向けCPUのIntel Core-Xに対しては少し小さい印象です。
グリスの跡を確認したところSkylake-Xでは、若干ネジ穴と被るもののヒートスプレッダの大半はベースプレートと接しました。
「Corsair H100i PRO RGB」のリテンションブラケットはひょうたん型スライド穴で水冷ヘッドに装着する構造になっており、簡単に着脱が可能です。
標準ではIntel製CPU用ブラケットが装着されていますが、AMD製CPU用ブラケットに換装することでAMD Ryzenに対応するAM4マウントでも使用できます。
Corsair H100i PRO RGBのラジエーターと冷却ファン
続いて「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB」のラジエーター部分をチェックしていきます。Corsair製簡易水冷CPUクーラーの旧モデルであるH115i無印版やH110i無印版ではラジエーターコアを覆うグリルにオリジナルプレートが装着されていましたが、「Corsair H100i PRO RGB」では一般的なものに変わって、特徴は側面に配置されたシルバーのCorsairロゴだけになっています。ラジエーターはマットなブラックカラーで綺麗に塗装されています。
「Corsair H100i PRO RGB」のラジエーター放熱フィンのピッチについては水冷ユーザー視点で言うと少し密度が高いと感じました。密度が高い分、放熱フィンの放熱性能は高まりますが、静圧の低いケースファンや低回転数動作の場合、十分なパフォーマンスを発揮できない可能性もあるので注意が必要です。
管理人が本格水冷向けのラジエーターとして推奨している「Alphacool NexXxoS Full Copper ラジエーター」シリーズ(右)のフィンピッチと比較すると、「Corsair H100i PRO RGB」のフィンピッチのほうが細かいことが分かると思います。
ラジエーターの厚さは一般的な27mm厚です。25mm厚の冷却ファンと組みわせることになるので、ファン&ラジエーターマウントスペースのクリアランスは52mmほど必要になります。
Corsair H100i PRO RGBには定格2400RPMのPWM速度調整に対応した冷却ファン「Corsair ML120」が2基付属しています。Corsair ML120はPWM速度調整に対応した4PIN冷却ファンなので水冷ヘッドから伸びるファンケーブルと接続することによって専用ソフトCorsair Link上から400~2400RPMで自由に速度調整が可能です
「Corsair ML120」は静音性の高い磁気浮上ベアリングや高風量かつ高静圧を実現する独自のカスタムローター設計を採用する高品質冷却ファンとなっています。自称軸ソムリエの管理人が軸音テイスティング(耳を近づけてファンを指で弾くだけ)をしてみましたが、低速回転時の軸音はかすかに聞こえました。低速で静音運用したいユーザーは軸音の小さいファンを別途購入したほうがいいかもしれません。
「Corsair H100i PRO RGB」は標準で120mmファンを片面に2基装着する240サイズラジエーター採用の簡易水冷CPUクーラーですが、ファン固定用ネジは4セット分付属するので、ファンだけ追加で購入すればプッシュプルのファンサンド構成にアップグレード可能です。
付属品でも紹介しましたが、冷却ファンのラジエーターへの固定やラジエーターのPCケースへの固定に使用するネジの規格はUNC No.6-32でした。日本国内のユーザーとしてはホームセンターで簡単に入手可能なM3かM4ネジを採用してほしいところです
「Corsair H100i PRO RGB」のラジエーターに冷却ファン装着するとこんな感じになります。
Corsair H100i PRO RGBの検証機材・セットアップ
「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB」を検証機材のベンチ機にセットアップします。今回は「Corsair H100i PRO RGB」の検証環境としてCore i9 9900Kを使用したIntel LGA1151環境とRyzen 9 3900Xを使用したAMD AM4環境を使用します。ベンチ機の詳細な構成は下のテーブルのようになっています。
テストベンチ機の構成 | ||
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU |
Intel Core i9 9900K(レビュー) Core/Cache:5.1/4.7GHz, 1.300V 殻割り&クマメタル化(レビュー) |
AMD Ryzen 9 3900X (レビュー) |
M/B | ASUS WS Z390 PRO (レビュー) |
MSI MEG X570 ACE (レビュー) |
メインメモリ | G.Skill Trident Z Black F4-4400C19D-16GTZKK DDR4 8GB*2=16GB (レビュー) 4000MHz, CL17-17-17-37-CR2 |
G.Skill Trident Z Neo F4-3600C14Q-32GTZN DDR4 8GB*4=32GB (レビュー) 3600MHz, 14-15-15-35-CR1 |
グラフィックボード |
MSI GeForce GT 1030 2GH LP OC ファンレス (レビュー) |
|
システムストレージ |
Samsung SSD 860 EVO M.2 1TB MZ-N6E1T0B/IT (レビュー) |
Samsung 860 PRO 256GB (レビュー) |
電源ユニット |
Corsair HX1200i (レビュー) |
|
PCケース/ ベンチ板 |
STREACOM BC1 (レビュー) |
第3世代Ryzen検証環境のシステムメモリには、第3世代Ryzen&X570マザーボードのプラットフォームに最適化されたハイパフォーマンスOCメモリの最速モデル「G.Skill Trident Z Neo F4-3600C14Q-32GTZN」を使用しています。3600MHz/CL14の最速モデル、3200MHz/CL14や3600MHz/CL16といった定番スペックがラインナップされ、高級感のあるヒートシンクや8分割ARGB LEDを搭載してデザイン面でも優れる「G.Skill Trident Z Neo」シリーズは、第3世代Ryzenの自作PCで性能を追求するなら間違いのないオススメなOCメモリです。
・「G.Skill Trident Z Neo F4-3600C14Q-32GTZN」をレビュー
第3世代Ryzen関連の検証機材としてX570マザーボードの「MSI MEG X570 ACE」を使用しています。「MSI MEG X570 ACE」はRyzen 9シリーズも対応できる高耐久・低発熱な14フェーズVRM電源回路を搭載することに始まり、拡張ヒートパイプによるマザーボード全体のアクティブ冷却構造、グラフィックボードとの位置被りを避けるオフセットレイアウトなど非常に完成度の高い製品となっており、数あるX570マザーボードの中でもオススメの1枚です。
・「MSI MEG X570 ACE」をレビュー
ベンチ機のシステムストレージにはSamsung製MLCタイプ64層V-NANDのメモリチップを採用する18年最速のプロフェッショナル向け2.5インチSATA SSD「Samsung SSD 860 PRO 256GB」を使用しています。Samsung SSD 860 PROシリーズは容量単価が高価ではあるものの、システムストレージに最適な256GBや512GBモデルは製品価格としては手を伸ばしやすい範囲に収まっており、Intel Core-XやAMD Ryzen TRのようなハイエンドデスクトップ環境はもちろん、メインストリーム向けでもハイパフォーマンスな環境を目指すのであれば、システムストレージ用に一押しのSSDです。
・「Samsung SSD 860 PRO 256GB」をレビュー
CPUクーラーの設置方法について、当サイトの評価基準となるチェックポイントは主に次の3つです。
- LGA115Xの場合、CPU固定バックプレートが単独でマザーボードに固定できるか
- マウントパーツ設置状態でCPUを交換できるか
- 空冷の場合、ネジ止めの場合はマザーボード側から固定できるか
簡易水冷or水冷ブロックの場合、ハンドスクリューなどツールレス固定ができるか
上の3項目を全て満たす例として本格水冷用のCPU水冷ブロックですが「EK-Supremacy EVO」のマウンタ構造は「バックプレートをM/Bに固定可能」「完全ツールレス」「マウンタ設置状態でCPUの交換が可能」なので本格水冷・簡易水冷クーラーの水冷ブロック固定方式としてはベストだと思っています。水冷クーラーメーカーにはどんどん真似してもらいたい理想的な構造です。
まずはマザーボードを裏返してバックプレートのネジ穴をマザーボードのCPUソケット四隅の穴に挿入します。最新のIntel第9世代CPUに対応するLGA1151ソケットでバックプレートを装着する場合はネジ穴スライド部分の位置は一番内側でした。
バックプレートが脱落しないように注意してマザーボードを表に向け、スタンドオフと呼ばれる水冷ヘッドを固定するためのスペーサーを使ってマザーボードをバックプレートと挟みます。Intelプラットフォーム用のスタンドオフは2種類用意されていますが、LGA1151では左にあるネジ山の長さが等しいスタンドオフ、LGA2066では片方のネジ山が短いスタンドオフを使用します。
下のようにスタンドオフとバックプレートでマザーボードを挟みます。4か所全てでスタンドオフを固定したらマウントパーツの設置が完了です。
マウントパーツは単独でもマザーボードに固定されているので、CPUクーラーの設置が完了していない状態でもバックプレートなどが脱落することはなく、PCケースに設置した状態でもCPUクーラーの固定が容易になっています。
Intel第9世代Core-X CPUに対応するIntel LGA2066プラットフォームではLGA2066/2011-3用のスタンドオフをCPUソケット四隅に配置されたマザーボード備え付けのネジ穴に装着すればマウントパーツの設置完了です。
水冷ヘッドをマザーボードに固定する準備はこれで完了したので熱伝導グリスをCPUのヒートスプレッダに塗布します。熱伝導グリスには当サイト推奨で管理人も愛用しているお馴染みのクマさんグリス(Thermal Grizzly Kryonaut)を塗りました。熱伝導効率も高く、柔らかいグリスで塗布しやすいのでおすすめです。
グリスを塗る量はてきとうでOKです。管理人はヘラとかも使わず中央山盛りで対角線だけ若干伸ばして塗っています。特にThermal Grizzly Kryonautは柔らかいグリスでCPUクーラー固定時の圧着で伸びるので塗り方を気にする必要もありません。
サーマルグリスの代用品として、数年スパンの長期使用においても性能低下が基本的になく再利用も可能、グリスが零れてマザーボードが汚れたり壊れる心配もないので、炭素繊維サーマルシート「Thermal Grizzly Carbonaut」もオススメです。
・「Thermal Grizzly Carbonaut」はCore i9 9900Kを冷やせるか!?
熱伝導グリスを塗ったらバックプレートから延びるネジに水冷ヘッドの足のネジ穴が合うようにしてCPUクーラーを装着します。CPUの上に乗せたらグリスが広がるように力の入れすぎに注意して水冷ヘッドをグリグリと捻りながら押し込んでください。
Corsair H100i PRO RGBの水冷ヘッドの固定ネジはツールレスな大型ハンドスクリューなので固定は容易です。プラスドライバーでも締められますが、そこまで強く締める必要はないので対角順に水冷ヘッドがグラグラ動かない程度に手でネジを締めてください。
水冷ヘッド側面から水冷チューブが出ている簡易水冷CPUクーラーでは最左端にあるメモリスロットの距離次第で水冷ヘッドのチューブエルボーとメモリが干渉してCPUクーラーを設置できない場合がありますが、Corsair H100i PRO RGBでは検証機材のASUS WS Z390 PROでも十分なクリアランスが確保されているのでその他のマザーボードでも概ね干渉は起こらないと思います。
簡易水冷CPUクーラーはラジエーター設置の手間やスペース確保の問題はありますが、マザーボード上のメモリなどのコンポーネントとの干渉は大型のハイエンド空冷CPUクーラーより発生し難く、水冷ヘッドの設置自体も基本的にツールレスで容易なのが長所だと思います。
AMD Ryzen CPUに対応するAM4マウントについては、AMDプラットフォーム用のブラケットを水冷ヘッドに装着してから、マザーボードに標準で備え付けられている固定器具へフックを引っかけるだけなので装着は非常に簡単です。
以上でCorsair H100i PRO RGBのベンチ機へのセットアップ完了です。
専用アプリ「iCUE」:セットアップと基本的な使い方
今回検証する「Corsair H100i PRO RGB」だけでなく、Corsair製のLEDイルミネーション搭載メモリ、CPUクーラー、ゲーミングキーボードなどは専用アプリケーション「iCUE (Corsair Utility Engine)」によって各種設定が可能です。「iCUE」はキーボード・マウス向けアプリケーションCorsair Utility Engineと自作PCパーツ向けアプリケーションCorsair Linkを統合発展させた後継アプリケーションとなっています。「iCUE」はCorsairの公式ページからダウンロードできます。
「iCUE」ダウンロードページ:https://www.corsair.com/ww/ja/icue
公式ページから「iCUE」のインストーラーをダウンロードして、インストールするところはポチポチクリックしていくだけで簡単です。日本語にも対応しています。セットアップ後は再起動を求められるかもしれませんが、その際は一度再起動してから再度「iCUE」を起動してください。
インストールが完了したらデスクトップのショートカットアイコンから「iCUE」を起動します。
「Corsair Dominator Platinum RGB」、「Corsair VENGEANCE RGB PRO」、「Corsair H150i PRO RGB」、「Corsair H100i PRO RGB」、「Corsair HX1200i」、「Corsair Commander PRO」などiCUE対応機器はデバイスとして一覧に表示されます。
各デバイスのアイコンを選択すると詳細設定画面が表示されます。「iCUE」はCorsair Linkの後継アプリでもあるので、電源ユニットHX1200iやマルチコントローラー「Corsair Commander PRO」など従来Corsair Linkで操作していた機器に関する詳細設定も行えます。
Corsair Linkに慣れているだけかもしれませんが、ファン制御やグラフ表示などについてはCorsair Linkのほうが直感的に簡単に設定できたので、「iCUE」の設定UIは今後の改良に期待したいです。
iCUEの画面左側にあるプロファイルパネルからは複数の機器に対する設定をひとまとめにしたプロファイルを作成することができます。
画面上部のメニューから「ダッシュボード」を選択すると、iCUE対応機器やシステム情報など、任意に指定したモニタリング値やグラフを表示できます。「ダッシュボード」の右にあるプラス(+)アイコンをクリックするとダッシュボードに表示する機器の選択メニューが表示されます。
画面上部のメニューから「簡易証明」を選択すると11色のカラーパレットが表示されます。カラーパレットからカラーを選択すると、「Corsair VENGEANCE RGB PRO」やゲーミングマウス・キーボードなどLEDイルミネーションを搭載したiCUE対応機器の発光カラーを1ステップで変更できます。
画面上部のメニューから「設定」を選択すると、画面右上にはiCUE対応機器の簡易設定メニュー、画面右下にはiCUEの設定メニューが表示されます。
iCUE対応機器の簡易設定メニューでは、iCUE対応の各種デバイスについて簡単な設定が行えます。電源ユニットであればシングルレール/マルチレール設定、LED機器については明るさ設定が行えます。あくまで簡易設定なので詳細設定を行う場合は、上で紹介した各種デバイスの詳細設定メニューを開いてください。
iCUEの設定メニューには、スタートアップ設定や言語設定などiCUEに関する基本設定を行う「全般」、アプリケーション別のOSDプロファイルを設定する「OSD」、ダッシュボードの表示について設定する「ダッシュボード」、iCUE対応機器やシステムのログ機能について設定する「センサロギング」の4項目があります。
iCUE登場当初はログ機能で開始・終了を任意に指定できなかったり、ログファイルの保存場所を指定できなかったのですが、最新版では両方に対応しました。
Corsair H100i PRO RGBのファン・ポンプ制御について
Corsair H100i PRO RGBでは専用アプリ「iCUE」からCPU温度やCPUクーラー内蔵温度計をソースにした冷却ファンの操作やポンプ動作モードのコントロールが可能です。Corsair H100i PRO RGBの場合は、製品の設定ウィンドウを開いて左側のパフォーマンスタブを選択すると、モニタリング値としてCorsair H100i PRO RGB組み込み温度計(おそらく水温)、ファン#1/#2 回転数、ポンプ回転数等が表示されます。
Corsair H100i PRO RGBに標準で付属する2基の冷却ファン「Corsair ML120 Pro RGB LED」はPWM速度調整に対応しており、水冷ヘッドから伸びているファンケーブルと接続することによって、iCUE上からファン制御プリセットや任意のファンカーブ設定を適用して、400から2400RPMの範囲内で速度調整可能です。
ファン制御設定の適用方法は直感的に若干分かり難いですが、「1.適用したい設定を左側パフォーマンスタブの下に表示される項目から選択」、「2.選択した設定を適用するファンを選択」の順番で操作します。
「Corsair H100i PRO RGB」では標準で選択可能な既定のファン制御プロファイルとして「静か(Quiet)」「安定(Balanced)」「強い(Performance)」「ゼロRPM(Zero RPM)」の4つのプリセットが用意されています。
「Corsair H100i PRO RGB」のファン制御プリセット「ゼロRPM(Zero RPM)」は、制御ソース温度が閾値以下の時、冷却ファンを完全に停止させるセミファンレス機能に対応しています。
パフォーマンスの右側にある「+」のアイコンを選択すると「カスタム」のファン制御プロファイルを追加され、「カスタムカーブ」「固定%」「固定RPM」の3つのモードによるファン制御が行えます。
「カスタムカーブ」はその名の通りユーザーが任意のファンコントロールカーブを設定可能です。接続しているファンの下限・上限ファン回転数の範囲内、「Corsair ML120 Pro RGB LED」なら400~2400RPMの範囲内で、7点のファンカーブ頂点を自由に設定できます。
「カスタムカーブ」でファン制御を行うソース温度として、「Corsair H100i PRO RGB」の水冷ヘッド内蔵温度センサーやCPU温度などをプルダウンメニューから選択できます。
「Corsair H100i PRO RGB」のカスタムカーブモードで選択可能な最小ファン速度デューティ比は20%なので、カスタムカーブモードではファンを停止させるセミファンレス機能は使用できません。
「固定%」や「固定RPM」はその名の通りファン回転デューティ比やファン回転数を固定できるモードです。
また「Corsair H100i PRO RGB」では冷却ファンだけでなく水冷ポンプについても速度制御が可能で、ファンと同様の手順で「静か(Quiet)」「安定(Balanced)」「強い(Performance)」の3つのプリセットからポンプ速度を選択できます。
Quietモードでは1000RPM前後、Balanceモードでは2000RPM前後、Performanceモードでは2800RPM前後でポンプは動作します。
注意点として、「Corsair H100i PRO RGB」に接続された冷却ファンの制御やポンプ速度の設定は、Windows起動後にiCUEを起動するまでは反映されず、「Corsair H100i PRO RGB」のメモリに保存された初期設定が適用されます。2019年8月現在のiCUEの最新バージョン3.18.77では、この初期設定を上書きすることができません。
ただし、「Corsair H100i PRO RGB」は旧アプリのCorsair Linkに対応しており、「Option - Devices」で表示されるウィンドウで「Use current settings as default」を選択すると、現在の設定を起動時にロードされる設定として上書きできます。LEDイルミネーションの設定についてもこの手順で上書きが可能です。
Corsair H100i PRO RGBのLEDイルミネーションについて
「Corsair H100i PRO RGB」に標準搭載されたLEDイルミネーションについて、「iCUE」によってライティング制御する方法を紹介します。「Corsair H100i PRO RGB」の水冷ヘッドにはRGB LEDイルミネーションが内蔵されており、水冷ヘッドのロゴとリング部分が同期して発光します。
Corsair H100i PRO RGBの場合は、製品の設定ウィンドウを開いて左側の照明効果タブを選択すると、水冷ヘッドと冷却ファンのライティング設定画面が表示されます。
Corsair H100i PRO RGBのLEDイルミネーション設定では、画面右下のプルダウンメニューから適用する発光パターンを選択し、選択した発光パターンに応じて、変化スピードや発光カラーなど細かい調整を行います。
標準設定になっている「レインボー」以外に、全体が同じ発光カラーで固定される「スタティック」、選択したソース温度依存で変化する「温度」など様々な発光パターンを選択できます。
Corsair H100i PRO RGBのファンノイズと冷却性能
本題となる「Corsair H100i PRO RGB」の静音性と冷却性能についてチェックしていきます。検証システムをベンチ板に置いた状態で測定を行っているためCPUクーラーが水冷・空冷によらず基本的にCPUクーラーの理想的な性能をチェックすることになります。
まずはサウンドレベルメーター(騒音計)を使用して「Corsair H100i PRO RGB」のファンノイズを検証しました。騒音計の収音部分とノイズ発生部分との距離が15cm程度になる位置で測定を行っています。簡易水冷の場合はラジエーターとポンプ両方からの距離が15cm程度になるように設置しています。
電源OFF時の騒音値は33~35dBです。目安として40dBを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになり、45dB前後で煩く感じます。50dBを超えてくるとヘッドホンをしていても煩く感じます。同じ騒音値でも周波数(ファン回転数)が高いほど体感としては大きな音に感じやすく、また不快に感じたり感じなかったりは音の性質にもよるので注意してください。
Corsair H100i PRO RGBのラジエーター冷却ファンのファンノイズを測定したところ次のようになりました。Corsair H100i PRO RGBはラジエーター冷却ファンを1000~1200RPM前後に収まるようにすると静音動作で運用できると思います。
上のグラフでは冷却ファンを付属の「Corsair ML120」から、「Noctua NF-A12x25 PWM」に換装したケースについてもファンノイズとファン回転数の関係を掲載していますが、「Noctua NF-A12x25 PWM」に交換すれば標準ファンと同じノイズレベルにおいて300PRM~400RPM程度高いファン回転数で運用でき、より高い冷却性能と静音性を実現できます。「Noctua NF-A12x25 PWM」は1台あたり3500円ほどと高価ですが、CPUクーラーのパフォーマンスを追及するのであれば、一押しの冷却ファンです。
続いて「Corsair H100i PRO RGB」の冷却性能をチェックしていきます。
CPUクーラーの冷却性能を検証するためのストレステストについては、FF14ベンチマークの動画(再生時間6分40秒、4K解像度、60FPS、容量5.7GB)を変換ソースとして、Aviutl&x264を使って動画のエンコードを行います。動画エンコードの同時実行数については4~6コアは並列なし、8~14コアは2並列実行、16コア以上は3並列実行としています。テスト中のファン回転数については一定値に固定します。
注:CPUのストレステストについてはOCCTなど専用負荷ソフトを使用する検証が多いですが、当サイトではPCゲームや動画のエンコードなど一般的なユースで安定動作すればOKとういう観点から管理人の経験的に上の検証方法をストレステストとして採用しています。
2019年下半期に発売されたばかりのAMD第3世代Ryzenから12コア24スレッド「Ryzen 9 3900X」を使用して、AMD第3世代Ryzen環境における「Corsair H100i PRO RGB」の冷却性能をチェックします。
Ryzen 9 3900XのOC設定については、Precision Boost Overdriveを有効化して『PPT = 300W、TDC = 300A、EDC = 300A』に設定しています。メモリのOC設定は「メモリ周波数:3600MHz」「メモリタイミング:16-16-16-36」「Command Rate:GearDownMode」「メモリ電圧:1.350V」としました。
「Corsair H100i PRO RGB」のファン回転数を1200RPMに固定してストレステストを実行したところ、「Corsair H100i PRO RGB」はRyzen 9 3900XをPBOによって全コア4.0~4.1GHzにクロックアップしてもCPU温度を最大82.8度、平均79.8度に収めることができました。ファン回転数は定格2400RPMなのでまだまだの余力を残しています。
さらにCorsair製240サイズ簡易水冷CPUクーラーにはAsetek社OEMの「Corsair H100i PRO RGB」と、CoolIT Systems社OEMの「Corsair H100i RGB Platinum」があるので、水冷ヘッドの性能を比較してみました。いずれもポンプ速度は最大として、冷却ファンはNocuta NF-A12x25 PWMの2000RPMに統一しています。
Ryzen 9 3900XはPBOの場合、CPU温度によってコアクロックや消費電力が変動するので、簡単のためコアクロック固定の手動OCモードを使用し、全コア4.3GHz、コア電圧1.325Vとしました。
「Corsair H100i PRO RGB」と「Corsair H100i RGB Platinum」の水冷ヘッドの冷却性能(熱交換効率)の比較結果は次のようになりました。最大温度と平均温度で差は2度くらいですが、やはり「Corsair H100i PRO RGB」で採用されているAsetek社の水冷ヘッドのほうが冷えるようです。
Intel Core i9 9900KやAMD Ryzen 9 3900XなどTDP100Wクラスのメインストリーム向け最上位CPUの冷却に「Corsair H100i PRO RGB」を使用する場合、CPU自体の冷却は上述の通り十分なのですが、これらのCPUはVRM電源への負荷も大きく、マザーボードによってはVRM電源周りが高温になることが予想されます。
マザーボードスペーサーのネジ穴を利用して固定できるフレキシブルファンアーム「サイズ 弥七」や、可変アルミニウム製ファンフレームでVRM電源を狙って設置が容易な「IN WIN MARS」をスポットクーラーに使用することによって、VRM電源が弱めな比較的安価なマザーボードでもCore i9 9900KやRyzen 9 3900Xのような最上位CPUを運用できるようになるので、「Corsair H100i PRO RGB」と一緒に使用するのがおすすめです。
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Corsair H100i PRO RGBのレビューまとめ
最後に240サイズラジエーター簡易水冷CPUクーラー「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB(型番:CW-9060033-WW)」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。良いところ
- 全コア4.0~4.1GHzにクロックアップしたRyzen 9 3900Xを運用可能な冷却性能
- バックプレートを単独でマザーボードに固定可能
- 水冷ヘッドはハンドスクリューナットでツールレスに固定可能
- AMD AM4プラットフォームでは簡単なフック式の固定方法
- 専用アプリ「iCUE」から水温のモニタリングやファン・ポンプ速度の制御が可能
- 水冷ヘッド内蔵温度センサーにより水温ソースのファン・ポンプ速度制御に対応
- ファン・ラジエーターの固定ネジが国内で入手の容易なM3やM4ではなくUNC No.6-32
- iCUEではデフォルト設定の上書きができない(Corsair Linkからは可能)
冷却性能の検証結果からもわかるように「Corsair H100i PRO RGB」は、2019年最新のメインストリームCPU最上位である8コア16スレッドのIntel Core i9 9900Kや12コア24スレッドのAMD Ryzen 9 3900Xの定格動作はもちろん、電力制限解除やPBO有効による軽いオーバークロックであっても静音性を維持したまま余裕で対応可能な冷却性能を発揮しています。今回は検証から外しましたが、10コアを超えるエンスー向けCPUのIntel第9世代Core-Xであっても定格のTDP165Wから軽いOCを施した消費電力200W~300W程度であれば十分に運用できるはずです。
マウントパーツが個別にマザーボードに固定可能、マウントパーツを設置したままでもCPUクーラーを交換可能なところは管理人的にポイントが高いです。前者は特にマザーボードをPCケースに組み込み後のCPUクーラー設置で、バックプレートを裏から支える必要がないので全ての簡易水冷CPUクーラーで採用して欲しい構造です。
「Corsair H100i PRO RGB」はAMD AM4プラットフォームにおいてマザーボード標準設置のCPUクーラー固定パーツを使用したフックによる簡単な固定方法に対応している数少ない製品なので、Ryzen環境でハイパフォーマンスなCPUクーラーを探しているユーザーには特にお勧めしたいCPUクーラーです。
Corsair H100i PRO RGBは水温センサーを内蔵しており、水温ソースのファン・ポンプ制御が可能なところも競合する簡易水冷製品と比較した時の魅力です。専用アプリ「iCUE」はCPUクーラーだけでなく、RGB LEDイルミネーションに対応したDDR4メモリや冷却ファン、電源ユニットなど対応する同社製品も多く、それらを一括して管理でき、自作PCのカスタマイズの幅を広げてくれます。
PCケースへの設置において汎用性の高い240サイズラジエーターを採用する「Corsair H100i PRO RGB」は冷却性能と静音性はともに優秀であり、iCUEを使用したファン・ポンプ制御やLEDイルミネーションも魅力なので、Intel Core i9 9900KやAMD Ryzen 9 3900Xなどメインストリーム向けハイクラスCPU用にオススメな簡易水冷CPUクーラーです。
以上、「Corsair Hydro Series H100i PRO RGB」のレビューでした。
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補足:空冷クーラーと水冷クーラーの違いについて
「空冷クーラー」と「水冷クーラー」の2種類ついて同じところと違うところ、また原理的に考えた冷却性能の比較を簡単に補足しておきます。関連記事
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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