AMD第3世代Ryzen Threadripperの24コア48スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3960X」、32コア64スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3970X」、そして対応する新チップセットTRX40搭載マザーボードがグローバルリリース
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AMD第3世代Ryzen Threadripperの24コア48スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3960X」、32コア64スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3970X」、そして対応する新チップセットTRX40搭載マザーボードがグローバルリリースされました。国内発売日は少し遅れて11月30日11時の予定です。
「Ryzen Threadripper 3970X」は32コア64スレッドでベースクロック3.7GHz、単コア最大ブーストクロック4.5GHz、キャッシュ容量144MB、TDP280Wです。「Ryzen Threadripper 3960X」は24コア48スレッドでベースクロック3.8GHz、単コア最大ブーストクロック4.5GHz、キャッシュ容量140MB、TDP280Wです。北米希望小売価格は1999ドルと1399ドル、いずれも11月25日発売となります。
拡張性についてはCPU直結のPCIEレーンはPCIE4.0で56レーン(PCHとの接続で+8レーン)、さらに第3世代Ryzen Threadripper対応する新チップセットTRX40から同じくPCIE4.0が16レーン伸びており、計72レーン分の拡張が可能です。なお対応CPUソケットがTRX4に変わり、TR4ソケットのX399マザーボードとは非互換なので注意してください。
ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIの主要4社からは500ドル程度のエントリーユーザー向けモデルから、700ドル~1000ドルと高価なプレミアムモデルまで様々なTRX40マザーボードがラインナップされています。
Intel第10世代Core-Xとプラットフォームの帯域を比較すると、CPU直結PCIEレーンはIntel第10世代Core-XがPCIE3.0x48レーン48GB/sに対してAMD第3世代Ryzen ThreadripperはPCIE4.0x56レーンで112GB/s、またチップセットとの接続帯域でもIntel第10世代Core-XがPCIE3.0x4レーン4GB/sに対してAMD第3世代Ryzen ThreadripperはPCIE4.0x8レーンで16GB/sとなっています。さらにAMD第3世代Ryzen ThreadripperはCPUのIOダイにUSBコントローラーが内蔵されているのでUSB用に5GB/sの帯域があります。
インターコネクタ「Infinity Fabric」(CCX内部における各種コンポーネントの接続にも使用されている)によって複数のCPUダイを接続し、単一のCPUとする第2世代Ryzen Threadripperの24コア/32コアモデルではCPUダイ毎に各種I/Oが実装されている構造が冗長になる(別のCPUダイを跨いでメモリアクセスを行うと遅延が大きくなりボトルネックとなる)という問題がありました。
第3世代Ryzen ThreadripperではDRAMやPCIEとの接続を仲介するIOダイを中心にして8コアCPUダイ(CCD)を4基搭載するというトポロジー設計によって、第2世代Ryzen Threadripperの24コア/32コアモデルで問題だった『CPUダイを跨ぐメモリアクセス』というボトルネックが解消されています。
Cinebench R20のスコアと希望小売価格をまとめたグラフが公表されており、1999ドルで32コアのRyzen Threadripper 3970Xは4499ドルで28コアのWeon W-3275Xよりも高速、1399ドルで24コアのRyzen Threadripper 3960Xは3399ドルで同じく24コアのWeon W-3265Xよりも高速であり、ウルトラメニーコアなプロフェッショナル向けCPUとして競合よりも遥かに優れたコストパフォーマンスであることがアピールされています。
最大でも18コアまでしかラインナップされないIntelのエンスージアスト向けCPUに対して、AMD第3世代Ryzen Threadripperは24コアと32コアのモデルがラインナップされているので、マルチスレッド性能が重要になる3Dレンダリングでは比べるまでもなくコアスレッド数に応じた圧倒的性能を発揮しています。
PCゲーム性能でもCore-Xに大きく溝を開けられた第2世代以前のRyzen Threadripperと異なって、第3世代Ryzen ThreadripperはCore-Xと同等のパフォーマンスを高画質なAAAゲームや、オンライン対戦のE-Sports系ゲームの両方で発揮しています。
第3世代Ryzen Threadripperのパッケージも公開されました。第2世代の半分くらいのサイズに小さくなったのが個人的に嬉しい。
・第3世代Ryzen ThreadripperやTRX40マザーボードの関連記事一覧へ
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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AMD第3世代Ryzen Threadripperの24コア48スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3960X」、32コア64スレッドモデル「Ryzen Threadripper 3970X」、そして対応する新チップセットTRX40搭載マザーボードがグローバルリリースされました。国内発売日は少し遅れて11月30日11時の予定です。
「Ryzen Threadripper 3970X」は32コア64スレッドでベースクロック3.7GHz、単コア最大ブーストクロック4.5GHz、キャッシュ容量144MB、TDP280Wです。「Ryzen Threadripper 3960X」は24コア48スレッドでベースクロック3.8GHz、単コア最大ブーストクロック4.5GHz、キャッシュ容量140MB、TDP280Wです。北米希望小売価格は1999ドルと1399ドル、いずれも11月25日発売となります。
拡張性についてはCPU直結のPCIEレーンはPCIE4.0で56レーン(PCHとの接続で+8レーン)、さらに第3世代Ryzen Threadripper対応する新チップセットTRX40から同じくPCIE4.0が16レーン伸びており、計72レーン分の拡張が可能です。なお対応CPUソケットがTRX4に変わり、TR4ソケットのX399マザーボードとは非互換なので注意してください。
ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIの主要4社からは500ドル程度のエントリーユーザー向けモデルから、700ドル~1000ドルと高価なプレミアムモデルまで様々なTRX40マザーボードがラインナップされています。
Intel第10世代Core-Xとプラットフォームの帯域を比較すると、CPU直結PCIEレーンはIntel第10世代Core-XがPCIE3.0x48レーン48GB/sに対してAMD第3世代Ryzen ThreadripperはPCIE4.0x56レーンで112GB/s、またチップセットとの接続帯域でもIntel第10世代Core-XがPCIE3.0x4レーン4GB/sに対してAMD第3世代Ryzen ThreadripperはPCIE4.0x8レーンで16GB/sとなっています。さらにAMD第3世代Ryzen ThreadripperはCPUのIOダイにUSBコントローラーが内蔵されているのでUSB用に5GB/sの帯域があります。
インターコネクタ「Infinity Fabric」(CCX内部における各種コンポーネントの接続にも使用されている)によって複数のCPUダイを接続し、単一のCPUとする第2世代Ryzen Threadripperの24コア/32コアモデルではCPUダイ毎に各種I/Oが実装されている構造が冗長になる(別のCPUダイを跨いでメモリアクセスを行うと遅延が大きくなりボトルネックとなる)という問題がありました。
第3世代Ryzen ThreadripperではDRAMやPCIEとの接続を仲介するIOダイを中心にして8コアCPUダイ(CCD)を4基搭載するというトポロジー設計によって、第2世代Ryzen Threadripperの24コア/32コアモデルで問題だった『CPUダイを跨ぐメモリアクセス』というボトルネックが解消されています。
Cinebench R20のスコアと希望小売価格をまとめたグラフが公表されており、1999ドルで32コアのRyzen Threadripper 3970Xは4499ドルで28コアのWeon W-3275Xよりも高速、1399ドルで24コアのRyzen Threadripper 3960Xは3399ドルで同じく24コアのWeon W-3265Xよりも高速であり、ウルトラメニーコアなプロフェッショナル向けCPUとして競合よりも遥かに優れたコストパフォーマンスであることがアピールされています。
最大でも18コアまでしかラインナップされないIntelのエンスージアスト向けCPUに対して、AMD第3世代Ryzen Threadripperは24コアと32コアのモデルがラインナップされているので、マルチスレッド性能が重要になる3Dレンダリングでは比べるまでもなくコアスレッド数に応じた圧倒的性能を発揮しています。
PCゲーム性能でもCore-Xに大きく溝を開けられた第2世代以前のRyzen Threadripperと異なって、第3世代Ryzen ThreadripperはCore-Xと同等のパフォーマンスを高画質なAAAゲームや、オンライン対戦のE-Sports系ゲームの両方で発揮しています。
第3世代Ryzen Threadripperのパッケージも公開されました。第2世代の半分くらいのサイズに小さくなったのが個人的に嬉しい。
製品公式ページ
https://www.amd.com/en/products/cpu/amd-ryzen-threadripper-3970x第3世代Ryzen Threadripper スペック一覧 | |||||
CPU | コア/ スレッド |
ベース | 単コア最大 ブースト |
TDP | 価格 |
Threadripper 3990X |
64C/128T | - GHz |
- GHz |
280W | - |
Threadripper 3970X |
32C/64T | 3.7 GHz |
4.5 GHz | 280W | $1999 |
Threadripper 3960X |
24C/48T | 3.8 GHz | 4.5 GHz | 280W | $1399 |
第2世代Ryzen Threadripper スペック一覧 | |||||
CPU | コア/ スレッド |
ベース (PB) |
ブースト |
TDP | 価格 |
Threadripper 2990WX |
32C/64T | 3.0 GHz (3.4 GHz) |
4.2GHz |
250W | $1799 |
Threadripper 2970WX |
24C/48T | 3.0 GHz |
4.2GHz | 250W | $1299 |
Threadripper 2950X |
16C/32T | 3.5 GHz | 4.4GHz | 180W | $899 |
Threadripper 2920X |
12C/24T | 3.5 GHz | 4.3GHz | 180W | $649 |
第1世代Ryzen Threadripper スペック一覧 | |||||
Threadripper 1950X |
16C/32T | 3.4 GHz | 4.0 GHz | 180W | $750 |
Threadripper 1920X |
12C/24T | 3.5 GHz | 4.0 GHz | 180W | $620 |
Threadripper 1900X |
8C/16T | 3.8 GHz | 4.0 GHz | 180W | $380 |
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Noctua NH-U14S TR4-SP3 - 140mm [Noctua正規代理店]
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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