8コア16スレッド「Ryzen 7 4700G」など、Zen2 CPUコアと7nmプロセスで製造される改良版Vegaグラフィクスを組み合わせた、RenoirことAMD第4世代Ryzen APUが正式発表。
Ryzen 7 PRO 4750GなどPROシリーズは8月8日より国内発売。
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第3世代Ryzenと同じZen2 CPUコアと、7nmプロセスで製造される改良版Vegaグラフィクスを組み合わせた、RenoirことAMD第4世代Ryzen APUのビジネスユーザー向けPROシリーズが8月8日午前11時より発売されます。
8月8日より発売されるAMD第4世代Ryzen PRO APU Renoirの最上位モデルは8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750G」となっており、下位モデルには6コア12スレッドの「Ryzen 5 PRO 4650G」、4コア8スレッドの「Ryzen 3 PRO 4350G」もラインナップされています。予想価格(税込み)はRyzen 7 PRO 4750Gが4.4万円、Ryzen 5 PRO 4650Gが3.0万円、Ryzen 3 PRO 4350Gは2.2万円とのこと。
なお第3世代Ryzen各種のようなボックス版ではなく、プラスチックトレーのバルク版のみの取り扱いになるようです。また今回、国内発売が発表された3モデルは通常のRyzen APUではなく、ビジネスユーザー向けのセキュリティ機能などに対応したRyzen PROシリーズとなっています。
Ryzen 7 4700G、Ryzen 5 4600G、Ryzen 3 4300Gなどの通常モデルについては発売が未定です。
第4世代Ryzen APUの最上位モデル「Ryzen 7 4700G」は8コア16スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.6GHz、ブーストクロック4.4GHz、TDP:65Wで第3世代RyzenのRyzen 7 3700Xと同等のCPUスペックです。
「Ryzen 7 4700G」に搭載されたVegaグラフィクスはCompute Unit数8(ストリームプロセッサ数512)のVega8となっており、7nmプロセスで改良されたことによって定格コアクロックは2100MHzと50%も高速化しています。
第3世代Ryzen APUの最上位モデルであるRyzen 5 3400Gに搭載されていたVega11はCompute Unit数11、定格コアクロック1400MHzだったので、単純計算で10%程度の性能向上が期待できます。システムメモリ周波数や7nmプロセスによる改良によって実性能では20%程度の高速化を果たしているとのこと。
Intel製CPUのiGPUと比較して、「Ryzen 7 4700G」に搭載されたVega8グラフィクスは2倍以上高性能であることがアピールされています。(グラフではCore i7 9700が比較対象ですが、iGPUの性能は2020年最新のCore i7 10700と同等)
下位モデルには6コア12スレッド「Ryzen 5 4600G」、4コア8スレッド「Ryzen 3 4300G」もラインナップされています。それぞれRyzen 5 3600、Ryzen 3 3300X相当のCPUコアに、Vegaグラフィクスが統合されています。統合グラフィックスについては「Ryzen 5 4600G」はVega7(1900MHz)、「Ryzen 3 4300G」はVega6(1700MHz)を搭載しています。
8コア16スレッド「Ryzen 7 4700G」などAMD第4世代Ryzen APU Renoirをサポートするチップセットについては、AMD X570とAMD B550の2種類の500シリーズのみです。AMD B450等の旧製品は非サポートとなるので注意してください。
またビジネスユーザー向けにセキュリティ機能が使用できるRyzen PROシリーズも展開されています。最上位モデルは8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750G」ですが、セキュリティ機能の対応の有無以外のCPUスペックは基本的に通常モデルRyzen 7 4700Gと共通で、下位モデルも同様です。
・X570チップセット搭載AM4マザーボード 販売ページ:
<Amazon><PCショップアーク><パソコン工房>
<TSUKUMO><ドスパラ><ソフマップ>
・次世代を担う第3世代Ryzenの魅力を徹底解説
・AMD第3世代Ryzen CPUのレビュー記事一覧へ
・主要4社B450マザーボードを徹底比較!第3世代Ryzenにイチオシはどれか?
・第3世代Ryzen対応X570チップセット搭載AM4マザーボードのレビュー記事一覧
・X470チップセット搭載AM4マザーボードのレビュー記事一覧
・第3世代Ryzen自作PCにオススメなDDR4メモリの容量や速度を解説
・第3世代Ryzen搭載のオススメなBTO PCを解説
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
Ryzen 7 PRO 4750GなどPROシリーズは8月8日より国内発売。
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第3世代Ryzenと同じZen2 CPUコアと、7nmプロセスで製造される改良版Vegaグラフィクスを組み合わせた、RenoirことAMD第4世代Ryzen APUのビジネスユーザー向けPROシリーズが8月8日午前11時より発売されます。
8月8日より発売されるAMD第4世代Ryzen PRO APU Renoirの最上位モデルは8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750G」となっており、下位モデルには6コア12スレッドの「Ryzen 5 PRO 4650G」、4コア8スレッドの「Ryzen 3 PRO 4350G」もラインナップされています。予想価格(税込み)はRyzen 7 PRO 4750Gが4.4万円、Ryzen 5 PRO 4650Gが3.0万円、Ryzen 3 PRO 4350Gは2.2万円とのこと。
なお第3世代Ryzen各種のようなボックス版ではなく、プラスチックトレーのバルク版のみの取り扱いになるようです。また今回、国内発売が発表された3モデルは通常のRyzen APUではなく、ビジネスユーザー向けのセキュリティ機能などに対応したRyzen PROシリーズとなっています。
Ryzen 7 4700G、Ryzen 5 4600G、Ryzen 3 4300Gなどの通常モデルについては発売が未定です。
第4世代Ryzen APUの最上位モデル「Ryzen 7 4700G」は8コア16スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.6GHz、ブーストクロック4.4GHz、TDP:65Wで第3世代RyzenのRyzen 7 3700Xと同等のCPUスペックです。
「Ryzen 7 4700G」に搭載されたVegaグラフィクスはCompute Unit数8(ストリームプロセッサ数512)のVega8となっており、7nmプロセスで改良されたことによって定格コアクロックは2100MHzと50%も高速化しています。
第3世代Ryzen APUの最上位モデルであるRyzen 5 3400Gに搭載されていたVega11はCompute Unit数11、定格コアクロック1400MHzだったので、単純計算で10%程度の性能向上が期待できます。システムメモリ周波数や7nmプロセスによる改良によって実性能では20%程度の高速化を果たしているとのこと。
Intel製CPUのiGPUと比較して、「Ryzen 7 4700G」に搭載されたVega8グラフィクスは2倍以上高性能であることがアピールされています。(グラフではCore i7 9700が比較対象ですが、iGPUの性能は2020年最新のCore i7 10700と同等)
下位モデルには6コア12スレッド「Ryzen 5 4600G」、4コア8スレッド「Ryzen 3 4300G」もラインナップされています。それぞれRyzen 5 3600、Ryzen 3 3300X相当のCPUコアに、Vegaグラフィクスが統合されています。統合グラフィックスについては「Ryzen 5 4600G」はVega7(1900MHz)、「Ryzen 3 4300G」はVega6(1700MHz)を搭載しています。
8コア16スレッド「Ryzen 7 4700G」などAMD第4世代Ryzen APU Renoirをサポートするチップセットについては、AMD X570とAMD B550の2種類の500シリーズのみです。AMD B450等の旧製品は非サポートとなるので注意してください。
またビジネスユーザー向けにセキュリティ機能が使用できるRyzen PROシリーズも展開されています。最上位モデルは8コア16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750G」ですが、セキュリティ機能の対応の有無以外のCPUスペックは基本的に通常モデルRyzen 7 4700Gと共通で、下位モデルも同様です。
AMD第4世代Ryzen APU スペック一覧 | ||||||
CPU | コア/ スレッド |
Base Clock / Boost |
iGPU | TDP | 価格 (ドル) |
|
Ryzen 9 3950X | 16 / 32 |
3.5 / 4.7 GHz | X | 105W | 749ドル |
|
Ryzen 9 3900XT | 12 / 24 | 3.8 / 4.7 GHz | X | 105W | 499ドル |
|
Ryzen 7 4700G (PRO 4750G) |
8 / 16 | 3.6 / 4.4 GHz | Vega 8 SP:512 2100MHz |
65W | 289ドル (309ドル) |
|
Ryzen 7 3800XT | 8 / 16 | 3.9 / 4.7 GHz | X | 105W | 399ドル | |
Ryzen 7 3700X | 8 / 16 | 3.6 / 4.4 GHz | X | 65W | 329ドル | |
Ryzen 5 4600G (PRO 4650G) |
6 / 12 | 3.7 / 4.3 GHz | Vega 7 SP:448 1900MHz |
65W | 219ドル (209ドル) |
|
Ryzen 5 3600XT | 6 / 12 | 3.8 / 4.5 GHz | X | 95W | 249ドル | |
Ryzen 5 3600 | 6 / 12 | 3.6 / 4.2 GHz | X | 65W | 199ドル | |
Ryzen 5 3400G | 4 / 8 |
3.7 / 4.2 GHz | Vega 11 SP:714 1400MHz |
65W | 149ドル | |
Ryzen 3 4300G (PRO 4350G) |
4 / 8 | 3.8 / 4.1 GHz | Vega 6 SP:384 1700MHz |
65W | 139ドル (149ドル) |
|
Ryzen 3 3300X |
4 / 8 |
3.8 / 4.3 GHz | X | 65W | 120ドル | |
Ryzen 3 3200G | 4 / 4 |
3.6 / 4.0 GHz | Vega 8 SP:512 1250MHz |
65W | 99ドル |
・X570チップセット搭載AM4マザーボード 販売ページ:
<Amazon><PCショップアーク><パソコン工房>
<TSUKUMO><ドスパラ><ソフマップ>
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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