NVIDIAから検証が難しい消費電力や表示遅延を精密に計測できるレビュアー向けツール「NVIDIA Reviewer Toolkit for Graphics Performance」が登場
NVIDIAから検証が難しい消費電力や表示遅延を精密に計測できるレビュアー向けツール「NVIDIA Reviewer Toolkit for Graphics Performance」が発表されました。
NVIDIA Reviewer Toolkit for Graphics Performanceは、表示遅延を精密に計測するためのツール「LDAT(Latency Display Analysis Tool)」、グラフィックボード消費電力を精密に計測するためのツール「PCAT(Power Capture Analysis Tool)」、そしてこれらのツールに対応し、フレームレートやGPU温度等のモニタリング、オーバーレイ、ロギングが可能なソフトウェア「FrameView 1.1」の3種類で構成されています。
プレスリリース:https://www.nvidia.com/en-us/geforce/news/nvidia-reviewer-toolkit/
「FrameView 1.1」はすでにフリーソフトウェアとして公開済み、LDATとPCATについてはレビュアー向けに近く提供が予定されているとのこと(販売か無償かなど詳細は不明)
すでに提供を受けているレビュアーもいるそうな、近日公開の新レビュー(おそらくRTX3080)で使用しているとのこと。管理人も欲しい。
We got one, will feature the results in our upcoming reviews along with total system consumption numbers.
— Hardware Unboxed (@HardwareUnboxed) September 5, 2020
グラフィックボード消費電力を測定できるツール「PCAT(Power Capture Analysis Tool)」についてはPCIEスロットとPCIE補助電源の電力を直接測定できます。
一部海外サイトでは同等のツールを自作して検証していましたが、電気的な知識がないと作成が難しいので、NVIDIA製ツールとして提供されるのはかなり嬉しいです。
表示遅延を測定できるツール「LDAT(Latency Display Analysis Tool)」は、ハイスピードカメラを使いよりも統計処理が簡単なのがポイントです。
モニタレビューでも使えますし、可変リフレッシュレート同期のON/OFF、ゲームタイトルによる違い、グラフィックボードによる違いなど、表示遅延関連で応用の幅はかなり広いと思います。
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