Ryzen 7 5700Gなど、最新Zen3 CPUコアと7nmの改良版Vegaグラフィクスを組み合わせたCezanneことAMD Ryzen APU 5000Gシリーズが正式に発表。
【追記】8月6日19時よりRyzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gのボックス版が発売!
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Ryzen 5000シリーズと同じ最新のZen3 CPUコアと、7nmプロセスで製造される改良版Vegaグラフィクスを組み合わせた、CezanneことAMD Ryzen APU 5000Gシリーズが正式に発表されました。
「Ryzen 7 5700G」と「Ryzen 5 5600G」のボックス版が8月6日19時より発売されました。
Ryzen APU 5000Gシリーズの最上位モデル「Ryzen 7 5700G」は8コア16スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.8GHz、ブーストクロック4.6GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:16MBです。
「Ryzen 7 5700G」に搭載されたiGPUは、前世代と同じく、7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数8(ストリームプロセッサ数512)なっています。なおRyzen 7 4700Gでは2100MHzだった定格コアクロックは2000MHzに下がっていました。
CPUコアアーキテクチャはRyzen 5000シリーズと同じく最新のZen3なので、CCXが単一の8コアCPU「Unified 8-Core Complex (CCX)」になったことで、従来存在したCCX間の遅延が解消されている、という特徴は共通です。
一方でL3キャッシュについては「Ryzen 7 5700G」で16MBとなり、前世代Ryzen 7 4700G(Ryzen 7 PRO 4750G)の8MBよりも倍増し、下位モデルでもRyzen 4000Gの同ナンバリングと比較してL3キャッシュ容量が倍増しています。一方でデスクトップ向け標準モデルのRyzen 7 5800Xは32MBなので半分の容量となります。
iGPUの仕様はほぼ共通なので、「Ryzen 7 5700G」についてはディスクリートGPU(dGPU、グラフィックボードのこと)を組み合わせた時に、Ryzen 7 4700Gと比較して最大2倍に性能が伸びるとアピールされています。Zen3アーキテクチャのCPU性能によってボトルネックが緩和されるからです。
つい先日最新製品が登場したので旧世代となりますが、Intelの8コア16スレッドCPUのうちiGPU搭載かつTDP65WなCore i7 10700と比較して、一般PC作業やクリエイティブタスクで30%程度、iGPUを活用するPCゲーミングでは80%程度も高速であることがアピールされています。
(最新アーキテクチャでIPCが改善し、Xeグラフィックス採用でiGPU性能が50%程度向上しているCore i7 11700が相手だともう少し傾向も変わると思いますが)
Core i7 10700のiGPUと比較して、「Ryzen 7 5700G」に搭載されたVega8グラフィクスは最大で2倍以上高性能であることがアピールされています。(Xeグラフィックス採用でiGPU性能が50%程度向上しているCore i7 11700が相手だともう少し傾向も変わると思いますが)
下位モデルには6コア12スレッド「Ryzen 5 5600G」、4コア8スレッド「Ryzen 3 5300G」もラインナップされています。
「Ryzen 5 5600G」は6コア12スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.9GHz、ブーストクロック4.4GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:16MBです。iGPUは7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数7(ストリームプロセッサ数448)、定格コアクロックは1900MHzです。
「Ryzen 3 5300G」は4コア8スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック4.0GHz、ブーストクロック4.2GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:8MBです。iGPUは7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数6(ストリームプロセッサ数384)、定格コアクロックは1700MHzです。
製品公式ページ:https://www.amd.com/en/processors/ryzen-with-graphics#Model-Specifications
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
【追記】8月6日19時よりRyzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gのボックス版が発売!
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Ryzen 5000シリーズと同じ最新のZen3 CPUコアと、7nmプロセスで製造される改良版Vegaグラフィクスを組み合わせた、CezanneことAMD Ryzen APU 5000Gシリーズが正式に発表されました。
「Ryzen 7 5700G」と「Ryzen 5 5600G」のボックス版が8月6日19時より発売されました。
Ryzen APU 5000Gシリーズの最上位モデル「Ryzen 7 5700G」は8コア16スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.8GHz、ブーストクロック4.6GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:16MBです。
「Ryzen 7 5700G」に搭載されたiGPUは、前世代と同じく、7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数8(ストリームプロセッサ数512)なっています。なおRyzen 7 4700Gでは2100MHzだった定格コアクロックは2000MHzに下がっていました。
CPUコアアーキテクチャはRyzen 5000シリーズと同じく最新のZen3なので、CCXが単一の8コアCPU「Unified 8-Core Complex (CCX)」になったことで、従来存在したCCX間の遅延が解消されている、という特徴は共通です。
一方でL3キャッシュについては「Ryzen 7 5700G」で16MBとなり、前世代Ryzen 7 4700G(Ryzen 7 PRO 4750G)の8MBよりも倍増し、下位モデルでもRyzen 4000Gの同ナンバリングと比較してL3キャッシュ容量が倍増しています。一方でデスクトップ向け標準モデルのRyzen 7 5800Xは32MBなので半分の容量となります。
iGPUの仕様はほぼ共通なので、「Ryzen 7 5700G」についてはディスクリートGPU(dGPU、グラフィックボードのこと)を組み合わせた時に、Ryzen 7 4700Gと比較して最大2倍に性能が伸びるとアピールされています。Zen3アーキテクチャのCPU性能によってボトルネックが緩和されるからです。
つい先日最新製品が登場したので旧世代となりますが、Intelの8コア16スレッドCPUのうちiGPU搭載かつTDP65WなCore i7 10700と比較して、一般PC作業やクリエイティブタスクで30%程度、iGPUを活用するPCゲーミングでは80%程度も高速であることがアピールされています。
(最新アーキテクチャでIPCが改善し、Xeグラフィックス採用でiGPU性能が50%程度向上しているCore i7 11700が相手だともう少し傾向も変わると思いますが)
Core i7 10700のiGPUと比較して、「Ryzen 7 5700G」に搭載されたVega8グラフィクスは最大で2倍以上高性能であることがアピールされています。(Xeグラフィックス採用でiGPU性能が50%程度向上しているCore i7 11700が相手だともう少し傾向も変わると思いますが)
下位モデルには6コア12スレッド「Ryzen 5 5600G」、4コア8スレッド「Ryzen 3 5300G」もラインナップされています。
「Ryzen 5 5600G」は6コア12スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック3.9GHz、ブーストクロック4.4GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:16MBです。iGPUは7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数7(ストリームプロセッサ数448)、定格コアクロックは1900MHzです。
「Ryzen 3 5300G」は4コア8スレッドのCPUコアを採用しており、ベースクロック4.0GHz、ブーストクロック4.2GHz、TDP:65W、L3キャッシュ:8MBです。iGPUは7nmプロセスで改良されたVegaグラフィクスで、Compute Unit数6(ストリームプロセッサ数384)、定格コアクロックは1700MHzです。
製品公式ページ:https://www.amd.com/en/processors/ryzen-with-graphics#Model-Specifications
AMD Ryzen APU 5000Gシリーズ スペック一覧 | ||||||
CPU | コア/ スレッド |
Base Clock / Boost |
iGPU | TDP | 価格 (ドル) |
|
Ryzen 7 5700G |
8 / 16 | 3.8 / 4.6 GHz | Vega 8 SP:512 2000MHz |
65W | 359ドル |
|
Ryzen 7 5800X | 8 / 16 | 3.8 / 4.7 GHz | X | 105W | 449ドル | |
Ryzen 5 5600G |
6 / 12 | 3.9 / 4.4 GHz | Vega 7 SP:448 1900MHz |
65W | 259ドル |
|
Ryzen 6 5600X | 6 / 12 | 3.7 / 4.6 GHz | X | 65W | 299ドル | |
Ryzen 3 5300G |
4 / 8 | 4.0 / 4.2 GHz | Vega 6 SP:384 1700MHz |
65W | -ドル |
|
AMD Ryzen APU 4000Gシリーズ スペック一覧 | ||||||
Ryzen 7 4700G (PRO 4750G) |
8 / 16 | 3.6 / 4.4 GHz | Vega 8 SP:512 2100MHz |
65W | 289ドル (309ドル) |
|
Ryzen 5 4600G (PRO 4650G) |
6 / 12 | 3.7 / 4.3 GHz | Vega 7 SP:448 1900MHz |
65W | 219ドル (209ドル) |
|
Ryzen 3 4300G (PRO 4350G) |
4 / 8 | 3.8 / 4.1 GHz | Vega 6 SP:384 1700MHz |
65W | 139ドル (149ドル) |
|
AMD Ryzen APU 3000Gシリーズ スペック一覧 | ||||||
Ryzen 5 3400G | 4 / 8 |
3.7 / 4.2 GHz | Vega 11 SP:714 1400MHz |
65W | 149ドル | |
Ryzen 3 3200G | 4 / 4 |
3.6 / 4.0 GHz | Vega 8 SP:512 1250MHz |
65W | 99ドル |
・「ASRock DeskMini X300」をレビュー。Ryzen 4000Gに完全対応!
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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