Surface Pro 92in1のタブレットPC Surface Proシリーズの2022年最新モデルとして、Intel第12世代CPUを採用、本体カラーバリエーションが4色に増えた「Surface Pro 9」が11月29日より発売



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マイクロソフトから2in1のタブレットPC Surface Proシリーズの最新モデルとして、Intel第12世代CPUを採用、本体カラーバリエーションが4色に増えた「Surface Pro 9」が11月29日より発売されます。
マイクロソフト公式通販に加えて、ヨドバシカメラやソフマップといった販売パートナーの家電量販店でも予約受付が開始されています。




製品公式ページ:https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-pro-9/93vkd8np4fvk
Surface Pro 9_img (3)


Surface Pro 9 とPro 8/7+ の違い

Pro 9
(Intel製CPU)
Pro 8 Pro 7+
CPU・GPU Intel 12世代
i7:10C12T(P2/E8)
Xe 96EU
Intel 11世代
i7:4C8T
Xe 96EU
ディスプレイ 13インチ 縦横比: 3:2
PixelSense Flow
2880×1920 (267PPI)
最大120Hz (既定値: 60Hz)
HDR対応(Dolby Vision)
12.3インチ 縦横比: 3:2
PixelSense
2736×1824 (267PPI)
最大60Hz
サイズ
287mm x 208~209mm x 9.3mm
292 mm x 201 mm x 8.5 mm
重量 879g
889g 770~784g
バッテリー
15.5時間
16時間 15時間
USB
Thunderbolt4対応
USB4.0 Type-C ×2
USB3.1 Gen2 Type-C (DP Alt)
USB3.1 Gen1 Type-A
オーディオ
Dolby Atmos対応
2.0W ステレオ スピーカー
Dolby Audio対応
1.6W ステレオ スピーカー
ヘッドホン
-
ヘッドホン用音声出力3.5mmジャック
フロントカメラ
Windows Hello 顔認証によるサインイン用カメラ
5.0MP フロントカメラ (フルHDビデオ対応)
リアカメラ
10.0MP リア カメラ
オートフォーカス対応
(4K ビデオ対応)
8.0MP リア カメラ
オートフォーカス対応
(フルHD ビデオ対応)
SDカード
非搭載
microSDXCカードリーダー
ワイヤレス機能
Wi-Fi 6E, 802.11ax
Bluetooth 5.1
Wi-Fi 6, 802.11ax
Bluetooth 5.1

Surface Pro 9_lineup


「Surface Pro 9」の最大の特長はIntel第12世代CPUを採用しているところです。Core i7モデルは「Intel Core i7-1255U」、Core i5モデルは「Intel Core i5-1235U」を搭載しています。
Core i7/16GB RAM/256GB SSDのモデルで税込み24.8万円から、最上位として32GB RAM/1TB SSDのモデルもラインナップされています。一番安いのではCore i5/8GB RAM/128GBで16.2万円です。
Surface Pro 9_Core i7_Price

Intel第12世代CPUはIntel第11世代CPUのコアを高速化、省電力化させた高性能コア P-Coreに加えて、省電力性能に特化させた省電力コア E-Coreを組み合わせるハイブリッド構造を採用しています。
Surface Pro 9のCore i7モデルに搭載されている「Intel Core i7-1255U」は2コア4スレッドのP-Coreと8コア8スレッドのE-Coreを組み合わせたCPUです。
Surface Pro 8/7+に採用されていたIntel第11世代Core i7は4コア8スレッドなので、高性能P-Coreのコアスレッド数は減っていますが、P-Core1つ1つの性能(シングルスレッド性能)は20%近くも向上しており、マルチスレッド性能も50%以上伸びています。
Intel 12th-Gen AlderLake-S_Intel Hybrid Computing Architecture

統合グラフィックスについては引き続きIris Xeグラフィックスであり、Core i7は96EU、Core i5は80EUなのでアーキテクチャや実行ユニット数は共通、GPU動作周波数もほぼ同じですが、システムメモリがLPDDR5に変わっているので、GPU性能についても向上が期待できそうです。
(3DMarkのようなベンチマークだとあまり差が出ないのですが、3Dグラフィックのゲームではメモリ速度でかなり差が出るので)


「Surface Pro 9」は、前モデルPro 8と共通ですが、Pro 4からPro 7/7+まで長らく続いていた本体デザインを刷新し、ディスプレイサイズが13インチへ大型化しています。
13インチの新型ディスプレイは従来のドットピッチ267PPIを維持して、2880×1920に高解像度化、さらに標準動作は省電力性を重視して60Hzですが最大120Hzリフレッシュレートに対応しています。また内蔵ディスプレイがHDR表示に対応し、Dolby Visionもサポートします。
Surface Pro 9_vs-pro7-display

ディスプレイは大型化していますが、ベゼルが小さくなっているので本体サイズそのものは、Pro 7/7+の『292 mm x 201 mm x 8.5 mm』に対して、Pro 8は『287mm x 209mm x 9.3mm』となっており大きな差はありません。ただし重量(タイプカバー除く)は従来の780g前後から、「Surface Pro 9」では879gへと100g程度重くなっています。
Surface Pro 9_dimension

「Surface Pro 9」のIOポートについては、Thunderbolt4に対応したUSB4.0 Type-Cポートを2基搭載しています。Type-Aポートは非搭載なのでType-A接続機器を使用する場合はUSBハブが必要になります。
右側面の下寄りにSurface Connect ポートがあるところは従来と共通です。
あと地味にヘッドホン用音声出力3.5mmジャックが無くなっています。Bluetooth接続の完全ワイヤレスイヤホンでSurface Earbudsも発売されていますし、これを使えということでしょうか。
Surface Pro 9_IO-Port
「Surface Pro 9」でもSurface Connect ポートは継承されているので、Surface Dock 2などの周辺機器は引き続き使用できます。
Surface Dock 2
「Surface Pro 9」ではUSB Type-CポートはSurface Connect ポートと逆側の左側面の上寄りに移動しています。
Pro 8で一度、電源スイッチとボリュームスイッチはそれぞれ左側面と右側面移動していましたが、Pro 9では本体天面の左側に戻りました。
Surface Pro 9_IO



「Surface Pro 9」はCPUの変更以外、ハードウェア性能面ではPro 8からマイナーチェンジですが、もう1つ大きなトピックとして、従来カラーのシルバー(プラチナ)とブラック(グラファイト)に加えて、サファイアとフォレストの2色が追加されました。
Surface Pro 9_new-color
4色の本体カラーに合わせて、Surface Pro Signature キーボードもブラック、プラチナ、アイスブルー、ポピーレッドの4つの従来カラーに、サファイアとフォレストが追加されています。
Surface Pro 9_color
Surface Pro 9_img (3)

「Surface Pro 9」でもタイプカバーキーボードはPro 8から引き続き、「Surface Pro Signature キーボード」が採用されています。大型のガラス製タッチパッドと高級感のあるスエード調Alcantara素材を採用といった特長は継承しています。
Surface Pro Signature キーボードには、4,096段階の傾き検知、チルト機能などをサポートする専用タブレットペン「Surface スリム ペン 2」の収納スペースがあり、磁気吸着で非接触充電も可能です。
Surface Pro 9_feature_cover-and-pen
Surface スリム ペン 2は単品でも発売され、USB Type-C経由で非接触充電が可能な「Surface スリム ペン充電器」もラインナップされています。
Surface スリム ペン 2については最新のMicrosoft G6プロセッサを搭載し、ハプティックによる触覚フィードバック機能が追加されている点も大きな特長です。アプリケーション側での対応が必要ですがで、紙のような書き心地を実現するとのこと。
Surface スリム ペン 2

Pro 7以前のSurface Proシリーズでは内蔵デバイスの交換は一切不可能でしたが、「Surface Pro 9」では内蔵ストレージが交換可能になりました。
Surface Pro 9_ssd-expantion
「Surface Pro 9」の内蔵ストレージはM.2 2230規格のNVMe M.2 SSDとなっており、今のところ市販されていませんが、eBayなどを利用すればKIOXIA(旧TOSHIBA) BG4などが購入できます。最大容量の1TBでも2万円程度です。







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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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