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本格水冷PCを組む時に使い方を知っていると非常にベンチなクイックディスコネクト(クイックリリース)フィッティングについて、Koolance製クイックディスコネクト「QD3シリーズ」から基本4種をピックアップして紹介します。


クイックディスコネクトの使い方

まずクイックディスコネクトって何?って人もいると思うのでそこから簡単に説明していきます。クイックディスコネクトとは水路を簡単に分断するためのフィッティングで分断する部分にオスメスがあります。
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これを合体させます。
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こんな感じで装着すると流路になります。PULLと書いてあるリング部分を引っ張るとバネ仕掛けで簡単に外すことができます。なお画像のようにオスとメスを合体させた状態で長さ5~6cmほどと長さがあるのでケース内のクリアランスには注意が必要です。

水が入った状態で水路を割ったら普通は水がじゅばじゅばと漏れ出しますが、しかしながらクイックディスコネクトというフィッティング(長いので以下、QD)を使うと、
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上のように水が充填されていてもティッシュでひと拭き程度の水滴が付く程度で水路を分断できます。水を全部抜く必要もなくお手軽にパーツ交換やメンテナンスができて非常に便利です。
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クイックディスコネクトの実用例:CPU水冷ブロックのメンテや水冷グラボの交換が簡単に

クイックディスコネクトを水冷化グラフィックボードやCPU水冷ブロックの前後に挿入しておけば、それらの水路を水漏れを気にせずに分断できるので、CPU水冷ブロックのメンテナンスや水冷化グラフィックボードの交換が簡単に行えます。
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オーバーホールするほどでもなくCPUやGPUを取り替えたい時などもQDを水路に適切に入れておくと全部水抜きをせずに済んだりして非常に便利なアイテムです。


クイックディスコネクトの実用例:トップ配置ラジエーターのエア抜きにも便利

またPCケースの天井にラジエーターを設置している人も多いと思いますが、トップ配置のラジエーターのエア抜きに困っている人にも朗報で、天板ラジエータ―の入出口にQDを使えば天板に固定しても水漏れを気にせず後から自由にラジエーターを取り外せます。
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PCケースから取り外したラジエーターは、短めのチューブを繋いで開放したQDを接続してクーラントを注入し、ラジエーターにトントンと振動を加えて経路の前後からそれぞれ気泡を抜いてやることで簡単にクーラントの充填されたラジエーターが出来上がります。あとはPCケースに再配置して水路のQDを再装着してやればQDの脱着で多少のエアは混入しますが、天板ラジのエア抜きが格段に簡単になります。



クイックディスコネクトの種類

続いてQDを使って水路を作る時の基本4アイテムを紹介します。4アイテムとは書いていますがオスとメスのバリエーションがあるだけなので実質、次の2種類のQDを抑えておけば問題ありません。
①チューブと繋ぐためのQD (コンプレッションやバーブ)
②ラジや水枕などの水冷パーツと繋ぐためのQD (B1/4ネジ)
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①チューブと繋ぐためのQD

下で紹介しているものは、ID3/8、OD1/2ですが、ID1/2、OD5/8やID3/8、OD5/8もあります。


Koolance QD3-MS10X13 クイックディスコネクトシャットオフノズル オス ID3/8 OD1/2


Koolance QD3-FS10X13 クイックディスコネクトシャットオフノズル メス ID3/8 OD1/2



②ラジ、水枕、ポンプ、リザなどの水冷パーツと繋ぐためのQD
水冷経験者ならご存知だとは思いますが、CPU水冷ブロックやラジエーターなど自作PC用水冷パーツのフィッティングネジ穴の規格は基本的に全てG1/4のメスなので、購入すべきQDは全てG1/4のオスです。

Koolance QD3-MS10X13 クイックディスコネクトシャットオフノズル オス ID3/8 OD1/2


Koolance QD3-MSG4 クイックディスコネクトシャットオフノズル オス G1/4



以上の4種さえ理解しておけばQDでの水路作成にはそう困らないと思います。
QDについては上で紹介したPCショップアーク以外にも国内ではオリオスペックでも多数取り扱いがあり、こちらではカラバリで黒もあります。
また個人輸入になりますが、performance-pcsではQD3のほぼ全種を取り揃えてあります。

種類 PPCS PCショップアーク オリオスペック
チューブ-QDオス
ID3/8、OD1/2 販売ページリンク 販売ページリンク 販売ページリンク
ID3/8、OD5/8 販売ページリンク - -
チューブ-QDメス

ID3/8、OD1/2 販売ページリンク 販売ページリンク 販売ページリンク
ID3/8、OD5/8 販売ページリンク -
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G1/4オス-QDオス

販売ページリンク 販売ページリンク 販売ページリンク
G1/4オス-QDメス

販売ページリンク 販売ページリンク 販売ページリンク

ちなみにチューブ側と水冷パーツ側のどちらにオスとメスを割り当てればいいのかについて、基本は水路で循環するように配置すればOKです。下ではラジエーターを覗いた状態で水路を閉じていますが、このように一部のパーツを取り除いた状態でも水路が閉じるので何かと便利です。
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あと水路内の圧力が高いとQDを取り外す際に水が跳ねる場合があります。メス側からオス側に向かって水は飛ぶので、水が飛ぶと不味い方にメスを割り当てるという手もあります。



以上、Koolance製クイックディスコネクトの紹介とレビューでした。




(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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