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RADEON R9 FURY NANO を本格水冷化した ~クーラー換装編~
R9 NANOを本格水冷化したので早速パフォーマンスを調べてみました。
まずは小手調べに定格のままFF14ベンチをフルHD・最高設定で回しました。
空冷の時は定格スコアは11300程度だったのですが、
本格水冷化でなんと200ほどスコアアップしました。
空冷でもコア温度70度前後だったので温度がボトルネックにはなっていないと思っていたのですが、
実際は多少、足を引っ張っていたようですね。
当初、ログをとりながらFF14ベンチを5回ほど回して水温やコア温度の動向を調べようと思ったのですが、
やってみるとFF14ベンチを数回回すとBSODすら吐かずに落ちて自動で再起動してしまうので断念。
とりあえず1週分のログがこちらです。
横軸は秒、青がCPU、緑がグラボ、赤が水温です。
大体FF14ベンチが8分ほどでベンチ中はどんどん温度が上がっていきます。
1週くらいだと水温もアイドルの18度から10度上がって28度程度に収まっています。
980やTitanXを水冷化したときは水温+10~20度がコア温度だったので、
NANOは一桁度程度の温度差と発熱が小さいことが伺えますね。
後半はアイドル状態での水温の下がり具合を確認しています。
続いて先日、日本語版が解禁されたFallout4を40分ほどプレイしてログをとりました。
ログの通り定格のNANOでもウルトラ設定・フルHDで60FPSに張り付き安定でした。
水温等のログがこちら。
Fallout4のフルHD・ウルトラだと負荷が軽いのか水温が上がりきりませんでした。
そこで2015年現在PCゲームで最も重いアサクリSをフルHD、最高設定、FXAAでプレイしてみました。
ご覧の通りメモリ使用量が最大3982MBになってしまい、
ケンウェイの宝を探すミッションでは10FPSまでFPSが下がるというとんでもない事態に……。
アサクリSを高画質・高解像度で遊びたい場合はグラフィックメモリが大量に必要になるので、
Furyシリーズのメモリ量4Gはかなりネックになる気がします。
とりあえず日中のFPS30くらいの状態で30分ほどプレイした間の温度のログです。
こちらのログを見た限りでは室温15~20度で、
・6700K 4.5G 1.25V
・NANO 定格 フルロード
・240ラジ 1000RPMファン*2
の構成であれば水温の上限がせいぜい35~38度程度で運用できそうです。
最後に、コアクロック1050MHz、PowerLimit 150%にOCしてFireStrikeを回してみました。
(crimson15.12がリリースされたばかりのせいかドライバが正常に認証されませんでした。)
なんとグラフィックスコアは16400でFuryXの定格である16000を超えました。
冷却性能アップによってパフォーマンスに余裕ができたようですね。
さらなるOCを断行しました。
とりあえずコアクロックを1100MHzにしたところドライバが停止したので、
コア電圧を40mVほど盛ってやると上手く回りました。
グラフィックスコアが16500ほどなので、1050と比べて伸びはいまいちでしょうか(それともこんなもん?)
Fury Xだと1100MHzで17000くらいいくっぽいので何かが足を引いているのかな?
HBMのOCはやり方を調べていたら時間がかかってしまったので後日やってみる予定です。
HBMも1割OCして550MHzにしたところグラフィックスコアは17200ほどになりました。
FireStrikeを回したときのログはこちらです。
コア電圧が最大1.268Vなのでかなり高いです。
あと消費電力ですが、「CPU&GPUがアイドル」「CPUはフルロード」「両方フルロード」はこれです。
電圧盛ってコアクロック+100MHz、PLも150%にすると消費電力が定格よりも100Wも高くなりました。
FuryXのほうのスコアも調べましたが、
OCしてパワーリミットを外せばNANOはXと遜色ない性能が出せるようです。
もっともOCには熱を捌くために水冷化必須ですが。
逆に言えば本格水冷化するならFuryXよりもNANOのほうが
サイズ小さくて補助電源ケーブルも少なくて済むのでお勧めかもしれまんせんね。
一つ残念だったのはcrimsonドライバにしてもFuryシリーズは980tiにパフォーマンスの下剋上は無理そう。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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