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1月末にSSD各種で負荷時温度の比較を行ったのですが、950PROの温度推移があまりにも悲惨でした。

検証にはCrystalDiskMarkを数回連続で回したのですが、ご覧の通り、途端に温度が70度を上回り3週目からは950PROの売りであるリード速度に陰りが……。人はこれをサーマルスロットリングと呼ぶ。

ということで今回、ヒートシンク付きで安いM.2アダプタがあったのでものは試しとポチってみました。
お値段は送料込みで28ドルで購入できました。
7日に注文して22~31日配達予定でしたが19日に中国からの国際便(郵便局)で配達されました。

12cmのケースファンと同じくらいのサイズのダンボールで包まれてました。

中には製品用の箱とかはなくて防静電ビニール袋のみの簡易梱包でした。

アダプタ自体は国内でも流通している玄人志向のものと大差はありません。

ここからが本番ですね。ヒートシンクとの接地を仲介させるべくサーマルパッドを貼ります。
なおサーマルパッドはサーマルグリズリー製のがX99-E WSの水枕用に購入して手元にあったのでそれを流用することにしました。

貼って試してを繰り返したところ950PROで必要なサーマルパッドは次の図のようになることがわかりました。

(全部1.5mmでもOKかもしれません)
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Shinwa Sangyo(2015-09-09)Thermal Grizzly オーバークロッカー向け高性能サーマルパッド 厚さ1.5mmAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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Shinwa Sangyo(2015-09-09)サーマルパッドを貼るとこんな感じです。

ヒートシンクで挟みますが、接着が甘い場合はテープの両面を張り合わせて非接着面が裏表になってるやつで引っ張りつつヒートシンクを押します。

これにてヒートシンクの接着完了です。

アダプターへの取り付けが完了したところでPCへ組み込みました。なお測定環境ではファンで風を送ったりしないので基本的に無風状態です。

さあ、どれほど冷えるのか! 測定方法は同じくCrystalDiskMarkを数回連続で回してやりました。
その結果がこちら。

ドヤァァ
ヒートシンクなしアダプタの場合は2周目で温度が頭打ちになり読み書きの速度に陰りが見えたのに対し、今回は5周目でもフルスペックの性能を維持できています。温度上昇も65度前後で収束してきてるみたいなのでこれなら十分に常用可能な範囲、というかリード2600MB/sなのでゲーム用ドライブとしては文句なしですね。前回の検証では猛威を振るっていたサーマルスロットリングは影も形もありません。
今回の検証では無風環境で測定しましたが、ファンを使って横から風を当ててやればもっと冷やすことも出来ると思います。
現状では米尼でしか取り扱いがありませんが、是非とも国内でも流通して欲しいですね。
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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