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5月31日15時に発売開始となったIntel Broadwell-Eのうち最上位10コア20スレッドのi7 6950Xを購入したので早速レビューしていきます。
リーク情報では1500ドル、管理人の希望的観測では1200ドルと予想されていた6950Xですが、蓋を開けてみればまさかの1700ドル越えというモンスタープライスでした。しかしドル円相場110円/ドルと国内消費税8%を考えると21万円という数字は相場通りで変な水増しもなく、しかも発売直後に見つけた価格が税込み199,980円という20万円を切る(20円だけど)お値段だったので、数日は様子見するつもりが即ポチしてしまいました。
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ありがたいことに発売日当日に発送してもらえたので本日(6月1日)着弾となりました。
サンキューおりお →

前置きはこのあたりにして早速、開封の儀を執り行おうと思います。

Intel Broadwell-E i7 6950X 開封の儀

6950Xのパッケージはこれまでの紙パケ、段ボールのスペーサーという梱包からうって変わって、高級感漂うマットな肌触りの黒パケに金色のロゴという化粧箱に様変わりしていました。ちなみにこの箱は同じBro-Eでも6900K~6800Kには採用されていないようです。所有の満足感をくすぐってきますね。
とりあえず、1年以上使ってきたi7 5930Kのパケと比較しながら見ていきます。
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5930Kさんの紙パケはこんな感じです。
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管理人が購入した6950X(おそらく国内の初期ロットは全て同じだと思う)の産地はHas-Eの後期ロットと同じくマレーシアのようです。Has-Eの後期ロットはコスタリカの初期ロットよりもOC耐性が高いという評判もあったのでちょっと期待が高まりますね。
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あと偶然だと思いますが、X99-E WSのパッケージとお揃い。
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6950Xの御石様とご対面です。
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価格が価格だけに持つ手も震えるんですが、Eシリーズはヒートスプレッダ自体も大きくて指を引っ掛けるつまみみたいなのもあるので安心です。マザボへの設置時に、ポトリッ、ゴトッ→ピン折れの憂き目に合いにくいのが有難い。ヒートスプレッダのつまみについてはメインストリームのCPUでも採用して欲しい。
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6950Xと5930Kの石を比較してみます。
CPUクーラーとの接触面の広さはHas-Eのほうが若干広い? CPUクーラーへの熱伝導を考えると改悪かも。基板とヒートスプレッダの接触面は確実に広くなっていますね。あと左下のソケット方向矢印に対してヒートスプレッダの穴の位置が変わっています。
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基板はやっぱり薄いです。ヒートスプレッダの接地部分が広くなっているとはいえ大型ハイエンド空冷クーラーを使用予定の人は本当にご注意ください。  20万の石が反れたら笑えねえ……。
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裏面を見るとダイ直下の素子の数が3倍以上に増えていました。ワクワクする。
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開封の儀については以上です。続いてメイン機へセットアップしていきます。


Intel Broadwell-E i7 6950X メイン機への導入

以前はケース内にごちゃごちゃとラジを積んでいたのですが、外付けラジの名器MORA-3さんを使うようになってからはラジもトップの280だけにしてケース内のメンテ性を重視する構成に変えたのでサクッと換装できます。
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CPUブロックやトップラジ周りの水路はQDで簡単に外せるようになっています。
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ラジはPCケースのシャーシに制振ゴムを挟む形で載せているだけなので、QDを外してしまえばツールレスでラジを外せるお手軽仕様になっています。(PCケースの本来の使い方ではないのですが、気づいてやってみたら便利だった)
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QD接続だとラジの取り付け・取り外しも簡単です。
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トップラジを外すとこんな感じになります。
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CPU回りも水路を分断しました。こうなってしまえば各パーツの取り外しも簡単。
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PCケースからマザボを取り外しました。
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マザボを床置きして作業するときにマザボ足があると非常に便利です
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QDで水路は分断されていますが水漏れに注意しつつ水冷ブロックを外しました。
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グリスを拭き取ったら前のCPUを外して、CPUの向きに注意しながら6950Xに乗せ換えます。
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換装Before&After。
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Intel Broadwell-E i7 6950X システム起動確認


CPUをセットした後はいきなりPCケースに組み込まず、念のため最小構成で動作確認をしました。X99マザーボードだと統合グラフィックがないので、補助電源なしファンレスのグラボを1枚持っておくと動作確認が非常に楽でおすすめ。
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クーラーつけていないので、次の画面が確認できたら即電源を落とします。
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無事に6950Xの動作を確認できたので、CPU水冷ブロックを装着します。ちなみに管理人は熱伝導グリスに「 Thermal Grizzly Kryonaut」を使っています。非常に柔らかいグリスなので適当に中心に山盛りにしておけばCPUクーラーのネジ止めの圧で勝手に伸びてくれるので非常に楽です。あと管理人が試した限りでは一番冷えた気がします。
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水冷ブロックも装着完了!
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あとは外した時と逆の手順でPCケースに設置すればOKです。
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ここでもひとまず最低限必要なグラボだけを繋いでBIOSの起動を確認します。(下スクショは別途撮影しました)
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BIOSのチェックが済んだらシステムストレージだけ追加で繋いでOSの起動を確認します。
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マウス関連など一部ソフトの動きが安定しなかったのでWindowsUpdateを確認したらいろいろと項目がありました。Has-EからBroadwell-Eに換装する場合は最初にUpdateを行う方が良いと思います。
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ここまで問題なかったので、その他ストレージや2枚目のグラボなども装着。(本当はOC設定を煮詰めてからのほうがいいのですがちょっと横着しました。)
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これで基本的な動作確認は完了です。

とりあえずCPUベンチの代表格であるCineBenchを回してみました。マザーボードが勝手にOCしているようで、1.3V、4.0GHzで動作していました。マザボが勝手にOCしちゃったので件のITBM3が動作しているかはちょっとわかりません。Cineで63度なので1.3Vは本格水冷であれば常用可能な電圧みたい。
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以上、「6950Xをレビュー ~開封の儀&セットアップ編~」でした。
次回はOC耐性を壊さない程度に試して、管理人が換装前に使っていた5930K、4.4GHzからの性能の伸びを検証する予定です。事前情報では4.2GHzは余裕? 4.4GHzが難しいそうな。


10コアのBroadwell-E i7 6950Xをレビュー ~OC・ベンチ・エンコ編~





(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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