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M8PeでU.2変換が正常に動作するまでが長かったですが、正常動作するM.2-U.2変換ボードが手に入りました。しかしこの変換基板にはSSDを冷やすためのヒートシンク(蓋)がないためアルミ板を購入して自力で加工し自作することにしました。
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2.5インチストレージは長さがちょうど10cmほどなので、Amazonに売っている厚さ2mm、幅10cm、長さ30㎝のアルミ板を購入しました。400円と安かったのです。(2mmでも加工は結構大変でした。1.5mmや1.0mmのほうがいいかも?)
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カット方法は簡単です。右上の画像のようにストレージケースをアルミ板の端に合わせ(左右に1mmほど余裕を取っておくこと)、アルミ板が続いている側にケースの端に合わせてカッターで線を入れます。カッターで溝を5,6回ほどアルミ板の両面に掘ったら、その溝に合わせて表裏に何度も折り曲げるのを繰り返すと、パキッと割れました。割れた後はヤスリで磨きます。
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工具ですが、上で書いたヤスリ以外に、穴開け用のドリルも必要になります。管理人は下画像のヤスリ(小)セットヤスリ(大)ドリルの持ち手ドリルの刃セットを購入しました。
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板をカットしたらケースのネジ穴に合わせて、3.5mmか3.8mmの刃を使ってドリルで穴開けします。
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M8Pe 1TBの場合、まず裏面はメモリチップに1mm、基板には2mmのサーマルパッドを貼ります。
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表面は中央のチップだけ背が低いので0.5mmのサーマルパッドを貼り、全体では1.5mmのサーマルパッドを使います。(低いところに2mmで分けてもOK)
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あとはネジ止めすれば冷却性能にも問題ないNVMe U.2 SSDの完成です。
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先日購入した「Supermicro AOC-SLG3-2E4」というPCIE x8→U.2*2変換ボードを使います。メイン機のX99-E WSにはPCI-Ex8が大量に余っているので、これで有効活用できます。
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とりあえず今回は検証のためベンチ機のx8スロットへ挿入しました。
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無事に2つとも正常に動作しました。
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2つを同時に動作させたときの動画も撮りました。


動作も問題なかったので、自作アルミ板の冷え具合をチェックしてみました。
負荷には例のごとくCrystalDiskMarkを連続で回しています。その結果がこちら。
4回連続で回して最大温度は52度なのでサーマルスロットリングの心配もありませんし、動作上はまったく問題なさそうですね。さすがにaquaのkryoほどは冷えないようですがまずまずの結果なのでOK。
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あとは2.5インチストレージ*2を3.5インチストレージに変換するアダプタを使えば完璧です。ピッタリサイズでした。これなら問題なくメイン機への導入できます。
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紆余曲折ありましたが無事に当初の目的を完遂できました。満足。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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