DSC09308


スポンサードリンク




水冷化で若干ごまかしつつもトップ画像からすでランキングNo1がネタバレ気味というか当サイト的に出来レース感も漂う2016年に発売された製品の管理人的ベスト10!を紹介しつつ、16年の反省と17年の抱負を軽く語って17年のスタートダッシュとしようと思います。もう三が日どころか1月の初週がとっくに過ぎてるけど……。


2016年に発売された製品の管理人的ベスト10!

まずは「2016年に発売された製品の管理人的ベスト10!」ということで管理人が16年に購入・レビューした製品の中から特に気に入った10のアイテムを管理人の独断と偏見に基づいてランキング形式で紹介します。
ちなみにノミネートされた製品は上半期と下半期に分けて先日記事を公開しました。
2016年に買ったもの、レビューしたもの。【16年 上半期】
2016年に買ったもの、レビューしたもの。【16年 下半期】



ではまず第10位から!

【第10位】AKRACING ゲーミングチェア PRO-X
DSC04822
AKRACING ゲーミングチェア PRO-X をレビュー

ランキング第10位は管理人をこの1年間(物理的に)支え続けてくれたお椅子様の「AKRACING ゲーミングチェア PRO-X」です。この椅子のチェストレストやお尻クッションがなければ、腰痛か痔になっていてもおかしくなかったのではというくらいお世話になった気がします。去年購入なのでノミネートされていないPredator X34と同じくらいの使用時間だったと思います。今年もよろしく!


【第9位】殻割りツール「Delid-Die-Mate」
DSC05094
3分クッキングなノーリスク殻割りツール「Delid-Die-Mate」が便利過ぎてヤバイ
KS発の殻割りツール「Rockit 88」で実際に殻割してみたのでレビュー


殻割ツールについては「Delid-Die-Mate」と「Rockit 88」の2種類を購入したのですが、昨年i5 6600Kを万力でダメにした経験もあり最初に購入した「Delid-Die-Mate」で割った瞬間の感動が鮮烈だったのでこちらをランクインとしました。KabyLake用に殻割りツールを購入するのであれば国内からも購入の容易な「Rockit 88」のほうがおすすめです。先日、早速i7 7700Kを殻割りしました。


【第8位】外付けグラボユニット「Razer Core」
DSC_0086
Skull Canyon NUC6i7KYK採用「Radiant SPX2550NUC-Extreme」 レビュー
外付けグラボユニット「Razer Core」をレビュー。Thunderbolt 3対応NUCやモバイルPCはVR HMDも利用可能なハイエンドゲーミングマシンに変わるか!?


ググれば00年代から需要があったとわかる外付けグラフィックボード。DELLやMSIから独自規格の外付けグラボユニットはリリースされたことはあったものの汎用性や安定性に難がありました。そして2016年、ついに発売されたRazerCoreはThunderbolt3によって接続を行うという汎用性と安定性を兼ね備えた外付けグラボユニットでした。外部GPUの増設だけでなくUSBハブや有線LANを備えたドックとしても使用できる点も魅力的です。
今のところRazerCoreは国内ではRazer公式通販のみの取り扱いですが、1月からTSUKUMOなどでも販売が開始されると報じられており(ソース)、入手性も次第に改善されていくと思います。
ASUSやZOTACなども外付けグラボユニットや対応モバイルPC、NUCのリリースを予定しており、2017年は外付けグラボ元年になるのではないかと管理人も期待しています。


【第7位】プレイステーション 4 Pro
DSC01630
PS4 ProをHDDからSSDに換装して速度比較。換装の手順も紹介

年始からPS4KやPS4 NEOなどのコードネームでその存在が噂されていた高性能版PS4が16年11月に発売されました。管理人は予約開始当日に予約して発売日に入手しましたが、未だに品薄な人気商品です。
購入して即ストレージをSSDに換装しました。SATA3.0対応との前情報でしたが期待したほどの差は出ませんでした。とはいえタイトルによってはロード時間も半分近く短くなりますしHDDの機械的な駆動音がなくなるので予算が許すなら換装がおすすめです。
アンチャーテッド4は30FPSという不満点もありましたが最新高画質PCゲームにも匹敵する美麗グラフィックで楽しかったです。プレイ後に1~3のリマスターもプレイしました。1のグラフィックやキャラの動きは微妙でしたが2と3は次世代機と比べてもさほど見劣りしないグラフィックでした。アンチャーテッドシリーズは面白いのでPS4ユーザーにはおすすめできるタイトルです。なおアンチャ4は単体でも楽しめますが、数時間プレイして気に入ったら先にリマスターをクリアしてしまうのがおすすめです。1月発売のキングダムハーツ2.8やリミックスにも期待しています。
しかしながら一番楽しみにしていたFF15のPS4 PRO用FPS改善パッチが未だに配信されないのが非常に不満です。 改善パッチ、はよっ!!


【第6位】Oculus Rift CV1 & Oculus Touch
DSC02292
VR HMD「Oculus Rift CV1」をレビュー ~ハードウェア編~
VR HMD「Oculus Rift CV1」をレビュー ~セットアップ方法紹介編~
VR空間に触れる感覚!「Oculus Touch」をレビュー。セットアップ方法も紹介


VR元年と呼ばれた2016年に発売されたPC向けVR HMDの二大巨頭「Oculus Rift」と「HTC Vive」のうち管理人が最初に購入した「Oculus Rift CV1」がランクインしました。「HTC Vive」でない理由は購入したのが12月でまだしっかりレビューできていないからです。
管理人はDK2ユーザーだったのでOculusを選んだのですが、出荷の度重なる延期、専用コントローラー「Touch」は遅れて登場など1月の予約開始当初は順風満帆に見えたOculus Riftはユーザーも巻き込んで波乱続きでした。工業製品メーカーであるHTCの送る「HTC Vive」は着実に製造を行い納期を守っていた(クレカ問題とかはありましたが)ので比較されることもしばしば。なおハードについては軽く触った管理人の印象では「コントローラーと軽さのOculus Rift」「プラットフォームとトラッキングのHTC Vive」という感じで甲乙つけ難いとも思っています。
専用コントローラーも発売され、コンソール向けのPS VRも含めれば主要なVR HMDが完全に揃った17年こそが真のVR元年になる予感があります。もしくはVR三国志or戦国時代。
PC VRを牽引するとさえ期待されている大人向けVRゲーム「VRカノジョ」(紹介記事)も2月末には発売されますし、VR HMDのワイヤレスキットも登場する予定があるので、17年はさらにVRが過熱しそうです。


【第5位】Intel Core i7 6950X
DSC05437
10コアのBroadwell-E i7 6950Xをレビュー ~開封の儀&セットアップ編~
10コアのBroadwell-E i7 6950Xをレビュー ~OC・ベンチ・エンコ編~


1000~1500ドルという各所の予想&リーク情報をぶっちぎって1700ドルで発売されたIntelのエンスー向けCPU第5世代Broadwell-E、そのフラッグシップ10コア20スレッドとなるi7 6950Xが第5位にランクインです。1700ドルだろうが2000ドルだろうが5cm四方の石を買わねばならない廃エンド自作er諸兄の業の深さ……、冬場はOCが捗りますね! 管理人が購入した時は20万ぽっきりでしたが、予想外の円高進行で一時は17万円で購入可能でした。
Witcher3みたいに多コア多スレッドほどパフォーマンスが延びるPCゲームが増えることを祈って止みません。ちなみにX99-E WSの水枕ですがモノブロックは不良品返品になり、VRM・チップセット分離タイプを6月に注文してまだ届いていません。まさか年を越すとは思ってなかったよ!


【第4位】ZOTAC GTX 1080 AMP Extreme
DSC05710
超重量級クーラー搭載のZOTAC GTX 1080 AMP Extremeをレビュー
その他、GTX 1080レビュー記事


普通に考えて1位でもおかしくないNVIDIAの次世代GPU第一弾、New KingことGTX 1080さんは残念ながら第4位でした。理由は言わずもがな。まさか数か月で王座陥落とは夢にも思いませんでした。とはいえ省電力性能に優れ、旧世代フラッグシップを圧倒するワッパモンスターには違いありませんし、一般ユーザーでも手を伸ばせる価格帯(最安で6万円台後半)に収まっている非常に優秀なGPUです。多分普通の自作PC系サイトならGTX 1080が1位だと思う。
ランキングの代表には最初に購入したFounders Edition、一月と経たずに買い換えたASUS STRIXなども候補だったのですが、ZOTACからお借りできたZOTAC GTX 1080 AMP Extremeは数多くのスポンサードレビューを呼び込んでくれた呼び水的な製品だったのでサイトへの貢献度からこれを選びました。


【第3位】GIGABYTE GTX 1070 Mini ITX OC
DSC02683
サイパのNew King!「GIGABYTE GTX 1070 Mini ITX OC」をレビュー

GTX 1080を抑えて第3位にランクインしたのはMini-ITX対応のショート基板GTX 1070の「GIGABYTE GTX 1070 Mini ITX OC」です。GTX 1070のMini-ITX対応モデルというだけであればGTX 1080と悩んだのですが、加えてサードパーティ製のフルカバー水冷ブロックが存在していたためGTX 1080を抑えて第3位となりました。
GTX 1070は実用的な廉価モデルも4万円台の価格で購入できて前世代フラッグシップのGTX 980 Ti並みの性能ということで一般ユーザー的には一番美味しいグラボだと思います。17年にはGALAXからシングルスロットモデルの登場も予定されていますし、GTX 1070の快進撃はまだまま続きそうです。


【第2位】ZOTAC MAGNUS EN1070 / EN1060
EN1070_EN1060
手の平にハイエンドPCを! 「MAGNUS EN1070 / EN1060」を比較レビュー
ZOTAC ZBOX MAGNUS EN1070のCPUをi7 6700Tに換装してみた

実質1位と言っても過言ではない第2位にはNVIDIA次世代GPU Pascalを搭載したNUCである「ZOTAC MAGNUS EN1070 / EN1060」がランクインしました。ぶっちゃけ2位にはほぼ悩むことなくEN1070とEN1060を選びました。
ノートPC同様にモバイル向けMXMカードのGTX 1060とGTX 1070が搭載されているのですが、ノートPCと違って厚さ方向にスペースの余裕があるのでクーラーの性能が高く、長時間のゲーム負荷でも静音性を維持しまま動作可能です。GTX 1070やGTX 1060を搭載したBTO PCと比較しても+3~5万円程度で構築可能というコスパの高さも光ります。上位モデルにはGTX 1080と専用水冷クーラーを搭載したEN1080も存在しますがACアダプタが2つ必要なのでEN1070とEN1060のほうが取り回しに優れます。
小さくて高性能な「手の平にハイエンドPCを!」という夢を叶える16年を代表する名機だと思います。一般ユーザーにも文句なしにおすすめな製品です。


【第1位】TITAN X Pascal
DSC_0280
The Ultimate King 「TITAN X Pascal」 レビュー。とりあえず軽く検証してみた
The Ultimate King 「TITAN X Pascal SLI」 レビュー。GTX 1080と徹底比較
真の王爆誕! The Ultimate King 「TITAN X Pascal SLI 水冷化&OC」 レビュー

出来レース感が多分にあるものの2016年に発売された製品の管理人的No1はNVIDIAから8月に電撃発売されたTITAN X Pascalです。Maxwell比で性能が1.5倍と圧巻のパフォーマンスを発揮する文句なしに最強の化け物GPUでした。ただし発熱がヤバくて本来の性能を発揮するには水冷化必須というビースト(じゃじゃ馬)です。とはいえ水冷化前提で購入したのでこれくらい熱いほうがむしろ燃えます(精神的に)。
国内でもグラフィックボード単体の販売は始まっていますが、本格水冷化しないのであればサイコムの簡易水冷化TITAN X Pascal搭載BTO PC「G-Master Hydro Z270」か「G-Master Hydro-X99II」の購入がおすすめです。ラジエーター冷却ファンをプッシュプルのサンドにすれば静音性を保ったままで60度台での運用も可能になります。



以上、各種ゲームの検証ベンチでも使用したミドル帯グラボのGTX 1060やRX 480がランクインしない辺りが当サイトらしい?2016年に発売された製品の管理人的ベスト10ランキングでした。

17年にはIntel KabyLake CPUをはじめとしてGTX 1080 Ti、AMD RYZEN、AVD VEGAなど今年も自作erを楽しませる新製品が控えているので楽しみです。



2016年の反省と2017年の抱負(予定と目標)

当サイトにおける2016年の反省点と2017年の抱負の両者を交えながら語っていこうと思います。

当サイトの反省というと何はともあれ誤字・脱字の多さですね。個人サイトで管理人1人で運営しているため当然、校閲担当など存在せず誤植チェックが甘いというのが大きな問題でした。年明けからの記事でも誤植が結構ありましたし上のランキング中にも誤字がない自信は全くありません。新製品の速報ニュース系はともかく、まずはレビュー記事について可能な限り誤植を減らせるように注意していきたいです。

次の反省点は「レビュー記事の質」です。非常に漠然とした表現ですが、やはり4Gamer、エルミタ、PC Watchなど企業系サイトのプロライターのレビュー記事と比較して語彙とか知識量とか表現力で劣ると思うこともしばしばあります。ここ1年でレビューサイトを立ち上げたそこらの自作erと現場で取材を続けてきたプロのライターを比較すると知識量や語彙にすぐには埋め難い差があります。記事を書き始めた年始とここ最近の年末の記事を比べると大分マシにはなってきていると思うのですが、それでもまだまだ改善点は多いです。
管理人の私見ですが企業系サイトのレビューや記事だと逆に”文字数が多い”と感じることもあります。製品仕様を書き並べる部分とか公式ページ見ればええやんとか。その点は個人運営サイトだからこそ少ない文字数で要点だけ伝えるということもできると思っているので良し悪しだとは思っています。書く側に立った以上はこれまで要点だけ流し読みすることも多かったですが吸収できることも多いと思うので企業系サイトのレビュー記事をしっかり読みこんで記事の表現力のアップを目指したいです。

コンテンツ自体に関する反省点は「グラボレビューの測定内容や環境の統一」です。序盤はi5 6400を使用していたのですがGTX 1080などをレビューする場合CPUボトルネックが出てしまいベンチマークとして微妙になってきたのでi7 6700Kに変更したりと測定内容や環境の統一が不十分になってしまいました。比較レビューを本格的に初めて1年目だったので仕方のない部分はあると思いますが17年は測定環境や方法についてもう少し計画的に行いたいです。

17年は当サイトの新しいコンテンツとしてCPUクーラーの比較レビュー記事も増やしていきたいと思っています。去年執筆した「MasterLiquid Pro 120」や「Thermaltake Engine 27」のレビュー記事はその下準備としていろいろ試していました。「MasterLiquid Pro 120」のレビュー記事でも書いていますがCPUクーラーの性能検証ではやはりリファレンスとなるPCケースがあったほうがいいので、どのPCケースをリファレンス機として使用するか検討しています。グラフィックボードの冷却性能比較でも使用する予定です。

また先方次第なので抱負と言えるのか微妙ですが目標の1つとして、新製品の発売前先行レビュアーに加われるサイトを目指したいという思いは強いです。ぶっちゃけGTX 1080 Tiの発売前レビューがしたい!!
すでに16年には「EpicGear DeFiant」や「ZOTAC GTX 1080 ArcticStorm」など国内発売前の新製品のレビュー記事をスポンサーから提供・貸出いただいて執筆しておりますが、直近ではKabyLake CPUや200シリーズマザボなど注目度の高い製品については発売前レビューに加わることができず、発売前レビューをチェックしてまとめ記事を書きながらも、サイトを運営している以上は歯がゆい思いをしていました。
あとあまり大きな声では言えませんが、サンプル機を貸出していただけるだけでも非常にありがたいことなのですが、企業系サイトの後回しになったり、そもそも借りることすらできないとか悔しい思いをしたことも少なくありませんでした。
CES開幕イベントでの発表はありませんでしたが、GTX 1080 Tiの発売前サンプルをNVIDIAから提供してもらえるようなサイトを目指して頑張りたいです。

目指せ月間100万PV! 
去年も目標にしていたのですが70~80万PV止まりで無理でした。100万PVはやはり壁がありますね。ただ去年は開設から1年に満たないサイトということもあり、一部の所謂バズッた記事以外は検索流入面で弱かったとも思います。アクセスが増えると相乗的に検索上位に加わりやすいという側面もあるので今年は去年よりも若干有利ではないかとも思っています。本音をこぼすと「100万PV越え!」と箔が付けばいろいろ捗りますし。今年は100万PVを超えることができるよう頑張りたいです。

以上、16年の反省と17年の抱負でした。
今年もサイト運営を頑張るのでよろしくお願いします。






(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



スポンサードリンク