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本格水冷自作erが勧める一押しのBTO PCは簡易水冷GTX1070と「Fractal Design Define R5」を採用した「サイコム G-Master Hydro Z270」です。2017年最新のKabyLake CPUに対応した後継機が早くも登場しました。高い拡張性を誇る自作er界隈で高評価のPCケースを採用し、フルロードでも50度前後で運用可能な高冷却性能の簡易水冷GTX1070グラボや上位のGTX 1080、さらには真のフラッグシップTITAN X Pascalも選択可能な隙のない構成になっており非常におすすめです。
サイコム G-Master Hydro Z270
マザーボードとCPUが異なりますが、SkyLake CPU搭載「G-Master Hydro Z170」とKabyLake CPU搭載「G-Master Hydro Z270」では性能的な違いはほぼないので「G-Master Hydro Z170」のレビューを読んでいただければ、「G-Master Hydro Z270」の魅力はほぼ全てわかると思います。
激冷え簡易水冷GTX 1080搭載のBTO PC「G-Master Hydro Z170」 レビュー
G-Master Hydro Z270のカスタマイズ指南
GTX 1080やGTX 1070のハイエンドグラボを搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法について簡単に解説しておきます。- CPUについてはi5(6600や6600K)でもPCゲームならそこまで大きな性能差はありませんが、最新PCゲームはよりCPUを有効活用できるようになってきているのでGTX 1080や1070を積むならCPUもi7(6700や6700K)を積んでおくのが無難だと思います。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUでも問題ありません。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もGoldでいいと思います。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利、HDDではなくSSD推奨です。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
- マザーボードは「Z270」とか「H270」とかチップセット名だけでなく「ASUS H270-PRO」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
冷却性能の高い簡易水冷グラボを採用
G-Master Hydro Z270の注目点の1つは簡易水冷化されたGTX 1070、GTX 1080、TITAN X Pascalが採用されているところです。GTX1070以上のグラボになってくるとフル負荷時には80度を超えるのが当たり前になってきますが、GTX 1080を使用した下の比較画像のようにグラボのクーラーを簡易水冷にすることでフル負荷でも50度前後で運用が可能になり、温度に余裕が生まれることでクロックの低下などもなくなりファンノイズも抑制されるため非常に快適なゲームプレイが可能になります。
あと簡易水冷を使う場合は基本的に吸気での使用をおすすめします。BTOの画像等では排気にしてるものも多いですが吸気にしても壊れませんし、むしろ排気にすることでパフォーマンスが下がることのほうが多いです。「冷える排気」の存在は否定しませんが「吸気よりも冷える排気」というのは中学高校レベルの熱力学的に考えても存在しません。詳細は次の記事を参考にしてください。
・自作PCで本格水冷や簡易水冷のラジエーターは排気か吸気どっちが冷えるの?
メーカーから排気の状態で送られてきたら吸気に変更したほうがいいと思います。
ただし、必ず吸気と排気でファンの数が釣り合うようにしてください。
コストカット対象になりがちなマザボと電源が高品質
次に注目する点はマザボと電源が良質なところです。BTOで一番コストカットの対象になるのは電源とマザボです。「マザボと電源なんて多少品質に劣っても、実用上の問題なんてないでしょ」という意見も一つの正解です。全てを理解した上で例えば「GTX1070を積んだ15万のBTOを買う」というなら賢い買い物だと思います。
しかしいざグラボを買い換える!となった時に「電源やマザーボードが足を引く自体は避けたい」「どのみち10万以上する買い物なんだからやっぱり隅から隅まで品質の良い物で揃えたい」そういう人にはマザボや電源にも拘って欲しいです。
G-Master Hydro Z270のマザボはASRock製「Z270 Extreme4」です。
製品公式ページ:http://www.asrock.com/mb/Intel/Z270M%20Extreme4/index.jp.asp
ASRock製「Z270 Extreme4」マザーボードの特徴をいくつか紹介すると、まずは補強用メタルアーマーを装備したPCI-Eスロットを2基搭載しているので最新の重量級ハイエンドグラフィックボードを搭載しても基盤が壊れたりPCI-Eスロットが垂れる心配もなく、マルチGPU環境へのアップグレードにも対応できます。
最新の高速NVMe接続規格に対応したM.2 SSDである「Samsung 960 PRO/EVO」などを搭載可能なM.2スロットも2基設置されており、Intel Optaneテクノロジーによる次世代の高速化技術にも対応しています。
・高速M.2 SSD初導入にもおすすめな「Samsung 960 EVO 500GB」をレビュー
・KabyLakeからサポートされる「Intel Optane Technology」とは
さらに電源も高効率GOLD認証のCoolerMaster製「V750 Semi-Modular」です。
この電源ユニットはロングセラーな製品でユーザーも多く、電源ユニットという安定性を求められるパーツとしては非常に安心感があります。
GTX 1070はかなり省電力性能に優れたグラボなのでマルチGPUでも700~800Wの電源容量があれば十分安定動作可能になっています。GTX 1080やTITAN X PascalもシングルGPUならデフォルトの電源で問題ありません。
GTX 1080かTITAN X PascalでマルチGPUにアップグレードを予定するなら電源容量1000W以上の電源ユニットにカスタマイズするのがお勧めです。
将来を見据えた高い拡張性を誇るPCケース
そして最後にして「サイコム G-Master Hydro Z270」の最大の売りは国内外で空冷から水冷まで幅広い支持を受けるPCケース「Fractal Design Define R5」を採用しているところです。ただでさえ完成度の高いPCケースですがサイコムオリジナルのトップパネル用マグネット防塵ダストフィルターが付属します。「Fractal Design Define R5」は上でも書いたようにロングセラーで多数の自作PCユーザーから圧倒的と言っても過言ではない高評価を得ています。
裏配線も完備でボトムの防塵フィルターも取り外しと洗浄が非常に容易です。
自作例もググれば腐るほど出てくるのでそれらを参考に非常に自由度の高いカスタマイズが可能です。
国内でも詳細なレビューとり揃っているので必要な情報はほぼ全て網羅されています。
・エルミタージュ秋葉原 – これで全てが分かる。Fractal Design「Define R5」徹底解説
・Fractal Designの静音ケース「Define」が進化、さらに静かに - AKIBA PC Hotline!
・【Fractal Design】DEFINE R5 レビュー - 趣味の工房
転載元:http://www.overclock.net/t/838683/fractal-design-case-club/13820#post_24874899
Define R5ならおしゃれ&ハイスペな本格水冷もできる
将来的には本格水冷に挑戦したい!という方にも前例が大量にあります。ラジエータの積載可能数とサイズも公式が紹介しているのでわかりやすいです。
転載元:http://www.overclock.net/t/1558124/project-indigo-define-r5-watercooled-mod/10#post_24316326
国内でも本格水冷化したレビューさんがいるのでこちらも非常に参考になりますよ。
・fractal design PCケース「Define R5」レビュー(実勢価格判明,追記12/2) | おもひでほろほろ
(下画像転載元)
まとめ
ということで当ブログの管理人のBTO PC一押しは「サイコム G-Master Hydro Z270」でした。完全に一から自作するのは敷居が高いというユーザーはまずBTOから入るのもありですよ。サイコム G-Master Hydro Z270
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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