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FTW2やSC2に搭載されるEVGA新型クーラー&冷却技術「iCX」についてEVGAから正式発表がありました。GTX 1080、GTX 1070、GTX 1060のACX3.0クーラー搭載機種はいずれも新型iCXクーラーを搭載した新モデルが発表されています。
GTX 1080/1070のオリファンモデルのVRM電源周りの発熱問題でかなりイメージの悪化してしまったEVGAですが、転んでもタダでは起きないを地でいく感じで、FTW2やSC2に搭載のEVGA新型クーラー「iCX」がかなり良さげです。
新型クーラー「iCX」公式ページ:www.evga.com/articles/01084/
アップグレードプログラム(アジア):http://asia.evga.com/icxupgrade/
「iCX」搭載モデルアップグレードプログラムについて
従来機種からiCXクーラー搭載新モデルへのアップグレードプログラムも実施されます。
従来機種のユーザーがEVGA公式で製品登録をしている場合、100ドル支払うことで新型iCXクーラーを搭載した新モデルと交換可能なプログラムになっており、2月12日から2月28日までの期間限定になるようなのでお見逃しのないように注意してください。
【追記2】EVGAアジアのアップグレードプログラムは申し込み可能みたいです。
アップグレードプログラム(アジア):http://asia.evga.com/icxupgrade/

アップグレードの対象機種とアップグレード後の製品は次のようになっています。

アップグレードプログラムのホームページに書いてある手順を簡単(てきとう)に訳しました。
手順6の支払い完了まではプログラム参加申請をしてもいつでも辞退できるようです。交換や手続きの順番は完全に申請順なので早く交換して欲しいひとは早く申請するようにとのこと。
- EVGAのアカウントでログイン
- 所有している従来モデルを製品登録
- アップグレードプログラムのホームページ(http://asia.evga.com/icxupgrade/)で登録作業を行う。交換したいグラボ(2.で製品登録したやつ)と利用規約のチェックボックスにチェックを入れて「REQUEST」のボタンを押すだけ。
- EVGA公式からのプログラム参加承認を待つ
- EVGAから承認されると規約の確認メールが届く
- 承認から7日程でプログラム費用(返送料込み)の100ドルの支払い案内が届く
- 支払い完了後14日以内に指定の場所へ交換前のグラボを発送する(アジアの場合は多分中国宛てなので郵便局のEMSを使えばOK)。発送するグラフィックボードは可能な限り購入時の状態に戻す。捨ててしまっている場合はおそらくパッケージとかはなくても大丈夫。最低限グラフィックボードにGPUクーラーがちゃんと付いていて正常に動作すれば文句は言われないはず。
- EVGAに交換前グラボが届くとEVGAから受領のメールが届く。
- 交換前グラボが問題なく承認されると、交換用のiCX対応グラボが自動的にアカウントに製品登録される
- あとは新品が届くのを待つだけ。
EVGA新型クーラー「iCX」搭載モデルの特徴
EVGA新型クーラー「iCX」搭載新モデルでは従来のGPUコアだけの温度をチェックするというのをやめでグラフィックボード基板上に9個の温度センサーを設置しMCUが温度に異常がないかチェックするようにPCB基板に改良が加えられています。ただSC2はリファ基板なのでFTW2専用の改良でしょうか。SC2でどうなっているのかが気になります。
EVGA Precision上から各センサーの温度が確認できるようです。

GPUクーラー横のロゴプレートにGPUコア、VRAM、VRM電源部分の温度状況を知らせるRGB LEDのインジケーターが埋め込まれています。

GPUクーラーのデュアルファンは独立動作するようになっており、GPU温度が高いときは左側のファンが、VRM電源やVRAMの温度が高いときは右側のファンが高速に回転するようです。

ヒートシンクの放熱フィンの形状も変更が加えられています。

ミドルプレートとバックプレートはダイカストで製造されており寸法精度も高く、基板上の各コンポーネントと精密に接触するとのこと。またミドルプレートのVRM電源部分には放熱面積を広げるピンが付いており従来のミドルプレートよりも放熱性能がアップしています。

こちらの海外レビューでは早速FTW2が分解されていますが、サーマルパッドの数やミドルプレートの表面の凹凸など旧モデルからの改善が一目瞭然です。
ソース:http://www.gamersnexus.net/hwreviews/2799-evga-gtx-1080-ftw2-sc2-icx-in-depth-thermal-analysis



SCとSC2を比較すると数度ずつ各所の温度は下がっているようです。

あと万一、温度が上がりすぎても発火しないようにヒューズも設置したそうな。

(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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