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SilverStone社から「RGB 4PIN LEDテープ SST-LS02」、「LEDコントロールボックス SST-LSB01」、「汎用4PINのRGB調光に対応したファングリル FG121 / FG141」をご提供いただけたので、SilverStone製LEDイルミネーション関連オプションパーツを使ったASUS AURA Syncなど各社マザーボードのLEDイルミネーション同期操作機能の拡張についてレビュー企画を行っています。

今回はSilverStone製LEDイルミネーション関連オプションパーツのレビュー第2弾ということでLEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」についてご紹介します。

製品公式ページ:
コントロールボックス:http://www.silverstonetek.com/product.php?pid=729&area=en
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LEDコントロールボックス SST-LSB01 レビュー
LEDコントロールボックス「SST-LSB01」をチェックしていきます。パッケージを開くとLEDコントロールボックス SST-LSB01本体と付属品がプラスチック製のスペーサーに収められていました。LEDコントロールボックス本体の周りにあるのは「SilverStone SST-LS02」と同じLEDテープで、SST-LSB01には2本付属します。コントロールボックス「SST-LSB01」には「SST-LS02」と同じLEDテープも付属するのでコントロールボックスのみを購入しても使用可能です。

SilverStone SST-LSB01に付属するLEDテープと延長分岐ケーブルの2セットについては、SilverStone製LEDイルミネーション関連オプションパーツのレビュー第1弾で紹介した「SilverStone SST-LS02」と同じものなのでこれらについての説明は省略するので詳しくは下の記事をご覧ください。
・ディフューザー付きLEDテープ「SilverStone SST-LS02」をレビュー

SilverStone SST-LSB01にもL独自端子(オスとメス)&汎用端子(メス)を備えた延長分岐ケーブルが2本付属します。写真中央のケーブルはコントロールボックスとマザーボードのLEDヘッダー用の接続ケーブルです。

延長分岐ケーブル2本はLEDテープとコントロールボックスを繋ぐための延長ケーブルとして使用するものなのですが必要ない汎用4PINの分岐が邪魔です。SST-LS02と同じものを同封してコストを削減しているのはわかりますが、ちゃんとストレートの延長ケーブルを同梱して欲しいというのが正直なところです。SST-LS02側もストレートの延長ケーブルと汎用4PIN変換ケーブルのみで分岐ケーブルは別売りオプション扱いで良いと思います。
LEDコントロールボックスのICでLEDイルミネーションを操作する場合は付属のケーブルを使用して4PINペリフェラルから取得します。マザーボードの同期操作機能を使用する場合はSST-LSB01はただのハブになるので4PINペリフェラルから電源を取る必要はありません。

その他の付属品は簡単な多言語マニュアルとコントロールボックス設置用のマジックテープでした。


付属品のチェックはこの辺りにしてLEDコントロールボックス「SST-LSB01」本体を見ていきます。
コントロールボックス本体の外観は何の変哲もないプラスチック製の箱です。

下画像のスイッチを切り替えることでコントロールボックスに繋がれたLEDテープの操作方法を「コントロールボックス備え付けのIC」もしくは「マザーボード」からの入力の2つのどちらかに切り替えることができます。

コントロールボックスの左側面には電源端子、マザーボードからのLED操作入力端子、スイッチ用端子が設置されています。電源端子は上で紹介した4PINペリフェラル電源ケーブルを接続します。マザーボードからのLED操作入力端子はLEDテープ同様に専用の延長分岐ケーブルを使用してマザーボードと接続することで、マザーボードからの操作入力をコントロールボックスに繋がれたLEDテープ全てに送って同期操作するための端子です。スイッチ用端子はPCケースのリセットスイッチなど普段使用しないスイッチを繋ぐことでコントロールボックス備え付けのICによるLEDイルミネーションの即席スイッチとするための端子になっています。

コントロールボックス本体には8基のLEDテープ用端子が用意されています。



コントロールボックス固定用にマジックテープのシールが付属していましたが、コントロールボックス内部にはマグネットが埋め込まれているのでスチール製のPCケースであればコントロールボックス内のマグネットで簡単に固定できます。

SST-LSB01の内蔵ICでLEDイルミを操作してみる
LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」に内蔵されたICを使って、コントロールボックスに接続されたLEDテープを操作してみます。今回の動作検証では写真が撮りやすいので、4PINペリフェラルに給電可能なACアダプタを使って「SilverStone SST-LSB01」を動かしてみました。

SilverStone SST-LSB01の内部ICでLEDイルミネーションを操作する場合はPCケースのResetスイッチなど普段使用していないスイッチを使用するようにマニュアルには記載されていますが、自作PCの検証用パーツとして販売されている2端子スイッチで問題なく動作します。PCケースに空きスイッチがない場合もあるのでこの手の簡易スイッチも同梱するかコントロールボックス自体に外部スイッチと併用可能なスイッチがあってもいいのではないかなと思いました。

スイッチを押すことでLEDイルミネーションの発光カラーや発光パターンを変更できます。またLEDイルミネーション点灯時に4秒間の長押しをすることで消灯も可能です。
コントロールボックスの内部ICで選択可能な発光カラーは白、赤、青、緑、黄色、水色、紫の7色です。







発光パターン(カラー)には「Static(固定色発光:白、赤、青、緑、黄色、水色、紫)」、「Breathing(ゆっくり明滅:白、赤、青、緑、黄色、水色、紫)」、「Breathing Cycle(ゆっくり明滅しながら発光カラーがサイクル)」、「Color Cycle(7色が順番にサイクル)」、「消灯」の7+7+1+1+1の計17種類があり、スイッチを押すごとに変わっていって消灯のあとはStaticの白に戻ってループします。
「Breathing(ゆっくり明滅)」 動画では小刻みに明滅して見えますが肉眼ではなめらかに変化しています。
「Breathing Cycle(ゆっくり明滅しながら発光カラーがサイクル)」
「Color Cycle(7色が順番にサイクル)」
SilverStone SST-LSB01は内部ICによるLEDイルミネーションの操作だけでなく、ASUS AURA Syncなど200シリーズマザーボードから各社が本格的に参入しているRGB LEDテープなどに使用される汎用4PINヘッダーに対応したLEDイルミネーション調整機能にも対応しています。コントロールボックスのスイッチをICからMBに変更してマザーボードの汎用LEDヘッダーとコントロールボックスを専用ケーブルで繋ぐだけなので使い方も簡単です。


SilverStone SST-LSB01でコントロールボックスのスイッチをマザーボードに切り替えると4PINペリフェラルからの給電は全てカットされて、マザーボードの4PINヘッダーからの給電によってコントロールボックスに接続されたLEDイルミネーション機器は発光します。この場合の給電能力(接続能な機器数)についてはマザーボード次第なので各社のマザーボードの仕様を確認してください。
ASUS AURA SyncのLEDヘッダーは「定格最大12V、2A、最長2mまで」となっています。「SST-LS02」の1本あたりの定格は12V、0.12Aなので8本ハブに繋いでも問題ないはずです。
ひとまずASUS ROG MAXIMUS IX FORMULAのLEDヘッダーについてはSilverStone SST-LSB01をハブにして4本のLEDテープ「SST-LS02」を問題なく点灯させることができました。

LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」を使用することでPCケース内を綺麗に照らすことができます。

LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」の機能的には現状でも完成しているのですが、欲を言えばスイッチをIC、MBに加えてHB(Hybrid)を追加して、
・長押し4秒消灯でさらに4秒長押しすることで「IC←→MB」の切り替え
・MB時も4PINペリフェラルから電源供給可能
の機能が組み込まれているとさらに良かったとも感じました。
SilverStone SST-LS02のレビューまとめ
最後にLEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」について所感を箇条書きにします。「SilverStone SST-LS02」と同等品も付属しているので「SilverStone SST-LS02」のレビューのまとめも一部含みます。良いところ
- LEDテープはディフューザー付きなのでLEDの光を均一かつ広範囲に届けることができる
- ASUS AURA Syncのピンアサイン[VGRB]とLEDテープが一致している
- ハードウェアスイッチでICとMBの操作モードを変更可能
- PCケースのResetスイッチ等使用していないスイッチでICモードを操作可能
- ICモードでも16種類の豊富なLEDカラー・パターンがあり、長押しで消灯が可能
- マザーボード搭載のLEDイルミ調整機能の4PINヘッダーのハブとして使用できる
- コントロールボックスにはマグネットが内蔵されておりPCケースへの設置が簡単
- LEDテープのマグネットが両端だけなので吸着力が弱い (マグネットシールの別途購入を推奨)
- LEDテープ両端のケーブル部分が長くて邪魔
- 汎用4PIN分岐のある分岐ケーブルが延長ケーブルとして付属している。
- 簡易スイッチの付属かコントロールボックス自体に外部スイッチと併用可能なスイッチが欲しい
- 操作モードにはIC、MBに加えて、
・長押し4秒消灯でさらに4秒長押しすることで「IC←→MB」の切り替え
・MB時も4PINペリフェラルから電源供給可能
の機能があるHB(Hybrid)を追加した後継機にも期待
LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」に付属するSilverStone製のRBG LEDテープ「SilverStone SST-LS02」は、ピンアサインがASUS AURA Syncと一致しているので延長・分岐などのイルミネーションの拡張が容易で、LED部分には白色のディフューザーが付いているので光が綺麗に拡散してPCケース内を均一・広範囲に照らすことができます。
マグネットが弱い、LEDテープ両端のケーブル部分が邪魔など細かい欠点もあるものの、国内で入手可能な自作PC関連パーツメーカーから販売されている数少ない汎用性のあるLEDテープなのでLEDテープについて調べるのは面倒だから簡単に導入したいというユーザーにとってはありがたい製品だと思います。
そんなLEDテープのマザーボード操作用のハブとしての利用だけでなく、内部ICによる独立操作も可能なLEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」は、上でも紹介したように単独でも7色の発光カラーと4種の発光パターンを組み合わせた全16種類の豊富なモードを備えています。PCケースのリセットスイッチ等普段使用しないスイッチをLEDイルミネーションの操作用スイッチとして流用できるのも魅力的で、スイッチ長押しで消灯できる辺りも隙のない製品です。
ASUS AURA SyncなどLEDイルミネーション機能に対応したマザーボードと組み合わせるのはもとより、そういった機能のないマシンで手軽にLEDイルミネーションを導入したいユーザーにとっては、対応LEDテープの付属するLEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」は非常に魅力的な製品だと思います。
以上、LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」のレビューでした。

続きはこちら。
・RGB 4PIN対応ファングリル「SilverStone FG121 / FG141」をレビュー

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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MBやグラボは各社特色があるけど、
表現の幅は広がるのかな。
話は変わりますが、
このコントローラーは5インチベイに収まりますか?
配線はケース外に引っ張るのかな。