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SilverStone社から「RGB 4PIN LEDテープ SST-LS02」、「LEDコントロールボックス SST-LSB01」、「汎用4PINのRGB調光に対応したファングリル FG121 / FG141」をご提供いただけたので、SilverStone製LEDイルミネーション関連オプションパーツを使ったASUS AURA Syncなど各社マザーボードのLEDイルミネーション同期操作機能の拡張についてレビュー企画を行っています。
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今回はSilverStone製LEDイルミネーション関連オプションパーツのレビュー第1段ということでRGB 4PIN LEDテープ「SilverStone SST-LS02」についてご紹介します。同製品はASUS、MSI、GIGABYTEのLEDイルミネーション機能との互換認証がなされているのが特徴です。
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製品公式ページ:http://www.silverstonetek.com/product.php?pid=716&area=en




SilverStone SST-LS02 レビュー

では早速SilverStone製のRGB LEDテープ「SST-LS02」をチェックしていきます。
製品のパッケージは付属クーラーなしのIntel CPUパッケージよりやや小さい大きさでした。
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パッケージを開くとLEDテープ2本が巻かれた状態でパッケージ内に収められています。
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SST-LS02には1パッケージにLEDテープと延長・分岐ケーブルのセットが2組入っています。
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LEDテープ本体はケーブル部分を含めて50cm、LED部分は30cmでした。コネクタからケーブルまでが両端に10cmずつあるのは邪魔でした。個人的にはLEDテープの両端はすぐにコネクタでもいいと思います。
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LED素子は30cmの区間で18球、表面には白色半透明のディフューザーとなるビニールがあります。
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ディフューザーがあるのでLED球のある部分から光が拡散しやすくなっています。
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LEDテープのPCケースの固定方法は両面テープとマグネットの2種類が採用されています。両面テープ、マグネット共にデフォルトでLEDテープに張り付けられています。
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マグネットについては両面テープ部分とLED部分の端(ケーブル部分との境界)に設置されています。ただし長短のマグネットは強いのですが、両面テープ部分のマグネットは弱いのでケーストップに張り付ける際などは中央部が垂れるかもしれません。マグネットで固定したい場合は、両面テープ部分のマグネットを剥がして、個別にマグネットシールを張り付けたほうがいいと思います。
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LEDテープのPINアサインはRGBの4PINですが端子は独自コネクタが採用されています。LEDテープの末端にはオス・メスコネクタがそれぞれついておりLEDテープの連結できます。公式の仕様によると5本までの連結が可能となっています。
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SST-LS02にはLEDテープだけでなく独自コネクタのオス、独自コネクタのメス、汎用コネクタのメスの3端子がある延長分岐ケーブルも付属するのでこれを使用することで各社のマザーボードのLEDイルミネーション調整機能と互換になります。個人的には付属ケーブルは、ストレートの延長ケーブルと汎用4PIN変換ケーブルの2本にして分岐ケーブルは別売りオプション扱いで良いと思いました。
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右側の汎用4PINコネクタをマザーボードの4PIN LEDヘッダーに接続します。
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専用コネクタは接続向きが固定なので大丈夫だと思いますが、汎用コネクタについては物理的には逆向きで接続できてしまいます。DC12Vの端子は矢印マークがついているので向きを間違えないよう注意してください。
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専用の変換ケーブルを使用するのが推奨ですが、非公式な接続方法としては、国内通販で購入可能な汎用品の「オス型アダプタ」を間に挟むことで汎用4PINのメスと独自コネクタのメスを接続できます。汎用品同士の接続よりは弱いですが、自然に抜けるほどではないので実用上は問題ないと思います。
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ASUS AURA Sync対応のLEDイルミネーション用端子に使用できるケーブルとして、国内の通販で「延長ケーブル」「2分岐ケーブル」「3分岐ケーブル」なども普通に販売されているので、これらを使用することでLEDテープの延長や分岐のレイアウトも自由に行えます。

4PIN RBG LEDの製品はRGBのピンアサインの順番が製品によって異なるため、ものによっては適切に変換を噛ませないと正常に同期して発光させることができません。
「SilverStone SST-LS02」のピンアサインについてはASUSの[VGRB]と一致しているので、AURA Syncを使用したLEDイルミの同期は変換なしで正常に動作します。
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ピンアサインが異なる製品が混じると変換ケーブル挿入箇所によっては延長や分岐がややこしくなるのでピンアサインが統一されているのは非常にありがたいです。


SilverStone SST-LS02(左)とCableMod製LEDテープ(右)で発光の違いを比較してみました。
SilverStone SST-LS02にはLEDの発光を拡散するディフューザーが付いているので光が柔らかくなりケース内全体へ光が届きやすくなります。LEDテープを入れ替えただけですが、SST-LS02のほうが広範囲へ均一に光が届いているのでPCケース内を明るく照らせているのがわかると思います。
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SilverStone SST-LS02のレビューまとめ

最後にディフューザー付きLEDテープ「SilverStone SST-LS02」について所感を箇条書きにします。

良いところ
  • ディフューザー付きなのでLEDの光を均一かつ広範囲に届けることができる
  • ASUS、MSI、GIGABYTEのM/BのLEDイルミ調整機能の互換認証を取得している
  • ASUS AURA Syncのピンアサイン[VGRB]とLEDテープが一致している
  • 汎用4PINに互換の延長分岐ケーブルが付属
  • LEDテープ側のメスコネクタは汎用オスアダプタを使用することで汎用メスと接続可能(非公式)
  • マグネットと両面テープによる固定に対応
悪いところor注意点
  • マグネットの吸着力が弱い (マグネットシールの別途購入を推奨)
  • LEDテープ両端のケーブル部分が長くて邪魔
  • 個人的には付属ケーブルについてはストレート延長ケーブルと汎用4PIN変換ケーブルのみで十分
    分岐ケーブルは別売りオプション扱いでもいいと思う

SilverStone製のRBG LEDテープ「SilverStone SST-LS02」は、ピンアサインがASUS AURA Syncと一致しているので延長・分岐などのイルミネーションの拡張が容易で、LED部分には白色のディフューザーが付いているので光が綺麗に拡散してPCケース内を均一・広範囲に照らすことができます。
マグネットが弱い、LEDテープ両端のケーブル部分が邪魔など細かい欠点もあるものの、国内で入手可能な自作PC関連パーツメーカーから販売されている数少ない汎用性のあるLEDテープなのでLEDテープについて調べるのは面倒だから簡単に導入したいというユーザーにとってはありがたい製品だと思います。
ASUS AURA Sync等マザーボードの同期操作機能でPCケースを照らすためのLEDテープとしては使いやすい製品なので「SilverStone SST-LS02」はおすすめだと思います。


以上、ディフューザー付きLEDテープ「SilverStone SST-LS02」のレビューでした。
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続きはこちら。
LEDコントロールボックス「SilverStone SST-LSB01」をレビュー
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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