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3月6日に発売開始のFinal Fantasy XV(ファイナルファンタジー15) PC版「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION(ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション)」は、Amazonやヨドバシカメラなど多数のネットショップでパッケージ版が販売され、同時にSteam、Origin、Windowsストアの3つのDRMでダウンロード版が販売されます。
Final Fantasy XV自体は国内のビッグタイトルではあるものの、日本のPCゲーム市場は比較的小さく「Staem、Origine、なにそれ?」という人も少なくないと思うので、FF15のPC版である「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション」はパッケージ版とダウンロード版のどちらを買うのがいいかをご紹介します。
Final Fantasy XV PC版が快適に動く環境は?
「パッケージ版とダウンロード版のどちらを買うのがいいか」を解説する前に、まずそもそも自分のPCでファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションが動くか心配という人も少なくないと思うので簡単に説明をしておきます。ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションの公式推奨動作環境は次のようになっています。Final Fantasy XV PC版 推奨動作環境 |
|||
必要動作環境 |
推奨動作環境 | 4K HDR 推奨動作環境 |
|
CPU | Intel Core i5-2500 (4コア4スレッド) AMD FX-6100 |
Intel Core i7-3770 (4コア8スレッド) AMD FX-8350 |
Intel Core i7-7700 (4コア8スレッド) AMD Ryzen 5 1600X (6コア12スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 760 NVIDIA GeForce GTX 1050 AMD Radeon R9 280 4GB VRAM以上 |
NVIDIA GeForce GTX 1060 AMD Radeon RX 480 6GB VRAM以上 |
NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti |
RAM | 8GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 100GB以上 |
155GB以上 |
|
OS |
Windows 7,8.1,10 (64-bit必須) | Windows 10 64-bit |

まず推奨動作環境のGPUの項目に書いてある「NVIDIA GeForce GTX 1060」や「AMD Radeon RX 480」ってなに?という人のパソコンでは9割がた動作しないと思ってください。
Final Fantasy XV PC版に対応可能な性能を有するPCは、ビデオ編集や3D CGをがっつり扱っている人でもなければPCゲーム用にPCを買おうと思わない限り、遭遇することはない類のPCです。GTX 1060やRX 480と聞いてピンとこない人は概ねFinal Fantasy XV PC版のために新しくPCを購入するか、グラフィックボードを増設する必要があると考えてください。
ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションを快適にプレイ可能な動作環境についてはこちらの記事で予算やスペックに合わせて紹介しているので参考にしてください。
・Final Fantasy XV PC版におすすめなグラボやPCは?

なおグラボの換装についてはこちらの記事を参考にしてください。グラフィックボードの寸法に関する注意事項や補助電源などについても説明しています。こちらの記事を読んでグラフィックボードの増設が無理そうだな、と思ったら素直にゲーミングBTO PCを新調するのがおすすめです。
・【できる!グラボ交換】 グラフィックボード・ビデオカードの増設・換装の方法

・おすすめBTO PCまとめ。予算・性能別で比較。カスタマイズ指南も

Final Fantasy XV PC版のパッケージ版とダウンロード版の共通点と相違点
さて本題の「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションはパッケージかダウンロードどちらを買うべきか?」に入ろうと思います。まず大前提として一口にパッケージ版とダウンロード版と言っていますが、実際にはダウンロード版にはゲームクライアント(Windows上でゲームのライセンスを管理するソフト)として、SteamとOriginとWindowsストアの3つが存在します。いずれも各種ゲームクライアント上でクレジットカード等を使用してライセンスを購入します。



またこれら3つのダウンロード版にはそれぞれゲーム内で使用できるオリジナル特典が予約購入および先行購入の特典として付属します。
ストア | 予約特典 |
Microsoft ストア | 「FFXV バトルアップグレードパック」 バトルをより優位に、より爽快にお楽しみいただける 強力なアイテムが入ったパックです。 |
Steam | 「FFXV バラエティT シャツパック」 ノクティスたちが装備できる衣装数点が入ったパックです。 |
Origin | 「FFXV レガリアステッカーパック」 ノクティスたちが乗る車「レガリア」に貼れる ステッカー数点が入ったパックです。 |

そしてAmazonやヨドバシカメラなど通販や店頭で購入できるパッケージ版はSteam用シリアルコードが付属する製品になっており、Steamのダウンロード版同様にSteamのゲームクライアントソフトが必要になります。そのため実際のゲームプレイにおいては『パッケージ版=Steamダウンロード版』となります。
Amazonギフト券が使える以外はSteam公式で購入するのと違いはありませんが、Steam用DLコードもAmazonで購入することができます。
ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションのパッケージ版やAmazonで購入したダウンロード版は次の手順でSteamにおいて有効化することができます。
まず最初にSteamゲームクライアントをインストールします。Steamゲームクライアントはこちらの公式サイトからダウンロードが可能です。Steamのインストールはゲームが届く前に行えるので事前に導入しておくと発売日にゲームのインストがスムーズに行えると思います。

パッケージ版の場合は上でダウンロードとインストールをおこなったSteamゲームクライアントにてシリアルコードを認証(Steamアカウントとの紐付け)する必要があります。一度認証してしまえばSteamクライアント経由でネット回線を使用したダウンロードからのインストールが可能です。パッケージ版であっても一度、Steamでシリアルコードを認証してしまえばゲームディスクを使う必要はありません。もちろんディスクを使ってインストールも可能です
パッケージ版のシリアルコードの認証方法も簡単です。クライアントのトップメニューの「ゲーム」→「Steamでアイテムを有効化する」を選択します。

そうすると次のようなウィンドウが表示されるので、パッケージ版に同封されているシリアルコード用紙に記載されたシリアルコードを入力するとゲームがSteamクライアント内で有効化されます。

有効化されたゲームは通常自動でダウンロードからインストールが始まりますが、自動でインストールが開始しない場合は、「ライブラリ」から「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション」の右クリックメニューのインストールを選択します。

以上のように一度Steamで認証作業を行ったゲームはダウンロードからのインストールができて、これはパッケージ版とダウンロード版の両方で可能です。
Final Fantasy XV PC版はパッケージ版とダウンロード版どっちを購入すべき?
「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションはパッケージかダウンロードどちらを買うべきか?」のまとめに入ります。パッケージ版の場合はゲームディスクが存在するので、DVDドライブを利用して一部データはネットワークを介さずにインストール可能になります。光回線を契約していなかったりネット回線が弱い場合はゲームディスクを使って一部データをインストールできるのはパッケージ版のメリットかもしれません。ただし「ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション」はゲームデータが100GBを超えるようなのでプレイするのであれば光回線の開設を強く推奨します。
注意事項として最近のPCゲームは、PS4などのコンソール機と同様に発売日直後に数GBの巨大な修正パッチや追加要素のダウンロードが追加で必要になる可能性があります。この点はFinal Fantasy XV PC版でも同様と思われるので、ネットワークを使わずにインストールできるという利点は発売日直後のみであるという可能性があり、結局ディスクを使っても2度手間になるだけになる場合もあります。
あとパッケージ版とは言いますが、PS4やXBOX ONEのゲームディスクと異なり、PC版のパッケージはゲームディスクではなくむしろSteamのシリアルコードが本体であって、シリアルコードは自身のSteamアカウントと紐付けされるので中古販売は基本的に一切不可能です。
あとごくまれな例ですが、ダウンロード版のシリアルコード配布が発売日から遅れるということはほぼありえませんが、パッケージ版の場合は発売日に配達されないという可能性もあります。
「Steamゲームクライアントは必須」「結局ゲームのインストールには数10GB以上のダウンロードが必要」「プレイ後に中古で売れない」「オリジナル特典が付属しない」といった事情を考えると、ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディションに関してはあえてパッケージ版を選ぶ意味はないと思います。コレクション的にゲームディスクが欲しいのであれば買ってもいいかなといったくらいかと。
それではパッケージ版ではなくダウンロード版を購入するとしてSteamとOriginとWindowsストアの3つのどれを選ぶべきかが問題になります。
まず上でも紹介したように各DRMにおいて予約購入や早期先行購入をするとゲーム内で使用できるオリジナル特典が貰えます。

また下のテーブルに各DRMを使用するメリットとデメリットを簡単にまとめました。
SteamとOriginは傾向が似ています。Steamの方が販売ゲームも多く国内では普及しているので、すでにOriginを使っていてSteamは使っていないユーザー以外はSteamでいいと思います。
一方、WindowsストアはWindows標準のDRMなのでPCゲーム初心者は選びがちかもしれませんが、MODへの対応や再ダウンロードの手間を考えると非独占タイトルでの利用はあまりおすすめできません。
各DRMのメリット・デメリット | ||
DRM | メリット | デメリット |
Steam | ・MODへの対応が容易 ・差分ファイルのダウンロードによる再インストールが可能 ・ダウンロード済みゲームフォルダの確認がOriginよりも速い ・販売ゲームがOriginよりも多い |
・ゲームクライアントを個別にインストールする必要がある |
Origin | ・MODへの対応が容易 ・差分ファイルのダウンロードによる再インストールが可能 |
・ゲームクライアントを個別にインストールする必要がある |
Windows ストア |
・ゲームクライアントがOSに統合されているのでゲーム購入とインストールが簡単 |
・ゲームファイルに独自の暗号化がされているのでMODに対応できるか不明 ・再インストールの際は0からダウンロードをやり直す必要がある |
以上を考慮してダウンロード版についてはどうしても各DRMのオリジナル特典が欲しいといったこだわりがないのであれば、MODへの対応も容易であり、ダウンロード済みゲームフォルダを利用した再インストールも速いので、Steam版の購入がおすすめです。管理人もSteamで予約しました。
Steam販売ページ:https://store.steampowered.com/app/637650/FINAL_FANTASY_XV

クレジットカードを利用できない等の理由があり、またオリジナル特典が不要であれば、中身はSteamダウンロード版と同等なパッケージ版でもいいと思います。
ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション パッケージ版
スクウェア・エニックス
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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