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前世代上位クラスRTX 2070並みの性能を実現しながら、高コストパフォーマンスで幅広いPCゲーマー層にマッチするミドルクラスGPU「NVIDIA GeForce RTX 3060」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。
ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。



目次


1.はじめに - GeForce RTX 3060について

2.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事

3.RTX 3060搭載のBTO PCの簡易紹介
4.RTX 3060搭載BTO PCのカスタマイズ指南

  ・CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事

5.パーツを揃えてRTX 3060搭載BTO PCを価格比較
6.おすすめRTX 3060搭載BTO PCのまとめ


付録.その他のGPU搭載BTO PCのまとめ記事



【執筆:2022年5月21日、最終更新:2022年5月21日】



はじめに - GeForce RTX 3060について

GeForce RTX 3060は、前世代同クラスのGeForce RTX 2060と比較して平均で20%程度、マイナーアップデートのRTX 2060 SUPERや上位ナンバリングの初期モデルRTX 2070と比較しても上回るという性能向上を果たしています。
GeForce RTX 3060_pefsum
具体的な性能としては、2020年以降の最新高画質PCゲームを最高画質でフルHD/60FPSで安定してプレイでき、レイトレーシング表現についてもNVIDIA独自の超解像技術DLSSを併用することでフルHD/60FPSをキープできます。
近年流行りのバトルロイヤルやe-Sports系で比較的軽量なPCゲームであればフルHD/144Hz+でプレイすることもでき、フルHD解像度のPCゲーミングに最適かつ高コストパフォーマンスなモデルです。
GeForce RTX 3060 _Performance

GeForce RTX 30シリーズのレビュー記事一覧へ
GeForce RTX 30


2020年末に発売された最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060やRadeon RX 6600 XTと同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(直接比較は無理なのでGPUスペックからの概算ですが)
21:9ウルトラワイド解像度への対応やマウス&キーボードの操作との互換性の高さなど、PCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はGeForce RTX 3060程度まで達しているので、次世代ゲーム機の性能を考えるとPCゲーミング用のBTO PCに採用するGPUはGeForce RTX 3060でも最低水準になると思います。
PS5_Xbox-SX

同ナンバリングの上位モデルGeForce RX 3060 Tiと比較すると、価格差が小さいのに性能差は大きいので、買えるならRTX 3060 Tiのほうがオススメというのが本音です。
2022年にPCゲーミング用途でグラフィックボードを新調するのであればGeForce RTX 3060やRadeon RX 6700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
RTX 3060 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
GeForce RTX 3060 Ti BTO


またRTX 3060は最新の高画質機能「Raytracing(レイトレーシング)表現」に対応しています。
レイトレーシング(Raytracing)表現では、照明や光源(エリアライト)や太陽光(グローバルイルミネーション)の影響を厳密に再現し、光の反射や透過も現実に即して忠実に描写されます。
レイトレーシングを採用したわかりやすい例としては鏡に映る反射など、視覚(視点から見た)の外にある物体もリアルに描画することができます。小さい光源や太陽光などが生み出す影が現実に対して忠実に再現されるので、画面の中に引き込まれるような奥行き、陰影を感じる映像が生まれます。
RayTracing Sample (1)
RayTracing Sample (2)
RayTracing Sample (3)
下はPS5のMarvel's Spider-Man Remasteredでレイトレーシング表現のオン/オフを比較したものですが、オフでは鏡面になっている窓ガラスにスパイダーマンの身体の鏡像がないだけでなく、風景の反射も反対側と比較してデタラメなのが一目瞭然です。
Marvel's Spider-Man Remastered_raytracing

加えてRTX 3060は近年流行りのディープラーニングによって高画質化(超解像化)する機能「NVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)」にも対応しています。
DLSSが具体的にどのように動作するか簡単に説明すると、フルHD~WQHDのリアルタイムレンダリングソースから4K映像を生み出すDLSSの原型があります。
このDLSSの原型が作り出した4K映像を、16Kなど現実的にはリアルタイムでのレンダリングが難しい超々高解像度のレンダリング結果を比較し、DLSSの原型の改良版1をNVIDIAの専用サーバーが作ります。
DLSSの原型の改良版1で再び4K映像を生み出し、16Kレンダリング結果と比較して、DLSSの原型の改良版2を生み出す……、というプロセスを何万回も繰り返すことで、ユーザーに提供される汎用の、もしくは個別ゲームタイトルに特化した専用のDLSSプロファイルが出来上がります。
NVIDIA DLSS
現在のDLSSでは16Kレンダリング結果を目標に学習が繰り返されているので、高画質アンチエイリアス技術として一般的なTAAと比較してフレームレートが大幅に向上するだけでなく、画質も改善するという一挙両得な高画質化機能になっています。
DLSS_Quality


そんな高性能GPUであるRTX3060搭載ゲーミングBTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、RTX 3060搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。



BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事

当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。
各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTO PCメーカーの特徴比較

グラフィックボードのモデル PCケース マザーボード 納期
TSUKUMO 固定 自社オリジナル 固定
(ほぼASUS or ASRock)


ドスパラ 固定 自社オリジナル
2020年最新

固定
◎:
最短当日
PCショップアーク 〇:選択可能 〇:自作PC向け 〇:選択可能

パソコン工房 固定 △:自作向けベースのオリジナル
固定

マウスコンピューター
固定 △:自作向けベースのオリジナル 固定

フロンティア
固定 △:自作向けベースのオリジナル 固定
(ほぼASUS or ASRock)


サイコム 〇:選択可能 〇:自作PC向け 〇:選択可能



ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

フロンティアのおすすめゲーミングBTO PCの選び方
Frontier Gaming BTO PC



RTX 3060搭載のBTO PCの簡易紹介

1.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer

ツクモeX.computerからはRTX 3060搭載BTO PCとして、スタンダードタワーPCの「G-GEAR」、ミニタワーPCの「G-GEAR aim」、コンパクトPCの「G-GEAR mini」、フルタワーPCの「G-GEAR neo」の4シリーズから、CPU&チップセット別でいくつかのモデルがラインナップされています。
TSUKUMO BTO _Lineup

TUKUMOのBTO PCでRTX 3060を選択できるモデルとして、Intel第12世代Core CPU&B660チップセットを採用した「G-GEAR GA5J-B221/B」と、AMD Ryzen 5000シリーズCPU&B550チップセットを採用した「G-GEAR GA5A-D221/B」などがラインナップされています。

当サイト的にオススメなのは標準でCPUにCore i5 12400を採用する「G-GEAR GA5J-B221/B」です。標準構成のGPUはRTX 3050ですがカスタマイズからRTX 3060を選択できます。
G-GEAR GA5J-B221B

同モデルはB660マザーボードとして自作PCユーザーにも定評のある「ASRock B660 Pro RS」を採用しています。電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、独自PCケースの設計が古いことを除けば、高品質なBTO PCです。なおRTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。

TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもRTX 3060搭載BTO PCが複数ラインナップされており、同社販売ページのトップではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
G-GEAR


2.ドスパラ

ドスパラからはRTX 3060搭載BTO PCとしてミニタワーPCの「GALLERIA R」シリーズからCPU別で、Core i5 12400を採用する「GALLERIA RM5C-R36」、Ryzen 5 4500を採用する「GALLERIA RM5R-R36 4500搭載」などがリリースされています。
1,2世代前のCPUですがRTX 3060との組み合わせなら十分に通用する、Core i5 10400を採用する「GALLERIA RM5C-R36 10400搭載」、Ryzen 5 3500を採用する「GALLERIA RM5R-R36 3500搭載」も価格重視なら検討してみてもいいと思います。
その他にもミドルタワーPCの「GALLERIA X/Z/U」シリーズから上位CPUのCore i7 12700を採用する「GALLERIA XA7C-R36」などもラインナップされています。
GALLERIA RM5C-R36

ドスパラBTO PCは『当日出荷可能、カスタマイズしても翌日』や『翌日出荷可能、カスタマイズしても納期そのまま』など、国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。(実際の納期はモデルや在庫状況によるので製品ページでご確認ください)

RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。

GALLERIAの新型PCケースは自作PCユーザーの目線から見ても非常に拡張性が高く、ユーザビリティーに優れた設計になっていて、見た目もスマートでカッコいいので、自作PC専用筐体を採用するBTO PCメーカーの中でも特にオススメです。





ドスパラ GALLERIAからは各種CPUや各種GPUを組み合わせたモデルが多数ラインナップされており一見して分かり難いかもしれませんが、添え字アルファベットで簡単に分類することができます。詳しくは『ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参照してください。
model_codename


3.PCショップアーク

PCショップアークでは2020年11月より同社のBTO PCブランドが「archive(アークハイブ)」へとリニューアルされました。


PCショップアーク archiveのゲーミングBTO PCは、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースをベースにして様々なモデルが展開されており、各モデルにおいてCPU・GPUなど個別のカスタマイズ自由度も高い、という特徴があります。
好みのPCケースの名前をゲーミングデスクトップPCのカテゴリ内で検索して、そこから希望のスペックにカスタマイズしていく手順がオススメです。
archive

CPUはIntel製CPUのCore i5/i7/i9やAMD製CPUのRyzen 5/7/9から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。

archiveのゲーミングBTO PCで選択可能な最新PCケースを紹介すると、「Fractal Design Torrent Compact」、「Cooler Master MasterBox CM694」、「SilverStone SG14」などがおすすめです。
archive_pc-case


4.パソコン工房

パソコン工房のゲーミングBTO PCは主に5つのシリーズが展開されています。5シリーズの中で最も一般的なモデルはミニタワーPCケース採用のLEVEL∞ M-Class、ミドルタワーPCケース採用のLEVEL∞ R-Classの2つです。
さらにコンパクトサイズなLEVEL∞ C-Class、フルタワーPCケース最上でハイスペックなLEVEL∞ G-Class、メニーコアなエンスージアスト向けCPUを搭載したハイエンドモデルLEVEL∞ F-Classがあります。
LEVEL∞_series
なお2022年最新モデルではミドルタワーPCケース採用のLEVEL∞ R-ClassのPCケースが、側面に強化ガラスウィンドウパネルを採用、内部構造がオープンレイアウトという、自作PC向けで近年流行りの設計にアップグレードされています。
LEVEL∞ R-Class_2021

パソコン工房のBTO PCでは各モデルでCPUやGPUの組み合わせが固定されていることが多いです。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。

パソコン工房のRTX 3060搭載BTO PCについては、Core i5 12400を搭載するミニタワーPC「LEVEL-M066-124-RBX」、Ryzen 5 3600を搭載するミニタワーPC「LEVEL-M0P5-R55G-RBX」、Core i7 12700を搭載するミドルタワーPC「LEVEL-R769-127-RBX-L」などがラインナップされています。
LEVEL-M066-124-RBX

なおパソコン工房のゲーミングBTO PCではラインナップの移り変わりが激しく、新製品や終売になるモデルも多いため、RTX 3060搭載BTO PC一覧ページも確認してみて下さい。
GeForce RTX 3060 BTO_PC Koubou


5.マウスコンピューター

マウスコンピューターについてはRTX 3060搭載ゲーミングBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本4ブランドから各モデルがラインナップされています。
マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、小型で若干廉価な「ミニタワー型」(PCケース詳細)、中堅モデルでスタンダード仕様の「ミドルタワー型」(PCケース詳細)、高級ハイエンドモデルの「フルタワー型」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成、さらにコンパクトキューブの「ハンドル付きミニタワー型」(PCケース詳細)の4バリエーションとなっています。
G-Tune-size
GPUとCPUの組み合わせが固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。オプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。

マウスコンピューターのRTX 3060搭載BTO PCについては、Core i5 12400を搭載するミニタワーPC「G-Tune HM-B」、Core i7 12700KFを搭載するミドルタワーPC「G-Tune HM-B (プレミアムモデル)」などがラインナップされています。
スペックから見て少し高めな価格設定で、マザーボードや電源ユニットの詳細が不明なところは少々気になります。なおRTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。

マウスコンピューターからは4シリーズを基本ラインアップとして、CPU&GPUセット別で細かく分類されたBTO PCが販売されています。詳しくは『マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方


6.フロンティア

フロンティアについてはRTX 3060搭載ゲーミングBTO PCとして基本3ブランドから各モデルがラインナップされています。
フロンティアのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、安価なエントリークラスで安価なミドルタワーケース採用の「GAシリーズ」、高性能ミドルタワー採用のスタンダードモデル「GHシリーズ」、拡張性に優れる最上位のフルタワーPC「GBシリーズ」の3バリエーションとなっています。

またゲーミングBTO PCとしてはラインナップされていませんが、比較的新しい自作向けPCケース採用で見た目にもこだわったミニタワーPCの「GKシリーズ」や、安価なミニタワーPCの「GXシリーズ」もあります。
screenshot.1622804364
2021年の最新モデルでは(下写真で左から順に)、GBシリーズにPhanteks Eclipse P500A、GHシリーズにPhanteks Eclipse P360A、GKシリーズにIn Win 301という比較的新しい自作向け製品をベースにしたPCケースが採用されているので個人的にはオススメです。
frontier_pc-case

GPUとCPUの組み合わせが基本的に固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。

フロンティアでは「RTX 3060搭載BTO PCのまとめページ」も公開されています。
ただしメーカーの傾向としてリリース直後のモデルが掲載されているだけで最新ラインナップは更新頻度が低いようです。(品切れのまままだ補充されていないだけかもしれませんが)

フロンティアでRTX 3060のような最新GPUを搭載した最新モデルを探す時は「セール・特集」のページから、希望のGPUを搭載したモデルを探すのが良いようです。
希望のモデルを探すのが少々大変ですが、その分、安価なモデルも多いようなので頑張ってみてください。
top_monthly


7.サイコム

サイコムではRTX 3060搭載のデフォルト構成モデルというものがなく、Intel第12世代Core-SシリーズCPUを搭載するミニタワーPC「G-Master Spear Z690-Mini/D4」、AMD Ryzen 5000/3000シリーズCPUを搭載するミニタワーPC「G-Master Spear X570A-Mini II」など複数のシリーズで、カスタマイズ項目からRTX 3060を選択可能になっています。
ATXマザーボードに対応したミドルタワーPCであれば「G-Master Spear Z690/D4」や「G-Master Spear X570A II」がラインナップされています。
G-Master Spear Z690-MiniD4

CPUはIntel製ならCore i3からCore i9、AMD製ならRyzen 3からRyzen 9と自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 3060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。

サイコムからは同社が独自に簡易水冷化したグラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも発売されています。(選択可能なGPUはGeForce RTX 3070以上)
空冷GPUクーラー搭載グラフィックボードを採用する一般的な同スペックGPUのBTO PCと比較して、数万円ほど高価にはなりますが、静音性は非常に優れています。
Sycom G-Master Hydro series





RTX 3060搭載BTO PCのカスタマイズ指南

一口にRTX 3060搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。
そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)

RTX 3060搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきRTX 3060を搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。

RTX 3060搭載BTO PCのカスタマイズについては、CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。

  • CPUについてはIntel製CPU(Core i5 12400など)とAMD製CPU(Ryzen 5 5600など)の2種類があります。AMD製CPUも優秀ですが、PCに詳しくない初心者は長年主流な製品という安心感もあるのでIntel製CPUを選ぶのが無難だと思います。

    RTX 3060と組み合わせるのであれば、予算を重視するならCore i5 12400(F)やCore i5 12600K、もしくは、最近はCPUを大きく使用するゲームも増えつつあるので、
    Core i7 12700(F)を選択するのがおすすめです。
    予算とも相談になると思いますが、高画質プレイ動画の録画・配信・編集もするならさらに上位のCore i9を検討してみてください。
  • システムメモリゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚でOK。
    予算に余裕がありゲーム実況や動画編集もする予定があるのであれば32GBへアップグレードしてください。
  • 電源容量はグラフィックボードにも依存しますが、通常のシングルグラフィックボード環境であれば500~700W以上なら十分です。電源容量自体はBTO PCメーカーが適切に設定してくれているはずなのであまり気にしなくて大丈夫です。
    ただし変換効率は予算が許すなら80PLUS Gold認証以上を選ぶと静音性の高い電源になる可能性が高くなります。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは500GB以上であればOKです。

    PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。システムストレージ同様にHDDではなくSSD推奨。ゲーム用ストレージの容量は可能なら1TB(1000GB)、少なくても500GBが望ましいです。1TBのSSDは1.2万円程度からでパーツのみを購入できるので各自でBTO PC購入後に増設してもかまいません。
  • マザーボードZ690とかH670とかチップセット名だけでなく「ASUS PRIME Z690-Aのように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。
    マザーボードメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板ですが、機能的にはASRockやMSIのマザーボードでも十分です。

以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。

あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows10/11 Home 64bitの一択です。(Windows10は無償でWindows11に更新できるので、OSバージョンを気にする必要はありません)


この記事では長年主流ということもあってIntel製CPUをベースに比較紹介していきますが、AMD Ryzen 5000シリーズCPUと最新グラフィックボードを組み合わせたゲーミングBTO PCについてはこちらの記事で解説しています。
AMD Ryzen 5000シリーズCPU搭載のオススメなBTO PCを解説



CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事

グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
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パーツを揃えてRTX 3060搭載BTO PCを価格比較

上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のRTX 3060搭載BTO PCの価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成
OS Windows10 Home
CPU Core i5 12400
Ryzen 5 5600
メモリ 16GB (8GB*2)
グラボ RTX 3060
システムストレージ SSD 500GB
データストレージ なし(実際の購入に際しては
1TB以上のSSDが推奨)
電源 600~700W、Gold
その他付属品 なし

【価格比較を行う上での注意点】
・上記推奨構成のCPUを組み合わせたモデルがないメーカーでは、上位CPUを搭載したモデルで比較しています。
・ゲーム用のデータストレージは1TB(1000GB)以上のSSDがオススメですが、個別に購入しても問題ないので簡単化して、追加SSDはなしの設定で比較します。ちなみに1TBのSSDの価格相場は1.2~1.5万円程です。
・各社カスタマイズできない設定でHDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。


メーカー/型番 価格 CPU 電源 マザボ
【TSUKUMO】
G-GEAR GA5J-B221/B
18.1万円 Core i5 12400 Apexgaming AG-750M
750W
Gold
ASRock B660 Pro RS
ATX
【ドスパラ】
GALLERIA RM5C-R36

19.5万円 Core i5 12400
SilverStone SST-ST75F-GS
750W
Gold
B660
MicroATX
(詳細不明)
【ドスパラ】
GALLERIA RM5C-R36 10400搭載

14.9万円 Core i5 10400
650W
Bronze
(詳細不明)
B660
MicroATX
(詳細不明)
【PCショップアーク】
arkhive Gaming Custom FTC

22.0万円 Core i5 12400 SilverStone SST-ET650-HG-Rev
650W
Gold
ASRock B660 Pro RS
ATX
【パソコン工房】
LEVEL-M066-124-RBX
LEVEL-M
16.2万円 Core i5 12400 700W
Bronze
(詳細不明)
ASRock B660M-HDV
MicroATX
(非市販品)
【マウスコンピューター】
G-Tune HM-B

19.3万円 Core i5 12400
700W
Bronze
(詳細不明)
B660
MicroATX
(詳細不明)
【フロンティア】
GAシリーズ

(FRGAH670/WS8/NTK)
16.5万円 Core i5 12400F 600W
Bronze
(詳細不明)
H670
ATX
(詳細不明)
【サイコム】
G-Master Spear Z690-Mini/D4
G-Master Spear Z690-Mini/D4
19.4万円 Core i5 12400 SilverStone SST-ET650-HG-Rev
650W
Gold
ASRock B660M Pro RS
MicroATX



おすすめRTX 3060搭載BTO PCのまとめ

構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて、RTX 3060を搭載したオススメのBTO PCはどれなのか簡単にまとめます。

当サイトの結論としてはRTX 3060搭載PCでイチオシは、Core i5 12400との組み合わせで、今回比較した機種の中では最安値だったパソコン工房の「LEVEL-M066-124-RBX」です。
なお価格優先の場合は今回の比較でほぼ最安値をマークした「GAシリーズ (FRGAH670/WS8/NTK)」のようにフロンティアの期間限定セール品もチェックしてみてください。
LEVEL-M066-124-RBX

CPUが旧世代になりますが(RTX 3060との組み合わせなら十分な性能)、さらに価格を重視するならドスパラの「GALLERIA RM5C-R36 10400搭載」を検討してみてください。
GALLERIAは『翌日出荷、カスタマイズしても納期そのまま』など、納期の早さに定評のあるところも魅力です。またBTO PC専用筐体を採用ですが、新PCケースに刷新されてBTO PC向け専用筐体ながら自作向けPCケース並みの設計になっています。
GALLERIA RM5C-R36 10400搭載

マザーボードや電源ユニットなど細かい部品にも多少こだわりたいということであれば、比較的に安価な「G-GEAR GA5J-B221/B」もオススメです。
マザーボードには自作PCユーザーにも定評のある「ASRock B660 Pro RS」を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、独自PCケースの設計が古いことを除けば、高品質なBTO PCです。
G-GEAR GA5J-B221B

PCケースも含めて構成にガチでこだわるのであれば、PCショップアークで「Fractal Design Torrent Compact」や「SilverStone SG14」といった最新PCケースをベースにした製品を探してみてください。
archive_pc-case




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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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