FF16 PC版のグラボ&CPUベンチで推奨PCを徹底解説


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イフリート、バハムートなどFFシリーズ召喚獣による映画のような大迫力バトルが楽しめる高画質RPGゲーム「FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー 16)」のPC版について最新GPUや最新CPUでベンチマーク比較してみました。
各種ベンチマーク結果から、ファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイ可能なグラフィックボードやCPUなどPCスペックを紹介します。

GPU/CPU別ベンチマーク比較や推奨動作環境をチェックしつつ、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズやAMD Radeon RX 7000シリーズなど今後の新発売ゲームにも幅広く対応できそうな最新GPUに的を絞って、ファイナルファンタジー16 PC版が快適にプレイ可能なおすすめグラフィックボードやPCスペックを紹介していきます。
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目次


1.ファイナルファンタジー16 PC版 推奨動作環境について

2.ファイナルファンタジー16 グラボ別ベンチマーク比較
3.ファイナルファンタジー16 CPUボトルネック比較


4.ファイナルファンタジー16の推奨グラボやPCは? 【PR】



ファイナルファンタジー16 PC版 推奨動作環境について

FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー 16) PC版の推奨動作環境は公式仕様として公開されています。
ファイナルファンタジー16 推奨動作環境

推奨動作環境
フルHD 60FPS
最低動作環境
1280x720 30FPS
CPU Intel Core i7-10700
AMD Ryzen 7 5700X
もしくはそれ以上
Intel Core i5-8400
AMD Ryzen 5 1600
もしくはそれ以上
GPU GeForce RTX 2080
Radeon RX 6700 XT
もしくはそれ以上
GeForce GTX 1070
Radeon RX 5700
Intel Arc A580
もしくはそれ以上
VRAM 8 GB 以上 8 GB 以上
システムメモリ
16 GB 以上 16 GB 以上
ストレージ 170GB以上、SSD推奨
Windows
Version
Windows 10/11 64bit , DirectX 12

ファイナルファンタジー16 PC版をフルHDでプレイする場合の推奨グラフィックボードはGeForce RTX 2080やRadeon RX 6700 XTとなっているので、2024年現在の現行最新GPUにおいてはGeForce RTX 4060やRadeon RX 7600(XT)といったミドルクラスの製品が該当します。




ファイナルファンタジー 16 PC版は高画質なだけあって、フルHD/60FPSでもここ1,2世代前のアッパーミドルからハイエンドのグラフィックボードが要求されるのでかなり重量級なゲームです。
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ちなみに、最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060と同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(GPUスペックから想定したざっくり評価ですが)
マウス&キーボード操作との相性などPCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はRTX 3060程度まで達しているので、これからPCゲーミング用途でグラフィックボードやゲーミングPCを新調するのであれば、GeForce RTX 4060 TiやRadeon RX 7700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
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ファイナルファンタジー16 PC版 グラボ別ベンチマーク比較

FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー 16) PC版のグラフィックボード別ベンチマーク比較の結果をチェックしていきます。

検証システムはIntel Core i9 14900K、メモリ周波数5600MHz(DDR5)に統一しています。
解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類です。超解像については全ての解像度で使用しています。NVIDIA製GPUではDLSS、AMD製GPUではFSR、Intel製GPUではXeSSを使用し、アップスケール品質はクオリティで統一しています。
各社の超解像技術次第でアップスケール品質に差があることもありますが、ソースとなるレンダリング解像度を揃えることを優先しています。
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グラフィック設定はウルトラ画質設定プリセットをベースにしています。詳細はスクショの通りですが、モーションブラーやビネットを無効にしたり、一部を変更しています。DLSS FGなど中間フレーム生成機能は使用していません。
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GPUベンチマークの測定シーンについてはアカシックドラゴンとのボス戦闘シーンを使用しています。
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2024年現在最新モデルのNVIDIA GeForce RTX 40シリーズとAMD Radeon RX 7000シリーズと、加えて比較用の旧世代を合わせて計21種類のGPUで検証しています。
GPUドライバはNVIDIA GeForce Driver 566.03、AMD Software Adrenalin Edition 24.10.1です。
GPUベンチマークの比較機種
最新 NVIDIA製GPU
最新AMD製GPU 比較用 旧世代
GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
GeForce RTX 4070
GeForce RTX 4070 SUPER
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
GeForce RTX 4080 SUPER
GeForce RTX 4090
Radeon RX 7600
Radeon RX 7700 XT
Radeon RX 7800 XT
Radeon RX 7900 XT
Radeon RX 7900 XTX
GeForce RTX 3060 12GB
GeForce RTX 3060 Ti
GeForce RTX 3070
GeForce RTX 3080 10GB

GeForce RTX 2060 SUPER
GeForce RTX 2070 SUPER

Radeon RX 6600 XT
Radeon RX 6700 XT
Radeon RX 6800 XT

そもそもグラフィックボード(GPU)の型番がよく分からない』という人は先にこちらの記事を参照してみてください。




まずはフルHD解像度におけるファイナルファンタジー16 PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
グラフィック設定はウルトラプリセットベースのほぼ最高画質設定とはいえ、NVIDIA DLSS/AMD FSRの超解像機能を使用していても、平均60FPS以上をキープできるのが、現行世代においてGeForce RTX 4060 TiかRadeon RX 7700 XT以上となっています。テスト機材がないので未検証ですが、AMD製GPUはRadeon RX 7600 XTもギリギリ行けそうです。
公式の推奨スペックの通り、GeForce RTX 2080やRadeon RX 6700 XT以上のグラフィックボードが要求されるので、『ファイナルファンタジー16 PC版はかなり重いPCゲーム』です。
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RTX 4060については53FPSくらい出ているのでアップスケール品質をクオリティからバランスに、グラフィック設定もウルトラプリセットから高プリセットに下げれば60FPS前後はいけそうですが、グラフィック設定はともかく、超解像のほうはフルHDでそこまでソース解像度を下げるの?というのが率直な感想です。
ちなみに、ミドルクラスGPUとして現在ユーザーの多そうなRTX 3060については中プリセットかつ、超解像をバランスに下げても50FPS程度でした。

あとAMD製GPUについてはFF16とは相性が悪いのか、RX 7600やRX 6600 XTなどVRAM容量が8GBのモデルの場合、フルHD解像度でもVRAM不足で大幅に性能が低下する可能性があります。
上のベンチマークでは50FPS前後になっていますが、長時間プレイするとVRAM容量の問題でフレームレートが安定しなくなる可能性もあるので注意してください。高設定プリセットベースに下げてもダメだったので、VRAM使用量が減るように中プリセット以下に下げる必要がありそうです。
RX 7700 XTなど12GB以上のモデルは4K解像度でもVRAM的には問題ありません。


ファイナルファンタジー16 PC版はNVIDIA DLSS3やAMD FSR3といった中間フレーム生成機能に対応しています。
ネイティブレンダリングで50~60FPSが安定して出せる環境であれば、これらの中間フレーム生成機能を利用することで、100FPS+のハイフレームレートの滑らかな映像でプレイできます。
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続いてWQHD解像度におけるファイナルファンタジー16 PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
WQHD解像度において快適なプレイ水準となる平均60FPSをクリアできるのは、GeForce RTX 4070かRadeon RX 7700 XT以上です。
FINAL FANTASY XVI_pc_bench_gpu_2560

最後に4K解像度におけるファイナルファンタジー16 PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
4K解像度において快適なプレイ水準となる平均60FPSをクリアできるのは、GeForce RTX 4080 SUPERかRadeon RX 7900 XTX以上となっています。
フルHD/WQHDで超解像のアップスケール品質をクオリティより下げるのはモヤッとしますが、4Kであればバランスかパフォーマンスに下げ、クオリティと見比べてみてもボケ感が気にならないのであれば、GeForce RTX 4070 Ti SUPERやRadeon RX 7900 XTも候補にしてもいいかもしれません。
100FPS~120FPS以上のハイフレームレートはGeForce RTX 4090でもネイティブレンダリングでは無理なのでDLSS3やFSR3など中間フレーム生成機能を利用してください。
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ファイナルファンタジー16 PC版 CPUボトルネック比較

FINAL FANTASY XVI (ファイナルファンタジー 16) PC版のCPU別ベンチマーク比較の結果から、CPUボトルネックが生じやすいゲームなのか、どれくらい影響があるのかチェックしていきます。

最初に公式の推奨動作環境をおさらいしておくと、CPUについては8コア16スレッドのRyzen 7 5700X等が挙げられています。Intel製CPUはCore i7 10700でやや古いCPUが挙げられていますが、Core i5 12400がRyzen 7 5700Xと同じくらいのゲーム性能です。

現在、新品のPCパーツ単体(新品)やゲーミングBTO PCとして選択できるCPUとしてはIntel第12世代CoreかAMD Ryzen 5000よりも新しく、なおかつ6コア12スレッド以上のCPUを選択するのが無難です。
2024年最新CPUで言うとファイナルファンタジー16の推奨動作環境CPUは、Intel Core i5 14400/13400(F)やAMD Ryzen 5 7600(X)が該当します。

FF14_CPU_rec

なお、第11世代Core以前のIntel製CPUやRyzen 3000以前のAMD製CPUについてはCore i5 13400/12400以下のゲーム性能となっており、Ryzen 5000も上位モデルのRyzen 7/9で同程度のゲーム性能です。


どのCPUならファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイするのに十分な性能なのか、つまりCPUボトルネックによって高性能GPUが遊ぶことがないのかチェックしていきます。
今回検証するCPUは、Intel最新世代のCore Ultra 9 285K、Core Ultra 7 265K、Core Ultra 5 245Kに加えて、まだゲーミングBTO PCで現在採用されることの多い、Core i9 14900K、Core i7 14700、Core i5 13400(14400とほぼ同性能)の6種類です。

前章のグラボ別ベンチマークではアカシックドラゴンのボス戦を検証シーンとして採用しましたが、CPU別ベンチマークでは検証シーンとしてロストウィング街中を一定コースで走るというのを採用しています。
ファイナルファンタジー16 PC版は街中などNPCが多いほうがCPUバウンドになりやすくなっています。
戦闘シーンでも同じようにCPUバウンドになるケースがないとは言い切れないので、CPU別ベンチマークにはこの検証シーンを採用しています。
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ファイナルファンタジー16 PC版のフルHDやWQHDにおけるCPUボトルネックは次のようになっています。
グラフを見ての通りですが、Core i9 14900KやCore i7 14700は平均90FPS程度出るのに対して、Core i5 13400では平均70FPS程度に制限されます。
ファイナルファンタジー16 PC版はGPU負荷が激重なだけでなく、シーンに依ってはCPUボトルネック的にもCPU要求がかなり高いゲームです。

FINAL FANTASY XVI_pc_bench_cpu_1920

高性能P-Coreが6コアのIntel製CPUでは平均フレームレートだけでなく最小フレームレート(1% Low FPS)も60FPSを割って、大きく差があるので、スタッター(瞬間的なカクツキ)の発生など映像の滑らかさにも影響が出るパターンの結果です。

一応補足すると、今回検証したのはCPUバウンドになりやすいNPCの多い街中シーンなので、FF16で特に重要な戦闘シーンにどこまで影響するか未知数なところはあります。グラボ別ベンチマークの検証シーンであるアカシックドラゴン戦だとCore i5とCore i9でもこれほど大きな差は出なかったので。
ただ推奨動作環境でも8コア以上のCPUが推奨されていますし、やはり筆者としては60~120FPS程度でもファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイするならCore i7 14700やRyzen 7 7700Xなどアッパーミドルクラス以上のCPUが推奨です。


実のところIntelの最新世代 Core Ultra 200Sはアーキテクチャを従来から大幅に刷新し、省電力性能にフォーカスした世代となっており、上の比較データの通り、ゲーム性能については第14世代Coreのほうが強かったりします。
2025年初頭にリリース予定のCPUマイクロコードのアップデートでCore Ultra 200Sのゲーム性能が改善するとの情報もありますが。


また、4Kのような高解像度ではCPUボトルネックは生じないという古い解説をするサイトも多いですが、CPUバウンドなシーンを含むゲームは年々増えています。

ファイナルファンタジー16 PC版もすでに見た通り、条件次第ではCPUバウンドなタイトルとなっており、4K解像度の60FPS程度でもCPUボトルネックでCore Ultra 9/7とCore Ultra 5で差が生じます。
最小フレームレート(1% Low FPS)も60FPSを割って差があるので、スタッター(瞬間的なカクツキ)の発生など映像の滑らかさにも影響が出るパターンの結果です。
FINAL FANTASY XVI_pc_bench_cpu_3840
DLSS3など中間フレーム生成機能(FG:Frame Generation)を使用するとCPUボトルネックは緩和されますが、Core i5 13400はやはり若干、性能低下がみられます。旧世代CPUを搭載するPCの場合は、Intel第14世代や最新のCore Ultra 200など新しいものに買い替えるのが無難です。
FINAL FANTASY XVI_pc_bench_cpu_3840-FG


CPUボトルネックについてもっと詳しく知りたい人は、PCゲーム一般の話でCore i7 14700とCore i5の比較記事など解説記事をいくつか公開しているのでこちらも参照してみてください。
当サイト的にはこれからゲーミングPCを自作もしくはBTO PCで新調する場合、Core i7 14700(F)やRyzen 7 7700X/9700Xなど最新のアッパーミドルクラスCPUがオススメです。
Core i7 and Ryzen 7







ファイナルファンタジー16 PC版にオススメなPCは? 【PR】

最後に、ファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイ可能な、オススメのグラフィックボードやCPU、ゲーミングPCスペックについて簡単にまとめておきます。

ファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイ可能なPCスペックについて箇条書きでまとめると次の通りです。
  • WQHDやフルHD・ハイフレームレートにはRTX 4070 以上
  • 4K解像度ならRTX 4080 SUPERかRTX 4090
  • CPUはCore Ultra 7(Core i7)かRyzen 7 以上

フルHD/WQHDであってもファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイしたいならGeForce RTX 4070/SUPER以上のグラフィックボードがおすすめです。
また条件次第では、CPUボトルネックもきつく、60FPS程度でも快適さを求めるならCPUにもCore Ultra 7 265K、Core i7 14700(F)、Ryzen 7 7700X/9700XなどアッパーミドルクラスのCPUが推奨されます。

コスパの高い(比較的に安価な)ゲーミングPCとして推奨されることの多いGeForce RTX 4060 TiとCore i5のようなミドルクラススペックでもフルHD/60FPSには対応できますが、そのランクのゲーミングPCを買うなら、PlayStation 5かPlayStation 5 Proを買う方がコストパフォーマンスが良いと思います。


オススメのグラフィックボードについては別の解説記事もあるのでこちらも参照してみてください。



ゲーミングPCを買うならサイコムがオススメ

ここまで解説してきた通り、当サイト的にファイナルファンタジー16 PC版を快適にプレイ可能なPCの推奨スペックは『グラボがRTX 4070以上、CPUがCore Ultra 7/i7以上』です。

当サイト的なFF16 PC版の推奨スペックであるRTX 4070以上のグラボとCore Ultra 7/i7を搭載したゲーミングPCは各社から発売されていますが、中でもサイコムのゲーミングPCがオススメです。
Sycom_2024_top

サイコムのゲーミングPCはいくつかのモデルを最初に選択することでCPU&マザーボードやPCケースサイズが大まかに決まり、そこからさらに、自作PCの部品を選ぶようにオーダーメイド感覚でBTO PCがカスタムできるところが大きな特長であり、魅力です。
自作PC向けに市販されているマザーボードや電源ユニットをカスタマイズ欄から選択できるので、BTO PCの手軽さのまま、各自お望みの自作PCライクなゲーミングPCを購入できます。
Sycom_2024_order

自作PCの部品を選ぶようにオーダーメイド感覚でBTO PCがカスタムできる”と書いたようにサイコムのゲーミングPCのカスタマイズ項目は、SSD 1TB、850W Goldなど単純なスペックではなく、市販の自作PC向けパーツを各自で選択できます。
自由度が高い分だけPC関連に疎い初心者には少し難しいかもしれませんが、マザーボード/SSD/電源ユニットなどパーツ単位で評判の良し悪しを確認できるので、細部まで満足のいく構成にしてゲーミングPCを購入できます。

またサイコムのBTO PCカスタマイズには自分で行ったカスタマイズ構成を保存・シェアする機能もあります。カスタム画面で下にスクロールしていくと、URLコピー/メール転送/Xポストのアイコンが表示されます。
検討しているカスタマイズ構成を保存したURLをクリップボードにコピーしたり、指定のメールアドレスにメールとして転送できます。
これでOKと思っても後から見返して変更したくなることもありますし、1日2日置いてもう一度確認してから購入を決めるというように、時間をかけてじっくり検討する時に便利な機能です。
Sycom-Custom-Share


相対的に安価なBTOメーカーは探せばありますが、RTX 4070など最新PCゲームに対応できる高性能ゲーミングPCは20万円以上と決して安い買い物ではないので、細部まで納得して購入できるところはサイコム製ゲーミングBTO PCの魅力です。

例えばチップセットだけ表記されることの多いマザーボードについて、サイコムの「G-Master Spear Z890」には複数の市販マザーボードが選択肢として用意されています。
G-Master Spear Z890_MB
マザーボードのカスタマイズ選択肢の中には、標準価格のまま無償で選択できるマザーボードとしてASUS Z890 AYW GAMING WIFI Wもあります。
市販マザーボードは公式ページのサポート情報も充実していますし、ASUS Z890 AYW GAMING WIFI Wは当サイトの検証でもCore Ultra 9 285Kも安定して運用可能な高品質なマザーボードという評価でした。



オススメモデル 1: G-Master Spear Z790/D5

今、当サイト的に一番オススメのサイコム製ゲーミングBTO PCはIntel第14世代CPUが選択可能な「G-Master Spear Z790/D5」です。
CPUは最新世代ではありませんが、ゲーム用なら最新世代と遜色ないトップクラスの性能を発揮します。ミドルタワーPCなら比較的に大きいCPUクーラーを搭載できるので、最新世代より発熱の大きい第14世代Coreでも静音性は十分に確保できます。
「G-Master Spear Z790/D5」は1世代前のCPUなので、価格的にもこなれていて、最新モデルよりコストパフォーマンスが相対的に高いところも魅力です。
G-Master Spear Z790_top


マザーボードの拡張性(PCIEスロットやUSBポート数)が減るのと、メモリが前世代のDDR4メモリになるのでゲーム性能が若干下がりますが、さらにコストパフォーマンスを重視するならIntel B760チップセット採用の「G-Master Spear B760/D4」を検討してもいいと思います。
G-Master Spear B760D4_top

逆に最新世代のCore Ultra 200SシリーズCPUを搭載する「G-Master Spear Z890」についてはCPU&MBのプラットフォームから一般的に、
  • NVMe M.2 SSDの搭載可能数が1台多い
  • USB4、Wi-Fi 7(6E)など最新接続規格に対応
  • 最新世代なので少し高価
といった特徴があります。カスタマイズで選択するマザーボードにも依るのでその点は注意が必要ですが、より多いストレージや最新接続規格も利用したい場合は検討してみてください。
G-Master Spear Z890_top


オススメモデル 2: G-Master Spear Mini Z890

2番目にオススメのモデルは、容積26LのコンパクトキューブPCケースを採用する「G-Master Spear Mini Z890」です。
G-Master Spear Mini Z890_top

CPU性能でも簡単に触れたようにIntel最新のCore Ultra 200SシリーズCPUは今のところ、第14世代Coreの同ランクCPUと比較してゲーム性能が若干低いのですが、Core Ultra 7/9の上位モデルであれば、RTX 4070/SUPERなど最新アッパーミドルGPUには十分なゲーム性能です。

Core Ultra 7/9は省電力性能にフォーカスした世代だけあって、コンパクトキューブPCケースに収まるような小型CPUクーラーでも高い静音性を維持できるので、私室/リビングで空間を大きく占有しない小型ゲーミングPCを探しているなら「G-Master Spear Mini Z890」がオススメです。
G-Master Spear Mini Z890_top (3)
コンパクトサイズながら、マザーボードには「ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM」が採用されており、3基のNVMe M.2 SSDスロット、Wi-Fi 7対応無線LAN標準搭載など拡張性、コネクティビティも十分です。
G-Master Spear Mini Z890_top (2)


オススメモデル 3: G-Master Hydro Z890 (Extreme)

3番目にオススメのモデルは、サイコム製ゲーミングBTO PCの代名詞とも言える、デュアル水冷の「G-Master Hydro Z890 (Extreme)」です。性能と静音性を追求するなら国内BTO PCメーカーの中でもトップクラスの製品です。

G-Master Hydro Z890_top

「G-Master Hydro Z890 (Extreme)」などG-Master Hydroシリーズの最大の特長はサイコムが独自に簡易水冷化したグラフィックボードを搭載しているところです。
空冷GPUクーラー搭載グラフィックボードを採用する一般的な同スペックGPUのBTO PCと比較して、さらに数万円ほど高価にはなりますが、静音性は非常に優れています。
Sycom G-Master Hydro series




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